時間が経った生理の血の落とし方!外出先でも簡単にできる対処法も紹介
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生理の血が漏れて、洋服や下着、布団、ソファなどを汚してしまった経験を持つ人も多いですよね。
汚れてすぐに洗えれば良いのですが、気づいたときには時間が経っていてなかなか落ちないことも。
この記事では時間が経った生理の血の基本的な落とし方を紹介します!
洗うときの注意点や外出先で生理の血が衣類についた場合の対処法、漏れない対策についても解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
基本的な生理の血の落し方
まずは自宅でできる基本的な生理の血の落とし方について紹介します。
まずは水洗い
生理の血がついた部分を水に濡らして、乾いたタオルなどでトントン叩くように洗いましょう。
落ちにくい場合は、洗濯洗剤を使って歯ブラシなどで優しくこすると落ちやすいですよ。
また、生理の血を落とせる洗剤も市販されているので、そちらを使うのもおすすめです。
場合によってはつけ置きもおすすめ
血液が落ちにくい場合や汚れの範囲が広い場合、すぐに洗う時間がない場合はつけおきするのも良いでしょう。
水に洗濯洗剤を少量混ぜて生理の血がついた部分をつけておくだけでも、汚れが落ちやすくなりますよ。
ただし、使用する洗剤や布の生地によっては長時間つけ置きできないものもあります。洗剤の注意書きや衣類の洗濯表示を確認してからつけおきしてくださいね。
最後に全体を洗う
最初は生理の血がついた部分のみを濡らして洗い、最後に全体を洗います。
最初から全体を洗うと、生理の血の汚れが広がる可能性があるので避けたほうが良いでしょう。
時間が経ってしまった生理の血の落し方
時間が経って固まった生理の血は、水洗いだけでは落ちにくいです。
洗濯洗剤などで洗う方法もありますが、時間が経っているときはセスキ水を使用するのがおすすめです!
セスキ水とはセスキ炭酸ソーダを水に溶かしたもの。タンパク質を分解する作用があるので、時間が経った生理の血も落ちやすいです。
セスキ水の作り方は、水500mlに対して小さじ1〜2杯のセスキ炭酸ソーダを混ぜるだけです。
生理の血が落ちにくい場合は、500mlに対して2〜4杯までは入れても大丈夫なので、汚れの具合によって調整できます。
セスキ水で2時間以上つけ置きしておくか、生理の血がついた部分にスプレーして歯ブラシなどで軽くこするか、ティッシュで軽くたたいて落としましょう。
セスキ炭酸ソーダはドラッグストアやホームセンター、スーパー、100均のほか、ネットでも購入できますよ!
生理の血を落とすときの注意点
続いて、生理の血を落とす際の注意点を紹介します。
生理の血は間違った方法で洗うと固まって落ちなくなるほか、汚れを広げたり、衣類の生地を傷めたりする可能性があるので注意しましょう。
洗う前に洗濯表示をチェック
衣類によっては洗濯機を使えないもの、漂白剤や洗剤の使用制限があるもの、洗う水の温度に決まりがあるものもあります。
そもそも、家庭で洗えない場合もあるので確認しておくと良いでしょう。
間違った方法で洗うと生地が縮んだり伸びたりする原因になるので注意してくださいね。
放置せずなるべく早く洗う
生理の血は放置すると固まってしまい落ちにくくなります。放置せずになるべく早めに洗うのが、綺麗に汚れを落とせるポイントです。
気づいてすぐに洗えない場合でも、水で濡らしたタオルやティッシュで軽く叩いておきましょう。あとで汚れを落とす際に落としやすくなりますよ!
濡らしたタオルでたたく場合、広がるのを防ぐために生理の血がついている部分の外側から内側に向かってたたきましょう。
ポンポンと優しく叩いて落とす
ゴシゴシ強く洗うこすり洗いは、生地が痛んだり破れたりするほか、生理の血が広がる原因になるので避けるのが無難です。
優しくポンポンたたくように洗うと生地が傷まず汚れも広がらずに落とせますよ!
ポンポンたたく際は、乾いた布やティッシュでたたくと落としやすいです。
外出先でも簡単にできる!生理の血を落とす方法
外出先で生理の血が漏れているのに気づいたら、水洗いすることもできず困ってしまいますよね。
外出できでも簡単にできる生理の血を落とすには、前述したとおり水で濡らしたタオルやティッシュでポンポンと叩くのがおすすめです。生理の血が乾いてなく、漏れてすぐの状態ならこの対処法でも落とせる場合があります。
また、「メイク落としシート」や「コンタクト洗浄液」は、生理の血を落とすときに利用できます。
外出先で水を使って生理の血を落とせないときは、これらのアイテムで簡単に対処するのも良いですね。
生理の血が漏れたときの対処法
実際に、外出先で衣類に生理の血がついた場合、周囲にバレないための対処法が気になりますよね。
生理の血が服に漏れたときに、なるべく周りの人にバレない対処法を紹介します!
周囲に協力してもらう
友達や保健室の先生などに協力してもらうのは少し恥ずかしいかもしれませんが、1人で悩まずに誰かに協力してもらえるとベストです。
保健室の先生や担任の先生だと着替えの服を貸してくれる場合もあるので相談してみましょう。
上着などで隠す
生理の血でスカートやパンツが汚れた場合は、上からカーディガンや膝掛けなどを巻いて隠すのも簡単にできる対処法のひとつです。
漏れてしまった生理の血を周りから見えないように隠せます。ただし、洋服についた生理の血が乾いていない場合は、カーディガンや膝掛けは汚れないように気をつけましょう。
スカートを回して汚れの位置をずらす
制服のスカートに生理の血がついた場合は、スカートを回して隠しやすい部分にずらすのも良いですね。
生理の血がついた部分を体の横側にしておくと、スクールバックやトートバッグで隠しやすいです。
頻繁に生理の血が漏れるときの対策方法
何度も生理の血が漏れてしまうときは、使っている生理用品が合っていない可能性もあります。
今後漏れて大変な思いをしないよう、対策をしていきましょう。
量に合ったナプキンを選ぶ
生理中に頻繁に漏れる場合は、ナプキンが合っていない可能性があります。
頻繁に漏れるときや心配なときは、少し大きめのナプキンを選んでおくと安心ですね。
経血量 | ナプキンの長さ目安 |
1日目や終わりかけなどの軽い日 | 17〜20cmほど |
特に量が多い2日目など | 23~27cmほど |
それ以外の普通の日 | 20〜23cmほど |
生理用品をこまめに交換する
生理用品をこまめに交換することも漏れ対策のひとつです。
ナプキンの交換の目安は、一般的に2~3時間に1回と言われています。
特に出血量が多いときは、1時間に1回のペースで変えておくと安心ですね。トイレに行けるタイミングがあったらこまめに交換しましょう。
自分に合う生理用品を試してみる
生理用品はナプキン以外にも、タンポンや月経カップなどさまざまな種類があります。頻繁に生理の血が漏れる場合は、いつもと違う生理用品を試してみるのもひとつの手です。
タンポン | スティック状の吸収体で、膣内に入れておくことで経血を吸収するアイテム |
月経カップ | シリコンやゴムでできたカップ状のアイテムで、膣内に入れてカップ内に経血を溜める |
月経ディスク | シリコンやゴムでできたお椀型のアイテムで、膣の奥のほうに装着して経血を溜める |
商品にもよりますがナプキンよりも長時間使用できるほか、生理の血が流れ出る不快感がなく、ニオイや蒸れの心配もありません。
ただし、膣内に挿入するため慣れるまでは使い方が難しく、入れた状態で違和感があったり、外すときに手が汚れたりといったデメリットもあります。
さらに、月経カップなどの繰り返し使用する生理用品は、煮沸消毒などで常に清潔に保つ必要もあり、手入れが面倒な一面も。
頻繁に漏れるという人は、ナプキンと一緒にこういったタンポンなどの生理用品を併用すると安心感が増しますよ。
生理用品+吸水ショーツでカバーする
吸水ショーツと生理用品を併用するのもおすすめです。
吸水ショーツはショーツ自体が生理の血を吸収する素材で作られていて、単体でも使用できる生理用品です。
形は普通のショーツと同じなので、ナプキンはもちろ、タンポンや月経カップとも併用でき、多少生理の血が漏れてもカバーできます。
吸水ショーツは生理の血が落ちやすい素材なので洗う際にも便利です。
目立たない色の服を選ぶ
生理の血が漏れてもなるべく目立たないようなデザインや色の服を選ぶのも良いでしょう。
なるべくゆったりしていて色は濃いめの服がおすすめです。
デザインがゆったりしている分、生理の血が漏れていても隠しやすいですし、濃い色だと血が目立ちにくいです。
特に、黒や暗めの赤色は生理の血が漏れても分かりにくいですよ。
生理の血で汚れたらなるべく早い対処が大切!色々な落とし方を試してみよう
生理の血は放置すると固まって落としにくくなるので、気づいたらできるだけ早めに対処することが大切です。
生理の血の落とし方はたくさんあるのでさまざまな方法を試してみてください。
頻繁に生理の血が漏れる場合は、漏れにくくする対策をしたり、生理用品の見直しも行ってみましょう。