おでこの汗による前髪のうねりやベタつきを防ぐ対処法!汗の原因や止める方法を解説
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おでこや顔に大量に汗をかくのが悩み…という人も多いですよね。
「せっかくメイクがうまくいったのに、おでこの汗で落ちた」「前髪セットしたのに、学校に着いて鏡を見たらうねってる…」など、朝から努力しているのに、おでこの汗のせいで台無しになってしまうことも。
この記事では、おでこの汗による前髪のうねりやベタつきを防ぐ対処法や、おでこに汗をかく原因・止める方法について紹介していきます。
さらさらなおでこで快適な毎日を過ごすために、ぜひ参考にしてください。
おでこや顔は汗をかきやすい部位
おでこは体のなかでも汗を多くかく部位です。
汗には体温を調節するという重要な役割があり、蒸発するときの「気化熱」で体温を下げてくれるのです。
特に生命を維持するために大切な器官である「脳」は熱に弱いため、おでこや頭部、顔に汗をかいて温度を冷ます必要があります。
そのため、ほかの部位よりもおでこや顔に汗をたくさんかくのは普通なことなのです。
おでこの汗による前髪のうねりやベタつきを防ぐ対処法
せっかく朝セットした前髪がおでこの汗のせいでうねったり、べったり張りついたりすると、その日1日の気分が最悪になることも。
ここからは、汗のせいで前髪が崩れないようにキープする対処法を紹介します。セットした前髪をしっかりキープして、気分を上げていきましょう!
ヘアケアを見直す
ダメージを受けた髪は内部の水分量に偏りが出ます。その結果、汗などの湿気を必要以上に吸収して膨張し、うねりが出てしまうのです。
そのため、まずはドライヤーの使い方やトリートメントを見直して、髪の乾燥やダメージを改善させることが大切です。
- 髪も紫外線対策を行う
- シャンプー前にブラッシングする
- 髪の悩みに応じたトリートメントでスペシャルケア
- タオルドライするときに髪をゴシゴシこすらない
- 髪は自然乾燥させず、洗ったあとは早めにドライヤーで乾かす
- ドライヤーは温風を長時間あてない
美容室でトリートメントをすることも大切ですが、日頃のケアを見直して習慣化していき常に髪の状態を良く保つことで、ダメージレスのうねらない髪を目指しましょう。
カーラーを使って癖をつける
根元からカールされた前髪をキープするためには、カーラーでしっかり癖づけしておきましょう。
前髪専用のカーラーは、5分ほど放置するだけでふんわり前髪が作れるので、学校について前髪が崩れていたら、授業が始まる前に急いでセットできますね。
韓国女子のように前髪にカーラーをつけたまま出歩くのが、日本でもトレンドになる日が来るかもしれません。
ハード系スプレーやワックスを使う
おでこの汗で前髪が崩れるのイヤなら、ハード系のスプレーやワックスなどのスタイリング剤を使って、前髪を固めておくと崩れにくいです。
ワックスは付けすぎると、重みでカールが取れてしまうので、少量を手にとって少しずつつけるように気をつけましょう。
細くて柔らかい髪質の人は、ハード系よりもソフト系のほうが合う場合があるため、いろいろなものを試して合うものを見つけてくださいね。
おでこにベビーパウダーをつける
前髪のうねりの原因である汗による湿気を取り除くため、おでこにベビーパウダーをつけましょう。
おでこをサラサラに保つことで、前髪のベタつきを軽減してくれます。
さらにうねりが気になる人は、前髪の裏にも薄くベビーパウダーをつけるのもおすすめですよ。
ヘアアレンジで前髪をおでこにつけない
前髪の状態をいちいち気にしたくないなら、思い切ってヘアアレンジしちゃいましょう。
真ん中分けにするといつもとは違う大人っぽい印象にもなれます。
おでかけ前に時間があるときは、ポンパドールや編み込みのヘアアレンジをしても、おしゃれですね。
縮毛矯正をする
前髪の癖が強くて悩んでいる人は、縮毛矯正してしまうのも一つの手です。
うねりがひどくて、まっすぐにしたいなら、美容室に相談してみましょう。
おでこに汗をかいてもうねらず、毎朝のアイロンの手間も省けますよ。
お直しアイテムで前髪をもとに戻す!
おでこの汗で前髪をキープできないときは、お直しアイテムを持ち歩いてセットし直しましょう。
前髪についた汗や皮脂をドライシャンプーや前髪用さらさらシート、スプレー、ワックス、カーラー、コンパクトなヘアアイロンなど、持ち運びに便利なアイテムをそろえることが大切です。
おでこにだけ大量に汗をかく原因は?
おでこや顔に大量の汗をかく原因は以下のことが考えられます。
- 自律神経の乱れ
- 女性ホルモンの乱れ
- 汗腺の働きの低下
ここでは、具体的にどんな行動や習慣が自律神経や女性ホルモンの乱れ、汗腺の働きを低下させるのか、詳しく紹介します。
疲労やストレス
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
活動的になる日中は交感神経、リラックスモードになる夜中は副交感神経が優位になり、体のなかで自動的にスイッチを入れ替えてバランス良く調整してくれます。
しかし、緊張時や興奮時、不安やストレスを感じたときなどに交感神経が優位になるため、疲れていたり、ストレスが溜まっていたりする状態が続く自律神経のリズムが乱れてしまうのです。
運動不足
運動しないと汗をかく機会が減ってしまい、体の多くの汗腺が働かず休眠状態になってしまいます。
その結果、動きの活発なおでこや顔の汗腺だけが働く状態になり、ほかの部位と比較して汗が多く出てしまうのです。
冷房の影響
長時間冷房の効いた涼しい部屋にいると汗をかかず、運動不足と同じように汗腺の働きが低下します。
さらに、体の冷えは卵巣機能を低下させ、女性ホルモンの乱れにもつながる可能性があります。
顔面多汗症の可能性も!
ほかの部位には汗をかかないのに、おでこや顔にだけ局所的に汗をかく場合、顔面多汗症という可能性が考えられます。
顔面多汗症は上記の原因のほかにも、遺伝や神経障害、糖尿病などの病気によってもなる可能性があります。顔だけ汗が異常に多い場合は、皮膚科に受診してみてくださいね。
おでこの汗を止める方法はある?
おでこの汗が気になる場合、病院を受診してみる以外に、日々の生活を見直すことで、汗腺の働きや自律神経、ホルモンバランスを正常に整えることが大切です。
おでこの汗を完全に止めるのは難しいですが、以下のようなことを意識すると、おでこの汗を抑えてベタつきを防ぐことにつながります。
毎日湯船につかる
全身の汗腺がさまざまな原因で休眠状態になっていると、おでこや顔のように汗腺が活発に働く部位に汗が多く出ます。
しっかり入浴をすることで体が温まって血流が良くなり、全身の汗腺の働きが活性化すれば、おでこや顔の汗を減らすことができるでしょう。
時間がないからとシャワーで済ませる人も多いですが、なるべく湯船につかって全身から汗をかくようにしましょう。
適度に運動する
適度に運動をすることで体全体の汗腺の働きが良くなり、おでこや顔の汗腺への負担が軽減されます。
特に効果的なのは、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動です。
有酸素運動でゆっくりじんわりと汗をかくことで、汗腺のろ過機能が正常に働き、サラサラした良い汗をかくことができます。
ストレスを発散する
自律神経の乱れの原因である、ストレスを発散させることも汗対策の一つです。
十分な睡眠を取り、好きなことをしてリラックスする時間を作り、ストレスを溜め込まないようにしましょう。
首周りを冷やす
その場しのぎの対策ですが、学校についておでこや顔の汗が止まらないときは、動脈が皮膚のすぐ近くを通っている首周りを冷やすのがおすすめです。
体中を循環している血液や皮膚が冷えるため、効率的に熱くなった体を冷やして汗を抑えることができます。
生活リズムを整える
規則正しい生活を送ることで、自律神経が整います。
昼夜逆転などの不規則な生活を送っている人は、朝カーテンをあけて朝日を浴びることから始めてみましょう。体内時計が正常になり、生活リズムが整いやすくなります。
また、寝る前には、交感神経を刺激するブルーライトを発するスマホやパソコンの使用を控えるのもおすすめです。
ほかにも、バランスのとれた食事をして、体に必要な栄養素を摂取することも必要です。お菓子ばかりを食べたり、ジュースばかり飲みすぎたりすると、栄養不足を招きます。暴飲暴食はせず、バランスの良い食生活を心がけましょう。
制汗スプレーを使う
顔用の制汗スプレーを使用して、汗を抑えるのも良いですね。ミストタイプのスプレーだけでなく、最近はクリームやシートも人気です。
制汗剤を選ぶときは、汗の分泌を抑える有効成分が配合された医薬部外品を選ぶのがおすすめです。
おでこの汗対策をして、前髪のうねりやベタつきを抑えよう!
せっかくセットした前髪がおでこの汗で台無しになるのがイヤなときは、ヘアケアアイテムや汗対策グッズを活用することが大切です。
おでこや顔だけ異常に汗をかくようなら、多汗症の可能性があるので病院を受診してみましょう。
また、おでこの汗が気になるときは、自律神経を整えて全身の汗腺の働きを活発にすることが重要なので、今回紹介した方法のなかで手軽なものから試してみてくださいね。
いろいろなアイテムや方法を試してみて、自分に合う対策を見つけてくださいね!