GTECスコアの高校生の平均は?大学別合格者の平均スコアを紹介!

GTECスコアの高校生の平均は?大学別合格者の平均スコアを紹介!

高校生になり、大学受験や就職を意識し始めると、英語スキルが求められることがありますよね。

学校で、GTECのテストを受けたことがある高校生もいるのではないでしょうか。

この記事では、GTECとは何か、大学合格者別のGTECスコアの高校生の平均、GTECスコアに応じた英語レベルなどについて紹介します。

GTECについて知りたい人や、自分のスコアがどのレベルなのか知りたい人は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

GTECってなに?

GTECってなに?

そもそも、GTECというテストを聞いたことがありますか?

GTECとは、ベネッセコーポレーションが実施するテストの名称。

小学生から社会人までを対象とした、英語力を測定できる英語4技能テストです。

結果はスコアで表示され、自分の英語力を数値で把握することができるうえ、大学によっては、GTECのスコアを入試で活用できるケースもあるのです。

高校生が受けるGTECの問題タイプ

GTECは、小学生から社会人と幅広い年齢層の人が受けられるため、受けられる問題タイプが複数あります。

自分の英語力に適した問題タイプを選ぶことで、より正確なスコアが出るでしょう。

おもに高校生が受けることになるGTECの問題タイプは以下の通りです。

Basic(ベーシック)

Basic(ベーシック)は、中学3年〜高校2年レベルのGTECテストです。

出題時間は約110分で、マークシート方式のReadingとListening、記述式回答のWriting、タブレットで行うSpeakingの4つで測定します。

上限スコアは1,080点です。

Advanced(アドバンス)

Advanced(アドバンス)は、高校1年〜高校2年レベルのGTECテストです。

出題時間は約110分で、マークシート方式のReadingとListening、記述式回答のWriting、タブレットで行うSpeakingの4つで測定します。

上限スコアは1,280点です。

CBT

CBTは、高校2年後半〜高校3年レベルのGTECテストです。

出題時間は約150分で、全ての問題はPCで出題され、測定します。

上限スコアは1,400点です。

高校生のGTECスコアの平均

高校生のGTECスコアの平均

実際にGTECを受けた人は、高校生のGTECスコアの平均が気になるかもしれません。

しかしGTECでは、高校生全体の平均スコアは公開されていません。

その代わりに、各大学に入学した大学生が高校3年次の際のGTECスコアは公開されているため、次は大学別の合格者の平均スコアを見ていきましょう。

大学受験で必要なGTECスコアの平均

公開されている大学別の合格者平均スコアから一部抜粋した表が以下です。

大学名平均スコア
東京大学1150
一橋大学1100
京都大学1080
お茶の水女子大学1050
東北大学1030
名古屋大学1030
北海道大学1020
大阪大学1020
横浜国立大学1010
東京学芸大学970
東京都立大学960
埼玉大学940
北九州私立大学900
福岡大学880
東海大学850

【私立大】

大学名平均スコア
慶應義塾大学1160
上智大学1080
早稲田大学1070
立教大学1030
明治大学1020
青山学院大学1020
中央大学1010
東京理科大学1000
法政大学990
学習院大学990
関西学院大学970
立命館大学960
成蹊大学950
東洋大学930
駒澤大学920
千葉工業大学880
大東文化大学870
帝京大学820
日本体育大学780

参考:2022年度大学別合格者平均スコア一覧-ベネッセグループ

大学受験を考える高校生は、志望校の平均スコアを参考にGTECを受けてみると良いでしょう。

点数が足りていなければどのくらい勉強すれば良いか、点数が足りていれば志望校の設定は正しいかなどの目安になりますね。

GTECスコアに応じた英語レベル

GTECスコアに応じた英語レベル

では、GTECスコアに応じた英語力は、どのくらいなのでしょうか。

今の自分の英語力を推し測るためにも、以下の表を確認してみましょう。

スコア英語レベル(CEFR)
1350〜1400海外大学進学を目指す受験生自分の専門外の内容についても理解し、発言できる(C1)
1180〜1349海外の大学で授業を理解し、参加できる(B2)
930〜1179大学進学を目指す受験生海外の高校で授業を理解し、参加できる(B1)
680〜929海外のホームステイや語学研修で楽しめる(A2)
260〜679中学卒業程度外国語指導補助(ALT)と日常的な会話ができる(A1)
0〜259ごく簡単な自己紹介ができる(Pre-A1)

参考:スコア-GTEC-ベネッセの英語検定

上記のようにスコアによって英語レベルが分かるようになっています。

大学受験を考えている高校生なら、最低でもスコア680以上は必要ということになります。

 

また、表内の「CEFR」という表記が気になった人もいるでしょう。

CEFR(セファール)とは、外国語の運用能力や熟達度を評価するグローバルスタンダードな指標のことです。

CEFRによって、さまざまな評価システムで測定しても同一の基準で外国語の能力を推し測れるようになるのです。

CEFRとその他の主要検定試験を換算した表は以下の通りです。

CEFR実用英語技能検定(英検)TOEIC (L&RとS&Wの合計スコア)TOEFL iBT
C11級1845〜199095〜120
B2準1級〜1級1560〜184072〜94
B12級〜準1級1150〜155542〜71
A2準2級〜2級625〜1145該当なし
A13級〜準2級320〜620該当なし

参考:各資格・検定試験と CEFRとの対照表-文部科学省

例えば、英検準1級と同等レベルはB1(GTECスコア930〜1179)やB2(GTECスコア1180〜1349)だと分かりますね。

もしも、GTECを受けて自分のスコアが分かったら、それに応じたレベルの英検が合格したり、TOEICやTOEFLの目標のスコアがとれたりするかもしれません。

GTECスコアの高校生の平均は公開されていない!目標に応じてスコアをとろう

GTECスコアの高校生の平均は公開されていませんが、大学合格者別の平均スコアは知ることができます。

GTECは、Reading・Listening・Writing・Speakingの4つをテストして英語力を測定できる英語4技能テストです。

大学受験を考える高校生は、GTECのスコアを参考に、志望校を設定したり、志望校の合格可能性を確認したり、受験勉強の指針にしたりして、役立ててみてくださいね。

高校生の勉強時間や勉強方法について詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。

高校生の勉強時間はどのくらい?高1・2・3年別、志望大学別に解説