美容体重なのに太って見えるのはなぜ!?原因と解決策を紹介

美容体重なのに太って見えるのはなぜ!?原因と解決策を紹介

美容体重とは、スリムでスタイルがよく見えるとされる体重のことです。
しかし、「美容体重なのに太って見える」と悩んでいる人もいるのでは?

この記事では、美容体重でも太って見えてしまう原因、体重より太って見えるときの解決策を紹介します。

「美容体重をキープしているはずなのに、太ってみられる」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

美容体重とは

美容体重とは

一般的に、美容体重とは、「スリムでスタイルが良く見える体重」だと言われています。
標準体重(BMI22)よりもやや少ない、BMI20が美容体重の目安です。

ちなみに、BMIとは、国際的に採用されている肥満度を表す指標で、以下の計算式で算出することができます。

(体重(kg))÷(身長(m)の2乗)= BMI
また、身長から美容体重(BMI20)を算出するための計算式は、以下の通りです。
(身長(m)の2乗)× 20 = 美容体重

※身長160cmの人の美容体重は、1.6×1.6×20=51.2kg

美容体重で「太って見える」ということは、基本的にはあり得ません。

美容体重なのに太って見える原因

美容体重なのに太って見える原因

美容体重は、「スリムでスタイルがよく見える」体重のはずです。
それにも関わらず、美容体重でも太って見えてしまうのはなぜなのでしょうか。

美容体重なのに太って見える原因は、主に3つあります。

体脂肪率が高い

同じ美容体重の人でも、見た目は体脂肪率によって異なります。

体脂肪率とは、体重における「体脂肪の重さ」が占める割合のことです。

体脂肪が筋肉よりも多いと、体のラインに丸みがでるため、太って見えてしまいます

たとえば、体組成計の製造メーカー「タニタ」が設けている基準によると、18歳〜39歳の女性の場合、体脂肪率が35%を超えると「軽肥満」、40%を超えると「肥満」と判定されます

スリムで引き締まった見た目を目指すなら、筋肉をつけて体脂肪率を低くすることが大切です。

姿勢が悪い

美容体重をキープしていても姿勢が悪い場合、実際の体重よりも太って見られてしまう可能性があります。

たとえば、猫背で骨盤が歪んでいると、ぽっこりお腹が目立ちます

また、反り腰でお尻が出てしまっていると、お尻や太ももが太く見えてしまうでしょう

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骨格のせい

美容体重で太って見えるのは、骨格が原因という可能性もあります。

人の骨格タイプには、以下の3つがあります。

骨格ストレート:筋肉がつきやすく、メリハリのあるボディ
骨格ウェーブ:上半身は華奢だが、下半身に重心が来やすい
骨格ナチュラル:重心の偏りがなく、スタイリッシュ

特に気をつけたいのが、骨格ストレート、骨格ウェーブの方です。

骨格ストレートの方は上半身ががっしりしているため、上が着膨れしやすい(=太って見える)傾向にあります。

反対に、骨格ウェーブの方は腰回りにボリュームが出やすいため、下が着膨れしやすい(=太って見える)傾向にあります。

骨格によって着膨れしやすいポイントが違うので、ファッションの選び方によっては実際の体重よりも太って見えてしまうことがあるのです。

太って見える人の特徴

太って見える人の特徴

続いては、美容体重をキープしているのにも関わらず、太って見える人に共通する特徴について紹介します。

お腹がぽっこり出ている

お腹がぽっこり出ている人は、いくら美容体重でも太って見える傾向にあります。

ぽっこりお腹の原因は人により様々ですが、代表的なものは以下の4つです。

  • 便秘
  • 骨盤の歪み
  • 内臓脂肪の増加
  • 筋肉量の減少

なかでも、筋肉量が少なく体脂肪率が高い人は、お腹がぽっこりと出ているケースが多いです。

また、女性の場合、便秘でぽっこりお腹になっている人も多いです。

せっかく脂肪が少なくても、便秘でお腹が出てしまっているのはもったいないですよね。

顔が大きい

第一印象で重要なポイントは、ズバリ、顔です。

美容体重で体は痩せていても、顔が丸いと太って見えるので注意しましょう。

手首・足首が太い

不思議なことに、手首と足首が細い人は、全身が痩せて見えます。
また反対に、手首と足首が太い人は、全身も太って見えます

美容体重で太って見える人は、ストレッチで手首と足首の筋肉を鍛えたり、むくみを改善したりすることで細く見せることができます。

体重より太って見えるときの改善方法

体重より太って見えるときの改善方法

美容体重をキープしていても、太って見られるのは悔しいですよね。
体重よりも太って見られてしまうときには、どのような改善方法があるのでしょうか。

運動をする

まず大切なのが、運動です。

運動にはジョギングに代表される「有酸素運動」と、筋トレに代表される「無酸素運動」があります。

スッキリと引き締まった見た目を目指すなら、有酸素運動で脂肪を燃焼させ、筋トレで筋肉をつけて体を引き締めるのが基本です。

特に、体脂肪率を下げたいなら、有酸素運動に積極的に取り組みましょう。

美容体重と同じく理想的な体脂肪率は、18歳〜39歳の女性の場合、21〜27%程度です。

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高カロリーな食事は控える

痩せて見られたいなら、食事にも気を配る必要があります。

1日の食事でカロリーをとりすぎると、脂肪に変換されてしまうため、注意しましょう。油物やお菓子など、高カロリーなものはできるだけ摂取しないことをおすすめします。

具体的には、低カロリーでも食べ応えがあるささみ肉や納豆などでタンパク質を摂取し、もやしやキャベツなどでカサ増しをするメニューがおすすめです。

また、主食をオートミールや玄米に置き換えると、カロリーを抑えることができますよ。

ファッションを変える

美容体重なのに太って見られる人は、服装にもこだわりましょう。
骨格によって太って見えやすいファッションは違います。

例えば、ボディラインにメリハリが出やすい骨格ストレートの方は、シンプルなIラインスタイルの着こなしを心がけるのがポイントです。また、タートルネックなどで首を隠してしまうと上半身が着膨れして見えるため、デコルテをみせるデザインのトップスが良いでしょう。

骨格ウェーブの方は、華奢なボディラインを強調してくれるXラインの着こなしがおすすめです。特に下半身にボリュームが出やすいため、太ももを隠してくれるロングスカートを着用するのが良いでしょう。
スキニーデニムなどのタイトなボトムスは下半身の太さを強調してしまうので避けましょう。

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美容体重でも太って見えることはある!大事なのは体脂肪率の数値

美容体重で太って見えることは、基本的にはありません

しかし、体脂肪率が高い場合服装選びが間違っている場合は、実際の体重よりも太って見られてしまうこともあります。

痩せて見られたいなら、特に注意すべきは体脂肪率です。

理想的な体脂肪率は、21〜27%程度(18〜29歳の女性の場合)なので、それよりも高い数値の方は、有酸素運動に積極的に取り組み、脂肪を燃焼させることを意識しましょう。

筋トレをして筋肉量を増やすことも大切ですよ。

「美容体重をキープしているから大丈夫」と安心せず、スッキリと引き締まったボディを目指しましょう。