生理中でもお風呂に入っていい?入浴時に気をつけることを解説
目次【開く】
冬のように寒い季節は、お風呂で温まりたいという人は多いですよね。体の調子を整えたり、リラックスしたりするために、習慣的にお風呂に入る人もいるでしょう。
しかし、生理中にゆっくりお風呂に入っていいのか分からない、お湯を汚しそうで嫌だと考えていませんか?
この記事では、生理中にお風呂に入ってもいいのかどうかを詳しく解説します。また入浴の際の注意点、温泉・銭湯の利用についても紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
生理中はお風呂に入る?入らない?
生理中でもお風呂に入る派の人の意見としては、
- シャワーだけだとニオイや汚れが落ちないかも
- 体をしっかり温めたい
- お風呂に入ることがルーティン
などが挙げられます。
逆に、生理中はお風呂に入らない派の人は、
- 湯船に血が広がると家族に迷惑・恥ずかしい
- めんどくさい
- 体調が悪い
などの意見から、生理中はシャワーだけ浴びるということも。
このように、生理中のお風呂についてはさまざまな意見があります。
生理中にお風呂に入るのはOK
お風呂に入ることで体を清潔にできるのはもちろん、体が温まって血行が良くなり、生理痛がやわらぐ効果も期待できます。
このことから、生理中にお風呂に入るのはOKと言えます。また、水圧により経血は漏れにくくなるので、お風呂が血まみれになる心配はしなくて良いですよ。
ただし、生理中のお風呂には注意点もあるんです。次の項目で詳しく紹介します。
生理中にお風呂に入るときの注意点
生理中にお風呂に入るときは、以下のポイントに注意しましょう。
清潔な湯船に浸かる
前日のお風呂を追い焚きして入るなど、雑菌が多いお湯に入るのは避けましょう。特に家族が多い場合は、そのぶん雑菌が多くなっている可能性があるので、注意です。
なるべくお湯を張り替える、一番風呂に入るなど、清潔なお湯に浸かることを心がけてください。
お湯の温度は38〜40度くらい
体を温めるなら熱めのお湯に浸かるのが良いと思いがちですが、38〜39度くらいのぬるめでも問題ありません。
自分の好きな温度のお湯に浸かってストレスを軽減するのも、整理中には効果的なことなので、あまり細かく考えすぎないようにしてくださいね。
入浴時間は10〜20分程度
入浴時間は全身浴の場合は10分程度がおすすめです。
のぼせることなく体を温められるでしょう。
半身浴の場合は20分程度が良いですが、初めから半身浴よりも、最初に全身浴をしてからのほうが体が温まりやすいですよ。
いずれにしても無理はせず、脱水にならないよう事前に水分をしっかり摂取しておいてくださいね。
洗うときは弱酸性ソープがおすすめ
生理中のデリケートゾーンの肌は、いつもより刺激に敏感になっています。そのため、洗うときはデリケートゾーン専用の弱酸性ソープの使用をおすすめします。
アルカリ性のボディソープは、デリケートゾーンの肌にとっては刺激になってしまうことがあるんです。
生理中のお風呂では、弱酸性ソープをしっかりと泡立て、デリケートゾーンを傷つけないように優しく洗いましょう。また、膣内は自浄作用があるので、洗う必要はありません。
血が出るときはタンポンを使う
前述の通り、お湯のなかは水圧により、経血がたくさん出るということはないでしょう。しかし、お風呂から上がろうと立ち上がったときに、経血が出ることはあります。
絶対にお風呂を汚したくないという場合は、タンポンや月経カップを使用するのも良いですよ。いずれも膣内に入れておくことで経血が出るのを防ぐ生理用品で、お風呂でも使えます。
体調によってはシャワーだけ
生理のときは、体調が悪くて動くのもしんどい場合がありますよね。
頭が痛い、経血の量が多いなど、体調に不安があるときはシャワーだけにするのが無難です。シャワーに半身浴や足湯を組み合わせれば、体を適度に温めることもできますよ。
自分の体調によって、適切な入浴方法を選んでくださいね。
脱衣所などが汚れないよう準備する
自分のあとに家族がお風呂に入る場合は、
- 湯船から立ち上がるときは手で押さえる
- 浴室を出るときはきれいに洗い流す
- 脱衣所ではすぐに体を拭き、早めにショーツを履く
といった方法で、脱衣所などが経血で汚れないようにしましょう。
お風呂に入る前にショーツにナプキンをつけておくと、スムーズに履けるのでおすすめですよ。
身支度が終わったら、お風呂や脱衣所に経血がこぼれていないか再度チェックしましょう。
頭痛がするときは半身浴にする
頭痛がしているときに全身浴をして血管が拡張されると、頭痛がひどくなることがあります。
そのため、入浴前から頭痛がしているときは無理にお風呂に入らない、または入っても半身浴にしておくのが良いでしょう。
生理中の温泉・銭湯は施設のルールをチェック
温泉や銭湯といった施設は、生理中の人は入浴できない場合があります。入る前に施設の注意事項をよく読んで、確認しましょう。
また、生理中の人の入浴が禁止されてない場合でも、湯船に血が浮いてしまったり、洗い場を汚してしまったりするのは、ほかのお客さんへの迷惑・マナー違反となります。
タンポンや月経カップを使うといった対策を取ることが大事です。
生理中もお風呂に入って問題なし!生理痛の緩和にも
生理中のお風呂は体をきれいにするほかにも、血行を促し生理痛を緩和するというメリットがあります。お湯のなかでは水圧のおかげで経血が出にくいので、お湯がひどく汚れるということもないでしょう。
しかし、立ち上がったときや体を拭く最中に経血が出ることはあるので、タンポンや月経カップを使ったり、あとで家族が入るなら洗い流す必要があります。清潔なお湯に入る、デリケートゾーンは優しく洗うといった注意点も。また、体調がすぐれないときは無理をせず、シャワーだけで済ませることも考えましょう。
今回の記事を参考に、生理中も快適にお風呂に入ってくださいね。
また、以下の記事では生理に関するお悩みについても詳しく紹介しています。こちらも参考にしてみてください。