【後編】れいれいのJK上京物語「ホームシックになる夜もある」
いろんなことを吸収したい
高1で上京を決めたのは、
れいの人生の中でおっきなことだったと思う。
こっちで芸能活動するために、
全日制の高校を辞めて通信制の高校にも転入した。
じゃけど、チャント普通の高校生みたいに
いろんなことを自分が身につけていけるんかなって、
不安に思ってしまうときもある。
広島におるときは、放課後、友達とカラオケ行ったり、
体育祭とか文化祭とかも人一倍楽しんどったけぇ、
そういう時間が少なくなるのもさみしい。
でもその分、仕事を通していろんなことを吸収しようって思っとる。
昔から映画を観ることが大好きじゃけぇ、
いつかスクリーンの向こうにも立ってみたい。
小松菜奈さんみたいな雰囲気のある女優さんが憧れ。
東京民にはまだなれない
こっちにきて半年が経ったけど、
もともと東京民ではない私からしたら
東京はまだまだレベルが高い。
まだ「行きつけ」みたいなお店もないし、
道に迷うこともある。
でも田舎か都会かって聞かれたら、れいは都会の方が好き。
理由はなんでもスキなものがすぐ手に入るから。
いつか行きつけの喫茶店で、
ひとりでくつろげるくらいになりたい♡
暗闇にのまれないように
芸能界ではどんどん新しいコも出てくるし、
今の勢いのまま行けるかなって弱気になる夜もある。
だけど不安があるから、強くなれる。
不安があるから、がんばれる。
ポジティブなのが私のイイところだから。
負けんよ。誰かにじゃなくてジブンに。
今はみんなの応援がれいにパワーをくれとる、
ほんまにありがとう。
これからも、ジブンが信じて選んだ道を突き進んでいくね。
それが私の現在地。
Model_Rei Mukai、Photo_Hiroyuki Tsutsumi、Hair&Make_KOBA(Punch)、 Edit_Lily⭐︎(編集長)