コミュ力上げる方法は?会話力が向上するスキルをステップ別に解説

コミュ力上げる方法は?会話力が向上するスキルをステップ別に解説

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円滑な人間関係を築くためには、コミュニケーションを上手にとることが必要不可欠です。
しかし、なかには「初対面の人と会話を続けるのが苦手」「コミュ力に自信がない」と感じている高校生も少なくないでしょう。

今回は、コミュ力上げる方法をステップ別に解説します。
コミュ力に自信がない人は、ぜひ参考にしてください!

コミュ力は高いほうが良い?

コミュ力は高いほうが良い?

2018年11月に日本経済団体連合会が発表した「2018年度 新卒採用に関するアンケート調査結果」によると、企業側が学生の選考にあたり特に重視した点が「コミュニケーション能力」でした。

会社では、チームのメンバーと協力する場面が多いです。そのため、コミュ力がないと情報を共有したり、連絡を取りあったりするのが難しくなります。円滑な人間関係を送るためには、高いコミュ力が求められるのです。

【参照】2018年度 新卒採用に関するアンケート調査結果-日本経済団体連合会

誰でもコミュ力上げることはできる!

誰でもコミュ力上げることはできる!

自分にコミュ力が無いと感じている人は、「生まれつきの性格が原因」「子供の頃から人と話すのが苦手だから今更何もできない」と諦めている人もいるでしょう。

しかし、幼少期の環境や元々の性格を原因にして、コミュ力向上を諦めるのは早いです。
自分の努力次第で、コミュ力上げることができます。

コミュ力上げるためには、いろんな人との会話練習の繰り返しが大切です。いくつかのポイントを押さえれば、誰でもコミュ力上げることができます。

コミュ力が高い人の特徴とは

コミュ力が高い人の特徴とは

コミュ力が高い人には、共通した特徴があります。
まずは、どのような特徴があるのか把握して、今の自分に足りない点を見つけることが大切です。
ここでは、コミュ力が高い人の特徴を見ていきましょう。

自信を持っている

コミュ力が高い人は、自信を持って堂々と話す人が多いです。
自分の意見に自信を持てているので、周りの視線を気にせずに話します。
相手にどう思われているか必要以上に意識しないのが、コミュ力が高い人の特徴です。

表情が明るい

コミュ力を上げるには、会話のスキルだけではなく表情管理も欠かせません。
円滑な人間関係を送っている人はいつもニコニコしているので、いろんな人から話しかけてもらいやすいです。
また、表情が明るいので、場の空気も明るくなります。

ジェスチャーの使い方がうまい

会話内に程良いジェスチャーを入れながら話すのも、コミュ力が高い人の特徴です。
言葉だけではなくジェスチャーを使って説明することで、視覚からも情報を伝えることができます。
コミュ力が高い人は、相手の立場に立ち、どう説明したら理解しやすいか考える人が多いです。

会話を広げる努力ができる

コミュ力上げるには、話す力だけではなく聞く力も必要です。
自分の話を一方的にしたり、会話を途中で遮ったりせずに、しっかりと相手の話にも耳を傾けて会話を広げなければいけません。
話を聞く力が身につけば、自然に質問して会話を膨らませることができますよ。
また、話し相手も安心して会話に参加ができるでしょう。

観察力が高い

観察力が高いのも、コミュ力が高い人の特徴の1つです。
コミュ力が高い人は、会話を膨らませるための努力ができます。何に興味があるのか、何を考えているのかを質問しながら探ることで、相手を知ろうとするのです。

話の内容がまとまっている

コミュ力が高い人は、5W1Hを意識し、会話内容をまとめてから話す人が多いです。

<5W1H>

  • Who(誰が)
  • What(何を)
  • When(いつ)
  • Where(どこで)
  • Why(なぜ)
  • How(どのように)

    5W1Hが意識できていないと、会話内容が支離滅裂になり何について話したいのかが分かりにくくなります。
    5W1Hを意識して会話を組み立てることで、話し相手もスムーズに内容を理解でき、会話が弾みやすくなるのです。

    コミュ力が高いことのメリットとは

    コミュ力が高いことのメリットとは

    上記では、コミュ力が高い人の特徴を解説しました。
    続いて、人間関係を築き上げる上で、コミュ力が高いことで得られるメリットを紹介します。

    初対面の人と仲良くなりやすい

    コミュ力が高い人は、初対面の人にも積極的に話しかけることができます。
    積極的に話しかけて友達になりやすいので、知り合いの数も増えやすいです。
    コミュ力が低い人に比べて、仲良くなるのに時間がかかりません。すぐに打ち解けるので、友達ができるペースが早いのがメリットと言えるでしょう。

    頼れる人が増える

    学校生活のなかで、教科書を忘れたり、課題の範囲を忘れたりして、誰かに頼りたい場面もあるでしょう。
    コミュ力が低く友達が少ないと、ピンチのときに助けを求められない可能性が高いです。
    普段からいろんな人と交流して人脈を広げることで、学校生活で困ったときに頼れる選択肢が増えますよ。

    意思疎通の行き違いを防げる

    ときには、悪気はないのに友達を傷つけたり誤解を招いたりすることもあるでしょう。
    コミュ力が高くいろんな人の会話の経験があれば、どのような発言が相手を傷つけるのかある程度知ることができます。
    しっかりとコミュ力が身についていれば、勘違いによるすれ違いを防げるのです。

    簡単にできるコミュ力上げる方法【心構え編】

    簡単にできるコミュ力上げる方法【心構え編】

    コミュ力が高いことで、人間関係を広げられたり、初対面の人と打ち解けやすくなったりすることが分かりました。
    続いて、コミュ力上げるため具体的にとるべき行動をステップ別に紹介します。
    まずは、コミュ力を高める際にどのような心構えでいるべきか見ていきましょう。

    自分磨きをして自信を持つ

    コミュ力上げるためには、まず自分に自信を持つことが大事です。
    自信なさげに話すと、会話内容が伝わりにくく、相手が退屈する可能性があります。
    もし今の自分に自信を持てていなければ、髪型を変えたり、スキンケアに力を入れてみたりなど、自分磨きを始めるのがおすすめです。
    見た目を変える努力をするだけで、前向きな気持ちになれますよ。少しずつ自信を持つことで、表情も明るくなるでしょう。

    思いやりを忘れない

    会話を通して人間関係を築き上げるには、思いやりの心が必要です。
    相手の気持ちを考えずに自分の話ばかりしていると、次第に周りから人が離れていきます。
    いざといときに頼れる人を作るには、普段から人に優しく接することが大切です。

    傷つけたり否定したりする発言はしない

    話し合いの最中に、ときには意見の食い違いもあるでしょう。
    意見にすぐ賛成できない場合でも、強い言葉で相手を傷つけたり否定したりする発言をしてはいけません。
    お互いにどうしてそう思ったのか意見を交換し、考えをまとめるにはどうするべきか考えることが大切です。

    意見が異なったときは、「私は〇〇が良いと思ったけど、どうしてあなたは×××が良いと思ったの?」などと、落ち着いて聞くように心がけましょう。

    人と話すときは笑顔を意識する

    人と話すのが苦手な人は、会話中に緊張して顔がこわばる人が少なくありません。
    しかし、表情が暗かったり怖かったりすると、相手も会話を続けるのが嫌になります。
    会話中は表情を明るくするために、笑顔を意識することがコミュ力上げるポイントですよ。

    会話のストックを増やす

    会話を続けるのが苦手な人は、普段からネタのストックを増やすように心がけましょう。
    新しい趣味を見つけたり、流行りのお店に行ってみたりなど、行動範囲を広げることで話のトピックが見つかりますよ。
    また、会話のネタが増えれば、「何を話せば良いか分からない」という不安な気持ちも減るでしょう。

    相手の目線に立って話す

    会話をするときは、声のトーンや表情を相手のテンションにあわせることが大切です。
    悲しい出来事を話しているのに、ニコニコしていたら不快な気持ちになります。
    話の内容にあわせて、表情を暗くしたり声のトーンを低くしたりしましょう。

    場の空気を気にしすぎない

    どんなに不快感を与えないように努力しても、相手が本当にどう思ったか完全に理解するのは難しいです。
    相手の気持ちを考えすぎると、逆に何を話して良いか分からなくなります。
    リラックスして会話を楽しむためにも、相手の反応に過敏に反応しすぎないように心がけてください。

    簡単にできるコミュ力上げる方法【会話の組み立て方編】

    簡単にできるコミュ力上げる方法【会話の組み立て方編】

    コミュ力上げるためには、会話の組み立て方が重要です。
    面白い会話のネタを見つけても、話し方が下手だと盛り上がりません。
    ここでは、会話の組み立て方のポイントを紹介します。

    具体的に分かりやすく話す

    会話の内容が抽象的すぎると、全体図をイメージすることが難しいです。そのため、途中で何の話をしているのか相手が分からなくなります。
    会話を組み立てる際は、具体的な説明を取り入れるよう意識しましょう。数字や固有名詞を使って説明することで、相手に話のポイントが伝わりやすいですよ。

    伝わりやすい表現や言葉遣いを意識する

    例えば、授業で調べたことをクラスの前で発表する際に、専門用語ばかり使うと聞き手が理解できない可能性が高いです。
    「自分は理解できているから、みんなも分かるだろう」と思っていると、相手を放置して発表を進めることになります。
    難しい言葉を使って説明するときは、相手がすぐに理解できないことを前提に準備しましょう。比喩表現や例え話を用いて説明すると、内容が分かりやすくなりますよ。

    自分の話もする

    コミュ力上げるには聞き役に徹することも大事ですが、聴いているだけでは会話が広がりません。
    会話の最中に、自分の話を盛り込むことも大切です。
    自分の話もすることで、相手にどんな人なのか知ってもらえます。共通点が見つかれば、会話が盛り上がり仲良くなるきっかけになるでしょう。

    簡単にできるコミュ力上げる方法【実践編】

    簡単にできるコミュ力上げる方法【実践編】

    コミュ力上げる心構えや会話の組み立て方を理解したら、次は実際の会話に挑戦しましょう。
    実際に会話するときに気をつけるポイントを紹介するので、実践する際に意識してください。

    コミュ力が高い人の真似をする

    まずは何から始めて良いか分からない人には、身近にいるコミュ力が高い人をお手本にするやり方がおすすめです。
    お手本にした人がどのように人と接しているか、注意深く観察しましょう。
    しばらく観察を続けたら、盗んだテクニックを実践してください。毎日真似することで、自然とできるようになりますよ。

    「おはよう」「お疲れ様」の挨拶から始める

    コミュ力に自信がない人にとって、いきなりたくさん話すのはハードルが高いですよね。
    まずは、気軽にできる挨拶から始めましょう。最初は挨拶だけでも、続けていれば会話が始まる可能性があります。
    挨拶をするときに、手を振るジェスチャーをつけるとより親しみやすさが増しますよ。

    会話中は相槌を打ってリアクションする

    相手が一生懸命に話しているときは、真剣に話を聞きましょう。
    スマホや指の爪をいじりながら人の話を聞くのは、失礼な行為にあたるので絶対にNGです。
    相手の目を見て話を聞くだけでも、真剣度が伝わりますよ。じっと話を聞くだけではなく、時折「うんうん」と首で頷いたり、「そうなんだ」「なるほど」などとリアクションしたりすると、コミュ力が高い人に見えますよ。

    下の名前で呼ぶ

    コミュ力が低い人は、緊張が原因で上手く話せないことが多いです。
    落ち着いた空気を作るために、まずは相手を下の名前で呼ぶことから始めてみましょう。
    相手の名前を苗字で呼ぶと、心の距離を感じやすいです。「〇〇さん」と下の名前で呼ぶことで、仲良くなるきっかけになりますよ。

    いきなり初対面で下の名前で呼ぶのは、失礼だと感じる人もいるでしょう。
    その場合は、「次から下の名前で呼んでも良い?」と確認するのがおすすめです。

    積極的に話しかける

    受け身のままでは、いつまで経ってもコミュ力は上がりません。
    「話しかけたときに嫌な顔をされたらどうしよう」などと余計なことは考えず、まずは声をかけてみましょう。
    もしも話しかけ方を失敗したと感じたら、反省して次に活かすことが大切です。何度もトライ&エラーを繰り返せば、コミュ力も向上します。

    興味がなくても関心を示す

    自分に興味がない話や関心のない話だからといって、つまらなさそうに聞き流すのはやめましょう。
    どんな話であっても、興味関心を持って聞くのが基本です。
    最初は興味を持てない内容であっても、真剣に聞いていると質問が思い浮かびます。少しずつ興味を持てば、自分の知識が増えるでしょう。

    コミュ力を鍛えるのにおすすめの場所

    コミュ力を鍛えるのにおすすめの場所

    いくら大事なポイントを頭に入れても、実践する場所がなければコミュ力は向上しません。
    できるだけ多くの人と会い、会話の回数を重ねるのがコミュ力上げる近道です。
    最後に、コミュ力を鍛えるのにおすすめの場所を紹介します。紹介する場所のなかから、どの環境が自分にあっているか考えましょう。

    バイト先

    臨機応変なコミュ力を鍛えるには、バイトを始めるのがおすすめです。
    バイト先では、従業員やお客さんなど多くの人と接することができますよ。
    笑顔で接客するスキルだけではなく、クレーム対応など感情的になった人への対応も学べます。
    臨機応変な人との接し方を学ぶには、特に接客業のバイト先がおすすめです。

    地域のボランティア活動

    チームワークを築く上で必要なコミュ力を鍛えたい人は、地域のボランティア活動が向いているでしょう。
    同じ目標に向かってみんなで協力するので、チームワークを築く上で必要なコミュ力を鍛えることができますよ。
    また、地域のボランティア活動では、普段の学校生活では接する機会が少ない大人とも交流が可能です。
    正しい敬語の使い方や、目上の人との接し方も身につきます。

    ボランティア活動の参加に興味がある場合は、住んでいる地域のホームページを確認してくださいね。

    趣味のオフ会

    コミュ力を鍛えるために、趣味のオフ会に参加する方法もあります。
    同じ趣味を好きな人が集まるので、会話のネタに困りません。それに、相手が初対面の人であっても、自分が興味のあることなら楽しく話せるはずです。
    SNSでも交流はできますが、実際に会って話すことで相手のリアクションを見て会話する練習ができますよ。

    コミュニケーション講座や話し方教室

    自分の力だけではコミュ力を鍛える自信がない人は、プロの力に頼るのもアリです。
    コミュニケーション講座や話し方教室に通えば、プロ講師から話し方の基本を学べます。
    費用や通う労力はかかりますが、直接プロから指導を受けることで、コミュ力向上に必要なスキルが身につくでしょう。

    コミュ力を上げる方法を習得して会話を楽しもう

    今回は、コミュ力上げる方法を3つの段階に分けて紹介しました。
    コミュ力が低い人にとって、自分から積極的に声をかけることは簡単ではないでしょう。しかし、努力してコミュ力を鍛えれば、生活のさまざまな場面で役立てることができます。
    コミュ力を上げて人間関係が円滑になることで、自分にとってプラスなことが増えるのです。
    まずは勇気を出して、いろんな人と会話を楽しむことから始めましょう。

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