授業中にお腹が鳴る!対処法はある?学校でできる対策を紹介

授業中にお腹が鳴る!対処法はある?学校でできる対策を紹介

静かな授業中に限って「グゥー」とお腹が鳴ることはありませんか。

みんなに聞こえちゃったかもと、ちょっぴり恥ずかしくなりますよね。

この記事では、お腹が鳴る原因と、お腹の音の対策・学校でできる対処法について紹介します。

よくお腹が鳴るという人やお腹の音に困っているという人は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

どうしてお腹が鳴るの?

どうしてお腹がなるの?

まずは、お腹が鳴るメカニズムについて紹介します。

お腹が鳴るのは、空腹で胃が強く収縮する「空腹期収縮」という現象が起こるからです。

胃はこれから食べ物が入ってくる準備として収縮運動を起こすことで、胃のなかにある水分や空気が振動します。
この振動でお腹が「グゥー」と鳴るのです。

胃に入っている内容物の状態や胃の形状によって音の鳴り方が変わったり、音が鳴らなかったりします。

お腹が鳴ってしまうと恥ずかしいですが、それは消化管が健康的に正しく働いていている証拠なのです。

授業中にお腹が鳴る!5つの対策

授業中にお腹が鳴る!5つの対策

お腹が鳴るのは健康的な証拠とはいえ、静まり返った授業中だと少し恥ずかしいですよね。

ここからは、お腹をなるべく鳴らなくさせる対策について紹介します。

よく噛んで食べる

食事をとるときは、よく噛むことを意識してゆっくり食べるようにするだけで、お腹の音の対策になるでしょう。

急いで食べると空気も一緒に飲み込んでしまい、お腹が鳴る原因になります。

また、良く噛むことで消化が良くなり、体内でのガスの発生を抑えることができるため、お腹が鳴らないための予防につながります。

甘いものを食べておく

人間は、血中の糖濃度が低くなるとお腹が空いたと感じます。

そのため、甘いものを食べて血中の糖濃度を高くしてあげると空腹感を感じにくくなり、お腹が鳴りにくくなるのです。

お腹が鳴るのが心配なときは、休み時間などに飴やチョコレートなどの小さなお菓子を少しだけ食べるのも、お腹の音の対策になるでしょう。

飲み物は水かお茶

お腹が鳴るの対策としては、飲み物に水かお茶を飲むのがおすすめ。

消化管のなかの空気量が多くなるとお腹が鳴りやすくなるため、コーラやサイダーなどの炭酸飲料は避けたほうが良いでしょう

熱いお茶は飲むときに空気を含みやすいため、ペットボトルを買うときは冷たいお茶がおすすめです。

授業に集中する

趣味などに熱中しているときは、お腹が鳴りにくいと思いませんか?

人間は、熱中しているときには交感神経、リラックスしているときには副交感神経が優位に働き、交感神経が優位に働いているときには胃腸の働きが抑制されます。

つまり、何かに熱中しているときにはお腹が鳴りにくくなるのです。

静まり返った授業中にお腹が鳴るのを防ぐには、授業に集中してみるのも一つの対策になるのですよ。

お腹が鳴りやすい食べ物を避ける

朝食や昼食で食べるものによっても、お腹の鳴りやすさが変わります

以下は、お腹が鳴りやすい(体内でガスを発生させやすい)食材です。

  • 小麦
  • トウモロコシ
  • サツマイモ
  • サトイモ
  • 豆腐
  • 納豆
  • 牛乳
  • ヨーグルト
  • タマネギ
  • ゴボウ
  • リンゴ
  • ナシ

栄養豊富な食材ばかりなので完全に食べないのはNGですが、朝ご飯のメニューから外してみると、お腹が鳴るのに対策できるかもしれません。

お腹が鳴らない食べ物はどれ?食べ方のポイントも解説

お腹が鳴りそうなときの対処法

お腹が鳴りそうなときの対処法

お腹が鳴らなくなるような予防策を行っても、絶対にお腹が鳴らなくなるわけではありません。
ここからは、お腹が鳴りそうなときの対処法について紹介します。

姿勢を正す

「お腹が鳴りそう」と思ったときは、背筋を伸ばして姿勢を正すとお腹が鳴らなくなることがあります。
これは、姿勢を正すことでお腹のなかの空洞が狭くなり、胃の運動をちょっとだけストップできるからです。

恥ずかしいからと、背中を丸めて前屈みになるのは逆効果なので注意しましょう。

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大きく息を吸う

大きく息を吸い込むのも、お腹の音に効果が期待できます。
空気をたくさん吸い込むことで、胃の上部にある横隔膜が下がり、胃の収縮運動を抑制できるのです。
お腹が鳴りにくくなる呼吸法は以下の通りです。

  1. リラックスした状態で大きく息を吸い、お腹を膨らませる
  2. お腹が膨らんでいる状態で息を止め、お腹に力を入れて数秒間キープする
  3. ゆっくりと息を吐く

浅い呼吸では効果を得にくいため、お腹を膨らませることが大切です。
また、息を止めてキープするときは、無理をしないようにしましょう。

お腹が鳴りにくくなるツボを押す

お腹が鳴りそうなときには、ツボを押してみるのもおすすめです。

手の甲側の親指と人差し指の骨が合流するくぼみの部分には「合谷(ごうこく)」というツボがあります。
合谷は万能ツボと呼ばれる通り、頭痛や肌荒れ、肩こり、ストレスなどさまざまな不調を緩和させるツボとして知られていますが、お腹が鳴りそうなときもこの合谷を押すことで効果がある場合があります。

合谷の押し方は以下の通りです。

  1. 爪を立てないように親指をツボに当てる
  2. 残り4本の指を手のひらに側に当てる
  3. 少し痛みを感じるくらいの強さで押す
  4. 5秒ほど押してゆっくり離すのを両手5〜6回ずつ行う

お腹が鳴る寸前ではなく「もしかしたらお腹が鳴りそう」というときに行うのがポイントです。

学校でおなかが鳴っちゃった!みんなの体験談

学校でおなかがなっちゃった!みんなの体験談

静かな授業中にお腹の音が鳴らないかと、ドキドキしているのは自分だけではありません。
ここからは「学校でお腹が鳴っちゃった!」というみんなの体験談を紹介します。

「お腹が鳴る!と思ったときに同時に咳払いして誤魔化している」
「お腹の音をなるべくみんなに聞かれないように、前屈みになって音量を小さくしている」
「筆箱のなかのペンを意味もなくガチャガチャする」
「自分じゃないと思わせるために、あえてポーカーフェイスを貫く(笑)」

音を聞かれないようにほかの音で誤魔化したり、音量を小さくしようとしたりする人がたくさんいました。
また、ほかの音で誤魔化していると、逆にお腹を鳴らしたのがバレてしまうと思って、あえてポーカーフェイスでいるのもなかなか策士ですね。

こうして見てみると、みんな意外と授業中にお腹が鳴った経験があるようです。
お腹が鳴ることは健康な証拠のため、気にしすぎないことも大切かもしれませんね。

授業中にお腹が鳴ることの対処法はある!でも気にしすぎないようにしよう

授業中に「お腹が鳴る」というときの対処法は複数あります。
いずれも確実にお腹の音を止める方法ではありませんが、やってみる価値はあるのではないでしょうか。

お腹が鳴る原因は、空腹時の胃の収縮運動によるものです。
食事はガスが発生しにくいものをよく噛んで食べたり、授業に集中したりしてお腹が鳴らないように対策するのもおすすめですよ。
ただし、お腹が鳴ることは健康な証のため、気にしすぎないようにしてくださいね。