高校生におすすめのキャッシュレス決済はどれ?利用事情も紹介!
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キャッシュレス決済とは、現金を使わない決済方法のこと。今はお財布を持たずにキャッシュレス決済でお会計をしている高校生も増えています。
この記事ではPopteenが独自に行なったアンケート調査の結果をもとに、高校生のキャッシュレス決済利用事情を紹介します!
また、まだ利用していない高校生におすすめのキャッシュレス決済も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
高校生のキャッシュレス決済利用事情
コンビニやスーパー、駅などさまざまな場所で利用できるキャッシュレス決済。多くの人が利用していますが、高校生はどれぐらいの人が使っているのでしょうか。
キャッシュレス決済を利用している高校生は約70%
キャッシュレス決済を利用している高校生は約70%。1クラス40人の教室だと、そのうち28人くらいはキャッシュレス決済を使っているということになりますね。
学校帰りにコンビニや飲食店に立ち寄ったり、公共交通機関を利用して通学する人がいたりすることで、キャッシュレス決済を利用する人が増えてきていると考えられます。
高校生の多くはPayPayを利用している!
さまざまな種類があるキャッシュレス決済ですが、高校生の間ではPayPayが特に人気です。キャッシュレス決済を利用している高校生のうち、87%もの人がPayPayを使っています。
PayPayは、スマホにアプリを入れるだけで始めることができ、コンビニや飲食店、ドラッグストアなど多くのお店で支払いできるのが人気の理由です。
また、交通系ICを使っている高校生も多くいます。通学にバスや電車を使うこともあり、定期券として活用されているようです。
利用しない理由は「使い方がわからない」が多数
多くの高校生がキャッシュレス決済を利用していますが、それでも約30%の高校生はキャッシュレス決済を利用していないという状態です。
キャッシュレス決済を利用していない理由は「使い方がわからない」が圧倒的!
アプリを入れたり現金をチャージしたりと、新しく覚えることが多くて躊躇してしまうようです。
また、「使った金額がわかりにくくたくさん使ってしまいそうだから」や「高校生のうちは親に禁止されているから」といった意見もあります。
キャッシュレス決済は現金を使わない手軽さがメリットですが、手元のお金が減らないため使い過ぎてしまう可能性があります。親としてもお金の大切さを学んでもらうために、高校生のうちは現金を使ってくれた方が安心だという気持ちがあるようです。
そもそもキャッシュレス決済とは?
キャッシュレス決済とは、現金を使わない決済方法のこと。しかし、どのような方法で支払われているのか、あまり広くは知られていません。
キャッシュレス決済にはどんな種類があるか、支払方法はどのような形かなど解説していきます。
キャッシュレス決済の種類
キャッシュレス決済サービスは年々増加しており、さまざまな手段で現金を使わずに支払いができるようになりました。
そんなキャッシュレス決済は、大きく分けて5種類に分類できます。
- 電子マネー
- QRコード決済
- クレジットカード
- デビットカード
- プリペイドカード
電子マネーやプリペイドカードは、年齢制限がなく高校生でも気軽に利用することができます。デビッドカードは15歳以上からOK。QRコード決済は親権者の同意が必要になる場合がありますが、使うことに問題はありません。
クレジットカードが作れるのは18歳からで、高校生は基本的に卒業するまで申し込みできません。
電子マネー
電子マネーは、ICカードやスマートフォンを専用の機器にかざすことで支払いを行うサービスです。
スーパーやコンビニ、公共交通機関でも利用することができます。イオンが提供する「WAON」やセブンイレブンの「nanaco」のほか、「Suica」や「PASMO」などの交通系カードなどが含まれます。
QRコード決済
QRコード決済は、スマートフォンに決済アプリをインストールし、自分のQRコードを提示したり、お店の掲示するQRコードを読み取ることで支払いが発生します。
高校生に人気の「PayPay」をはじめ、「楽天ペイ」や「LINE Pay」「メルペイ」など有名なサービスが多く含まれています。
クレジットカード
クレジットカードは、銀行口座にひもづいたカードを使用することで支払いができるサービスです。
買い物の際に支払いが行われず、後日料金が請求される仕組みです。買い物はもちろん、公共料金や年金、健康保険料の支払いなどにも利用することができます。
一括払いのみならず、分割払いやリボ払いが選択できるところがメリット。しかし、年会費や利息が発生する場合もあります。
デビットカード
クレジットカード同様に、銀行口座にひもづけるカードです。買い物したときすぐに口座から料金が引き落とされるため、口座残高を管理しておく必要があります。
現金と同じ感覚で使用することができ、高校生でも気軽にカードを発行することができますよ。
プリペイドカード
既定の金額が設定されたカードを使用することで、現金の代わりに買い物ができるキャッシュレス決済です。最近では自分でカードに入金できるタイプもあります。
「図書カード」や「QUOカード」をはじめ、「Apple Gift Card」や「LINEプリペイドカード」など、カード自体をギフトとして利用されることも多いです。
キャッシュレス決済の支払い方法
キャッシュレス決済の支払い方法は、タイミングによって3種類に分けられます。
前払い(プリペイド型)
前払い(プリペイド型)は、あらかじめアプリやカードにお金をチャージしておき、使った分はチャージした金額の中から引き落とされます。足りない場合はエラーとなり、支払いはできません。
電子マネー、QRコード決済、プリペイドカードが前払い式のキャッシュレス決済になります。
即時払い(リアルタイムペイ)
即時払い(リアルタイムペイ)は、料金の支払いが発生した際、すぐに銀行口座から料金が引き落とされるシステムです。口座の残高以上の利用はできないため、残高が不足している場合はエラーになります。
デビッドカードや銀行口座と紐づけた一部のQRコード決済が含まれます。
後払い(ポストペイ型)
後払い(ポストペイ型)は、カードを利用してから1~2ヶ月後に料金が支払われるのが後払い式。クレジットカード会社などがお金を肩代わりしている形になるため、カードの発行には審査が必要になります。
主にクレジットカードで利用されている支払方法です。
後払い式は、手持ちのお金がなくても買い物ができますが、その分使い過ぎてしまうリスクがあります。使い過ぎが不安な高校生には、必要以上に使わないよう前払いや即時払いがおすすめです。
高校生におすすめのキャッシュレス決済4選
高校生にとって使いやすい、おすすめのキャッシュレス決済を紹介していきます。
上手に使うことによって、これまでの生活がより便利でお得になりますよ!
PayPay
高校生に1番人気の「PayPay」は、ユーザー数が多く日本でNo.1のシェアを誇るキャッシュレス決済です。
PayPayの人気の秘密は、利用できる店舗が多いこと!コンビニやスーパーはもちろん、家電量販店や大型ショッピングモール・カラオケ・本屋・ファミレスやスタバでも利用可能です。
また、お得なキャンペーンを多数行っているのもPayPayの特徴です。過去には抽選で1等が当たると、決済金額の全額がポイント還元されるキャンペーンが開催されていました。
ほかにも対象店舗で買い物をするとポイント還元されるなど、お得なキャンペーンが満載です。
メルペイ
フリマアプリの「メルカリ」を使用する人におすすめなのが「メルペイ」です。
メルペイは、メルカリに商品を出品して稼いだ売上金を、別の買い物に利用することができるのが最大の特徴。売上金でポイントを購入することもでき、ポイントは1ポイント1円として利用可能です。
普段からメルカリに出品している高校生に特におすすめですが、購入しかしないという人でも大丈夫。売上金がなくても、ATMや銀行でお金をチャージすることができますよ。
メルペイはメルカリのアプリ内で使用できるため、メルカリユーザーであれば新しくアプリを入れたり登録したりする必要がありません。リーズナブルさがウリのメルカリで、より商品や安くGETできるようになりますよ。
交通系電子マネー
鉄道会社が発行している交通系電子マネーは、発行元や地域によって「Suica」「PASMO」などさまざまな名前で利用されています。
交通系電子マネー最大のメリットが、ICカード自体が乗車券や定期券になること!電車やバスで通学することも多い高校生にとって、非常に便利になります。定期券区間内はもちろん、学校帰りに少し遠くの駅まで遊びに行く際も、現金を必要としません。
交通系電子マネーは移動するときだけでなく、コンビニやスーパー、自動販売機の支払いにも使用可能。財布を持ち歩かなくても、ICカードだけで遊びに行くことができますよ。
購入した地域や路線以外でも、全国ほぼすべての鉄道やバスで利用できます。毎日の通学だけでなく、旅行の際にも役立ちますよ。
高校生がキャッシュレス決済を利用するメリット
これからの時代、キャッシュレス決済はどんどん広まっていくと予想されています。
高校生でもキャッシュレス決済を使えるようになっておくと便利ですよ。
続いては、高校生がキャッシュレス決済を利用するメリットについて紹介します。
財布を取り出す必要なし!
キャッシュレス決済の1番のメリットが、会計のときに財布を取り出す必要がないこと!
スクールバッグやリュックだと、財布を出すのも一苦労です。スマホなら制服やアウターのポケットに入れられるので、すぐに出すことができますよね。
ICカードならパスケースに入れて、バッグのサイドポケットにしまうことも可能です。
また、うっかり財布を忘れてしまったときも、スマホやカードだけで支払いを済ませられて安心です。
小銭を使わず支払いがスムーズ
支払いをてこずらせる理由のひとつが、小銭の存在です。お金を細かく出そうとすれば時間がかかりますし、お札ばかり使うとお釣りでどんどん小銭が増えてしまいます。
キャッシュレス決済なら、面倒な小銭のやり取りがなくなり支払いがスムーズに終わります。
ポイントも貯められる
電子マネーやQRコード決済の場合、支払金額に応じてポイントが貯まるシステムがあります。
貯まったポイントは次回以降の支払いに利用可能!現金で払うよりもお得に買い物をすることができるようなります。
お小遣いやバイト代で生活している高校生にとって、ポイントはチリも積もれば山となる大きな存在ですよ。
高校生がキャッシュレス決済を利用するデメリット
非常に便利なキャッシュレス決済ですが、上手に使わないと思わぬトラブルに遭遇する可能性もあります。
高校生がキャッシュレス決済を利用するデメリットについてまとめました。
仕組みがわかりづらい
多くのキャッシュレス決済では、アプリをインストールしたり利用者情報を登録したりと、使うまでに何らかの手続きが必要になります。それ以外にも、銀行口座の開設やお金をチャージするなど、始めるまでに手間がかかるもの。
また、使える店舗や支払い方、ポイントサービスやキャンペーンなど、調べないと分からないことも多いです。お金を出すだけで済む現金でのやり取りに比べ、仕組みがわかりづらくなっています。
支払った感がなく使いすぎてしまう
キャッシュレス決済では買い物をしても手元のお金が減りません。そのため、お金を払ったと感じにくくなります。
だんだん自分がどれだけ支払ったのかが把握できなくなり、つい使い過ぎてしまうことに。
高校生がキャッシュレス決済を利用するときは、自分が今どれだけお金を使っているか、定期的にチェックするのが大切です。使い過ぎないようプリペイド式のキャッシュレス決済を選ぶのもひとつの手ですね。
お金のありがたみがなくなる
実際に現金を扱わないキャッシュレス決済では、お金は「データのやり取り」になってしまいます。
するとお金に対する意識が薄くなり、ありがたみがなくなってしまう可能性があります。
高校生ならアルバイトをしたりお小遣いを現金でもらったりすることで、お金を稼ぐ苦労や使えばなくなる貴重性を実感することができますよ。
高校生もQRコード決済や電子マネーを使ってお得にお買い物をしよう!
キャッシュレス決済を使っている高校生は約7割もいます。お財布を持っていないという高校生も増えているほど、キャッシュレス決済は広がっています。
高校生でも利用できるキャッシュレス決済の方法はたくさんあるので、使い方や登録方法などを調べて使ってみるのもおすすめです。
お金に関わるものなので、まずは親に相談しながらキャッシュレス決済の利用を検討してみましょう!