おすすめ感動小説16選!思いっきり泣ける名作を紹介
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切ない恋や悲しい運命の物語に触れて、思いっきり泣きたいときってありますよね。この記事では、多くの人が涙したおすすめの感動小説を紹介します。
高校生の恋愛を描いた作品から、病気と戦う主人公、ファンタジックな世界観を描いたものまで幅広く紹介するので、読んでみたい感動小説にきっと出会えるでしょう。
恋愛を描いた感動小説
まずは、恋愛を中心に描いた感動小説を4作品紹介します。
「桜のような僕の恋人」宇山佳佑
「桜のような僕の恋人」は、中島健人と松本穂香を主演に映画化もした作品です。
アクシデントをきっかけに距離が縮まり、片想いから恋人同士になった男女。しかし彼女は治ることのない病気にかかり、恋人でもぱっと見ては分からないほど姿が変わってしまいます。儚く悲しい物語に涙が止まらない感動小説です。
「ぼくらは夜にしか会わなかった」市川拓司
1冊で複数の恋愛感動小説を読みたい人には、短編集である「ぼくらは夜にしか会わなかった」がおすすめです。
「いま、会いにゆきます」をはじめ多くの感動小説を執筆している市川拓司による、純粋な恋愛を描いた6作品を読むことができ、切なく寂しい雰囲気に心動くでしょう。
「流れ星が消えないうちに」橋本紡
「流れ星が消えないうちに」は波瑠を主演に映画化もした感動小説で、女子大学生と彼女の恋人、亡くなった元恋人の3人を中心に物語が展開していきます。
大切な人を失う悲しみを描いた名作であり、「半分の月がのぼる空」と合わせて橋本紡の代表作とされている作品です。
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」七月隆文
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」は、京都を舞台に繰り広げる大学生の恋物語です。
一目惚れした女性と付き合うことになった主人公ですが、女性には彼と一緒に居続けることができない重大な秘密があるのです。
福士蒼汰・小松菜奈主演の映画版もあるので、合わせて観てみるのも良いでしょう。
悲しい運命に泣ける感動小説
続いては、悲しい運命に直面する主人公を描いた感動小説を紹介します。
「1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記」木藤亜也
「1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記」は、体が動かなくなっていく難病を患う少女の、実際の日記を書籍にした作品です。
病気と戦いながら懸命に生きる少女の言葉に、多くの人が涙した感動小説です。
「余命10年」小坂流加
「余命10年」もまた、病気と向き合う主人公の物語です。遺伝性の難病を抱えつつも、漫画家になる夢を追いかけ、親友のためのウェディングドレスを縫い上げ、恋をする主人公。
著者自身が闘病を経験したことから、病気と戦う人の生活や気持ちが丁寧に描かれています。主人公と著者を重ね合わせて作られた映画版もありますよ。
「野菊の墓」伊藤左千夫
「野菊の墓」は1906年に描かれ、ドラマや映画、演劇の題材としても多く取り上げられており、時代を超えて人々の心を掴んでいる作品です。
旧家の息子と、彼の従姉である少女。2人は惹かれあいつつも、主人公は遠方の学校へ、少女は裕福な家柄の人との縁談があり、引き裂かれてしまいます。
「八日目の蝉」角田光代
「八日目の蝉」はサスペンスでありながら、多くの人が涙した感動小説です。
不倫相手の赤ちゃんを誘拐してしまった女性。彼女は逃亡生活を送りつつ赤ちゃんを娘として育てますが、逮捕され離れ離れになってしまいます。
そして親元に戻っても家族に馴染めず、育ての母と同じ運命を辿ろうとする少女。彼女を通して、家族愛や母性について描かれた作品です。
絆を描いた感動小説
ここからは、温かい絆が描かれた感動小説を4作品紹介します。
「ちょっと今から仕事やめてくる」北川恵海
「ちょっと今から仕事やめてくる」は、ブラック企業に就職してしまい追い詰められているサラリーマンが主人公。ある日無意識に線路に飛び込みそうになったところを、同級生だと言う青年に助けられますが、彼は同級生ではなく、それどころか3年前に自殺したとのニュースを見てしまいます。
スカッとしつつ泣ける感動小説で、映画化・漫画化もしていますよ。
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」リリー・フランキー
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」は、リリー・フランキーのベストセラーとして知られている感動小説です。
リリー・フランキーの自伝的小説でもあり、家族の思い出、その温かさ、そして母親の死の悲しみを描いています。幾度も映画・ドラマになっている名作ですよ。
「52ヘルツのクジラたち」町田そのこ
「52ヘルツのクジラたち」は複数の賞を受賞し、注目を集めた感動小説です。
物語は、家族からの愛を得られなかった女性と少年が出会うところから始まります。辛い事情を抱える2人の関係や交わされる言葉に、温かい涙が止まらない作品でしょう。
「西の魔女が死んだ」梨木香歩
「西の魔女が死んだ」は、同級生とうまくいかず不登校の女子中学生と、彼女のおばあちゃんとの関係を描いた感動小説です。
主人公はおばあちゃんのもとで幸せに暮らしますが、ふとしたことから仲違いしてしまいます。悲しくも温かいラストに多くの人が涙し、映画化もした名作です。
ファンタジーな世界観の感動小説
感動小説の名作には、ファンタジーな世界観のものもあります。
最後に、感動的なファンタジー小説を4作品紹介します。
「三日間の幸福」三秋縋
「三日間の幸福」は、寿命をお金で売買できる世界のなかで、高いとは言えない価格で寿命の多くを売ってしまった少年が主人公です。主人公が好きな人に出会い、幸せに気づいたとき、残りの寿命は…。
もともとウェブで発表され、多くの人の心を掴んだために書籍化した感動小説です。
「かがみの孤城」辻村深月
「かがみの孤城」はアニメ映画にもなったので、タイトルを知っている人が多いのではないでしょうか。
決まった時間にのみ、鏡を通して行くことができる城を舞台に、さまざまな事情を抱えた中学生たちが冒険をするという物語です。優しく感動的なラストに、きっと涙してしまうでしょう。
「時給三〇〇円の死神」藤まる
「時給三〇〇円の死神」は、アルバイトとして死神をすることになった高校生が主人公の物語です。
成仏できない死者の未練を晴らし、あの世へと送る死神の仕事。主人公は仕事のなかで、さまざまな思いを抱える死者たちと出会います。彼らの悲しい未練や願いに、心揺さぶられる感動小説です。
「流星ワゴン」重松清
「流星ワゴン」は、家族との不仲やリストラなどさまざまな不幸に見舞われ、悩んでいる男性が、ワゴン車に乗って過去に戻るという物語です。
ワゴン車を運転する不思議な親子の物語も並行して進み、心が温かくなると同時に泣ける感動小説となっていますよ。
ボロボロ泣ける感動小説、泣きたいときに読んでみて
今回は、恋愛や悲しい運命、人と人との絆を描いた感動小説を紹介しました。映像化している作品も多いので、小説を読んだあとに見比べてみても良いでしょう。
以下の記事では、泣ける恋愛映画を紹介しています。思いっきり泣きたいときは、こちらも参考にしてみてくださいね。