【2024年版】盛り上がる文化祭の出し物一覧!決めるときの注意点も解説

【2024年版】盛り上がる文化祭の出し物一覧!決めるときの注意点も解説

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高校生にとってもっとも盛り上がるイベントといえば「文化祭」!特に、みんなで作るクラスの出し物は文化祭の醍醐味です。 どんな出し物をするかクラスで話し合ったり、一緒に準備をしたり、当日までワクワクが止まらない人も多いはず。 そこで今回は、文化祭で人気の出し物についてたっぷり紹介します!クラスの出し物を決めるときの、参考にしてください。

文化祭の出し物にはどんな種類がある?

文化祭の出し物にはどんな種類がある? 文化祭といえば、屋台で食べ物を販売したり教室でお化け屋敷を開いたりといったイメージがありますよね。 実はそれ以外にも、文化祭で盛り上がる出し物はたくさん! 文化祭で人気の出し物には、以下のようなものがあります。
種類 模擬店 ステージ  教室 (参加型) 教室 (展示型)
特徴 屋外などで屋台を出して商品を販売する 屋外ステージや体育館舞台などで演目を披露する 教室でお客さん参加型のゲームや、飲食物を提供するカフェなどを運営する 教室で作品などを展示・上映する
メリット 擬似経営を体験できて勉強になる クラスでみんなで一致団結して取り組める
  • 擬似経営を体験できて勉強になる
  • お客さんを楽しませることができ、やりがいがある
当日は受付などの当番のみで、自由時間が多く文化祭を楽しめる
デメリット
  • 保健所への届出や仕入れ・機材のレンタルなどの事前準備が大変
  • 文化祭当日も忙しい
文化祭本番まで、何回も全員で練習を重ねる必要がある 準備も大変な上に当日も忙しい場合が多い
  • 当日よりも準備のほうが大変になる
  • 文化祭当日のクラスで一致団結して盛り上がる感じはあまりない
出し物の例
  • フード・スイーツ・ドリンク販売
  • 物品販売
  • 演劇
  • ダンス
  • 楽器演奏・バンド・合唱
  • アトラクション
  • 縁日・ゲーム
  • 謎解き・脱出ゲーム
  • コンセプトカフェ
  • フォトスポット
  • 写真・アート展示
  • 映像展示
どの出し物にも準備や当日の当番、注意点などがあります。 クラスでしっかり話し合って、どの出し物にするかを決めましょう。

【模擬店】食べ物&物品販売系の文化祭出し物

【模擬店】食べ物&物品販売系の文化祭出し物 文化祭の出し物として人気なのが、食べ物などを販売する模擬店です。定番の焼きそばやクレープのほか、トレンドの映えるスイーツを売るのも良いですよね。 しかし飲食物の取り扱いには厳しいルールがあり、学校によっては禁止されている場合もあります。その場合は、既製品をお皿に盛りつけて調理しないで済む方法を探しましょう。 また、お菓子などを袋のまま販売したり、食品以外のものを売ったりするのもおすすめです。 ルールを守って安全に商品を販売しましょう。

フード

フード 模擬店でのフード販売は、文化祭の定番! 校内には食事用の椅子やテーブルが少ないので、串系の食べ物や紙コップに入るものなど食べ歩きしやすいメニューもおすすめです。揚げ物などで火を扱う場合は、やけどに注意してくださいね。
  • 焼きそば
  • お好み焼き
  • フランクフルト
  • ホットドッグ
  • アメリカンドッグ
  • からあげ
  • たこ焼き
  • フライドポテト
  • 肉巻きおにぎり
  • 焼きとうもろこし
  • 串焼き

スイーツ

スイーツ スイーツはフード系よりも調理が楽なものが多く、見た目も映えるので特におすすめです。昼ごはんの時間帯以外にも常にお客さんがくるので、品切れにならないようしっかり準備しておきましょう。 ただし、生クリームや果物など、非加熱調理のものが出せない場合もあります。市によって決まったルールがあるため、事前に確認してから出し物を決めましょう
  • クレープ
  • ワッフル
  • ベビーカステラ
  • ドーナッツ
  • チュロス
  • いちご飴
  • チョコバナナ
  • お団子
  • かき氷
  • アイス
  • わたあめ
  • ポップコーン
今年トレンドのいちご飴は、串に刺さっているので食べやすく見た目もかわいい!袋に入れてかわいくラッピングするのも良いですね。
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飲み物

飲み物 飲み物の販売は、基本的に火を使わないので食べ物の販売より楽な場合が多いです。中身や入れ物、トッピングにこだわることで、写真映えするドリンクが作れますよ。
  • タピオカドリンク
  • ノンアルコールカクテル
  • クリームソーダ
  • わらび餅ドリンク
  • バタフライピー(色が変わるドリンク)
  • コーヒー・カフェラテ
今大注目のわらび餅ドリンクは、タピオカよりも手軽に作れるため文化祭の模擬店として人気が出ています。ミルクティーや抹茶オレだけでなく、さまざまな飲み物に入れて販売しましょう。 また、電球や動物の形をした光るカップなどの入れ物もおすすめですよ。

物品販売

食べ物や飲み物を扱うのが難しい場合は、物品を販売するという方法があります。 ブレスレットやミサンガは、比較的難易度が低く不器用な人でも作りやすいです。裁縫が得意な人はシュシュ、イラストが得意な人はプラバンキーホルダーなどもおすすめ。 フリーマーケットにすれば、家にある使っていないものを持ち寄るだけでOKです。 農業高校であれば、自分たちで収穫した野菜を販売するという手もあります。保護者や近所の人に喜ばれること間違いなしですよ。

【ステージ】パフォーマンス系の文化祭出し物

【ステージ】パフォーマンス系の文化祭出し物 体育館や野外ステージが使用できる場合は、パフォーマンス系の出し物に挑戦してみましょう。大勢の前で発表すれば、クラスで一致団結して盛り上がること間違いなしです。 広い空間を必要としない場合は、教室でパフォーマンスすることもできますよ。公演時間を決めておけば、文化祭を楽しみつつ効率的に出し物を発表することが可能です。 著作物を扱うときは、営利目的で行わず「入場料をもらわない」「演者に報酬を支払わない」という点を守って披露しましょう。著作物の扱いについては難しい点もあるので、先生と相談しながら進めてくださいね

演劇

演劇は出演者だけでなく道具係や衣装係・照明係など役割が多いので、全員に仕事がある出し物です。クラス一丸となって取り組むことができます。 出し物として演劇を行うときは題材選びが重要です。著作権の関係で許諾が必要な場合もあるため、先生と相談しながら決めていきましょう。

ダンス

ダンス 文化祭でダンスを踊るのが、令和の文化祭出し物のトレンドです。 体育館や屋外ステージで行うのなら、クラス全員で一気に踊ると迫力満点。人気のダンスナンバーに合わせて踊れば、お客さんもノリノリになること間違いなしですよ。 教室で行う場合は、数人ずつのグループに分かれてダンスを披露しましょう。TikTokで流行っているダンスを順番に踊るのもおすすめですよ。

楽器演奏

クラスみんなで楽器を演奏する出し物もおすすめです。 学校にある楽器を借りられる場合は、体育館のステージ上で発表すると大迫力! ピアノや木琴・鉄琴、打楽器などを使って、本格的な演奏を披露しましょう。ハンドベルなら担当の音をぴったりのタイミングで鳴らすだけでOK!人数が多いほど簡単に演奏できますよ。 自由に参加できる文化祭の場合、小さな子供からお年寄りまで幅広い年代の人が訪れるので、流行っている曲や誰もが知っている定番の人気曲だと盛り上がりますよ。

バンド

バンド ギターやドラムができる人がバンドを組み、文化祭でライブするとカッコいいですよ。クラスで行う場合は照明係や音響係を用意したり周りでダンスを踊ったりすると、全員に役割を割り振ることができます。 たくさんのお客さんの前で演奏する場合は、タオルを振り回したり手拍子をしたりすると一体感が出て大盛り上がり! 教室で行う場合は、喫茶店兼ライブハウスのような形にするのがベターです。スケジュールを決めてカフェの合間にバンド演奏を挟めば、よりお客さんも楽しむことができますよ。

合唱

合唱 文化祭で合唱を披露すると、クラスの団結力をアピールすることができます。 学校行事の合唱コンクールよりも自由度が高いので、人気J-POPから曲をチョイスしたり、歌いながら踊るのも良いですね。オリジナルの衣装で揃えたり、コスプレしながら合唱するのも楽しいですよ。 教室での出し物で合唱をするなら、お客さんが飲食しながらみんなで歌う「歌声喫茶」がおすすめ。何人かのグループに分かれ、歌う時間をそれぞれ決めておくとスムーズに進行できますよ。

【教室】参加型の文化祭出し物

【教室】参加型の文化祭出し物 教室での出し物は、お客さんが参加するものと制作物を見てもらうものに分かれます。 参加型の出し物は、準備期間も当日もやることがたくさんあり、とっても忙しくなります。しかし「THE 文化祭の出し物!」という感じで、記憶に残る楽しい思い出になりますよ。

遊園地・アトラクション系

近年、文化祭で人気なのが、遊園地やアトラクションを学校の教室で再現する出し物です。準備は大変ですが、クオリティが高ければ高いほどお客さんに驚いてもらえます。学校中の注目の的になりますよ。

お化け屋敷

お化け屋敷 文化祭の参加型の出し物で定番なのが、お化け屋敷です。しっかり作り込むことで、行列のできる大人気の出し物にすることができますよ。 テーマやストーリーを明確にすると、より臨場感のあるお化け屋敷になります。 お化け屋敷の作り方や注意点については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
文化祭でお化け屋敷をやろう!怖い仕掛けや作り方、注意点を紹介

ジェットコースター

文化祭でジェット―コースターを楽しめるとは思いませんよね。机や椅子、段ボールを使ってジェットコースターを作れば、話題になること間違いなし。 コースを作るのが大変なのと、安全管理もきちんと行う必要がありますが、その分やりがいや達成感を得られる出し物です。

メリーゴーランド

くるくる回るメリーゴーランドは、遊園地で定番のアトラクションのひとつ。文化祭で再現する場合、自動で動かすのは難しいので手動で回転させるようにしましょう。 かわいく装飾したりライトを点灯させたりすれば、写真映えするアトラクションになりますよ

コーヒーカップ

メリーゴーランドよりも比較的作りやすい出し物がコーヒーカップです。 手作りの箱に乗ったお客さんを手動でぐるぐる回せば、思わずみんな笑顔になってしまうことでしょう。回しすぎには要注意!

縁日・ゲーム系

縁日・ゲーム系 縁日・ゲーム系の出し物は、教室を何分割かに分けてさまざまなコーナーを作るのがおすすめです。1つだけ楽しむのも良いですし、全ゲームの合計得点によって景品をプレゼントすると、お客さんも夢中になってくれますよ。 準備や当日の運営が大変ですが、子供から大人まで誰でも楽しめる出し物になります。

輪投げ

輪投げは準備も簡単で、費用もあまりかからないのが嬉しいポイントです。 投げる場所や特典・景品などルールに凝ることで、オリジナリティのある輪投げにすることができますよ。

射的

景品を並べ、撃ち落としたものがもらえる射的。縁日の定番の出し物ですよね。 コルクガンを購入・レンタルするほか、割り箸と輪ゴムでピストルを手作りするという手もありますよ。

ヨーヨー釣り

水風船を釣り上げるヨーヨー釣りも、縁日の定番ですよね。最近では100均でヨーヨー釣りセットが売られているため、コスパ抜群の出し物になりますよ。 教室が水浸しにならないよう注意しましょう。

スーパーボールすくい

スーパーボールすくいは、ビニールプールとスーパーボール・ポイを用意するだけで準備OK! すくうためのポイは使い捨てになってしまうので、お玉やコップなど別のものに変えるのもおすすめです。難易度も変わっておもしろいですよ。

モグラたたき

ゲームセンターにあるモグラたたきを文化祭で再現するのもおすすめ!手作り&手動で楽しい出し物になります。 穴を開けた段ボールの台を用意し、中に入った人がモグラをランダムに出し入れしましょう。モグラは牛乳パックやペットボトルなどで作るほか、かわいいパペットを手にはめるのもアリです。 超巨大な段ボール台を作って中にたくさんスタッフを隠せば、ダイナミックな人間モグラたたきができますよ。

ボーリング

ボーリングはペットボトルで簡単にピンを用意することができるお手軽な出し物。直線だけでなく、曲がっていたりUターンしたりするコースを作ると盛り上がりますよ。 倒した本数に合わせて景品がもらえると、お客さんもやる気が出ますね。

ストラックアウト

数字が書かれた的にボールを当てるストラックアウト。ボールが当たったのがしっかりわかるよう、的が落ちたり倒れたりするよう工夫しましょう。 小さな子供も楽しめるゲームにするなら、段ボールに穴を開けて、そこに入ったらOKというルールにするのも良いですね。

参加・体験系

お客さんが参加したり体験したりする出し物は、学校の教室という特別な空間でやるからこそ面白い! 友達同士で一緒に楽しめるものだと、より盛り上がりますよ。

謎解き

謎解きは教室だけでなく、校舎全体を使った大がかりな謎にするのもおすすめです。スタンプラリー形式にすると、楽しい思い出を形にも残すことができます。 せっかくの文化祭なので、学校や先生に関する謎を作ってみましょう。ほかのクラスや部活などの出し物にも協力してもらい、学校中を巡って楽しんでもらうようにするのも良いですね。

脱出ゲーム

体験型の脱出ゲームは、近年人気急上昇中の出し物です。ストーリーや設定を作り込めば、より世界観に入り込みやすくなることでしょう。 難しくし過ぎると誰も脱出できなくなってしまうため、ヒントの出し方にも工夫が必要です。

学校かくれんぼ

テレビで人気の企画・学校かくれんぼも文化祭におすすめの出し物。 学校全体を使ったかくれんぼは、文化祭でしかできない特別な出し物になります。コスプレをしたスタッフや先生を隠れる役にして、お客さんに探してもらいましょう。 途中でダレることがないよう、制限時間を決めておくのが大切です。

巨大迷路

迷路の中を実際に歩いてゴールを探す巨大迷路は、段ボールがあれば簡単に作ることができます。 出るまでに時間がかかるので、途中にトラップやフォトスポットを作っておくと最後まで楽しめますよ。 作るのは大変ですが、文化祭当日は受付など少人数のスタッフだけで運営できるので、残りの人は文化祭を巡って存分に楽しめます。

人生ゲーム

人生ゲームはお客さん自身が駒になり、教室の床に用意されたマス目を進むことで再現できます。 プラスのマス目ではちょっとした景品プレゼント、マイナスのマス目ではモノマネなどの罰ゲームを用意するのがおすすめです。

カラオケ大会

カラオケ店にある機器は、実はレンタルすることが可能です。本格的な機器があれば、大盛り上がりするカラオケ大会が開けます。 最近では無料のカラオケアプリで採点することもでき、より手軽にカラオケが楽しめます。

飲食店系

飲食店系 お客さんにその場でフードやドリンクを提供する飲食店系の出し物は、文化祭らしさがあり大人気です。 テーマを絞った飲食店にすれば、他のクラスと被らない出し物にすることができますよ。

メイドカフェ

メイドカフェは文化祭の王道の出し物です。女子だけでなく、男子にもメイドの衣装を着せちゃうのもアリですね。 衣装やメニューだけでなく、メイドになりきった接客もメイドカフェの醍醐味です。

コスプレカフェ

簡単に着られるコスプレ衣装を大量に用意しておけば、お客さんがコスプレしながら飲食することができます。写真撮影できるフォトブースを用意するのもおすすめ。 店員がしっかりコスプレしていると、お客さんも恥ずかしがらずにコスプレしてくれることでしょう。

コンセプトカフェ

テーマを決めたコンセプトカフェは、世界観に合わせた衣装や内装・メニューを作ることが大切です。その世界の住人になりきって接客しましょう。
  • 忍者カフェ
  • 執事カフェ
  • 監獄カフェ
  • 吸血鬼カフェ
  • 不思議の国のアリスカフェ
  • サイエンスカフェ

休憩室

学校内を歩き回る文化祭では、休憩室が重宝されます。ジュースやお菓子など簡単な飲食物のみを提供したり、自由に座ることができるスペースとして開放するのも良いでしょう。 準備するものもほとんどなく運営が楽なので、出し物が決まらなかったときに便利です。

【教室】制作系の文化祭出し物

【教室】制作系の文化祭出し物 制作系の出し物は準備期間が非常に大変で、当日までバタバタしてしまうことがあります。また、クラスみんなで文化祭を楽しんだと感じにくいというデメリットも。 その代わり、当日は受付程度しかすることがないので、ほかのクラスの出し物をゆっくりと見て回ることができますよ。スケジュール管理をしっかり行い、当日までに制作物を間に合わせることが大切です。 続いては、教室でできる制作系の出し物を紹介します。

映えスポット

教室内にフォトスポットを作成して、写真を撮れるスペースを作りましょう。 段ボールや発泡スチロールで大きなハートや月を作り、花紙で飾り付けるとかわいくなりますよ。ほかにも、風船やカーテン・ライトなどを使って、華やかにするのがおすすめ。 教室であることを活かして、黒板アートを用意しておくのも良いでしょう。相合傘や天使の羽など、黒板の前に立ったときに映えるような絵を描きましょう。 フォトスポット定番の顔はめパネルやSNSフレームを置いておくのもおすすめです。写真を撮ってインスタにアップしたくなりますよ!

展示

作品を展示する場合は、見る人をあっと驚かせるような写真やアートがおすすめ。 少し変わった作り方をしていたり、テーマに工夫を凝らしたりすると面白い作品に仕上がりますよ。 文化祭でおすすめの展示がこちらです。
  • 校内フォトコンテスト
  • トリックアート
  • ドミノ
  • モザイクアート
  • ピタゴラスイッチ
  • バルーンアート
  • レゴブロック

映像

最近はスマホでも高画質の映像が撮れるようになってきました。思い切って自主製作映画に挑戦してみたり、コマ撮りのアート映像を作ってみたりするのも良いですね。何気ない動作をスタイリッシュに行う「バカっこいい動画」は、映像の編集技術を必要としません。 全員で1つの長編作品を仕上げるほか、グループごとにショートムービーを流すという手もありますよ。どのように展示するかは、みんなで話し合って決めましょう。

文化祭の出し物を決めるときの注意点

文化祭の出し物を決めるときの注意点 年に1回のイベントである文化祭。せっかくなら、みんなで楽しめる最高の思い出にしたいですよね。しかし、意見がまとまらなかったり、やる気がない人がいたりするのも事実です。 どのようにすれば、文化祭の出し物をスムーズに決めることができるのでしょうか。

まずは目的を決める

文化祭を「何か楽しいことがしたい!」程度に思っていると、方向性が定まらず出し物が決まりにくいです。まずはクラス全体での目的を決めることで、どんな出し物にしたらいいかがわかりますよ。 文部科学省の学習指導要領では、「人間関係を上手く形成する」「集団生活で所属しているという実感や連携を深める」「公共の精神を培ってより良い学校生活を築く」ことを目標としています。 「クラスの絆を深める」「他の学年やクラスの人と交流する」「学校で1番売上を上げる」など、明確な目標を定めましょう。

出し物の種類から決める

文化祭の目的が決まったら、それに合った出し物の種類を決めましょう。 このとき、「お化け屋敷」や「焼きそば屋」など細かく決めるのはNG。「模擬店」や「展示」など大まかな方向性から徐々に細かい内容を決めていくことで、クラス全員が納得できる出し物を考えやすくなりますよ。

飲食の販売についてのルールを共有する

フードやドリンクの販売・喫茶店などの飲食店は、文化祭でも特に人気の出し物です。しかし飲食の調理や販売には厳しいルールがあるため、全員でしっかり共有してから実行するか決めましょう。 ルールは自治体によって異なりますが、保健所へ届け出たり、クラス全員が検便を提出する必要があったりする場合も。これらは食中毒を防ぐための大切な決まりなので、必ず守る必要があります。 また、飲食店を行うには、調理器具のレンタル・食材の仕入れ・原価計算・後片付けなど大変なことがたくさん。生ものなど、使うことができない食材もあります。 文化祭で飲食店をしたい場合は、このような点に注意して行いましょう。

全員で協力してできる出し物を選ぶ

やる気のある人だけが出し物をしていたり、得意な人に準備をすべてお任せしたりすると、みんなにとって楽しい文化祭にはなりません。全員に仕事が行き渡るように役割分担すれば、クラスみんなで文化祭を作り上げることができますよ。 バンド発表と黒板アート、楽器演奏とダンスなど、特異なことを組み合わせた出し物にするのもおすすめです。 クラス全員で協力し合って出し物を完成させることで、より絆が深まります。

著作権も意識する

文化祭は学校行事のひとつであり、授業の一環と考えられています。そのため、出し物のモチーフにしたり看板にキャラクターの絵を描いたりしても、著作権侵害にあたらないケースも多いです。 しかし、文化祭の様子をネットにアップするのは要注意!個人のSNSにアップする行為は授業の範囲外であり、著作権侵害にあたる可能性があります。 漫画やアニメのキャラクターを使用した場合は、「撮影はお控えください」や「SNSへの無断アップロードはお控えください」などの注意書きをしておきましょう。

文化祭の出し物は全員で協力できるものを選ぼう!

文化祭の出し物を決めるのは大変ですが、目的や方向性が明確になるとスムーズに話し合いを進めることができますよ。 人気の模擬店やお化け屋敷のほか、ステージで発表したり制作物を展示したりするのもおすすめ。準備の大変さや当日の役割などにも注目して決めましょう。 そして何より、全員で協力できるものにするのが1番です。クラスみんなで最高の文化祭を作り上げてくださいね。