「恋は盲目」の意味とは？「恋は盲目」になりがちな人の特徴と抜け出す方法
目次【開く】
「恋は盲目」という言葉を聞いたことはありませんか？
なんとなく恋愛にまっしぐらなイメージがある言葉と分かりますが、実際どんな意味でどんな状態を表しているのでしょうか。
この記事では「恋は盲目」という言葉の意味や、「恋は盲目」状態になりやすい人の特徴を男女別に紹介していきます。
「恋は盲目になることはいけないことなの」という疑問についても考えていくため、最後までチェックしてみてくださいね。
「恋は盲目」とは？どんな意味？
「恋は盲目」とは、理性や常識を失ってしまうほど恋に夢中という状態を表す言葉です。
恋をすると夢中になって、普段持っている冷静さをも失ってしまうという経験がある人も多いのではないでしょうか。
付き合っているときは彼氏のことが大好きだったのに、別れたあとは「顔も見たくない」、「今考えれば最悪な男だった」なんて思うこともあるかもしれません。
それがまさに、付き合っていたときは「恋は盲目」の状態だったということです。
「恋は盲目」の状態では、好きな人の良いところしか見えなくなってしまい、悪いところは見えなくなってしまう傾向にあります。
「恋は盲目」とは英語でなんと言うの？
恋は盲目は英語で「Love is blind」と言います。
英語で恋や愛を意味する「love」、盲目は「blind」です。
読み方は、Love（ラブ）is（イズ）blind（ブラインド）となります。
恋は盲目を英語にしたこの「Love is blind」は、歌手の西野カナさんの曲『LOVE IS BLIND』や椎名林檎さんの曲『Love is blind』でも使用されていますよ。
シェイクスピアの名言のなかにも、
”Love is blind, and lovers cannot see the pretty follies that themselves commit.”
（恋は盲目で恋人たちは恋人の犯す過ちさえ見えなくなってしまうのだ）
というように「Love is blind」が使われています。
シェイクスピアといえば、ロミオとジュリエットですが、まさに恋は盲目といえるストーリーになっていますよね。
「恋は盲目」になる女性の特徴
続いて、実際に「恋は盲目」な状態になりやすい女性にはどんな特徴があるのか見ていきましょう。
自分があてはまるかどうか、項目ごとにチェックしてみてくださいね。
ロマンチスト、夢見がち
「いつか王子様が迎えに来てくれるはず…！」というように、恋愛に夢を見てしまう特徴を持つ女性は「恋は盲目」状態になりやすいです。
王子様を待ち焦がれるあまり、恋に落ちてしまったときは周りが見えなくなり、好きな人の欠点があっても「あの人は王子様だから！」と妄信してしまったりする可能性があるのです。
愛されたことがない
「これまで男性と付き合っていても愛されてる実感がなかなか湧かなかった」と感じている人は「恋は盲目」になりやすいでしょう。
そう思っている人が、ある日「自分を愛してくれている」と実感できる相手に出会ってしまったら「私にはこの人しかいない！」とのめり込んでしまうのです。
人生、恋愛がすべて
恋に生きてきた人は「恋は盲目」な状態になりやすいといえます。
「人生を輝かせるのは恋愛だ」と思っていたり「恋をしていないと楽しくない」と感じる女性は、恋愛しているときに幸せを感じるので「恋は盲目」になるケースが多いのです
「恋は盲目」になる男性の特徴
男性でも「恋は盲目」な状態になります。
では、どのような男性が「恋は盲目」になりやすいのでしょうか？
恋愛経験が少ない
恋は盲目になりやすい男性の特徴は、恋愛経験が少なく、女慣れしていない人です。
久しぶりの恋愛に舞い上がって、相手のことしか見えず「恋は盲目」状態になりやすいでしょう。
自分に自信がない
自分に自信が無い男性も「恋は盲目」になりやすい傾向にあります。
自信のない男性は恋に対しても臆病ですが、成就した際には「彼女を手放したくない」と思い尽くし過ぎてしまう傾向があるのです。
女性をコントロールしたい願望がある
「恋は盲目」状態になりやすい男性のなかには、その女性のことが好きすぎて自分で女性をコントロールしたいと思う人もいます。
コントロールしてしまうと、たとえ最初は関係性が良好でも長続きしない可能性が高くなるため、気をつけてくださいね。
「恋は盲目」って悪いこと？
「恋は盲目」と聞くと、なんだか悪いことに感じるかもしれません。
「恋愛にしか興味がない」「恋に左右されて自分の意見は持っていなさそう」など、マイナスイメージがつきがちです。
では「恋は盲目」な状態は、悪いことばかりなのでしょうか。
一途な人が「恋は盲目」になれる
「恋は盲目」な状態になる人は、それだけ好きな人のことを一途に想っていることになります。
浮気性なわけではなく、一人の人を愛し続けるのは良いことですよね。
「恋愛に一生懸命」というのも「恋は盲目」になってしまう人の特徴ですが、相手のことをたくさん考えて、恋愛という形で人生を楽しむのは悪いことではありません。
「恋は盲目」だと、危険なこともある？
「恋は盲目」な状態でも一概に悪いとは言えませんが、人によっては危険な行動に出てしまうこともあるでしょう。
たとえば「恋人がいれば友達なんていらない！家族の言うこともきかない！」というタイプの人は、要注意です。
恋人のことを大事にするのは良いことですが、同時に友達付き合いや家族との関係も大事にしましょう。
ほかの人間関係を失ってしまうと恋人だけになり、相手に依存するようになってしまいます。
また「恋は盲目」になることで、日常生活が壊れてしまう可能性もあります。
「恋優先で職場に来ない」「約束をすっぽかす」「好きな人にお金を貢いでいる」など…。
行き過ぎた行動はしないほうが良いでしょう。
恋は盲目になって、やりすぎないためには
「恋は盲目」状態になることで、日常生活に支障が出ているなら、自分の行動を振り返ってみましょう。
スケジュールの優先順位、何を考えるにも好きな人や恋人のことが最優先、自分の生活や周りのことはあと回しになっていませんか。
そういうときが、危険信号です。
まずは、自分の危険信号に気づくため、直近で連絡を取ったのは誰かをチェックしてみてください。
友達とほとんど連絡をとっていない、好きな人や恋人に対していつも自分から連絡をしている、何をしていても相手のことを考えて、相手が何を好きかを考え続けている…。
そういった行動パターンが増えていたら、一度リセットしてみてくださいね。
友達に連絡して、久しぶりに会いに行ったり、家族との時間や会話を大切にしましょう。
恋人や好きな人が今どうしているか不安になるかもしれませんが、我慢してください。
次第に熱くなりすぎた熱が冷めてきて冷静になれるはずですよ。
「恋は盲目」なら、愛は何なの？
「恋は盲目」と言われますが「愛は盲目」とは言われないですよね。
愛は何なのでしょうか？また「愛は盲目」と言わない理由は何なのでしょうか？
「愛は瞠目（どうもく）」という意味は？
「愛は盲目」と言わないかわりに「愛は瞠目（どうもく）」と言われることがあります。
そもそも「瞠目（どうもく）」という言葉を初めて聞いたという人も少なくないはず。
「瞠目（どうもく）」とは「驚いたり、感心して目を見開くこと」という意味です。
つまり、「愛は瞠目（どうもく）」とは、愛ある関係性では、一緒にいるとその人の行動などに驚いたり、感心したりすることがあるという意味になります。
「愛は永遠」という意味は？
「愛は永遠」というロマンチックな言葉もあります。
「恋は盲目」の場合は、恋している間は盲目になっていても、恋が覚めた瞬間に悪いところが見えて嫌いになってしまうので、恋は「一時的」なものであるとも考えられます。
一方で「愛は永遠」の場合は、愛することは、相手の悪いところも良いところも知ったうえでの気持ちを表しており、愛する気持ちは永遠に変わらないという意味になるのです。
「愛は沈黙」という意味は？
別の意味で、「愛は沈黙」と言われることもあります。
「恋は盲目」が、恋愛感情によって理性で物事の良し悪しをを判断できなくなっている状態を表しているのに対して、「愛は沈黙」は、愛情があるがゆえに相手の悪い部分は見えていても、静かに受け入れて愛することを意味しています。
「愛は沈黙」は、悪い部分は見えているけど、それが理由で嫌いになることはない、悪い部分は沈黙の状態ということです。
「愛は幻」という意味は？
「恋は盲目」な状態は、見方を変えれば悪い部分を目にしてしまうと嫌いになるということです。
反対に、悪い部分を目にしても好きでいることが愛情だと比較されがちですが、「本当にそうなのか？」という疑問から生まれた言葉が「愛は幻」という言葉でしょう。
愛は相手の良いところも悪いところも含めてもまだ愛していられるなんてあり得ない、つまり愛は幻だという意味合いを持っています。
「恋は盲目」とは恋愛に夢中な状態！相手にのめり込みすぎないようにしよう
「恋は盲目」とは、理性や常識を失ってしまうほど恋に夢中という状態を表す言葉です。恋人や好きな人を一途に想えることはとっても素敵なことですが、一歩間違えると友達や家族と距離ができてしまうことも。
恋愛だけにのめり込まずに、ときには友人と遊んだり、家族と会話を楽しんだりしてバランスをとりながら過ごすと良いでしょう。
また、「恋は盲目」になりがちですが、「愛は盲目」という言葉は聞かないように、愛情に変わると相手の良いところも悪いところも受け入れて、更なる信頼関係を築けそうです。
最初は恋でも、愛に変わっていくような恋愛をしていってくださいね。
