トラブルメーカーとは?特徴や心理を知って関わり方を考えよう

トラブルメーカーとは?特徴や心理を知って関わり方を考えよう

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トラブルメーカーとは、周りにいるだけで問題が発生するタイプの人のことです。
周囲にトラブルメーカーがいると面倒ごとに巻き込まれる可能性が高いため、できれば離れて過ごしたいという人も少なくありません。

では、トラブルメーカーにはどんな特徴があるのでしょうか。

この記事ではトラブルメーカーとは何か、意味を紹介するとともに特徴や心理、関わり方も解説していきます。

自分がトラブルメーカーにならないための対策もあわせて、チェックしていきましょう。

トラブルメーカーとは

トラブルメーカーとは

トラブルメーカーとは、「トラブルや揉め事をよく起こす人」という意味です。

誰でも問題を起こしてしまうことはありますが、トラブルメーカーとは人よりもトラブルを起こす回数が多く、原因は周りではなく本人にあることがほとんどです。
なかにはわざとトラブルを起こすタイプのトラブルメーカーもいます。

周りの人はトラブルメーカーが頻繁に起こすトラブルに巻き込まれて、ストレスが溜まることが多いでしょう。

トラブルメーカーの特徴

トラブルメーカーの特徴

トラブルメーカーにはいくつか共通する特徴があります。

次に紹介する特徴に複数当てはまる人は、トラブルメーカーの可能性があるため、付き合うときは注意しましょう。

自分の非を認めない

自分が原因で問題が起きても「私のせいじゃない」と言い張り、自分の非を認めないのがトラブルメーカーの特徴です。

周りからみてもその人が原因なのは明らかなのに、別の人を原因だと思い込むため、自分のミスを振り返って反省できません。

結果、同じミスを繰り返し、何度も問題を起こしてしまうのです。

人の立場で考えられない

自分中心に世界が回っていて、相手の立場になって物事を考えられないのも、トラブルメーカーの特徴です。

自分の発言や行動が相手にどう思われるかを考えずに不用意な発言や短絡的な行動をとるため、周囲の人に引かれたり、周りを傷つけたりすることもよくあります。

約束を守れない

トラブルメーカーは約束を守れないことが多く、約束を破った結果、トラブルを引き起こすこともあります。

たとえば、「この話は皆に言わないでね」と約束したとしても、忘れてぽろっと話してしまうでしょう。

内緒話が漏れて、人間関係が泥沼化するのはよくあることです。「言わないでって言ったのに!」と怒っても、トラブルメーカーは「そうだっけ?」ととぼけるでしょう。

また、待ち合わせの約束をしても、時間通りに来ないことも多く、絶対に遅刻できない時間厳守のシーンでもトラブルメーカーは遅れてやってくることもあります。

よく嘘をつく

トラブルメーカーの特徴に、よく嘘をつくということも挙げられます。

約束していたことでも「約束してないよ」と言ったり、自分がミスをしても「私が頼まれたことじゃない」とほかの人に押しつけたりするため、周囲の人が振り回されることも多いです。

また、「実はこんなことがあったの」と話を盛って周りに言いふらし、事実とは違う話を無自覚に広めてしまうのもトラブルメーカーがよく起こす行動です。

注意力が散漫

トラブルメーカーは注意力が散漫で、よく同じ間違いをします。

グループ作業のためにやり方を決めても聞いていないことが多く、そのままよく確認せずに「なんとなく、こんな感じかな」と進めがちです。

おぼろげな自分の記憶で作業を進めるため、手順が間違っていても気づきません。

結果、トラブルメーカーのミスを周りがフォローしなければならないこともあるでしょう。

また、ミスに気づいても適切な対処ができずに、さらに問題を大きくしてしまいます。

自分が1番好き!

トラブルメーカーは自分が大好きで、自分中心に世界が回っているため、人よりも自分のことを優先しがちです。

誰よりも自分が一番好きなので、たとえばほかの人が自分より目立っていると嫌な気持ちになり、攻撃的な言動をすることも。

その結果、周囲の空気が悪くなったり、喧嘩が始まったりします。

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すぐ口を出してくる

トラブルメーカーの人は、すぐに口を出してくるという特徴もあります。

自分がやることではなくても、周りがグループ作業をしていたり、何か困っていたりしたら「これはこうやったほうがいいよ」「私が手伝ってあげる」と口や手を出してきます。

有益なアドバイスや困っているときに手を借りるのは助かりますが、トラブルメーカーの場合、自分が正しいと思い周りの意見を聞かない人が多いので、お門違いな口出しをするのです。
結果、余計なことをされてさらに問題が悪化したり、新たなトラブルが発生したりすることもあります。

友達が少ない

トラブルメーカーはその性質から、友達が少ないのも特徴の一つです。

付き合いはじめは良くても、だんだんと本質を知るため人が離れていくのです。
トラブルメーカーの友達は関わり方をよく知っている人や上手く距離を取れなかった人だけが残っています。

友達が少ない人がいたら、周りの人にどんなタイプか聞いておくと安心です。

トラブルメーカーの心理が知りたい!

トラブルメーカーの心理が知りたい!

どうしてトラブルメーカーは自分のせいで周りに迷惑をかけても平気なのか、気になりますよね。

ここからは、トラブルメーカーの心理を紹介します。

自覚がない

実は、トラブルメーカーのなかには、自分がトラブルを起こしていることに気づいていない人もいます。

周りから注意されても「私はちゃんとやってるし」と本気で受け取らないため、いつまで経っても無自覚でトラブルを起こし続けるのです。

自分に自信がある

自分に自信があるトラブルメーカーは、なにか問題が起きたとしても「自分がミスするはずがない」と思っています。

そのため、周りのミスでトラブルが起きたと信じているのです。

さらに、自分が正しいという自信があるので、間違った道に突き進み、周りを巻き込むこともあります。

メンタルが弱い

トラブルメーカーはメンタルが弱いため「私は悪くない。周りが悪い」と思い込むこともあります。

自分のせいで周りに迷惑をかけたらどうしようと不安になり、ミスが起きても「私のせいじゃない」と思い込んで、自分を守ります。

そのため、ミスを責められても非を認めずに、ほかの人に責任転嫁するのです。

自分のミスを認めて反省する機会がないため、同じことを繰り返します。

責任感がない

トラブルメーカーには自分がやらなくても誰かがやる、なにか問題が起きても周りがどうにかするという意識があるため、自分の行動を振り返りません。

責任感がないので「ミスをして皆に迷惑をかけたくない」という気持ちが希薄なのです。

人を下に見ている

トラブルメーカーの心理として、人を下に見ているところがあります。
ただし、悪意ある見下し方ではなく、自分のことを優秀だと自信を持っているからこそ、自然と周りを下に見てしまうのです。

「私がいなきゃグループは回らない」「私以外がこのトラブルを解決するのは無理」と、あれこれ関わった結果、余計なことをして問題発生させてしまうこともあります。

トラブルメーカーがいるときの対処法は?

トラブルメーカーがいるときの対処法は?

トラブルメーカーの近くにいるとトラブルに巻き込まれる可能性が高いため、できるだけ距離をとっておくのがおすすめです。

トラブルメーカーと関わらなければいけないときは、基本的に相手に期待をしないでおくと、自分の精神的な負担が減ります。

また、大事なことは任せないようにし、なにかをお願いするときは細かく指示をして、適時確認しましょう。

学校・クラスにいる場合

もし、学校でトラブルメーカーに遭遇した場合、相手と話すときに内緒話は禁物です。

同じクラスで隣の席、もしくは同じ委員会の人がトラブルメーカーだったときは、大事なことはなるべく任せず、一緒に作業するときは細かくチェックすると良いでしょう。

トラブルメーカーとの作業は根気が必要と覚悟してください。

内緒話はもちろん厳禁で、誰に聞かれても困らない話だけをして極力関わらないようにし、適切な距離を保つのが重要です。

職場・バイト先にいる場合

同じ職場やバイト先にトラブルメーカーがいる場合は、仕事を丸投げせずに適時、丁寧にチェックしていきましょう。細かすぎるくらいがちょうど良いです。

今、なにをしているのか、進捗は予定通りか、困っていることはないかなど、コミュニケーションをとるのも大切です。

しかし、深入りしすぎると「ミスしてもこの人がどうにかしてくれる」「責任はこの人に押しつけちゃおう」と面倒なことに巻き込まれる可能性があるため、立ち入るラインは最初に決めておくと良いでしょう。

トラブルメーカーの診断ポイント

トラブルメーカーの診断ポイント

ここまでトラブルメーカーとは何か、特徴や心理などを紹介しました。
もし当てはまる部分があったら、自分も自覚がないままトラブルメーカーになっているのではないかと心配になりますよね。

ここでは、トラブルメーカーになっていないか診断するポイントを紹介します。

【トラブルメーカーか診断するポイント】

  • 周りへの不満が多い
  • 人のせいにすることがよくある
  • 気づいたらトラブルが発生している
  • これまで自分が悪いと心から反省したことがない
  • 内緒話は秘密にできない
  • 自分を取り繕うための嘘をよくつく
  • 人の気持ちがわからない
  • 人の気持ちを考えて行動したはずがよく怒られる
  • なんでかんでも首を突っ込みたがる

当てはまるポイントが多い場合は、自分の行動を振り返ってトラブルメーカーの性質を改善するようにしましょう。

自分がトラブルメーカーになっているときの注意点

自分がトラブルメーカーになっているときの注意点

自覚がないままトラブルメーカーになっている可能性はゼロではありません。
自分で診断してみてトラブルメーカーかもしれないと思ったら、次のことを注意してみましょう。

報・連・相をする

トラブルを起こさないために重要なのが「報告」「連絡」「相談」です。

ミスをしてしまったとき、怒られたくなくて隠す人もいるかもしれません。ですが、あとから発見されたミスは、当初よりも問題が大きくなっている可能性があります。
なにか起こったら「報告」し、関係者にも「連絡」、そしてミスをしてどうすればいいかわからないときは「相談」するようにしましょう。

謙虚な気持ちを持つ

自分に自信を持つのは悪いことではありませんが、「私が正しい。ほかの人は間違っている」と極端な考えに陥らないように注意しましょう。

相手の考えや意見を聞き、本当に自分が正しいのかを考えることも大切です。

また、人の都合より自分の都合ばかりを優先させるのも、トラブルメーカーにありがちな行動です。譲れるときは譲り、譲れないときは相談すると良いでしょう。

相手への思いやりや感謝の気持ちを持ち、言葉や行動で示していきましょう。

心に余裕を持つ

メンタルが弱い人や注意力が散漫な人は、まず心に余裕を持ってみましょう。

誰でもミスをするときはする、次に同じミスをしないように注意をする、慌てずに1つずつ丁寧にチェックするなど、考え方を変えることでトラブルメーカーになる可能性を避けられます。

トラブルメーカーの性格を知って付き合い方を考えよう!

トラブルメーカーが周りにいるとトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。

関わるときは大事なことを任せない、作業をお願いするときは細かくチェックするなど、上手く付き合っていましょう。

可能ならば、トラブルメーカーを避けて、トラブル回避するのも良いでしょう。

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