「足が太い」と言われる基準はどこから?見た目の特徴や細くするための改善方法も紹介
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足の太さで悩んでいる人も多いですよね。しかし、自分では「太い」と思っていても、実は平均より細かったり、周りの人から見たらと意外と太くないこともあります。
では、実際どこからが「足が太い」と言われる基準になるのでしょうか。
この記事では、足が太いと言われる基準や見た目の特徴を解説します。太さが気になる部位ごとに、改善方法も紹介していきます!
【見た目】足が太く見える基準はどこから?
全体的に見ると太っていないのに、足だけ太く見えることもありますよね。
では「足が太い」とは、一体どのような状態を指すのでしょうか。足が太いとされる見た目の基準を解説してきます。
内太ももに隙間がない
内太ももに隙間がなく、ピッタリくっついていると足が太く見えます。
内ももの筋肉が使われておらず、脂肪で埋まってしまっていることが原因です。
また、足がむくんでいることによって、内太ももが太くなり隙間が消えてしまうこともあります。
骨盤の歪みによって大転子が張り出している
大転子とは、太ももの付け根あたりにある少し出っ張った骨のこと。
足を組んだり片足に重心をかけて立ったりしていると、徐々に骨盤が歪んでいき、大転子が外側に出っ張り、太ももやお尻が太くなってしまうのです。
太ももの前側が張り出している
横から見たときに足が太い印象の人は、太ももの前側が張り出している可能性があります。
太ももの内側や外側ではなく前側に張り出している場合、筋肉の発達が原因のひとつです。
運動部に所属していたり筋トレを良くしたりする人は、太ももの前側が鍛えられたくましい見た目に。
運動はあまりしないのに太ももが前側に張っている場合は、歩き方の癖や姿勢の悪さによって筋肉が発達してしまうほか、筋肉が凝り固まっている可能性があります。
膝上に脂肪がのっている
足全体は太い印象がなくても、膝上に脂肪がたっぷりとのっていると太く見えてしまいます。
膝上や太ももの筋肉が上手に使えていないと、膝に脂肪がついて埋まってしまうのです。また、膝上のお肉が柔らかいのなら、むくみが原因になっていることも。
ふくらはぎが外側に張り出している
ふくらはぎがまっすぐでなく外側に張り出している場合、横に広がってしまうため足が太くなります。
ふくらはぎの外側には「腓骨」という骨があり、これが外側にズレることでふくらはぎの外側が太くなるのです。O脚の人や内またで歩く人は、腓骨がズレやすいとされています。
足首がくびれていない
足のなかでもっとも細い部分である足首がくびれていないと、足全体が太く見えてしまいます。
足首の太さはむくみであることが多いです。寝不足や運動不足、ストレスなどがむくみを引き起こします。
そのほかに塩分の摂り過ぎや過度なダイエット、生理によってもむくみやすくなります。
O脚やX脚になっている
くるぶしをそろえてまっすぐ立った際、膝同士が離れている状態を「O脚」、膝がくっつきふくらはぎとくるぶしが離れている状態を「X脚」と呼びます。
それぞれ足が外側・内側に湾曲しているため、足が太くなります。
これらは骨盤のゆがみが原因で、太ももの骨である大腿骨がねじれることで起こります。
部位ごとの太さのバランスが悪い
足が全体的に細くても、太もも:ふくらはぎ:足首の太さのバランスが悪いと太く見えてしまいます。
足には細く見える黄金比があり、これを守るとバランスの良い美脚になれるのです。
美脚の黄金比は「太もも:ふくらはぎ:足首の太さが5:3:2」になること。太ももからふくらはぎ、足首と、徐々に細くなるのが理想的です。
美脚に見える足の太さとは?
理想的な足の太さは、人によってさまざまですが、身長を基準にした計算式で目指すべき理想の太さが分かります。
続いては、太もも・ふくらはぎ・足首などの足の部位ごとに、美脚に見える理想の足の太さを紹介します。
太もも
太ももが細く見えるサイズの計算方法は、「身長(cm)×0.3」です。
自分の太ももの太さと比べて、どれだけ違うか確認してみてくださいね。
身長 | 細く見える太ももサイズ |
145cm | 43.5cm |
150cm | 45cm |
155cm | 46.5cm |
160cm | 48cm |
165cm | 49.5cm |
170cm | 51cm |
175cm | 52.5cm |
ふくらはぎ
ふくらはぎの理想値は、「身長(cm×0.2)」で求めることができます。
ふくらはぎは脂肪以外にも筋肉によって、理想値よりも太くなっていることがありますよ。
身長 | 細く見えるふくらはぎサイズ |
145cm | 29cm |
150cm | 30cm |
155cm | 31cm |
160cm | 32cm |
165cm | 33cm |
170cm | 34cm |
175cm | 35cm |
足首
足の中で最も細い足首の理想値は、「身長(cm)×0.12」で計算します。
引き締まった足首は、華奢な印象を与えてくれますよ。
身長 | 細く見える足首サイズ |
145cm | 17.4cm |
150cm | 18cm |
155cm | 18.6cm |
160cm | 19.2cm |
165cm | 19.8cm |
170cm | 20.4cm |
175cm | 21cm |
足の太さを測る方法
足の太さの理想値は、正しい位置を測ることが非常に重要です。
太さを正確に測ることで、よりバランスの良い美脚を目指すことができますよ。
太ももの測り方
太ももを測るときは、お尻と太ももの境目から3cmほど下の1番太い部分を、メジャーで測ってみましょう。
自然に立ち、メジャーを床と平行になるように巻きつけます。
体重がどちらかに偏らないよう、まっすぐに立ちましょう。
最初にしっかり締めてから、ピッタリになるよう緩ませていくと測りやすいですよ。
ふくらはぎの測り方
ふくらはぎを測るときは、立った状態でおじぎをして、1番太いところをメジャーで測定しましょう。
足を肩幅に開いてまっすぐに立ち、おじぎをするような形でメジャーを巻きつけます。柔らかいメジャーだと巻き付けやすく、肌を傷つけないためおすすめです。
足首の測り方
足首を測る際は、くるぶしの上の1番細くなっている部分にメジャーを当てましょう。
少し辛いですが立ったままお辞儀をする体勢で測ると、正確に測定できますよ。
メジャーが曲がらないよう注意してください。
難しい場合は友達や家族に測ってもらうのも良いでしょう。
足を細くするための改善方法
足が太くなる原因は1つではありません。原因に合った改善方法をとらないことには、足を細くすることはできないでしょう。
ここからは、足を細くするための改善方法について紹介していきます。
まずは足が太い原因を見分ける
足を細くしたいのなら、足が太い原因を見分けることが大切です。
ふくらはぎが柔らかくしっかりつまむことができれば、脂肪で足が太くなっている可能性が高いです。反対にふくらはぎが固く全くつまむことができない場合は、筋肉の発達によって足が太いと言えるでしょう。
ふくらはぎをつまんだとき、つまんだところがくぼんでなかなか元に戻らなければ、むくみが原因であると考えられます。
有酸素運動で脂肪を撃退
脂肪で足が太いのなら、有酸素運動で効率的に脂肪を燃焼させるのがおすすめです。内ももに隙間がない人や、膝上が埋まっている人はこの方法が良いでしょう。
ウォーキングやジョギング・水泳など、酸素を取り込みながら長時間行える運動が有酸素運動です。最近ではYouTubeで有酸素運動ができるダンス動画もあり、楽しみながら足痩せを目指せます。
有酸素運動は20分継続することで脂肪が燃焼し始めると言われているので、20~30分の運動を毎日続けるのがおすすめです。
長時間運動するのがツラい場合は、10分程度の運動を2~3回に分けて行っても大丈夫です。
発達した筋肉にはストレッチとマッサージ
太ももが前に張り出している人は、発達した筋肉により足が太く見えています。筋肉太りした足を細くしたいのなら、ストレッチとマッサージで硬い筋肉を柔らかくほぐしてあげましょう。
ストレッチは無理をせず、「気持ち良い」と感じるところまで伸ばしてください。寝る前やお風呂上りに3分間続けてみましょう。
お風呂に入っているときは血行が促進され、筋肉がほぐれやすい状態。湯船に浸かりながらマッサージすればより効果的です。
むくみに効くツボで血行促進
塩分のとりすぎや冷えによって足がむくんでしまった場合、内太ももや膝上・足首が太くなりやすいです。
むくみは下半身の血行不良を改善すると解消されるため、マッサージやストレッチのほか、ツボを押して血行促進しましょう。
正しい姿勢で骨盤のゆがみを矯正
太もものふくらみのピークが大転子より低かったり、O脚・X脚になって居たりする場合、骨盤のゆがみから骨がズレてしまっていることがほとんど。ふくらはぎが外側に張り出している場合も同様です。
骨盤のゆがみは癖や習慣が大きく影響しているため、姿勢を正すことを意識しましょう。
広く知られているのが、座ったときに足を組まないこと。両足とも地面につけるのがベストです。立つときは片足にだけ体重をかけるのは避け、頭からお尻までまっすぐ並ぶように意識すると綺麗に立てますよ。
意外と油断しがちなのが睡眠中。うつぶせや横向きではなく、仰向けで寝ると骨盤がゆがみにくいです。
合わない枕で寝ることも良くないので、自分に合った枕を探してみるのもひとつの手です。
足が太いと感じるのはバランスのせいかも!できることから改善していこう
足が太いと感じる原因はさまざまで、どこから足が太いと言われるのかは、体型やバランスなどによって変わります。
一部分だけ極端に太かったり細かったりするとバランスが悪くなり、実際の足よりも太く見えてしまいます。美脚に見える黄金比は「太もも:ふくらはぎ:足首の太さが5:3:2」です。
足のどの部分が太いのか、太くなった原因は何なのかを把握することで、黄金比に近付きやすくなりますよ。
足の太さを改善して、スラリと細い美脚を手に入れましょう!