まつ毛の長さ、平均はどれくらい?測り方&まつ毛を伸ばす方法も紹介
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自分のまつ毛の長さが平均より長いのか、短いのか、気になる人は多いですよね。
この記事では、まつ毛の平均の長さや、理想の長さは何ミリなのか紹介します。
まつ毛が短いときや抜けるときの原因、長く伸ばしたいときの対処法も紹介しているので、参考にしてみてください。
まつ毛の長さ、平均はどれくらい?
20〜30代日本人女性のまつ毛の長さの平均は、6.8mmです。
鉛筆の直径は7〜8mmほどなので、まつ毛の平均的な長さと同じくらいですね。
理想とするまつ毛の長さの平均は?
理想のまつ毛の長さは14.1cmです。資生堂の調査によると、「これくらいまつ毛の長さがあったら良いな」と思う理想のまつ毛の長さが、平均14.1mmでした。
日本人女性のまつ毛の平均の長さは6.8mmだったため、2倍以上の長さを理想とする人が多いようですね。
日本と欧米、まつ毛が長いのは?
欧米女性はまつ毛が長く目力が強いイメージがありますよね。実際に欧米女性のまつ毛の長さの平均は、日本女性よりも1mm以上長いと言われています。
また、まつ毛自体の長さ以外にも、生えている角度も欧米女性のまつ毛が長いと感じる要素に。
日本の場合はまつ毛が下向きに生えている人が多く、欧米は上向きに生えている人が多いという違いによって、よりまつ毛が長く見えるのです。
まつ毛は何センチから長いと感じる?
一般的に「まつ毛が長い」と感じるのは、平均よりもさらに長い8mm以上だと言われています。
また、長さだけでなく角度や密度、1本ずつの太さも重要です。
1本ずつが太く長いうえに、本数が多くて密度が濃く、角度が上向きだと「まつ毛が長い」という印象になります。
平均より長い?まつ毛の長さの測り方!
自分のまつ毛の長さは平均より長いか、短いか気になりますよね。
自分のまつ毛の長さを測る方法は4パターンあります。
抜けたまつ毛の長さを測る
1つめの測り方は、抜けたまつ毛を定規で測る方法です。
わざわざ長さを測るために抜くのではなく、目をこすったときに手についたり、マスカラやビューラーについたりして自然に抜けたまつ毛を使います。
定規の横にまつ毛をおいて測るだけなので簡単ですが、「測ってみたい」と思っても自然に抜けたまつ毛を見つけなくてはできないのがデメリットです。
生えてるまつ毛を定規やメジャーで測る
自然と抜けるのを待ってられない場合は、定規やメジャーで生えているまつ毛の長さを直接測ることもできます。
目に入らないように気をつけながらまつ毛の生え際に定規やメジャーの「0」の部分を当てて、鏡で何ミリか確認しましょう。
定規は端に余白があるものだと測るのが難しいため、端からメモリが始まっているもので測ってくださいね。
まつ毛スケールを使って測る
まつ毛スケール(アイラッシュスケール)というまつ毛の長さを測る専用のツールを使うのもおすすめです。
まつ毛スケールは、まつげエクステなどのサロンで、地まつ毛の長さを測ったり、どれくらいの長さのエクステをつけるかカウンセリングに使用するもの。
持っていれば自分でも簡単に生えているまつ毛の長さを測ることができます。
メイク後にどれくらいまつ毛を伸ばせたかを測ったり、どれくらいの長さが自分に合っているのかを確かめたり、まつ毛美容液などを使ってまつ毛を長く・ボリュームアップさせる「まつ育」をしているときに、どれくらい成長したか経過をチェックするのにも使えますよ。
コスメカウンターで測る
デパートやドラッグストアの一角にあるコスメカウンター(コスメブランドの店舗)でまつ毛の長さを測ってもらうことも可能です。
ビューティーアドバイザーに測ってもらえますが、ブランドによっては対応していなかったり、有料だったりする場合があります。
まつ毛が短くなる・抜ける原因は?
まつ毛の長さを測ってみて、平均より短いとちょっと落ち込みますよね。
ですが、本来のまつ毛の長さはもっと長いのに、さまざまな刺激によってまつ毛がダメージを負って短くなったり、抜けたりしている可能性もあります。
続いては、まつ毛が短かったり、抜けたりする原因について見ていきましょう。
日々のアイメイク
まつ毛が生えているまぶたは、体のなかでも特に皮膚が薄い部分です。髪の毛よりも毛根が浅い位置にあるため、まつ毛は少しの刺激でも抜けやすいという特徴があります。
そのため、日々のアイメイクの際にビューラーで挟んで強く引っ張ったり、アイラインを引くときにまつ毛を引っ張ったりすることで抜けてしまうのです。
また、クレンジングで落としきれなかったアイメイクが酸化して皮脂と混ざり、雑菌が繁殖して炎症することも。
丁寧に扱っているつもりでも、毎日メイクしていることがまつ毛が抜ける原因になる可能性もあるのです。
まつげエクステ・まつげパーマ・つけまつげ
まつげエクステやまつげパーマ、つけまつげも、まつ毛の負担になって抜ける原因に。
使用する薬剤や接着剤によるダメージのほか、エクステやつけまつげの重さによってまつ毛やまぶたに負担を与えてしまいます。
ただし、普段のメイクで毎日ホットビューラーを使ってまつ毛をカールさせていたり、必ずつけまつげをつけているという人の場合は、サロンでまつげエクステやまつげパーマを行うことで日々の負担を減らせる場合もあります。
目元を強く擦る
まつ毛は毛根が浅い位置にあって抜けやすいため、目元を強く擦る摩擦によって抜けてしまいます。
眠かったり、花粉症で目が痒くなったりすると、どうしても目を擦ってしまいますよね。また、普段アイメイクをしている人は落とし残りがないよう、ゴシゴシ強く擦って洗ってしまうことも。
睡眠の質が悪い
寝るときに部屋が暑い・寒い、周囲がうるさかったり、寝る前にスマホを見たりコーヒーなどでカフェインをとって脳が覚醒してしまうことによって睡眠の質が低下します。
睡眠の質が悪いことで、成長ホルモンの分泌が低下して健康的なまつ毛が育たなくなる可能性があるのです!
成長ホルモンには毛の主成分となるタンパク質の合成をサポートしてくれる働きがあり、まつ毛の成長に大きく関わります。
成長ホルモンは眠り始めてすぐの深い睡眠(ノンレム睡眠)時に活発に分泌されます。
入眠から3時間は深い眠りの状態になりますが、睡眠環境が悪く眠りが浅くなると成長ホルモンの分泌が低下してしまい、健康的なまつ毛が育たない可能性があるのです。
栄養の偏った食事
まつ毛を健康的に成長させるには、主成分となる「ケラチン」などの栄養が欠かせません。ケラチンはタンパク質の一種で、不足することでまつ毛の成長が遅くなるほか、ツヤやハリが失われてしまうことも。
好き嫌いやダイエットの食事制限によって、栄養の偏った食事をとっていると必要な栄養が足りず、まつ毛が健康的に成長できなくなってしまうのです。
ストレスが溜まっている
ストレスが溜まると自律神経が乱れ、交感神経が優位に働きます。
交感神経が優位に働くと血管が収縮して血流が悪くなり、毛細血管から補給している栄養がまつ毛に届かなくなってしまうのです。
そのため、ストレスが溜まっているとまつ毛に栄養が行き届かなくなり、健康的に育たなくなってしまいます。
平均以上の長さに!まつ毛を長くする方法
まつ毛を長く見せたり、健康的に育てる方法もあるので、平均以下の長さでも落ち込む必要はありません。
続いては、まつ毛を長くする方法について紹介していきます!
アイメイク
マスカラやビューラー、アイラインなどを使うアイメイクは、自分で手軽にまつ毛を長く見せることができるやり方ですよね。
マスカラ・ビューラー・アイラインでどのようにすればまつ毛を長く見せることができるのか、ポイントを紹介します。
ビューラー
ビューラーでまつ毛にカールをつけるときは、なるべく根本から立ち上げて角度をつけましょう。
ビューラーの位置を少しずつずらし、根本から離れるにつれて力を弱めて挟んでいくことで、自然で美しいカーブが描けます。
ビューラーでまつ毛が抜けることもあるので、力を強く加えすぎたり、引っ張ったりしないよう注意しましょう。
アイライン
まつ毛をボリュームアップさせるには、長さだけでなく密度も重要です。
アイライナーで生え際を埋めると、密度のあるまつ毛が完成します。
線を引くのではなく、をちょんちょんと横に動かしながら「点」で描くことが大切です。また、アイライナーを持っている手と反対の手でまぶたを引き上げながら描くと生え際が見えやすくておすすめですよ。
また、目尻からはみ出るように延長にラインを引くことで、まつ毛を長く見せつつ横幅がワイドに見える効果も期待できます。
マスカラ
まつ毛を長く見せたいなら、ロングタイプのマスカラがおすすめです。
だまにならないよう、まずはコームなどでまつ毛を整えておきましょう。また、マスカラの液は容器のフチで少し落としてくださいね。
まずは根本から。横に細かく揺らしながら押し上げるように塗っていきます。毛先のほうは長さを出すことを意識して縦にスッと塗るのがポイントです。
塗る順番は目尻から目頭に向かって塗っていきましょう。
つけまつげ
つけまつげは、地まつ毛の生え際に専用のりで人工まつ毛を装着するものです。
まつ毛を長く見せるロングタイプや自然な印象のナチュラルタイプ、目尻を長くしてタレ目風に見せたり、まぶた中央部分が長く黒目がちな印象に見せたりなど、自分のなりたい目になれるまつ毛の長さやデザインを選びましょう。
ドラッグストアなどでも購入できる手軽なアイテムですが、デメリットもあります。
毎朝つけなくてはいけないことや慣れるまでうまくメイクに馴染まないほか、接着剤でまぶたがかぶれたり、剥がすときに地まつ毛も抜けてしまうという危険性も。
まつげエクステ
まつげエクステとは人工毛まつげを地まつ毛に装着するもので、サロンなどで受けることができます。
2~4週間ほどでエクステは自然に外れるので、卒業式や成人式、結婚式などの特別な行事の前に、事前につけておくのがおすすめです。
ただし、まつげエクステは目の痛みやまぶたの腫れ、まつ毛が抜けるといったリスクもあります。
また、サロンによっては高校生は親の同意書が必要な場合も。気になるサロンの情報を調べて親に相談し、しっかりとサロンでカウンセリングを受けるようにしましょう。
地まつ毛を育てる「まつ育」
日々のメイクやマツエク、つけまつげなどでまつ毛を長く見せることは可能です。しかし、これらの刺激によるダメージによって、まつ毛が抜けたり短くなったりするというデメリットも。
そのため重要なのが自分自身の地まつ毛を長くするということ。地まつ毛を育てることは「まつ育」と言い、生活習慣の改善や栄養バランスのとれた食事、専用の美容液などが重要になります。
まずは、まつ毛やまぶたの負担となるような強い刺激は避けること。
生活リズムを整えてしっかり睡眠をとって成長ホルモンの分泌を促進させるほか、まつ毛の成長に欠かせないケラチン(タンパク質)やミネラル、ビタミンなどの栄養をバランス良くとりましょう。
「まつ育」に役立つまつ毛に塗る美容液も販売しています。保湿成分が含まれた市販のまつ毛美容液で、まつ毛のケアを行うのも良いでしょう。
ただし、市販のまつ毛美容液はあくまでも「ケア」が目的で、まつ毛が生えたり長くなったりする効果はありません。
まつ毛を長くしたい場合は、医師の処方が必要な「まつ毛外用薬(医療用医薬品)」を処方してもらうのが良いでしょう。
「まつ育」で地まつ毛を長くするメリット
メイクやつけまつげ、エクステなどで一時的にまつ毛を長くするのも良いですが、美容液や食事・生活習慣の改善などで地まつ毛を育てていくことが重要です。
ボリュームある地まつ毛になると嬉しいメリットがたくさんあるので、以下の内容をチェックして「まつ育」を始めるきっかけにしていきましょう!
すっぴんに自信が持てる
地まつ毛が長くてボリュームがあれば、すっぴんでも目力のあるぱっちり目になり、自信を持つことができます。
彼氏や友達とのお泊まりのときは、メイクを落としてすっぴんを見られてしまいますよね。
カラコンやつけまつげも寝る時には外さないと危険です。目力が大幅に弱まってしまいますが、地まつ毛が長くて太くて濃い健康的な状態だと、すっぴんの印象も大きく変わりますよ。
目がぱっちり大きく見える
地まつ毛が長くてボリュームタップリだと、目がぱっちり大きく見えますよね。
密度が濃いとアイラインを引いたように見えて目元の印象がアップし、まぶたの中心あたりのまつ毛が長いと黒目を強調できます。
メイク時間を短くできる
地まつ毛が長いと強めのアイメイクをしなくても、ナチュラルメイクでも目力がアップします。
簡単なアイメイクでも楽に盛れてメイク時間の短縮にもつながるため、忙しい人にとっても嬉しいメリットですね。
アイメイクによるダメージの軽減
地まつ毛が長ければメイクを控えめにしても目力がアップします。
そのため、つけまつげをつけるのをやめたり、クレンジングで濃いメイクを落とすように強く擦らなくてもすんだりなど、普段のアイメイクによるダメージを軽減することが可能です。
まつ毛の長さが平均より短くても「まつ育」で伸ばしていこう!
日本人女性のまつ毛の平均の長さは6.8mmです。
一般的に「まつ毛が長い」と感じるまつ毛の長さは8mm以上、理想とする長さは平均の倍以上の14.1mmでした。
理想のまつ毛の長さに近づけるように日々努力している人も多いですが、まつげエクステやアイメイクなどが負担となって、まつ毛が短くなったり抜けてしまったりすることも。
一時的にまつ毛を長くする方法も良いですが、美容液を使ったケアや食事・生活習慣を改善を行う「まつ育」で地まつ毛を健康的に育てていきましょう。
長くて濃い地まつ毛を手に入れれば、すっぴんに自信を持てたり、ナチュラルメイクでも簡単に目元を印象的に盛ることができますよ!