すぐ泣くのをやめたい!涙が出てしまう理由や止める方法を紹介
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怒られたときやケンカしたときなど、すぐ泣いてしまう人がいます。
「泣きたくないのに勝手に涙が出てしまう」「我慢できずに泣いてしまう」というように、意思とは無関係に泣くこともあるようです。
すぐ泣くのをやめたいという人も少なくありません。
そこで今回は、すぐ泣いてしまう理由や泣かないようにするための方法を紹介します!
すぐ泣くのをやめたい人は、ぜひ最後までチェックして参考にしてみてくださいね。
涙が出るのは生理反応の一つ
まず、「なぜ泣いてしまうのか」から考えてしまいましょう。
涙が出るのは、生理反応の一つです。
悲しいときだけでなく、怒ったときや嬉しいときでも涙が出るのは興奮した感情を落ち着けさせるためと言われています。
つまり、泣くのは気持ちの昂りを抑えようとする自然な反応なのです。
そのほかにも、目を守るために涙が出ます。そのため、ゴミが入ったときや強風に煽られたときなどの外部刺激にも反応し、涙が出ることもあります。
すぐ泣いてしまう原因
涙が出るのは生理反応として自然なことと紹介しました。
ですが、「人に比べて泣きやすい」「すぐに泣いてしまう」と悩む人もいるでしょう。
そこでここからは、すぐに泣いてしまう原因として考えられえることを紹介します。
自分に当てはまることがないか、チェックしてみてください。
強いストレスを感じている
強いストレスを感じていると、すぐに涙が出てしまうことがあります。
強いストレスが感じているということは、交感神経が優位になっている状態であると考えられます。
泣くと、交感神経が優位の状態から、リラックス時に働く副交感神経が優位の状態に切り替わるため、ストレスを軽減できるのです。
そのため、強いストレスを感じるとリラックス状態に戻すために、涙が出てしまうということがあります。
強い緊張を感じているときも同じように、涙が出やすくなってしまうようです。
うまく自己表現できない
すぐ泣く理由として、うまく自己表現ができないことも挙げられます。
たとえば怒られたとき、相手の言葉に反論したいと思ってもうまく言葉が出てこないこともあるでしょう。
自分にも言い分があるのにうまく伝えられないとき、悔しくて涙が出てしまうのです。
また、自分の気持ちをうまく表現できないと、相手に何か誤解されたときに訂正ができません。
誤った認識のまま、ケンカになったり、自分を否定されるようなことを言われたりしても、うまく自分の言葉で伝えられないと、心の中にモヤモヤがたまって涙として出ることもあります。
ネガティブな方向に思い込みやすい
すぐに泣いてしまうのは、ネガティブな思考になりやすいことが原因とも考えられます。
たとえば、友達から軽く注意されたとき「私のこと嫌いになったかも」と極端にネガティブな方向に思い込み、泣いてしまうのです。
「嫌いじゃないよ」と否定されても、思い込んでしまったらなかなか抜け出せず、不安な気持ちが続くかもしれません。
気持ちが不安定だと、感情も揺さぶられやすく、すぐ泣く原因につながることもあります。
完璧主義の傾向がある
実は性格が完璧主義の傾向があるのも、すぐ泣く原因の一つです。
「なんでも完璧にこなしたい」と思っても現実ではうまくいかないと、自己嫌悪に陥ることも。
どうして自分はちゃんとできないんだろうと気持ちが落ち込み、泣きやすくなってしまうのです。
感情が昂りやすい
すぐ泣く原因に、感情が昂りやすいことも挙げられます。
前述の通り、涙が出るメカニズムは昂った気持ちを落ち着けさせるためです。
イライラしがちですぐに怒ったり、いつも不安で小さなことで落ち込みやすかったりと、感情の起伏が激しい場合は涙も出やすいかもしれません。
すぐに泣く人の心理・特徴
ここからは、すぐに泣く人の心理や特徴について紹介します。
自分はダメだと思いがち
すぐ泣く人の心理として、「自分はダメな人間だ」と自己評価が低いことがあります。
そのため、人に怒られたときや注意されたときに、必要以上に自分を責めてしまったり、自分を否定されたように感じたりして、感情のキャパオーバーが起こるのです。
また、自分はダメだと思っているので、周りからの評価も低い、嫌われていると思い込みやすいところもあります。
周りの感情をネガティブに想像してしまいがちなので、メンタルが追い込まれ、泣いてしまうのです。
共感力や感受性が高いHSPかも
すぐに泣く人の特徴として、共感力や感受性が高いことが挙げられます。いわゆる「HSP」と呼ばれる人たちは、すぐ泣いてしまう傾向にあります。
HSPとは、非常に感受性が高くて敏感な人のことを指します。
周りからの刺激を受けやすく、たとえば人が泣いていると影響を受けて自分も泣いてしまったり、人の不機嫌にもすぐに気がついて必要以上に気を使ってしまったりします。
映画やドラマ、音楽などで感動しやすいのも、HSPの特徴です。
繊細な心を持っているため、ちょっとした感情の揺らぎに反応して涙が出ることもあるため、すぐに泣きやすいと感じるでしょう。
構ってちゃんの可能性も
すぐに泣く人のなかには、構ってちゃんがいることもあります。
構ってちゃんは、人に構ってほしいという気持ちが強いことが特徴です。泣くことで人の気が引けるため、何かあったときはすぐに泣く癖がついているかもしれません。
もし、小さい頃から泣くことで人の気を引いていた場合は、年齢が上がって「もう泣かないようにしよう」と思ってもその癖が残っている可能性が考えられます。
すぐに泣くのは病気が原因?
泣きたくなくても、すぐに泣いてしまう場合、「これは病気なのではないか?」と心配になりますよね。
すぐ泣くのをやめたいと思っても涙が出てしまうときは、自分がおかしくなったのではと悩む人もいます。
結論から言うと、すぐ泣くことだけで、病気であるとは断言できません。
昂った感情を落ち着けさせるために涙が出るのは、誰にでもある生理反応です。
ただし、うつ病や適応障害などのサインの可能性もあるので注意しましょう。
すぐ泣くこと以外にも、何事にもやる気がでなかったり、憂鬱な気持ちが長く続いているなど、気になる症状があるときは、専門の先生に相談することを検討してみてください。
すぐ泣くのをやめる方法
ここからは、すぐに泣くのをやめる方法を紹介します。
すぐに泣くのをやめたいけど、止め方が分からないという人は参考にしてみてくださいね。
ストレス発散する
ストレスが溜まっていると、イライラしたり、落ち込みやすかったり、気持ちが不安定になりやすいです。
そのため、適時ストレスを発散して、感情が昂らないようにしていきましょう。
ストレス発散の方法は、趣味を楽しむ、運動をするなどがあります。
軽いランニングや楽しいダンスなどで少し汗ばむ程度に体を動かすと、心がスッキリしますよ。
特に外で運動すると、太陽光を浴びて幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌されます。リフレッシュにもつながるので、ぜひ習慣にしてみてくださいね。
言いたいことを口にする
言いたいことが言えずに涙が出てしまう人は、自分の意見を言うようにしましょう。
とはいえ、いきなり言いたいことを言えたら苦労はしませんよね。
なかなか自分の意見を言えないという人はまず、どんな場面でも自分が何を思っているかをしっかり考えてみてください。
そして、その意見をノートに書いて整理すると良いですよ。
ノートに自分の意見を書けるようになったら、次は人との会話のなかで言いたいことを口にするようにしてみましょう。
「私は今日ハンバーガーが食べたい」など、小さなことからで構いません。
自分の意見を言うのがすんなりできるようになったら、少しずつ言いたいことも口にできるようになりますよ。
考え方の視点を変えてみる
ネガティブな方向に思い込みがちで、すぐに泣いてしまう人は、考え方を変える特訓をしてみましょう。
自分の考えをすぐに変えるのは難しいです。
なので、まずは違う視点から考えてみることを始めてみましょう。
たとえば、友達とケンカしたとき「絶対に嫌われた」と思ったとき、視点を自分から他者に移して考えてみてください。
「AさんとBさんがケンカしたって話を聞いたときは、2人は仲良しだったからいずれ仲直りすると思ったな」「あの2人は言い争ってるように見えて実はケンカしてないということあったな」と冷静に考えられるでしょう。
自分のことになると視野が狭くなってしまうときは、「もしこれが他の人だったら」と想像してみることで、別の考え方も生まれます。
いろいろな視点で考えられるようになることで、少しずつネガティブ以外の考え方もできるようになりますよ。
別のことを考える
「今泣きそう!」と思ったら、別のことを考えるのも泣かないようにする一つの手です。
泣いてしまうときは、そのときの状況にストレスを感じたり、動揺したり、感情を強く揺さぶられたときです。
別のことを考えることで、その感情を強く揺さぶられている状況から意識をそらすことができます。
いきなり別のことを考えるのは難しいという場合は、事前に泣きそうになったときに考えることを決めておくと良いですよ。
ストレスを感じないことが良いので「明日は何の服を着ようかな」「夕飯は何食べたいかな」など、関係ないことを考えるようにしましょう。
リラックス状態を作る
涙は感情を落ち着けさせるために出てきます。それならば、感情的にならないようにリラックス状態を作ることで、すぐ泣くのを抑えることができるかもしれません。
リラックス状態を作るために、日々瞑想を取り入れることがおすすめです。
瞑想をすると、ストレスや不安を軽減する効果を期待できますよ。
また、呼吸法を取り入れることもリラックス状態を作るのに効果的です。
緊張していたり、ストレスを感じていたりすると、呼吸は浅くなりがちです。
そこで、深く呼吸することでリラックス状態を作れますよ。
深呼吸をするときは、鼻で息を吸い、口で吐き出します。息を吸うときはお腹が膨らむことを意識してみてくださいね。
意識的にリラックスできるようになると、すぐ泣くことも減るかもしれません。
すぐ泣くのをやめたいときはまず自分自身と向き合おう
人前では泣きたくない、すぐ泣くのをやめたいと悩んでいる人は少なくありません。
もし、すぐ泣いてしまうときは、自分と向き合い、原因を考えてみましょう。
ネガティブ思考になりやすい、感情的になりやすいなど原因が分かったら、対処法も見つかります。
紹介したすぐ泣くのをやめる方法を参考に、自分に合ったやり方で涙を止めていきましょう。