【2024年版】大学受験におすすめの塾14選！塾選びのポイントも徹底解説

大学受験に向けて、塾を探し始める高校生は多いです。しかし、塾にはさまざまな種類があり、費用にも差があります。たくさんの選択肢のなかから、何を基準にして選べば良いか分からないですよね。

今回の記事では、大学受験におすすめの塾を14選紹介します。失敗しない塾選びのポイントや平均費用なども詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

大学受験で塾に行くメリット

まずは、大学受験で塾に行くメリットを紹介します。

塾に行くことで勉強する環境が作れる

家に帰ると、学校や部活の疲れが出て勉強に集中できないことがありますよね。
塾に通えば、決まった日に強制的に勉強する場に身を置けます。
塾に通うことで日々の学習習慣が身につくので、効率的に受験勉強を始められるでしょう。

志望校にあわせて必要な対策ができる

大学受験では、志望校の数年間分の過去問を解いて、試験の傾向を分析する必要があります。
塾には過去の入試データが揃っていることが多いので、自分で分析する時間を省けるのがメリットです。そのため、受験勉強に割ける時間が増えますよ。

大学受験を乗り越える仲間ができる

大学受験は自分との戦いなので、孤独を感じる人も少なくありません。
塾に行けば、自分以外にも頑張っている人に会うことができます。
頑張っている仲間の姿に刺激を受け、勉強のモチベーションアップにつながるでしょう。

塾の失敗しない選び方

せっかく悩んで塾を決めたのに、自分にあっていなければ通うのが辛くなります。塾選びで失敗したくない人は、下記のポイントを押さえておきましょう。

自分の目的にあっているか

大学受験の塾を選ぶときは、自分の目的にあわせて選ぶのがポイントです。
塾に通うには、「苦手科目を克服したい」「志望校にあった試験対策を知りたい」などの理由があるはず。その塾に通うことで、目的が果たせるのか考えましょう。
「塾費用が安いから」「仲の良い友達が通っているから」などの理由で、塾を選ぶのは避けてくださいね。

塾の種類で選ぶ

大学受験の塾は、主に「集団型」「個別指導型」「オンライン／映像型」の3種類あります。
それぞれのメリットとデメリットを押さえて、塾に行く目的や性格にあった種類を選びましょう。

通いやすい場所にあるか

塾は、学校や家から近い場所で選ぶのがおすすめです。
通いやすい方が、体力や精神的な負担を減らせますよ。
また、塾は夜遅い時間に終わること多いです。道中に危険な場所はないか、事前にチェックしておくと安心できますよ。
加えて、車の送迎が必要な場合は、必ず事前に親に相談しておきましょう。

費用の安さだけで決めない

塾の種類やコース、カリキュラムによっては、費用がかかることが多いです。
そのため、塾の費用が安いと魅力を感じる人も少なくないでしょう。
しかし費用が安いのには、講師の人数が少なかったり、質が悪かったりなどの理由がある可能性が高いです。
費用の安さだけを判断材料にして、塾を決めるのはやめましょう。

講師のタイプで選ぶ

塾講師のタイプにあわせて、塾を選ぶのも良いでしょう。
塾講師は、主に専任講師とアルバイト講師に分かれています。
専任講師は、塾の正社員であることが多く、指導経験が豊富な点が特徴です。一方アルバイト講師は、大学生が多く占めています。勉強面以外にも、大学生活の話を聞くことができるのがメリットです。
集団型の塾は専任講師が多く、個別指導型の塾にはアルバイト講師が多い傾向があります。

口コミを調べる

実際に通っている友達がいれば、塾の雰囲気について聞いてみるのもありです。
どんなスケジュールで授業を受けているのか、どんな人が講師として働いているのかなど、実際に通っている人だからこそ分かる話が聞けますよ。
また、ネットで塾について検索すれば、通っている人の口コミが読めます。ただ、ネットの情報が必ず正しいとは限らないので、参考程度にしましょう。

体験授業を受ける

ある程度通いたい塾を絞り込めたら、体験事業を受けてみましょう。
実際の授業に参加できるので、塾の雰囲気や授業の進め方を知れます。口コミにはなかった、リアルな情報を集めることが可能ですよ。
ただ、体験授業は有料な場合もあるので、必ず事前に調べてくださいね。

大学受験でおすすめの塾14選

大学受験でおすすめの塾を14選紹介します。下記に各塾の「種類」「特徴」「費用」を表にまとめました。それぞれの違いを確認し、比較検討しましょう。

＊各塾の合格実績は、2024年7月5日現在、公式サイトで発表されているものです。

東進ハイスクール・東進衛星予備校

テレビでも活躍する有名な講師が多く在籍するのが、「東進ハイスクール・東進衛星予備校」です。生徒は5〜6人ほどのチームに分かれて授業を受けます。担任制度を導入しており、毎週チームで立てた学習計画に沿って授業を受けることができますよ。仲間と切磋琢磨しながら頑張れる環境が整っているでしょう。
また、全国各地に校舎を構えているので、家から通いやすい校舎を見つけやすいですよ。

河合塾

「河合塾」は、難関大学の合格実績が高いことで有名な塾です。
大学受験向けの「高校生グリーンコース」では、高校生活と両立して「河合塾の最短ルート」で志望校現役合格を目指します。一般選抜だけではなく、学校推薦型選抜など、さまざまな大学入試に対応した対策を受けることが可能です。
また、進路アドバイザーがチューターとなり、1人ひとりに適した勉強スケジュールを立ててくれます。授業形式も対面式とオンライン式をうまく組み合わせられるので、そのときの状況にあわせて変えることができますよ。
校舎によって設置コースが異なるので、事前に公式サイトなどで確認してください。

駿台予備校

「駿台予備校」は、関東を中心に全国に35の校舎を展開している塾です。

駿台予備校では、自習室が「個別ブース」と「教室ブース」の2種類あります。その日の気分で使い分けることができるのです。食事するスペースもあるので、食べ物を持参すれば1日塾で勉強できますよ。
また、スマホ家庭教師「manabo」というアプリを導入しており、アプリを使えば分からない部分を家からでも質問が可能です。塾での学習環境はもちろん、家での学習サポートも充実しています。

代々木ゼミナール

「代々木ゼミナール」では、それぞれの学年の学習内容に適したカリキュラムが展開されています。早めに学習の基礎固めができるので、着実に受験勉強に向けて準備が進むのが特徴です。
また、高校生コースでは担任生を導入しており、必ず生徒1人ひとりに担任がつきます。入試直前まで担任による手厚いサポートが受けることが可能です。
スタッフのなかには、現役の大学生スタッフもいます。直近で大学受験を経験した先輩に、受験勉強のコツや入試のポイントを聞けますよ。

早稲田アカデミー

早稲田アカデミー」は、「池袋校」「渋谷校」「御茶ノ水校」「荻窪校」「国分寺校」「たまプラーザ校」のみに、大学受験向けのコース「大学受験部」が設置されています。
早稲田アカデミーの大学受験部では、1科目から授業が選べるので、苦手科目の授業だけ受けたい人におすすめです。
また、中学受験や高校受験で過去に早稲田アカデミーに通っていた人は入学金が免除されます。塾費用を安く抑えた人におすすめです。

臨海セミナー

地域密着型を目指す「臨海セミナー」は、神奈川県を中心に東京・埼玉・千葉・大阪に校舎を構える塾です。
臨界セミナーの魅力の1つに、授業料を比較的安く抑えられる点があります。
高校1〜2年生のコースは1講座の月額が9,900円、3年生のコースが1講座月額11,000円で受講が可能です。そのほかにも、授業料を安く抑えるプランが充実しています。

臨界セミナーでは、無料で体験授業を受けることが可能です。100分の授業を最大25回まで試しに受けられるので、気になる人はまず体験授業に参加してみましょう。

四谷学院

「四谷学院」の最大のポイントは、集団型と個別指導型の両方をバランス良く受けられる点です。
四谷学院では、「ダブル教育」を導入しています。ダブル教育では、集団授業で理解力を身につける「科目別能力授業」と、回答力を身につける「55段階個別指導」を展開。科目別能力授業では、得意科目は選抜コース、苦手科目は基礎コースと、自分のレベルにあったコースを選べますよ。

また、塾費用を安く抑えられる制度も充実しています。なかでも、「交通費補助金」は珍しい制度です。1年間継続して通塾すると、塾費用から「交通費補助金」として高校1・2年性は11,150円、高校3年性は11,880円割引されます。ただし、交通費補助金を受けるには、入学時に必要な費用の全納が条件です。

TOMAS（トーマス）

TOMASでは、1〜2ランクうえの「夢の志望校」を設定し、志望校の合格ラインから逆算した「志望校合格逆算カリキュラム」を作成した指導方法が特徴です。
また、完全な1対1の個別指導を実現。授業中に気軽に質問できたり、学習室が常時開放されていたりなど、学習サポート面も充実しています。
比較的に駅から近い校舎が多いので、電車で通いやすいです。公式サイトでは、沿線ごとで校舎を探せますよ。

栄光ゼミナール

「栄光ゼミナール」では、「グループ授業」「演習個別」「個別指導」のなかから、自分の性格にあったコースを選べます。苦手科目は個別指導、得意科目はグループ授業といったように、科目ごとでコースを柔軟に変えることも可能です。
コースだけではなく、受講する曜日も自分の予定に合わせて決められます。部活と勉強を両立しやすい環境が整っています。

また、過去に栄光ゼミナールに通塾したことがない人は、各講座1回無料授業の受講が可能です。対面式の授業だけではなく、映像授業の体験もできますよ。

個別指導の明光義塾

「個別指導の明光義塾」では、教室長による模試や学校の成績、志望校の出題傾向だけではなく、生徒の苦手や弱点もとり入れた学習プランを作成します。きめ細かな学習管理で、学習を最後までサポートしてくれるのは、高校生にとって心強いです。

また、全国各地に1,800校の校舎を構えているので、地域に特化した情報に強い傾向があります。全国的に有名な大学だけではなく、地元の大学に進学したい高校生でも、必要な情報を入手することができるでしょう。

個別指導Wam

「個別指導Wam」では、「難関大学対策プラン」「大学共通テスト対策プラン」「小論文＆面接対策プラン」「部活両立プラン」など、1人ひとりの状況にあわせた複数の学習プランが用意されています。
大学受験の対策だけではなく、学校の定期試験の対策にも力を入れているのも特徴です。学校推薦型選抜などで、成績の評定平均値を意識している人におすすめします。

個別教室のトライ

志望する大学の出題傾向を把握し、効率の良い対策を練るのが「個別教師のトライ」の指導方法です。
1対1の個別指導なので、分からないところをすぐに質問できますよ。しかし、1対1だと万が一講師との相性があわないと続けられるか不安に感じるでしょう。個別教室のトライでは、講師との相性があわないと途中で変更できるので安心です。

また、授業のスケジュールを柔軟に決めることができます。部活を頑張っている人でも、無理なく塾に通える環境が整っているのは嬉しいですよね。

武田塾

まずは、勉強する習慣を身につけたい人におすすめなのが「武田塾」です。
武田塾では、「わかる・やってみる・できる」の3ステップを大切にしています。
ほかの塾とは違い、授業を行いません。その代わり、市販の参考書で学習を進めます。1冊の参考書の内容を完璧にすることで、効率良く成績を伸ばす学習スタイルを展開しています。

公式サイトでは、卒業生の合格体験記が公開されています。口コミを見て通う塾を決めたい人は、ぜひ確認してくださいね。リアルな口コミを知ることができますよ。

関西個別指導学院（ベネッセグループ）

「関西個別指導学院」は、ベネッセグループが展開する個別指導型の塾です。「京都」「大阪」「兵庫」の関西エリアに校舎を構えています。
どの講師の授業を受けるか、生徒が決められるのが特徴です。相性の合う講師と一緒に、オーダーメイドカリキュラムで学習を進めることができます。
また、受講する科目数や時間割は自分で選べるので、部活や学校行事で忙しい時期でもスケジュールが組みやすいです。
自習室はいつでも自由に利用可能なため、学校帰りに勉強だけして帰ることもできますよ。

大学受験の塾はいつから行くべきか？

大学受験で塾に通い始めるのは、早ければ早い方が良いです。
可能であれば、高校2年生の夏休みまでには、塾に行くか決めておきましょう。
大学受験の出題範囲は広く、日々コツコツ勉強を重ねないと全て網羅するのが難しいからです。

また、入試の内容によっては、高校での成績が合格の判断基準になることもあります。そのため、1年生のうちから良い成績をとるための努力が必要です。早めに塾に通い始めることで、学校の定期テスト対策にもなりますよ。

大学受験の塾に関する疑問解消Q＆A

よくある大学受験の塾に関する疑問を見ていきましょう。

塾費用にかかる平均費用はいくら？

文部科学省が発表した「令和3年度子供の学習費調査」では、大学受験で家庭が実際に塾に支払った学習塾費が公表されています。学校区分別の高校1年間でかかる塾の平均費用は、下記のとおりです。

公立と私立を合わせた年間平均費用は、約36〜45万円であることが分かりました。
月平均で見ると、毎月塾代として約3〜4万円円かかることになります。

決して安い金額とはいえないので、自分にあった塾なのかどうか慎重に考えて選ぶ必要があるといえます。

参考：令和3年度子供の学習費調査-文部科学省

【大学受験】塾の年間費用の相場はいくら？内訳や安く抑えるコツも解説

塾と予備校は何が違うの？

塾と予備校は、どちらも受験勉強に集中できる場所です。しかし、授業形式や学習の目的が異なるので、違いを理解したうえでどちらに通うか決めましょう。

塾は、「集団型」「個別指導型」「オンライン型」のなかから自分にあった授業形式を選べます。一方の予備校は、講師1人に対して複数の生徒で授業を受ける講義形式が一般的です。なかには、講師1人に対して生徒100人近くで授業を受けることもあります。

また、学習の目的にも違いがあります。塾では、大学受験以外にも学校のテスト対策や日々の学習サポートが受けられます。予備校の指導方針は、大学受験対策に特化しているので、受験勉強以外のサポートは少ない傾向があるのです。予備校の場合は、塾と比較すると自主的に勉強する姿勢が求められます。
塾か予備校のどちらかで迷ったら、自分が求めるものは何か考えて決めましょう。

塾なしでも大学受験する方法はある？

大学受験では、塾なしでも「家庭教師」「通信教育」などを活用して受験勉強はできます。1人で計画を立てて勉強する自信がある人は、独学でも大丈夫でしょう。
しかし、「1人だと集中力が続かない」「分からないことをすぐ質問したい」という人は、塾に行った方が満足のいくサポートを受けられる可能性が高いです。

また、文部科学省の「令和3年度子供の学習費調査」によると、公立高校で33.2％、私立高校で38.3％の生徒が塾に通っていたことが分かりました。結果には就職希望者も含めるので、実際に塾に通った生徒の数はもう少し多いでしょう。

参考：令和3年度子供の学習費調査-文部科学省

大学受験で塾に行くべきか？メリットや選び方のポイントを徹底解説

大学受験の塾選びは慎重に考えよう！

今回の記事では、大学受験におすすめの塾や、選び方のポイントなどを紹介しました。
大学受験の塾選びは、通う目的を明確に持つことが重要です。
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