文化祭・学園祭におすすめの劇とは?著作権の注意点&準備の流れ解説

文化祭・学園祭におすすめの劇とは?著作権の注意点&準備の流れ解説

文化祭はJKの一大イベント♡クラスの出し物としておすすめの一つが、演劇です!

劇は準備や練習が大変ですが、その分クラスが団結し、やりがいや達成感を得られる出し物です。
役割分担も多いので、クラス全員に活躍の場所がありますよ。
文化祭で劇をやるときは、演目決めなど決めることがたくさん。しっかり予定を立てることが成功の秘訣です♡

今回の記事では、文化祭で劇をやるときにチェックしたいポイントを紹介していきます。

文化祭の劇のおすすめ演目

文化祭の劇のおすすめ演目

文化祭で劇をやるとなったら、どんな内容の劇にすればよいのでしょうか。

小学校の学芸会とは違う、クオリティの高い演目を行いたいですよね。
高校の文化祭で行うのにおすすめの、劇の演目を紹介していきます。

日本の昔話

日本の昔話は、子どもから大人まで多くの人が知っている話ばかり。

起承転結がわかりやすく、話が長すぎないので非常に演劇向きです。
しかし、子供向けのストーリーであるため、そのまま演じると学芸会のようになってしまいます。
話の展開も知られているため、ドキドキ感やワクワク感がなく新鮮味のない劇になってしまうことも。
高校の文化祭で演じるのなら、ストーリーや登場人物を改変するのがおすすめです。
現代版にアレンジすると、斬新で多くの人が楽しめる劇になりますよ。

  • 桃太郎
  • さるかに合戦
  • したきりすずめ
  • 浦島太郎
  • かぐや姫
  • 鶴の恩返し

童話

グリム童話やイソップ童話など、海外の有名な童話をモチーフにした劇も人気です。

テレビアニメやディズニー映画の原作になっていることも多く、老若男女問わず楽しめますよ。
物語によっては、原作とその他の作品でストーリーが異なる場合があります。
中には残酷な展開になる童話もあるため、劇にする際は注意しましょう。
できるだけハッピーエンドで終わると、お客さんが満足する劇になりますよ。

グリム童話

  • シンデレラ
  • ラプンツェル
  • 赤ずきん
  • ヘンゼルとグレーテル
  • 眠れる森の美女

イソップ童話

  • 北風と太陽
  • 金の斧
  • うさぎとかめ
  • アリとキリギリス
  • 酸っぱい葡萄

アンデルセン童話

  • 人魚姫
  • マッチ売りの少女
  • みにくいあひるの子
  • 雪の女王
  • おやゆび姫

アニメ作品

最近では、子どもだけでなく大人も楽しめるアニメ作品が多数生まれています。

知名度の高い作品であれば、キャラクターが登場しただけでも盛り上がることでしょう。
演じる側も、コスプレ感覚で楽しむことができますよ。

ただし、短い劇にまとめるには、脚本や演出に凝る必要があります。
衣装や小物・ヘアメイクを再現するのも大変なので、準備の時間をたっぷりと取るようにしましょう。
学園ものなど高校が舞台になっている作品なら、準備も簡単で自然な演技ができますよ。

シェイクスピア作品

文化祭の劇の定番といえば、シェイクスピア作品です。

世界的にも有名な作品が多く、さまざまな時代・地域で何度も上演されています。
映画化している作品もあり、タイトルを聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
本格的な劇に挑戦できる一方、台詞回しや設定が難しく感じることも。話が長かったり、濃厚な恋愛要素を取り入れていたりする作品も多くあります。

自分たちが演じやすいよう、アレンジしてから使いましょう。

  • ロミオとジュリエット
  • リア王
  • マクベス
  • ハムレット
  • 夏の夜の夢

オリジナル作品を作るのもあり

クラスに演劇部の人や小説好きの人がいるのなら、オリジナル作品に挑戦してみるという手もあります。

台本を作るときはまずテーマを決めて、どんな劇にしたいのかを明確にしましょう。
できるだけ具体的に決めておくと、話を進めやすくなりますよ。

また、魅力的なキャラクターを考えることも重要です。
誰が主役なのかすぐにわかると、よりストーリーに入り込みやすくなるでしょう。

劇の内容はできるだけシンプルに、15~20分程度で終わるのがベストです。
起承転結を意識すると、まとまりのあるストーリーになります。
台詞や演出は、劇を練習している間に徐々に形になっていくものです。

みんなで協力して、最高のオリジナル作品を作り上げましょう。

文化祭の劇でも著作権には注意!

文化祭の劇でも著作権には注意!

文化祭で既存の作品を劇にする場合、著作権に注意する必要があります。

既存の作品を上演する場合は、題名や作者を明示することで自由に演じることが可能に。

ただし、観客から料金を取ったり劇を撮影したDVDを配布したりするときは、著作権者の許可を得る必要があります
ブログやSNSに公開する場合も同様です。

また、作品を改変・脚色して使用する場合も、著作権者の許可を取りましょう。

登場人物や話の展開など、元の作品を連想できてしまう場合は著作権法が適用されます。
ただし、作品からインスピレーションを受けて作ったオリジナル作品であれば、問題ありません。

著作権は、著作者の死後70年が保護期間です。
そのため、昔話や童話は基本的に自由に使うことができます。

ただし、人気の高いアニメ映画を題材にした劇をする場合は、特に注意が必要です。

文化祭に向けて劇の準備を始めよう!本番までの流れ

文化祭に向けて劇の準備を始めよう!本番までの流れ

文化祭で劇をやると決まったら、さっそく準備に取りかかりましょう。

しっかり計画を立てておくことで、スムーズに準備を進めることができますよ。
文化祭本番までの流れを、みんなでチェックしておいてくださいね。

演目を決める

まずは、劇の演目を決めるところから始めましょう。

既存の作品にするのかオリジナル作品にするのか、どんなジャンルの劇にするのかなどを全員で話し合ってください。

また、自分たちで無理なく行うことのできる演目にするのも大切です。
劇を上演するためには役を演じるキャストだけでなく、舞台全体をまとめる監督や演出・照明や音響を担当する裏方・衣装や大道具を作る係などさまざまな役割が必要になります。
「キャストの人数が多すぎて裏方がいない!」なんてことにならないよう、気を付けましょう。

役割分担

演目が決まったら、誰が何を担当するのか役割分担を決めましょう。

劇をするうえで必要な役割は以下のようなものがあります。

  • キャスト
  • 監督
  • 脚本
  • 演出
  • 照明
  • 音響
  • 衣装
  • メイク
  • 大道具
  • 小道具

役割を決める際は、それぞれの得意なことや空いている時間を考慮して考えるのがおすすめ。

特に高校3年生だと受験勉強や部活で忙しく、文化祭の準備に時間を割けない人も多くいます。
脚本や衣装・大道具・小道具は事前に作業する係なので、準備期間の前半が忙しくなります。

文化祭の直前や当日はあまりすることがないので、部活の出し物などがある人に担当してもらいましょう。

文化祭当日に活動するキャストや照明・音響係は、ある程度準備が進んでから練習を始めることができます。
なかには、文化祭に熱を入れて頑張れないタイプの人もいますよね。
そんなときは、仲の良い友達同士で同じ係にすると、モチベーションがアップするかもしれません。
全員が無理なく劇に参加できるよう、役割分担の段階から工夫が必要です。

台本作り

演出や脚本を担当する人は、自分たちに合わせた台本を作りましょう。

オリジナルの演目はもちろん、既存の作品でもキャストの人数や時間配分などを調整する必要があります。
台本は起承転結を意識し、メリハリのある分かりやすい内容にするのがポイント。
話の流れがつかみやすいよう、1人もしくは少人数で台本を組み立てるのがおすすめです。

みんなでアイデアを出し合い、担当者が決定するようにすると、スムーズに台本が作れますよ。

練習・必要なものの用意

役割分担や台本作りがまとまったら、いよいよ練習の開始です。

役を演じるキャストはもちろん、舞台を彩る照明や音響も練習を欠かさないようにしましょう。
舞台を作る大道具・小道具・衣装係は、買い出しや作成を行います。
道具にこだわりすぎるとコストがかかってしまうため、できるだけ安く準備できるように工夫してください。
スーパーで段ボールをもらったり、手持ちの服や古着を利用したりするのがおすすめです。

リハーサル

本番前には、最終確認として必ずリハーサルをするのが大切です。

本番と同じ場所・同じ流れで劇を行うことで、ミスに気付いたり細かな調整をしたりすることができますよ。
可能であれば立ち位置に印を付けておくと、本番で間違える心配がありません。
リハーサルは全員参加し、衣装や小道具・照明・音響も本番と同じように動かします。
オープニングとエンディングの際に、幕を開閉するタイミングを確認するのも忘れずに。
当日バタバタすることがないよう、しっかりチェックしておきましょう。

本番

当日は余裕を持って支度をし、本番開始までにリラックスできる時間を作りましょう。

裏方さんは早めに最終チェックをすることで、万が一のトラブルにも対応することができますよ。
手が空いている人は宣伝や呼び込みに行き、会場にお客さんをたくさん集めましょう。

キャストはお客さんの前で演じることに緊張し、早口になったり声が小さくなったりしてしまいがちです。
ゆっくり大きな声で話すことを意識すれば、練習通りの劇になることでしょう。
手が空いている人がいれば、ビデオを撮ってもらうのもアリです。
終了後にみんなで共有すれば、一生の思い出に残りますよ。

今年の文化祭は劇で決まり!みんなで一丸となって挑戦しよう

みんなで一つの作品を作り上げる劇は、クラスの団結力が高まる文化祭にピッタリの出し物です。

準備や著作権など気を付けるポイントはいくつかありますが、全員で協力して作り上げた劇は、きっと最高の思い出になることでしょう。
事前に計画を立てしっかり準備しておけば、当日ものびのびと劇を楽しむことができますよ。
クラス一丸となり、素敵な劇に挑戦してみてくださいね。

 

文化祭の出し物は劇だけでなく、さまざまな種類があります。劇以外の出し物も検討している場合は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね!

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