蛙化現象とは?診断に使える「蛙化現象あるある」一覧や治し方も紹介
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恋愛に関する悩みの一つとして取り上げられる「蛙化現象」。
この記事では、蛙化現象とはどんなものなのか、言葉の意味や由来を解説するとともに、蛙化現象あるあるを一覧にして紹介。
さらに原因や治し方も解説するので、蛙化現象に悩む人は参考にしてみてくださいね。
蛙化現象とは?
蛙化現象とは、片想いをしていた相手が自分を好きになった途端に、相手を嫌い・気持ち悪いと思ってしまう現象のことです。女性がなることが多いとされていますが、男性にも見られますよ。
蛙化現象は「かえるかげんしょう」と読み、グリム童話の「かえるの王さま」が由来になっていると言われています。
「かえるの王さま」は、醜いカエルが王女様と出会い、人間の王子様に変化することで2 人が恋に落ちるというストーリー。
一見、蛙化現象とは逆の物語のようですが、突然気持ちが正反対になるという点から、この名前がついたとされているのです。
最近は「幻滅」という意味で使われることが多い!
最近は本来の蛙化現象とは違い、単純に「好きな人や恋人に幻滅する・理不尽に冷める」という意味で使われることが多くなっています。
「好きな人が自分に好意を持つことが気持ち悪い」と感じる蛙化現象の意味とは違いますが、言葉の使い方が変化して広まることは多くあります。
そのため、好きだった人の些細な言動によって、一気に気持ちが冷めてしまうことを「蛙化した」と使うことも間違いではないと言えるでしょう。
【診断してみよう】蛙化現象あるある一覧
ここからは、蛙化現象あるあるを一覧にして紹介します。
以下にたくさん当てはまる人は、すでに蛙化現象になっているかも?
実際に蛙化現象が起こったエピソードも一緒に見てみましょう。
キスやスキンシップをしたくない
自分のことを好きになった相手に興味がなくなるのではなく、生理的な嫌悪感が芽生えてしまうのが蛙化現象の特徴の一つ。
そのため、もし相手と付き合えたとしても、キスや恋人らしいスキンシップはしたくないと思ってしまうのです。
実際に「手を繋ごうと出した手が不自然すぎて、ちょっと冷めてしまった」や「彼氏に頭をポンポンされたとき、嬉しくなくてむしろ嫌だと思った」などのエピソードもあります。
冷めている・引いてしまう
蛙化現象になると、相手から「好き」などの言葉をかけられても嬉しいと思えず、冷めた目で見てしまうことがあります。
また、付き合いたてで相手の好きな気持ちが盛り上がったり、はしゃいだりするのを見て、引いてしまうことも。
「付き合って喜んでくれたのか周りの友達に言いふらしてて、引いてしまった」「付き合ってすぐ『大好き』や『愛してる』をLINEでたくさん言ってきて、なんか冷めてしまった」というエピソードも。
相手が不潔に見える
蛙化現象で相手に生理的な嫌悪感を覚えると、相手の肌や汗などがひどく汚いものに見えることがあります。
このせいで、一緒にいるのがしんどくなってしまうこともあるんです。
「鼻毛が出ているのを見て、好きなら指摘すれば良いだけなのに一緒にいるのが嫌になってしまった」「こぼした食べ物を口にしているのを見て汚いと思った」などのエピソードがあります。
連絡をとりたくない
蛙化現象あるあるとしては、相手と連絡をとりたくなくなってしまうというものも挙げられます。
相手が自分を好きになったことで好感度が下がっているので、メッセージのやりとりをするのが面倒くさい、いちいち連絡が来るのが嫌だといった気持ちが芽生えているのです。
「付き合うまではLINEのやりとりを頻繁にしていたのに、付き合ってからは面倒になってしまった」「ほぼ毎日夜に電話がかかってくるのが嫌になった」といったエピソードも。
デートが面倒くさい
相手が自分のことを好きになった途端、デートに誘われても嬉しくない、行くのが面倒くさい、もう帰りたいと思ってしまうのも、蛙化現象あるあるでしょう。
アプローチしているときのデートは楽しかったのに、突然このように思ってしまうのです。
「映画を見に行って大声で笑っているのを見て、カップルだと思われたくなくなってしまった」「フードコートで私をキョロキョロしながら探している姿を見て急に冷めた」などのエピソードもあります。
自己嫌悪・罪悪感を感じる
蛙化現象では相手に嫌悪感を覚えますが、悪意を持って嫌っているわけではありません。
そのため、自分自身に対しても「なぜこんなふうに感じるのだろう」「自分はどこかおかしいのかも」などと自己嫌悪に陥ったり、「相手に申し訳ない」と罪悪感を感じたりすることも。
「付き合う前までは何をしてもかっこよく見えたのに、付き合った途端に気になることが増えたのは自分が盲目だったからだと思う」「相手は私のためにした行動だから、蛙化現象になると相手に申し訳ないし辛い」などの声も。
蛙化現象を経験した人はどのくらいの割合でいる?
今でこそよく耳にするようになった蛙化現象。
実際に蛙化現象を経験したことがある人はどのくらいいるのでしょうか。
「蛙化現象を経験したことがある」という人は、以下のような割合だったという結果があります。
【蛙化現象を経験したことがある】
- 男性:24.3%
- 女性:38.3%
以上のように、男女ともに3割前後の人が蛙化現象を経験しています。
蛙化現象は若干女性のほうが起こりやすい現象と言えるでしょう。
蛙化現象の原因
蛙化現象はなぜなってしまうのでしょうか?ここでは、考えられる原因を紹介します。
過程を重視しすぎている
蛙化現象になる人のなかには、付き合うまでの過程を重要視するあまり、いざ付き合うことになってからテンションが落ちている人もいます。
片想い期間ならではのドキドキがなくなってしまい、物足りなくなってしまうんです。
また、アプローチに全力を注いでいたために燃え尽きていることも。
理想と現実のギャップ
恋人に対する理想が高く、いざ付き合ってから現実とのギャップを感じるのも、蛙化現象の原因に。
片想い中は理想的な相手と思っていても、付き合って距離が一気に近づくと「そこまで理想的でもなかったな」なんて思ってしまうんです。
特に恋愛経験がない人や、二次元のキャラクター・芸能人などを理想の恋人とする人は、目の前にいる現実の相手に幻滅しちゃうことがあります。
自信がない
自信がないと、せっかく好きになってもらっても「自分なんかのことを好きになるわけがない」「自分のことが好きだなんて意味がわからない」などと考えてしまい、蛙化現象につながることも。
相手を信用できない
もともとの性格や、過去の嫌な思い出が原因で相手を信用できず、距離をとりたくなってしまうのも、蛙化現象の原因になることがあります。
片想いのうちは気にならなくても、付き合って距離が近づくことで信用できない気持ちが強くなってしまうんです。
蛙化現象の治し方
蛙化現象は恋愛がうまくいかないだけでなく、自己嫌悪に陥り辛い思いをすることも。
最後に、蛙化現象の治し方として効果的なものを紹介します。
自分磨きをする
自信がなくて蛙化現象になっている人には、自分磨きをするのがおすすめです。
スキンケア・ヘアケアやおしゃれの勉強といった見た目のほか、所作をきれいにしたり、教養を身につけたりして内面を磨くのも良いでしょう。
さまざまな恋愛に触れる
小説を読んだり、ドラマや映画を観たり、友達と恋バナをしたりして恋愛に触れるのも、蛙化現象の治し方としておすすめです。
なかでも恋愛経験があまりない人は、このような方法で恋愛がどんなものなのかという理解を深めることで、理想の高さを見直すことができるかも。
自分の気持ちを整理する
蛙化現象を治すには、信頼できる友達に話したり、紙に書き出したりして、自分の気持ちを整理するのも効果的でしょう。
特に、
- 相手のどんなところが好きだったのか
- 今はどう思っているのか
- これからどうなりたいか
など、自分と相手の関係についてよく考え、それを少しずつ言葉にしてみると良いですよ。
少し相手と距離を置く
蛙化現象で相手への嫌な気持ちが溜まってしまっていると、治したくても冷静になれない可能性があります。
そのため、少し連絡頻度・デートの頻度を落として距離を置くのも一つの手です。
距離を置くことで相手との関係についてゆっくりと考えられるだけでなく、好きな気持ちも戻ってきやすくなるかも。
素直に相談してみる
蛙化現象を治す方法としては、相手に相談してみるのも良いですよ。
自分が今、どう感じているのかということ、これからも仲良く一緒にいるために克服したいということを素直に話すことで、一緒に対処していくことができるかも。
話すときは相手を傷つけないよう、言葉選びに注意してくださいね。
蛙化現象あるあるや治し方を知って、克服を目指そう!
蛙化現象とは、今まで好きだった相手、片想いの相手が振り向いて自分を好きになった途端、嫌悪感を抱いてしまう現象を意味します。
そのため、蛙化現象あるあるにはキスが嫌、連絡やデートが面倒といったものが挙げられるでしょう。
しかし、蛙化現象は自己嫌悪も引き起こし、辛い思いをすることもあります。
治したい人は、今回の記事を参考にしてみてくださいね。