ネトストとはどういう意味?ネトストする人の心理やされたときの対処法!
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ネトストという言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
ネトストとはインターネット上で行うストーカー行為のことですが、なぜそんなことをするのか、対策はないのかと気になりますよね。
この記事ではネトストとはどういう行為なのか、ネトストする人の心理や対処法について紹介します!
自分では気づかないうちにネトストされている可能性もあります。
SNSを使っている人はぜひこの記事をチェックして、対策していきましょう!
ネトストとはどういう意味?
ネトストは「ネットストーカー」の略で、SNSなどインターネット上で行うストーキング行為のことです。
実際に対象のあとをつけ回すストーカーとは違い、特定の人物に対してインターネット上で情報を収集して監視するのが特徴です。
また、お互いにSNSアカウントを教え合うのではなく、相手の同意なくこっそりとアカウントを特定して監視します。
ネトストとはどういう行為?
ネトストには以下のパターンがあります。
- SNSで見かけた見ず知らずの人の情報を調べて住まいや職場、学校などを特定して行動を監視する
- 実際に知っている人物のSNSを特定してこっそりと監視し、その人の行動を把握する
ネトストの行為としては、まずその人のSNSのアカウントを特定するところから始まります。その後、住所・氏名・生年月日・職場・学校などの個人情報を探るために、以下のような行為を行います。
- 気になる人のSNSアカウントを特定する
- 過去の投稿まで遡る
- 投稿された画像を拡大して写り込みをチェック
- フォロー・フォロワーなどで交友関係を探る
- リプライで友達とのやりとりチェック
- サブアカウントを作って監視・接触する
軽いものでは特定の人の情報を得ようとしたり、アップされた内容を細かく見たりする程度のことを指します。
しかし、重くなるとSNSを通じて接触を試みたり、実際に家や職場までやってくるストーカー行為を行うことも。
ネトストする人の心理は?
ネトストする人の心理にはどのようなものがあるのでしょうか?
ターゲットのことが気になる
まずターゲットとなる相手のことが「気になる」ということが挙げられます。
異性の場合であれば、恋愛感情がある可能性もありますね。
気になるけれども、話せない相手であったり、話せる関係でなかったりする場合に、ネトストをして発散していることがあるのです。
相手より優位に立ちたい
ネトストすることで相手に気づかれずにその人の情報を得ることができます。
細かく相手の投稿を監視してネトストすることによって、個人情報だけではなくターゲットの弱みを握ることもできるため、「私はこの人のこんなことまで知っている」という気持ちになれるのです。
嫉妬心が強い
彼氏や好きな人に対してネトストする場合は、嫉妬心が強く相手に怪しいことがないかチェックする目的でネトストをすることもあります。
好きな人のSNSに「いいね!」をした相手を確認したり、コメントの内容を見たりしてしまうのです。
同性にネトストする場合では、自分よりも良い環境に恵まれているような友達に対して、嫉妬心から行うこともあります。
暇つぶし
ターゲットに興味はないけれど、ゲームのように相手の個人情報を特定していくことを楽しんでいる場合もあります。
最初はゲーム感覚でネトストしていたけれど、だんだんその相手に固執してしまうことも。
ネトストされないための対策は?
個人情報を悪用されたり、実際にストーカーになるといったことがない限り、こっそりとSNSを監視されているだけだとネトストされていることに気づくのは難しいです。
事件やトラブルに巻き込まれないためにも、SNSを利用するときはネトストされないように対策しましょう!
アカウントに鍵をかける
SNSに投稿した内容は全世界に発信され、誰でも見ることができてしまいます。
しかし、趣味趣向や個人情報を特定されないような内容しか投稿しないというのも難しいですよね。
そのため、SNSを利用するときは投稿内容を友達しか見られないように、鍵をかけると良いでしょう。
フォローし合う相手もなるべく顔を知っている人物だけにすることで、見ず知らずの人からネトストされないように対策できます。
個人情報をSNSに書き込まない
自分では個人情報を書いていないつもりでも、ネトストは断片的なヒントを拾い集めて答えを導き出します。
意識して個人を特定できるような情報を投稿しないことを前提に、個人情報に関する内容はフェイクを入れるなどするのも良いでしょう。
写真や動画をアップしない
写真や動画は個人情報を特定するのに大いに役立ちます。
お店で注文した食べ物とテーブルなどが写った写真だけでも、どのお店のどこの店舗かなどがバレてしまうことも。
そういった特定できる情報を隠したつもりでも、少し映り込んだ背景にお店を特定できる要素が含まれてしまうこともありえます。
自分の写真はもちろん、家や学校、職場の周辺での写真は住所や行動範囲を特定される危険があるので特に注意しましょう。
SNSでタグ付けできないようにする
自分が写真を投稿しなくても、自分が写っている写真や動画を友人が投稿する場合もあるかもしれません。
とはいえ、友人の投稿を制限するのも難しいですよね。
SNSによっては、友人などが自分をタグ付けできないよう設定することもできるため、その機能を利用しましょう。
そうすれば、自分の友人が自分と遊んだときの様子をアップしたとしても、第三者から見られる可能性を低くできるのです。
友達との会話(リプライ)にも注意
自分が投稿する内容に注意を払っていても、意外と友達との会話は気を抜いてしまうこともあります。
友達の投稿にリプライするときに、「この店大好き」「また行こうね」などと書き込んでしまうと、よく行くお店がバレてしまうことも。
友達とやりとりするときは、リプライなどではなくDMで行うのが良いでしょう。
ネトストされたときの対処法は?
まだ話したことのない情報なのに会話の流れで相手が知っていたら、もしかしたらネトストされてSNSをこっそり監視されてるのかもしれません。
もし「あれ、私ネトストされてるかも?」と気づいたら、どう対処したら良いのか迷いますよね。
最後にネトストされたときの対処法を紹介します。
鍵をかけてフォロワーを整理する
まずはSNSに鍵をかけて、一般に公開されないようにしましょう。
しかし、知らず知らずのうちにネトストのアカウントと相互フォローしあっている可能性もあります。
フォロワーを整理して「この人誰だ」と思うアカウントはフォロー解除しましょう。
怪しいアカウントはブロック
インスタのストーリーなど誰が見たのか分かるように既読・足跡機能がついてるSNSもありますよね。
そういった機能を利用して頻繁に投稿を見にきてる怪しいアカウントがないかチェックしましょう。
誰かも分からないし、頻繁に見にきているようなアカウントがあればブロックしましょう。
アカウントを削除して作り直す
フォロワーが多すぎてどのアカウントが怪しいか分からなかったり、過去の投稿で個人情報が載っているものを探して削除するのが大変な場合もありますよね。
その場合はアカウントを削除して新しく作り直すのも良いでしょう。
しかし、粘着質なネトストの場合、仲の良い友達のアカウントをチェックされていることもあります。
削除後にすぐ新しいアカウントを作って友達と相互フォローし合うことで、すぐにバレてしまうことも。
新しいアカウントを作っても公開アカウントにせず鍵付きにして、仲良い友達と身内だけで楽しむようにするのが良いかもしれませんね。
スクショなど証拠を残しておく
ネトストされて執着するようなメッセージが来たり、個人情報を利用されて嫌がらせをされたり、脅されたりといった被害がある場合は、スクショを撮ったりして証拠を残しておくことが大切です。
ネトストの被害で悩んでいる場合は、SNSの運営のほか、警察や弁護士にも相談してみましょう。
ネトスト相手を挑発しない
自分の身を守るためにも、ネトスト相手を挑発することは絶対にやめましょう。
感情的になることで、相手も感情的になり、行為がエスカレートする可能性があります。
できるだけ冷静に対処するようにしてくださいね。
ネトストされないよう個人情報につながるSNS投稿は控えよう!
ネトストとは、SNSを使って気になる相手の情報を得たり接触したりするインターネット上で行うストーカー行為こと。
ネトストする人は、ターゲットとなる相手に対して強い関心を持っている場合が多いです。最初は「相手のことを知りたい」という軽い気持ちでネトストしていた場合でも、だんだんと執着されて接触してきたり本当のストーカー行為に及ぶ可能性もあります。
SNSを使う際はこういったネトストの危険性があることをしっかりと理解して、個人情報につながる投稿は控えて対策していきましょう!