10代におすすめの恋愛小説20選!キュンキュンする・泣ける作品が登場
目次【開く】
恋愛小説を読みたい!
この記事では、恋愛小説のなかでも10代におすすめの作品を紹介します。
キュンキュンできることはもちろん、泣ける小説、温かい気持ちになれるハッピーエンドな小説も登場しますよ。
10代におすすめの感動恋愛小説
10代におすすめの感動的な恋愛小説を、簡単なあらすじとともに紹介します。
気になる小説が見つかったら、ぜひ手にとってみてくださいね。
「桜のような僕の恋人」宇山佳佑
「桜のような僕の恋人」は通常よりもずっと早いスピードで老いていく難病を発症した美容師の女性と、カメラマンの男性の恋を描いた感動作です。
同じ速度で生きていくことができない2人の苦悩、その末に彼女がした決断とは…。
多くの人が泣いたヒット作で、実写映画も公開されていますよ。
「いま、会いにゆきます」市川拓司
「いま、会いにゆきます」は、妻を亡くし子供と2人で暮らすシングルファザーが主人公です。
しかしある日、亡くなった妻が、散歩に出かけていた父子のもとに現れます。
記憶を失った様子の妻と再び過ごす父子ですが、家族には切ない結末が待ち構えているのです。
「世界の中心で、愛をさけぶ」片山恭一
「世界の中心で、愛をさけぶ」は、高校生の主人公と恋人の悲しいラブストーリーです。
2人の出会いと旅、そして恋人の病…。死による2人の別れが描かれ、多くの人が心動かされた感動作として知られています。
愛する人を失うとはどういうことなのか考えらされる、泣けるラブストーリーです。
「ジョゼと虎と魚たち」田辺聖子
「ジョゼと虎と魚たち」は足が悪く、車椅子がないと動けないジョゼと、ひょんなことから出会った男性との関係を描く恋愛小説です。
ピュアな恋模様だけでなく大人の関係も描かれており、背伸びした恋愛が気になる10代の人にもおすすめですよ。
実写映画とアニメ映画も公開されているので、原作小説と違いを探してみるのも面白いでしょう。
「ずっとあなたが好きでした」歌野晶午
「ずっとあなたが好きでした」は、さまざまな恋愛模様を描いた短編小説集です。
中学生と高校生の恋愛から、会社が倒産・妻に逃げられた男の恋など、幅広い年代の主人公たちの恋愛を見ることができますよ。
ストーリーには驚きの仕掛けも施されており、つい読み返したくなる小説ですよ。
「いちご同盟」三田誠広
「いちご同盟」は、死ぬことを考える男子中学生が主人公です。
彼はひょんなことから不治の病の少女と出会い、ピアノを弾いて聞かせることになります。
2人はさまざまな言葉を交わし親交を深めますが、少女には死が迫り…。
キュンキュンする恋愛とは異なりますが、2人の関係や気持ちの描写に心動かされるでしょう。
彼らに近い世代の10代の人はもちろん、大人にもおすすめの青春小説となっています。
「あなたを独りで、泣かせはしない」楡井亜木子
「あなたを独りで、泣かせはしない」は、高校3年生の主人公が友人に誘われてある喫茶店も行くことから始まります。
喫茶店の店員が気になり通ううちに、クールな雰囲気の彼との歳の差恋愛が始まります。
しっとりとした読み心地で、キュンキュンする恋愛を楽しめる小説ですよ。
「マチネの終わりに」平野啓一郎
「マチネの終わりに」は、ギタリストの男性と通信社に勤める女性の恋愛を描く小説です。
2人は初めて出会った瞬間、惹かれ合いますが、女性には婚約者がおり、別の道を歩んでいきます。
そんな2人を取り巻くさまざまな出来事・その後の恋愛模様が描かれ、切なく運命的な恋を味わえます。
実写映画も公開されていますよ。
10代におすすめのハッピーな恋愛小説
ここからは、10代におすすめの恋愛小説のなかから心温まるものを紹介しますよ。
「うさぎパン」瀧羽 麻子
「うさぎパン」は、継母と暮らす10代の女の子が主人公です。
彼女は同級生の男の子とパン屋巡りをするうち、淡い思いを抱くようになります。
ほんわかとした高校生の初恋が描かれており、まさに10代の人におすすめの恋愛小説と言えるでしょう。
「僕らのごはんは明日で待ってる」瀬尾 まいこ
「僕らのごはんは明日で待ってる」では、兄を亡くして以来小説を読んで過ごす毎日だった主人公が、高校最後の体育祭をきっかけにクラスメイトの女の子と付き合い始めます。
紆余曲折ありながらも結婚した2人ですが、ある日彼女の体に病気が見つかってしまいます。
悲しみや辛いことを乗り越えた先に待つハッピーエンドに、心が温まる恋愛小説ですよ。
「カフーを待ちわびて」原田マハ
「カフーを待ちわびて」は沖縄の小さな島を舞台にした、少し切ない恋愛小説です。
主人公は、沖縄でよろず屋を営む男性。
彼は以前「嫁に来ないか。」と絵馬に書いたことがあるのですが、ある日その絵馬を見て、結婚したいという女性が現れます。
第1回日本ラブストーリー大賞を受賞した作品で、玉山鉄二主演の実写映画も公開されていますよ。
「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」汐見夏衛
「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」では、高校生のクラスメイト同士の恋愛が描かれています。
多くの人から信頼される優等生と、彼女を嫌いだと言う男子。
2人の徐々に縮まる距離と、それぞれが抱える秘密に涙し、温かい気持ちになれる小説ですよ。
「そのときは彼によろしく」市川拓司
「そのときは彼によろしく」は、地方都市でショップを営む主人公のもとに、ショップの求人チラシを手に持った美しい女性が現れることから物語が始まります。
ファンタジックな恋愛小説となっており、多くの人の心を掴んだ作品です。
長澤まさみ・山田孝之主演で実写映画化もされていますよ。
「魔女の宅急便」角野栄子
「魔女の宅急便」は、同名のジブリ映画の原作となっている小説です。
映画でも描かれたキキの旅立ちだけでなく、キキがとんぼと結婚してお母さんになる将来までも描いていますよ。
大人から、中学生・高校生の10代の人、小学生にもおすすめです。
「夜は短し歩けよ乙女」森見登美彦
「夜は短し歩けよ乙女」は京都を舞台にした、男子大学生と後輩である黒髪の乙女の恋愛を描いた小説です。
夏・秋・冬と季節を追うごとに訪れる不思議な体験と、2人の関係の変化から目が離せない作品となっています。
ユニークな文体とテンポの良い文章が特徴的で、山本周五郎賞受賞と本屋大賞に輝きました。
「塩の街」有川浩
「塩の街」は、「阪急電車」「図書館戦争」「植物図鑑」などで知られる有川浩のデビュー作です。
塩害により世界を塩が埋め尽くしている時代を舞台に、崩壊寸前の町で暮らす男と少女。
彼らは静かに暮らしていましたが、ある日、世界を救う計画に関わることになります。
2人のお互いを思う気持ちも描かれ、恋はハッピーエンドへと向かっていくので、悲しい恋愛小説よりも幸せな気持ちになれる作品を探す人におすすめです。
「レインツリーの国」有川浩
「レインツリーの国」は、まだ会ったことのない女性に恋をする物語です。
主人公はとあるサイトの管理人とメールをするようになり、実際に会ってみないかと提案します。
しかし彼女は会うことを渋ります。
なぜなら、彼女は耳に障害を持っており、それを知られたくないと思っているのです。
そんななか距離は縮まっていき、ハッピーエンドを思わせる結末に心が温まるでしょう。
「ラビット病」山田詠美
「ラビット病」は天涯孤独で大金持ちの女性と、アメリカ軍人の真面目な青年の恋愛を描いた小説です。
個性的でユーモラスな女性と、彼女に振り回されつつも一途な男性の恋人関係、2人を取り巻く事件などが描かれています。
ハッピーエンドのため、幸せな恋愛小説を読みたい人におすすめですよ。
「TSUGUMI」よしもとばなな
「TSUGUMI」は病弱ながらもわがままで意地悪な少女と、海辺で知り合った少年の恋愛小説です。
2人の儚く美しい恋物語を、少女の従姉妹の目線から語っていますよ。
魅力的なキャラクターが多く、山本周五郎賞や新風賞を獲得した、よしもとばななの代表作の一つです。
「舟を編む」三浦しをん
ストーリーにさりげなく恋愛要素が含まれる小説を探しているなら、「舟を編む」はいかがでしょうか。
主人公は、出版社の辞書編集部に勤める男性です。
彼は新しい辞書の完成を目指して同僚や学者たちと励み、そんな生活のなか運命の女性とも出会います。
ユニークなキャラクターたちが頑張る姿が印象的な人気小説で、本屋大賞にも選ばれました。
10代におすすめの恋愛小説を読んでみよう!
今回は、10代におすすめのさまざまな恋愛小説を紹介しました。
泣ける感動作、心温まるハッピーエンドの作品、中高生のピュアな恋愛を描いたもの、大人の恋愛を楽しめるものなど幅広く紹介したので、気になる小説が見つかったのではないでしょうか。
以下の記事もあわせてチェックして、読書を楽しんでくださいね。