【高校生向け】バイト面接でよく聞かれること&答え方の例文!当日の流れや注意点も紹介
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高校生になったら、お小遣い稼ぎや社会経験のためにバイトを始める人が多くなりますが、避けて通れないのが面接。面接を合格しない事には、バイトを始められませんよね。
今回は、高校生がバイトの面接を受けるときによく聞かれることを紹介していきます。「どう答えたらいいか分からない!」という高校生のために、答え方の例文も紹介しているので参考にしてくださいね。
バイト面接当日の流れ&挨拶例
初めてバイトの面接を受けるとなると、分からないことだらけで緊張してしまいますよね。ある程度面接当日の流れや挨拶の仕方を覚えておくことで、緊張や不安を解消することができますよ。
店舗・会場についたとき
面接を受ける店舗や会場についたら、中に入る前に上着やコートを厚手のアウターを脱いでおきましょう。畳んで腕にかけておくとスマートです。
入る場所の指示がない場合は、正面入り口から入ってOKです。受付や店頭にいるスタッフに、面接に来たことを伝えてください。
「本日〇時からアルバイトの面接をしていただく○○(自分の氏名)です。担当の○○様はいらっしゃいますでしょうか」
担当者の名前が分からなければ、「面接ご担当の方」「担当者様」などでも大丈夫ですよ。
面接会場に入室するとき
面接会場に入室するときは、ドアを軽く3回ノックし、中から返事が聞こえたらドアを開けるようにしましょう。
担当の方が面接する場所まで連れて行ってくれる場合は、ノックする必要はありません。
面接会場に入室したら、「失礼します」と言って一礼してからドアを締めましょう。ドアは後ろ手で閉めず、ドアの方を向いて静かに閉めるのがマナーです。
面接会場で椅子に座るとき
椅子の左側に立ち、挨拶をして一礼します。
「〇〇(自分の名前)です。本日はよろしくお願いします」
「どうぞ」や「お座りください」と声を掛けられてから、「失礼します」と言って椅子に座ります。荷物は下ろし、椅子の横に置いてください。
面接会場を退室するとき
面接が終了したら、荷物を持って椅子の左側に立ちお礼を言いましょう。
「本日はありがとうございました。失礼します」
ドアまで歩いて行ったら、振り返りもう一度「失礼します」と一礼。
その後ドアの方を向き、部屋の外に出ましょう。ドアはゆっくり静かに閉めることで、最後まで印象を良くすることができますよ。
アウターがある場合は、外に出てから着てくださいね。
バイト面接でよく聞かれること&答え方の例
バイトの面接では、どの職場でも同じような質問をされることがあります。どんなことを聞かれるか、どのように答えればいいかを把握しておきましょう。
事前にシミュレーションしておくことで、面接をスムーズに進めることができますよ。
「志望動機や応募理由は?」
志望動機や応募理由は、バイトの面接で必ず聞かれる定番の質問です。
この質問では「やる気がありきちんと働いてくれるか」「お店や業界に対する熱意」などを確認します。
「家から近い」「給料が高い」なども立派な志望動機ですが、「なぜそこで働きたいか」を具体的に話すと説得力が増しますよ。
「人と接することが好きで、接客のアルバイトを探していました。こちらのお店はスタッフの方々の雰囲気がとても良く、私も同じようにお客様を笑顔にしたいと思い応募いたしました」
「週何日シフトに入れますか?」
こちらもバイトの面接で必ず聞かれる質問です。
多ければ多いほど採用されやすいと思いがちですが、実際に入れない日数を伝えるのはNGです。
学校の行事や部活・勉強などの予定を考慮し、無理なく入れる日数を伝えましょう。
飲食店などは平日と土日でお店の込み具合が変わってくるため、土日に出勤できるかどうかも伝えておくのがおすすめです。
「学業と両立したいので、週3日ほどで考えています。週末は土曜日なら出勤可能です」
「年末年始や長期休暇はシフトに入れますか?」
年末年始や長期休暇は学校がお休みになるため、普段とは異なる生活スタイルになります。いつもより長い時間シフトに入れる場合は、どれくらい働けるかを伝えましょう。
もし部活や旅行など事前に分かっている予定があれば、遠慮せず先に伝えておくのが大切です。
「冬休み中はお昼からシフトに入れます。年末年始は毎年母の実家へ帰省するので、〇日から〇日までは入れません」
「希望の職種は?」
同じ職場でもスーパーならレジや品出し、飲食店ならホールやキッチンといった異なる職種があります。自分が希望する職種を素直に伝えましょう。
「人と関わる仕事がしたいので、ホール担当を希望します」
また、希望する職種の人数が足りていたり、ほかの職種が人手不足になっていたりする場合、別の職種をすすめられることがあります。
無理に受け入れる必要はありませんが、あとから希望の職種に異動する可能性もあるため、相談してみるのが良いですね。
「最初はレジからでも大丈夫です。もしチャンスがあれば品出しに異動させていただきたいと思っています」
「いつから働けますか?」
アルバイトとして実際に働き始められる日にちを聞かれています。
「いつでも大丈夫です」とあいまいに答えるよりも、具体的な日にちを答えましょう。急ぐ必要はありませんが、できるだけ早い日にちを伝えるのが良いですね。
「来週の月曜日から働けます」
「アルバイト経験はありますか?」
過去のアルバイト経験により、どんな仕事ができるかを探る質問です。
同業種のアルバイト経験があれば、強力なアピールポイントになりますよ。経歴だけでなく、そこで何を身につけられたかを伝えることが重要です。
「半年ほどカフェでアルバイトをしていました。オーダーや料理の提供のほか、キッチンのヘルプに入ることもありました。その経験を活かし、こちらの店舗でも接客やキッチン作業などさまざまな仕事を覚えて働きたいと思っています」
アルバイト経験がない場合でも、正直に答えて大丈夫です。仕事に対する熱意を伝えましょう。
「アルバイト経験はありませんが、1日でも早く仕事を覚えられるよう頑張ります」
「前のバイトを辞めた理由は?」
履歴書の職務履歴にバイト経験を書いた際に勤務期間が短いと、この質問をされることがあります。
「仕事が大変だった」「人間関係のトラブルで」などネガティブな理由は、すぐに辞めてしまう人という印象を与えてしまうので避けるのが無難です。
できるだけ前向きな理由を伝えるようにしましょう。
「以前はキッチンを担当していましたが、もっと近くでお客様の喜ぶ顔が見たいと思い、接客をメインで担当できるこちらの店舗で働きたいと思いました」
「通勤手段・時間は?」
通勤手段や時間によって、交通費が出たり働くことができる時間が変わったりします。
通勤するのにどれくらい時間がかかるか、事前に調べておくとスムーズに答えられますよ。
「自転車で10分程度です。雨の日は徒歩になるので、20分ほどかかります」
「自己PRをしてください」
自己PRは、アルバイト先でどんなことができるかをアピールするチャンスです。
自分を採用することでバイト先にどんなメリットがあるか、エピソードを交えて伝えましょう。
「私は、コツコツと努力を続けることができる忍耐力があります。中学から部活で取り組んでいるバスケでは、練習はもちろん道具の準備や片付け・コートの清掃も率先して行ってきました。この忍耐力を活かし、集中して業務に取り組みたいと思っています」
「あなたの長所・短所は?」
長所・短所を伝えることで、自分がどんな人柄かが分かります。
長所を伝える際は、バイトをするにあたってどのように役に立つかがポイントです。
短所はマイナスポイントを伝えるだけでなく、どのようにカバーしていくのかを伝えるようにしましょう。
「長所は臨機応変に対応できるところです。旅行先で電車の遅延や急な天気の変化があっても、すぐに別の方法を調べるなど落ち着いて対処することができます。もし仕事中にトラブルが起きても、冷静に対処しようと心がけています。
短所は少し人見知りしてしまうところですが、アルバイト環境に早く慣れることでスタッフ同士の連携を大事にし、協力し合って働いていきたいです」
「趣味はありますか?」
趣味の無いようにより合否に影響が出るわけではありませんが、人となりを伝えるうえで大切な質問になってきます。
まず結論から答え、次に好きな理由・趣味を通して得たものを伝えましょう。自己PRに繋がると、より印象が良くなりますよ。
「趣味はお菓子作りです。理由は友達や家族に食べてもらったときに、「おいしい!」と言ってもらえるのが嬉しいからです。仕事でもたくさんのお客様の笑顔が見られるよう、頑張りたいと思います」
「何か質問はありますか?」
バイトの面接の最後に、逆質問を求められることがあります。
聞きたいことがなければ「特にありません」と答えても問題ありませんが、質問をすることでより熱意が伝わる可能性があります。
聞きたいことを2~3個用意しておくと安心ですよ。
【質問したほうが良いこと】
- シフトの決め方
- バイトを休む際の連絡方法
- 研修期間の有無
- 身だしなみ(髪の色・アクセサリー・ネイル)
高校生がバイト面接でよく聞かれることは?
高校生がバイトをする場合、大学生やフリーターとは異なりさまざまな制約があります。
高校生だからこそ聞かれる質問を紹介するので、答えを考えておきましょう。
「親の許可はありますか?」
高校生の場合、アルバイトをするのに親の許可や同意書が必要になります。
親に黙ってバイトを始めるとトラブルの原因になるので、必ず許可をもらっておきましょう。
「はい。両親からの許可を得ています」
「学校の校則で問題ありませんか?」
学校によっては、校則でアルバイトが禁止されていることもあります。
こっそりバイトを始めてしまうと、バレたときにバイト先にも迷惑がかかってしまうので要注意です。
なかには申請すればOKという学校もあるので、確認してみてくださいね。
「アルバイトは学校に申請書を提出すれば問題ありません。採用後に提出しようと思っています」
「試験期間はシフトに入れますか?」
試験前や試験期間は勉強に集中するため、バイトをお休みする高校生が多いです。
試験期間にどれだけシフトに入るかを事前に決めておくと、バイト先もスムーズにシフトを組むことができるようになります。
「試験期間の前の週はシフトを1~2回に減らし、試験期間中はお休みしたいと思っています」
「受験などで辞める時期は決まっていますか?」
高校生は大学の受験勉強をきっかけに、バイトを辞める人が多いです。
受験勉強のためにバイトを辞める可能性がある場合は、だいたいで良いので辞める時期を伝えておきましょう。
「大学受験のため、高校3年生の7月頃まで働きたいと思っています」
高校生必見!バイト面接の受け答えのポイント&注意点
バイトの面接時間は短いため、話した内容以外にもさまざまな点がチェックされています。
限られた時間のなかで印象を良くするためには、どのように受け答えすればよいのか、受け答えのポイントや注意点を紹介します。
きれいな言葉遣い
高校生のバイトで多いのが、コンビニやファミレスでの接客。お客様の相手をすることが多いため、きれいな言葉遣いは非常に重要なポイントです。
とはいえ高校生なので、敬語を完璧に使いこなせなくても問題ありません。
「ですます調」の丁寧な話し方に加え、間違えやすい言葉遣いを意識しておけば大丈夫ですよ。
- 一人称(うち、俺)→私、僕
- 返事(うん)→はい
- お母さん、お父さん→母、父、両親
- おばあちゃん、おじいちゃん→祖母、祖父、祖父母
- この会社→御社
- 了解です→かしこまりました
- ごめんなさい→申し訳ございません
明るくハキハキ受け答えする
質問への答えがどんなに良くても、ボソボソと暗く話していたら印象が悪くなってしまいます。しっかり前を向いて、明るくハキハキと答えましょう。
お店によっては、ざわついた店内で面接をすることもあります。
普段の話し声より少しボリュームを大きくすると、相手に伝わりやすいですよ。
早口にならないよう、ゆっくり話すようにするのもコツです。
逆に相手に声が聞き取りにくい場合は、質問を聞き返してもOKです。適当に答えたりそのままにしたりするよりも、丁寧に聞き返した方が好印象ですよ。
「申し訳ございません。お話を聞き逃してしまったので、もう一度お伺いしてもよろしいでしょうか」
質問の答えはシンプルに
質問をされた場合は、要点のみをまとめてシンプルに答えましょう。
自分をアピールしたいがために関係のないことをダラダラ話すと、「結局何が言いたかったの?」と思われてしまいます。
アルバイトの面接は短時間で終わることが多いので、簡潔に分かりやすく伝えることが大切です。
話すときはまず結論を話し、それから理由やエピソードを話すと伝わりやすいですよ。
背筋を伸ばして前を向く
美しい姿勢はそれだけで真面目な印象を与えます。背筋を伸ばし、猫背にならないよう気を付けましょう。
特に面接中は質問の受け答えに気を取られ、姿勢が悪くなりがちです。椅子に座ったときは背もたれに寄りかからず、両足を床につけて座りましょう。
顎を引き、頭のてっぺんから糸で引っ張られているイメージを持つと綺麗な姿勢をキープできますよ。
また、目線を落とすと姿勢が崩れやすくなります。自分が話すときだけでなく、相手の話を聞くときもしっかり前を向いてくださいね。
オーバーに話すのはNG
面接で話した内容と実際にできることに差があると、採用後にトラブルが起きる原因になります。
そのため、本当は週2日しかシフトに入れないのに「週5日入れます!」と言ってしまうなど、オーバーに話すことはやめましょう。
高校生は部活や行事・テスト勉強などがあり、バイトをたくさん入れすぎると精神的にも体力的にもヘトヘトになってしまいます。
バイトに入る時間や日数はゆとりをもって計画し、面接でも正直に伝えることが大切です。
高校生の疑問解決!バイト面接Q&A
ここからは、高校生がバイトの面接で疑問に思いやすいことをまとめて紹介していきます。
面接にメイクはしていくべき?
高校生の場合は学校の校則でメイクが禁止されている場合もあり、すっぴんでバイトの面接に行っても問題ありません。
ただ、アパレル・美容系やブライダル系などメイクが必要になる仕事もあるため、「メイク必須か」を面接中に聞いてみると良いですね。
もちろん、バイト面接時に高校生がメイクをしていっても問題ありません。派手なメイクは避けて、清潔感を意識したナチュラルメイクがおすすめです。
高校生におすすめの面接メイクのやり方などについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
面接に必要な持ち物は?
面接に行く際は、筆記用具・メモ・スケジュール帳などが必要になります。スマホで予定管理をしている場合は、スケジュール帳でなくても大丈夫です。
履歴書が必要と言われた場合は、記入済みの履歴書を用意しましょう。写真も忘れずに貼り付けてくださいね。
【バイト面接基本の持ち物】
- A4サイズが入るバッグ
- 履歴書(封筒・クリアファイルに入れる)
- 筆記用具
- スケジュール帳・メモ帳
- 腕時計
- ハンカチ
- ティッシュ など
何を着て行けばいいの?
高校生の場合、バイトの面接に制服を着るか私服を着るか悩みますが、基本的にどちらを着ても問題ありません。
制服は学生にとっての正装なので、悩んだら制服にしておくのが無難です。ラフに着崩すのではなく、校則通りにしっかり着用しましょう。
私服を着て行く場合は、シンプルで清潔感のあるきれいめコーデを心がけると良いですよ。
バイトの面接のおすすめコーデやNGコーデは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
面接で落ちる理由は何がある?
せっかく準備して面接を頑張ったのに、不採用だったらショックですよね。面接で落とされた場合、以下のような理由が考えられます。
- バイト先の求める時間帯・曜日とシフトが合わなかった
- バイト先の雰囲気に合わないと判断された
- 遅刻をした
- 敬語や挨拶がきちんとできなかった
- 質問に対して適切な返事ができなかった
- 身だしなみに問題があった
高校生が面接で落ちる場合、「希望シフトが合わない」という理由が多いです。高校生は平日は放課後、土日も時間が限られている場合が多く、バイト先がシフトに入って欲しい時間帯や曜日と希望が一致しないと採用されません。
また、採用する側もバイト経験がない高校生を雇う場合、面接で態度やマナーなどをしっかりみています。面接時の態度やマナーが悪いと、お客さんや同僚に失礼な態度をとったり、急に仕事を辞められたりなどトラブルを生む可能性が高いと判断され、落とされてしまうのです。
以下の記事ではバイト面接で採用されるためのポイントなどを紹介しているので、こちらの記事もチェックしてみてくださいね!
高校生がよく聞かれることをしっかり対策してバイト面接を乗り切ろう!
面接慣れしていない高校生にとって、バイト面接はとても緊張するものです。よく聞かれる定番の質問があるので、面接前にどうやって答えるのかをしっかりと考えておきましょう。
バイトの面接は、自分の良い所や人となりを知ってもらうチャンスです。ひとつひとつの質問にハキハキ丁寧に答えることで、好印象を与えることができますよ。
また、大切なのは受け答えだけではありません。面接官は服装や姿勢・話し方など、さまざまな要素を見ています。質問内容だけでなく、マナーも含めてしっかり対策をしておきましょう!