高校生の平均体重は?理想の体重や肥満度をチェックする方法も解説

高校生の平均体重は?理想の体重や肥満度をチェックする方法も解説

自分の体重や体型について悩んでいる高校生はたくさんいます。
中でも気になるのは、「自分が平均よりも太っているかどうか」ということではないでしょうか。

そこで今回は、高校生の平均体重や肥満度をチェックする方法について紹介していきます。

高校生の平均体重一覧

高校生の平均体重一覧

高校生の平均体重は女子高校生が約52kg、男子高校生が約60.6kgです。

文部科学省が毎年公表している「学校保健統計調査」に、年齢別で平均体重や平均身長が掲載されています。

ここでは、令和3年度(2021年度)に公表された数値をもとに、学年別の平均体重・身長を紹介します。

女子高生の平均体重

まずは学年ごとの女子高生の平均体重と平均身長をみてみましょう。

学年(年齢) 平均体重 平均身長
高校1年生(15歳) 51.3kg 157.3cm
高校2年生(16歳) 52.3kg 157.7cm
高校3年生(17歳) 52.5kg 158.0cm

出典:学校保健統計調査 令和3年度-政府統計の総合窓口(e-Stat)

女子高生の平均体重と平均身長は大きな変化はなく、だいたい1cm、1kg程度の差となっています。

男子高生の平均体重

続いては、男子高生の平均体重と平均身長です。

学年(年齢) 平均体重 平均身長
高校1年生(15歳) 59.0kg 168.6cm
高校2年生(16歳) 60.5kg 169.8cm
高校3年生(17歳) 62.4kg 170.8cm

出典:学校保健統計調査 令和3年度-政府統計の総合窓口(e-Stat)

男子高生は、学年が上がるにつれて平均体重も平均身長もアップしていきます。
男子高生の成長期は高校生まであるといわれているので、身長が伸びやすく、体重も増えるのでしょう。

 

そのほかの平均を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

日本人の平均身長はどのくらい?中学生や高校生の平均身長も紹介

太ももの太さはどのくらいが理想?メジャーを使って測る方法

平均体重より重いと太ってる?

平均体重より重いと太ってる?

平均体重を紹介しましたが、平均値より自分の体重が重いと「もしかして太ってる?」と気になる高校生も多いでしょう。

平均体重はあくまで平均値です。身長や筋肉による差もあるため、「平均体重=太っている」とは限りません。

自分が太っているか気になる人は、肥満度をみることができる体格指数BMIをチェックしてみましょう。

体格指数BMIってなに?

体格指数のBMIとは、身長や体重から算出され、肥満度の判定に使用されます。

BMIの計算式は次のとおりです。

体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))

BMIの値によって、以下のように肥満度が分類されています。

  • 18.5未満:低体重
  • 18.5〜25未満:普通体重
  • 25以上:肥満

ただし、これはあくまで身長と体重で算出されたぶんであり、脂肪が多いかどうかはわかりません。

痩せすぎも太りすぎも体にはNG

高校生は痩せた体型に憧れる人も多いかもしれませんが、BMIが18.5以下になると痩せすぎです。

痩せすぎると、体力が低下したり、貧血になったり、生理が止まったりと、体の不調につながります。

また、太りすぎもリスクがあります。
BMIが25以上だと生活習慣病のリスクが高くなるといわれており、がんなどの病気リスクも上がるといわれているのです。
たとえ高校生でも、今から太っていると将来、健康に悩まされるかもしれません。

BMIが22のときは病気になりにくい状態とされているため、痩せ型を目指すよりも健康的な普通体重を目指すのがおすすめです。

美容体重とシンデレラ体重が理想の体重?

美容体重とシンデレラ体重が理想の体重?

平均体重が気になる人は、理想の体重は何kgなのか知りたい人もいるでしょう。

スタイルを気にする人は、理想の体重として美容体重とシンデレラ体重という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

ここからは、美容体重とシンデレラ体重について紹介します。

美容体重とは

美容体重とは

美容体重とは、細く見える体重のことです。

BMI19.5〜20.5の範囲を指し、区分としては「普通体重」になるため、痩せすぎによる健康リスクも大きく気にしなくて良いでしょう。

美容体重は、以下の計算式によって求めることができます。

身長(m)×身長(m)×BMI(19.5〜20.5)

たとえば、身長158cmの人の美容体重は、

1.58×1.58×20=49.928kg

約50kgということになります。

冒頭で紹介したとおり、女子高校生(3年生)の平均身長は158.0cm、平均体重は52.5kgなので、美容体重を目指すなら2.5kgほどの減量が必要です。

ただし、ダイエットをする場合は、無理は禁物です。
美容体重が健康的な数値といっても、無理なダイエットをすれば体を壊します。

体重を美容体重まで落としたいときは、一気に減量するのではなく、徐々に痩せていくように計画しましょう。

美容体重なのに太って見えるのはなぜ!?原因と解決策を紹介

シンデレラ体重とは

シンデレラ体重とは

シンデレラ体重とは、美容体重よりもさらに痩せたスタイルを指します。

シンデレラ体重の計算方法は、次のとおりです。

身長(m)×身長(m)×BMI(18)

たとえば、身長158cmの場合は、

1.58×1.58×18=44.9352kg

となります。

高校生のなかには、誰よりも細いシンデレラ体重に憧れる人もいるかもしれません。

ですが、シンデレラ体重はBMIが18になるように体重を減らしていく必要があり、健康リスクが高いため、目指さないようにしましょう。

高校生のうちは想像しにくいかもしれませんが、痩せすぎると将来、不妊のリスクがアップし、妊娠した場合でもお腹の子が生活習慣病になる可能性もあるのです。
また、疲れやすくなったり、皮膚がたるんだり、姿勢良く立つのがつらくなったりと、生活や外見にも影響が出ます。

細くなりたいと減量する場合は、美容体重までにとどめておきましょう。
また、食事を減らしたダイエットだけではなく、運動も取り入れて、健康的に痩せていくようにすると良いですよ。

簡単に痩せる方法が知りたい!おすすめダイエット法を高校生向けに解説

高校生が理想の体重に近づくためのポイント

高校生が理想の体重に近づくためのポイント

高校生が理想の体重に近づくためにダイエットするときは、いくつかポイントをおさえる必要があります。

健康的に痩せるためにも、次のことを参考にしてみてくださいね。

筋トレで理想の体型に

ダイエットをするときは、筋トレを取り入れて理想の体型に近づくのがおすすめです。
腹筋やスクワットなどの筋トレを頑張ることで、筋肉の量が増加し、基礎代謝がアップして痩せやすい体になります。

運動部に入っている高校生なら部活中に筋トレをすることもあると思いますが、そうでない人は自宅で筋トレの時間を設けるなど、自分なりの運動時間を作りましょう。
駅から自宅までを走って帰る、毎朝早起きしてウォーキングするなど、普段の生活に組み込むと続けやすいですよ。

栄養バランスの良い食事をとる

栄養バランスの良い食事をとる

痩せたいからといって、食事を抜く、食べる量を極端に減らすというダイエットはNGです。
高校生はしっかり栄養をとるのが重要な時期。特に、部活などで体をよく動かす人は食事できちんとエネルギーをチャージしないと、倒れてしまうかもしれません。

ダイエット中は食事を抜くのではなく、食事内容に気を配りましょう。

たとえば、お肉ばっかり、炭水化物ばっかりの食事は太りやすいのでNGです。
好き嫌いせずに野菜も海藻も魚もバランスよく食べ、噛む回数を増やし、一気喰いしないようにしましょう。

間食を減らす

間食を減らす

高校生が太りやすい原因の1つが、間食に甘いものをよく食べることです。

休み時間に友達と喋りながらお菓子ばっかり食べていたり、放課後にスイーツを食べに行ったりと、高校生は甘い誘惑が多いですよね。
たまにならOKですが、毎日たくさんのお菓子を食べていると、カロリーオーバーになります。

ダイエットの基本は「摂取カロリー<消費カロリー」です。
間食が多い人は、休憩時間にお菓子を食べない、ジュースを飲まないようにするなど、できることから始めていきましょう。

カロリーを減らすために間食はそのまま、食事を減らすのはNGですよ。食事は食べすぎを注意して、いつもどおり3食とるようにしましょう。

水をたくさん飲む

水をたくさん飲む

常温の水をたくさん飲むことで代謝がアップし、痩せやすくなります。

水は体のなかの老廃物を流してくれるだけでなく、食事中に飲むことで食べるペースをゆるやかにし、満腹感も得やすいのです。
また、ダイエット中は運動により汗をかくため、水分補給をするのは重要です。

1日に飲む水の量は、次の計算式で算出し、それを目安にしてください。

体重(kg)×年齢別必要量(30歳未満は40ml)

水を飲むタイミングは水分が不足している朝がおすすめ。水分が不足しがちな入浴後にも飲むと良いでしょう。
1回に一気に飲むのではなく、こまめに飲むのがポイントです。

水分はご飯やスープ、サラダなどの食事からもとれるため、必要水分量を毎日水で摂取しないといけないわけではありません。

また、運動量によって失われる水分量に個人差が出るため、部活などで大量に汗をかく高校生は、上の数値に関わらず、運動中もこまめに水分をとってくださいね。

 

高校生のダイエットのポイントは、こちらの記事でも紹介しています。

ダイエットしたい高校生必見!痩せるための習慣を解説

平均体重より自分の身長から理想的な体重を考えてみよう

今回は、高校生の平均体重を紹介しました。高校生は、ほかの人より太っていないか、平均体重が気になる人も多いかもしれません。
ですが、身長によって体重に差が出るのは当たり前のことなので、平均体重を知るのではなく、自分にとっての適切な体重を知りましょう!

また、痩せすぎているのが良いわけでもないので、体重の数値にとらわれすぎるのも禁物です。
もしダイエットする場合も、体を壊さないように、健康的に痩せる方法を試すようにしてくださいね。

 

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