夜行バスで寝れない原因&ぐっすり眠るコツ!おすすめアイテムも紹介
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安く利用できて便利な夜行バスですが、長時間座ったままでなかなか寝れないというデメリットも。夜行バスで寝れない原因はさまざまですが、コツを掴めばぐっすり眠れるようになりますよ♪
今回は夜行バスを利用する際に役立つおすすめアイテムを紹介します。寝れない原因を解消して、快適な夜行バスの旅を楽しみましょう!
夜行バスで寝れない原因は?
普段は寝ているはずの時間なのに、夜行バスに乗っているときは「なぜか寝れない」「眠くならない」といった体験をしたことがありませんか?
実は、夜行バスで寝れないと感じている人は、意外と多いものです。なぜ夜行バスで寝れなくなってしまうのか、まずは原因について解説します。
寝にくい体勢
夜行バス最大の特徴が、座席に座ったまま睡眠をとるということ。普段ベッドや布団で寝ている人にとって、座ったまましっかり寝るのはなかなか難しいものです。
狭いシートでは寝返りを打つこともできず、肩や腰が痛くなることも少なくありません。足が常に下りた状態なのでむくみやすく、むずむずして寝にくいということも。
走行音やほかの乗客の雑音
夜行バスでは基本的に音を出さないのがルールですが、ある程度の雑音は避けられません。
シーンと静まり返った車内で、ほかの乗客の咳やくしゃみ・いびきのほか、話し声やイヤホンからの音漏れなどさまざまな音がします。
体勢を変えた際に服がすれる音や、車の走行音が気になるという人もいて、少しの物音でも起きてしまうという人は、特に夜行バスでは寝れないようです。
照明や窓の明かり
夜行バスは消灯時間になると、常夜灯と非常口以外の電気が消えて車内が薄暗い状態になります。
外の明かりが気になる場合はカーテンを閉めることもできますが、車が揺れてカーテンから光が漏れることも。
また、休憩でサービスエリアに寄ると、車内の照明がわずかに明るくなります。眠りが浅いと、照明が点くたびに目が覚めてしまう場合も。
車内の温度や乾燥
夜行バスは、乗客が寝ている間も常にエアコンがついていて、快適い過ごせる室温で保たれています。
ただし、人によってはエアコンが効きすぎて、暑い・寒いと感じることも。また、エンジンの真上にあたる後部座席だと熱がこもって暑いなど、座席によってもムラがあります。
また、エアコンによって空気が乾燥し、喉がイガイガして寝れないという場合も。
バスの揺れ
夜の間中走り続ける夜行バス。車体が揺れるのは仕方のないことですが、それが原因で寝られないという人もいます。
特にタイヤの真上にあたる座席は揺れを感じやすいため、車酔いしやすい人は避けるなど対策をしたほうが良いでしょう。
慣れない環境
周りに知らない人がいるという慣れない環境に緊張し、寝れなくなってしまうことがあります。
また、寝ている間に夜行バス内でトラブルに巻き込まれる心配もあり、「寝てる間に何かあったらどうしよう」と、より不安に感じて寝れないという人もいます。
寝やすい夜行バス&座席選びのポイント
夜行バスで寝れなくなってしまうのを回避するためには、寝やすい夜行バスや座席を選ぶことが大切です。
夜行バスでしっかり眠るために、チェックしたいポイントを紹介します。
足元ゆったり
足元が窮屈だと、どうしても寝苦しさを感じてしまいます。座席の前後の間隔が広い、ゆったりとした配置の夜行バスを選びましょう。
足をしっかり伸ばせるだけでなく、前の席の人がシートを倒しても圧迫感がありません。
隣席と離れている独立シート
周りの人の存在や音が気になる場合は、隣席と離れている独立シートがおすすめです。
隣の席とくっついていないため、雑音やスマホのライトなどが気になりません。肘がぶつかることもないので、気軽に体勢を変えることができますよ。
独立シートでないなら窓側がおすすめ
独立シートの夜行バスを選べない場合は、できるだけ窓側の席をとるのがおすすめです。
通路側は隣の席の人がトイレに行くときなど、いちいち起こされてしまう可能性があります。また、足元に荷物を置いたりフットレストに足を乗せたりすると、窓側の人の邪魔になってしまうかもしれません。
窓際の席なら、隣席に気を遣うことなくぐっすり眠ることができます。
ただし、休憩時間は席を立ちたい人や窓側だと寒くて寝れないという人は、通路側がおすすめです。自分が何が原因で寝れないのかを考えて選んでくださいね。
座席間にカーテンがついている
座席間にカーテンがついている夜行バスは、プチプライベート空間を味わうことができます。
寝顔やすっぴんを見られる心配もなく、周りの目を気にせずゆっくり睡眠をとることが可能に。隣席との間をカーテンで仕切れるので、痴漢や盗難が心配な人にもおすすめです。
車内にトイレがある
車内にトイレがある夜行バスなら、いつでもトイレに行くことができて安心。わざわざバスから降りて、サービスエリアのトイレに行く必要もありません。
自分の好きなタイミングでトイレに行けるため、休憩を気にせずぐっすり寝ることができますよ。
車酔いしやすい人にもおすすめです。
貸出品・アメニティが充実している
夜行バスは会社やプランごとに、貸出品やアメニティの充実度が異なります。事前にチェックしておくことで、快適に寝られるだけでなく、荷物を減らすことにもつながりますよ。
ブランケットやスリッパ、耳栓は、リーズナブルな夜行バスにも用意されていることが多いです。少し上のランクになると、ネックピローやアイマスク・腰ピローなどが貸し出されることもあります。
女性専用車またはエリアを選ぶ
女性だけで夜行バスに乗るときは、女性専用者や女性専用エリアのあるバスを選ぶのがおすすめです。
痴漢や盗難などのトラブルを完全に回避できるわけではありませんが、安心感がグッとアップしますよ。女性の1人旅にもピッタリですね。
【乗車前編】夜行バスで寝れないときの対策
夜行バスでしっかり眠るためには、乗車する前から準備しておくことが大切です。
夜中寝れるか心配な人は、早めの対策を取っておきましょう。
意図的に「眠たい状態」を作る
夜行バスに乗る前に、意図的に「眠たい状態」を作っておきましょう。前日は朝早く起きる・昼寝をしない・できるだけ体力を使うなど、体を疲れさせたり眠くさせておくのが大切です。
家を出る前に食事をとったり、お風呂にゆっくり入ったりしておくのもおすすめ。乗車後に眠気のピークがくるよう、調節しましょう。
締めつけのないゆったりした服
夜行バスに乗るときの服装は、締めつけのないゆったりした服を選ぶことも重要です。
ジャージやスウェットなど、部屋着やパジャマに近いラフな服装がベスト。ロングスカートやマキシワンピなどもおすすめです。紐や飾りが少ないと、狭いバスの座席でもひっかかることがなくスムーズに移動できますよ。
また、カーディガンやシャツなど、簡単に羽織れるものも持っていきましょう。エアコンの効いた車内で簡単に温度調節ができ、快適な睡眠環境を作ることができます。
カフェインをとらない
寝る前にカフェインをとると、中枢神経を刺激し寝つきが悪くなってしまいます。夜行バスに乗る前は、コーヒーや紅茶・緑茶を飲まないように気をつけましょう。
ハーブティーやホットミルクはカフェインが入っておらず、寝つきも良くなるためおすすめです。
スマホを見ない・ゲームをしない
スマホやゲーム機のブルーライトは、体内時計を狂わせ寝つきを悪くします。
バスに乗る1~2時間前からはスマホやゲームの使用を控え、ゆっくり過ごすようにしましょう。
スマホを見ないとやることがなくて暇という人には、読書がおすすめです。ドキドキして続きが気になるようなストーリーだと目が冴えてしまいますが、ゆったりと読めるストーリーであれば読んでいるうちに眠気を誘えるかもしれません。
【乗車中編】夜行バスで寝れないときの対処法
前日から対策をとっていても、いざバスに乗ったら寝れないということもありますよね。
夜行バスに乗って寝れないときの対処法を紹介します。
体勢を変える
最も手軽にできる対処法が、体勢を変えることです。
普段とは違う体勢で寝なくてはいけないため、しっくりこないといつまでも気になってしまいます。片足を上げてみたり、体を少し横向きにして背もたれに寄りかかるような体勢をとってみるのも良いでしょう。また、足元に荷物を置いて足を乗せてみるのもおすすめです。
をちょうどいい姿勢が見つかると、落ち着いて眠ることができますよ。
眠くなる音楽・朗読などを聴く
聴いていると眠くなる「睡眠用BGM」や「読み聞かせ動画」などの動画や音楽を聴くのもおすすめです。
目を閉じてこれらの音楽や朗読を聴いていれば、いつの間にか眠ってしまっていることでしょう。
寝れないときのことを考えて、夜行バスに乗る前にダウンロードしておくと安心です。
休憩で気分転換をする
どうしても寝れない場合は、休憩の際にバスの外に出てみましょう。夜のサービスエリアをうろうろするだけで、気分がリフレッシュしますよ。
軽くストレッチしてみたり、温かい飲み物を買って飲んだりなど、休憩時間にできることをやってみましょう。
無理に寝ようとしない
寝れないからといって頑張って寝ようとすると、焦って余計寝れなくなってしまいます。そんなときは無理に寝ようとするのではなく、諦めてしまうのも一つの手です。
バスの外の景色を想像したり、翌日のプランを頭の中で考えたりしてみましょう。できるだけリラックスした状態で過ごせれば、自然と眠たくなってきますよ。
夜行バスでぐっすり寝れるおすすめアイテム
夜行バスに乗るときに持っていきたい、おすすめアイテムを紹介します。慣れない夜行バスでも、ぐっすり寝れるお手伝いをしてくれますよ。
携帯用フットレスト
リーズナブルな夜行バスには、足を置くためのフットレストがついていないことがあります。
携帯用フットレストがあれば手軽に足置きを設置することができるため、楽な姿勢で寝られるようになりますよ。
通路側の席の場合は邪魔になってしまうので、使用を控えましょう。
特におすすめなのが、ポンプ不要で膨らませることができる携帯用フットレストです。空気を簡単に入れられて、使わなくなったら空気を抜いて折り畳めば持ち運びも楽ちんです♪
アイマスク
窓の明かりや休憩時の照明が気になるという人は、アイマスクがあると便利です。
鼻にフィットするノーズワイヤー付きや、サイズ調節できるバックストラップ式のものだと、ズレにくく快適に眠ることができますよ。
じんわり温まりリラックス効果を得られる「蒸気でアイマスク」もおすすめです。使い捨てなのでかさばらないのも嬉しいポイントです。
耳栓・イヤホン
さまざまな雑音がする夜行バスでは、耳栓が大いに役立ちます。ウレタン製などの柔らかい素材の耳栓なら、長時間着けていても耳が痛くなりません。
音楽を聴きたい人は、イヤホンやヘッドホンを忘れずに。ただし、音漏れには注意して使用しましょう。
ネックピロー
座ったまま寝るときに、首や頭を支えて安定させるネックピロー。首が痛くなるのを防ぐ効果がありますが、人によっては窮屈だったり暑苦しく感じたりすることもあります。
ビーズクッションや低反発素材を使用したネックピローなら、首や肩にしっかりフィットし負担を軽減してくれます。
初めて使う人には、空気を入れて使用するエアネックピローがおすすめです。使わないときはコンパクトにたためるため、持ち運ぶ際にかさばりません。
マスク
エアコンの効いた車内は乾燥するため、マスクで喉を保湿しましょう。加湿タイプの「ぬれマスク」なら、通常のマスクの倍以上の保湿効果が期待できます。
また、マスクがあれば顔を隠せるため、寝顔やすっぴん隠しにもピッタリです。
夜行バスで寝れないときは、いろいろな方法を試してみよう!
夜行バスで寝れないときは、快適に眠れるよういろいろな方法を試してみるのが大切です。
就寝時の環境を整えるほか、乗車前から眠くなるように準備しておくのがおすすめ。夜行バスに適した便利グッズもたくさんあるので探してみてくださいね。
夜行バスでぐっすり眠って、翌日も元気に過ごしましょう!