中3からの勉強は手遅れ?受験に間に合わせるための対策を紹介

中3からの勉強は手遅れ?受験に間に合わせるための対策を紹介

「これまで勉強してこなかったし、もう受験はダメだ…」と中学3年になってから落ち込んでいる人もいるのではないでしょうか。

ですが、まだ手遅れではありません。
中3からでも、頑張って勉強すれば受験に間に合わせることができます!

この記事では、中3まで勉強を頑張ってこなかった人向けに、これから巻き返す方法を紹介します。
本当に手遅れになる前に、今から受験対策に取り組んでいきましょう!

中3から勉強を頑張っても手遅れ?

中3から勉強を頑張っても手遅れ?

「勉強しないと今後大変だよ」と言われても、実際に時期がくるまで現実味がありませんよね。
中3になって受験生になってから、勉強してこなかったことに焦り感じる人もいます。

しかし、中3まで勉強に力を入れていなかった場合でも、まだ手遅れではありません
受験直前でなければ、まだ巻き返しができる時期です。

「希望の高校に入るのに学力が足りない」と気づいたら、今から勉強に取り組んでいきましょう。

中3で勉強に遅れが出る原因

中3で勉強に遅れが出る原因

まずは、なぜ、これまで勉強を頑張れなかったのか、原因を考えてみましょう。
ここでは、中3で勉強に遅れが出る原因を紹介します。

だんだんと授業についていけなくなった

最初は勉強していたのに、そのうちやらなくなった原因に、授業についていけなくなったからというのがあります。

授業を聞いても内容が分からなければ、つまらないですよね。
テストの点数も下がり、勉強に対するモチベーションも維持しにくくなります。

授業についていけずに勉強しなくなった場合、中1や中2の内容から再スタートする可能性もあります。
勉強量が増えるので大変かもしれませんが、分からないところが出たときは先生にきちんと質問してクリアするようにしてくださいね。

やる気が出ない

やる気が出ないと机に向かわない中学生も少なくありません。やる気が出ないからと勉強しないと、周りより遅れが出てしまうでしょう。

勉強のやる気が出ない原因には、以下のようなものがあります。

  • そもそも勉強する理由が分からない
  • ゲームなど、ほかのことをやりたい
  • 勉強が楽しくない
  • 疲れている

など

中3になると「受験のために勉強しなければ」と思うようになるので、やる気が出なくても机に向かうことが増えるでしょう。

ただし、勉強に取りかかってもやる気が出ないと、すぐにだらけてしまう可能性があるので注意しましょう。
「何ページまでやる」と決めたり、勉強が終わったときのご褒美を用意したりと、やる気が出る方法を試してみてください。

部活や遊びに時間を使いすぎた

中学生活で部活や遊びに時間を使いすぎると、当たり前ですが、勉強する時間が減ります結果、周りより勉強が遅れる原因となるのです。

中3は、部活の集大成の時期でもあります。
大会で結果を残すためにも、勉強より部活に精を出す中学生も多いでしょう。
部活を引退したあと、受験だけが残り、これまで勉強していなかった分「もう手遅れだ…」と感じてしまうかもしれません。

しかし、部活にあてていた時間が空くので、そこで勉強を頑張ればまだ間に合います。

友達と遊んでばかりで勉強する時間がないという人は、遊ぶのを控えるか、友達と会う理由を勉強会に変えましょう。

同じ受験生の友達なら、お互いに勉強しなければいけない時期です。
分からないところは教えあったり、モチベーションが上がらないときは励ましあったりして、受験勉強に励みましょう。

目標がない

目標がないと、勉強する意味が分からず、やる気が出ない人もいますよね。
行きたい高校がない、テストでほどほどの点数がとれていればいいなど、目標がないことも勉強に遅れが出る原因となります。

中3になれば、志望校を決めなければいけないので、自然と目標も出てくるでしょう。

行きたい高校が見つからないときは、将来どんな仕事に就きたいか、どんな大学に行きたいかなど、少し先の未来の目標を決めてみてください。
未来の目標を叶えるためにはどの高校に行くのが良いかと考えれば、自然と志望校の候補も絞られていきますよ。

高校受験までに巻き返すための対策

高校受験までに巻き返すための対策

中3からでも、勉強を頑張れば手遅れにはなりません。
しかし、これまで勉強していなかった分、何から手をつければいいか分からない人も多いでしょう。

ここからは、高校受験までに巻き返すための対策を紹介します。
勉強に遅れを感じても、毎日少しずつ頑張れば、まだ間に合います
1歩ずつ、頑張っていきましょう!

スケジュールを立てる

まずは、受験までの勉強スケジュールを立てましょう

受験日がゴールです。
カレンダーやスケジュール管理アプリなどを使って、「○日までに基礎学習を終わらせる」「○日からは過去問の復習に集中する」など、大まかに予定を決めていきます。

スケジュールを立てるときは、自分の得意科目・苦手科目を把握してください。
苦手科目は得意科目よりも基礎を理解するのに時間がかかるため、多めに時間をとる必要があります。

1ヶ月びっしりと勉強漬けになると集中力も続かないので、「この日は息抜きに使って勉強時間は少なめにする」など、ご褒美デイを設けるのも良いでしょう。

夏休みは基礎固め+苦手克服に使う

まとまった時間がとれる夏休みは、基礎固めに加えて、苦手科目の克服にも活用できます。
夏休み明けまでに少しでも苦手科目の理解を深めるために、勉強計画を立ててください。

また、時間がある分、応用問題もたくさん取り組みたいかもしれませんが、基礎が疎かにならないように注意しましょう。
応用問題を解くには、まず基礎が重要です。基礎が分かってこそ、応用問題が解けます。

そのため、夏休みはまず基礎を固めて、応用問題に備えましょう。

1日の勉強時間を決める

受験までのスケジュールを立てたら、1日の勉強時間も考えていきましょう。

1日中勉強すれば学力も上がると思われがちですが、根を詰めすぎると集中力が途切れます。
効率的に勉強するためにも、休憩時間を設けましょう。

勉強の合間の休憩時間は15分ほどを目安にしてください。
長く休むと勉強を再開するやる気が出てこず、短い休憩だと疲れがとれにくいです。

もし、やる気が起きなくても「まずは10分やろう」と机に向かうと、勉強モードになりやすいですよ。

中3で勉強時間はどれくらいとるべき?

中3で受験勉強のためにどのくらい時間をとるべきか、悩みますよね。
今まで勉強しておらず、手遅れに感じている場合はがっつり勉強時間をとりたくなる人も多いでしょう。

しかし、前述の通り、ずっと勉強していても集中力は続きません。

中3の場合、平均勉強時間は2時間半ほどと言われています。
受験が近くなるほど、勉強時間は長くなる傾向にあります。

勉強漬けになってストレスがたまらないように適度に休憩時間を設けながら、1日の勉強時間を決めてください。

過去問を解く

高校受験を受けるなら、過去問を解いておくことは大切です。
過去問を解いておくことで、試験の傾向が分かるだけでなく、実際にどのような形式で出題されるのかが分かります。

受験当日に、いきなり試験問題を見るよりも、過去問で慣れておくことで戸惑うことも減るでしょう。
本番に強くなるので、過去問に取り組んでおくことは重要です。

過去問を解いて、苦手な問題があったら、そこを克服するために勉強計画を組み直してください。

モチベーションを上げる

勉強の計画を立てて、1日の勉強時間を決めても、なかなかやる気が出ないこともありますよね。

勉強のモチベーションを上げるには、1日のなかで小さな目標を決めて、達成するようにしてみてください。
達成感を味わうと、モチベーションを上げることができます。

小さな目標は「問題集を○ページまでやる」「○分まで集中して勉強する」など、達成しやすいものでOKです。

目標を達成したら好きなお菓子を食べるなどのご褒美を用意しても良いでしょう。

勉強してこなかった中3は塾に行くべき?

勉強してこなかった中3は塾に行くべき?

中3まで勉強してこなかった場合、自習だけで良いのか、塾に行くべきか迷いますよね。

平成26年度に厚生労働省が調査した結果によると、塾に行っている中学生の割合は61.7%です。
半数以上の中学生が、塾に行っていることになります。

勉強の遅れが気になっている中学生は、中3から巻き返すために塾へ通うのも良いでしょう。
塾では高校受験対策にカリキュラムを組んでいるところもあるほか、教室で勉強するため、ほかのことに気を散らさずに集中して勉強もできます。

塾に通わない場合は、分からないところが出てきたら学校の先生に自分から質問に行くようにしてください。

塾のメリットや選び方は、以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてみてくださいね。

高校生は塾に行くべきか?通塾のメリット・選び方のポイント

参照:平成26年度全国家庭児童調査結果の概要-厚生労働省

中3からでも勉強は手遅れじゃない!受験に向けて準備していこう

中3から勉強を始めても手遅れだろうと思うかもしれませんが、毎日コツコツと頑張っていけば目標に近づくことができます

今後のスケジュールを立てて、まずは1日2時間、基礎から始めてみましょう!
分からないところが出たら学校の先生に質問し、自分の勉強だけでは不安というときは塾に通うことも検討してみてくださいね。

中3から勉強を始めても遅くはありません。今から1歩ずつ、取り組んでいきましょう!