中3受験生の夏休みなのに勉強してない…!今すぐやるべき6つのことを紹介
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部活も引退の時期を迎え、本格的に受験勉強が始まる中3の夏休み。周りの友達が受験勉強を進めているのに、自分だけ何もしていないと焦りますよね。
志望校に合格するためには、受験勉強を早めに開始することが望ましいですが、まだまだ諦める必要はありません!受験に間に合わせるためには、「やばいかも」と気がついた今が勉強を始めるべきタイミングになりますよ。
今回の記事では、夏休みに勉強してない中3がやるべきことを紹介します。効率的な勉強法やモチベアップの方法も解説していくので、受験勉強の参考にしてみてくださいね。
中3の夏休みに勉強してないのはやばい?
中3の夏休みから本格的な勉強を始める人は多いですが、勉強してなくても手遅れということはありません。まずは、自分の今の状態を確認するところから始めてみましょう。
中3の夏休みに「受験勉強してない人」は4割
2022年にじゅけラボ予備校が行った「高校受験勉強の時期等に関するアンケート」によると、受験勉強を始めた時期は中3の夏休みがもっとも多く、中3の2学期前から受験勉強を始めているという人が全体の約60%を占めています。
逆に、中3の9月以降に勉強を始めた人は、全体の約25%です。夏休み中または前から勉強している人が多数派で、夏休みに勉強しないということは多くの同級生よりも出遅れていることが分かります。
参照:【高校受験勉強の時期等についての実態調査】高校受験勉強を始めるのに最適な時期は「中3より前」が51.1%|じゅけラボ予備校
受験勉強の開始が遅いと後悔する人が多い!
中3の夏休みから受験勉強を始める人が多いですが、「もっと早く始めるべきだった」と後悔している人が多いのも事実です。
同じじゅけラボ予備校のアンケートによると、実際に高校受験を経験した中で、実に7割近くの人が「中3の春以前」に受験勉強を始めるのが良いと思っていると答えています。
中3の夏休みに勉強していないというのは、あとで後悔する可能性が高いことが分かります。
参照:【高校受験勉強の時期等についての実態調査】高校受験勉強を始めるのに最適な時期は「中3より前」が51.1%|じゅけラボ予備校
中3の夏休みの平均勉強時間は?
中3の夏休みの勉強時間は、平均3〜5時間ほどだといわれています。ただし、偏差値の高い志望校を目指す場合は、1日に5~8時間ほど勉強するのが理想でしょう。
夏休みに勉強していないと、1日に5時間、1ヶ月で150時間以上も差がつくことになります。夏休み勉強せずにすぎてしまった場合は、この差を埋める気持ちで頑張る必要があるのです。
夏休み勉強してない中3受験生が今日からやるべきこと
夏休みに勉強していない中3受験生も、今すぐ行動すれば受験本番に間に合わせることが可能です。
「どうやって勉強したらいいか分からない!」という人に向けて、今日からやるべき対策方法を紹介します。
受験当日までの具体的なスケジュールを立てる
受験当日までにあとどれくらい時間があるかを確認し、具体的な勉強スケジュールを立てましょう。
いつまでに何点取れるようになればいいのか、そのために1日何時間勉強すればいいのかなど、明確なビジョンが見えてきますよ。
やるべきことがハッキリするため、効率的に勉強することができるでしょう。
小さな目標を設定してモチベーションを上げる
「志望校に合格する」という大きな目標のほかに、小さな目標を設定してみるのもおすすめです。
「〇日までに問題集を終わらせる」「小テストで〇点以上を取る」など、簡単にクリアできるものを考えてみましょう。成功体験を積むほど、勉強に対するモチベーションがアップしますよ。
勉強に集中できる環境づくり
家にいるとついスマホやゲームをしてしまうという人は、勉強に集中できる環境を整えることが大切です。
ゲームや漫画は目につかないところにおく、勉強中はスマホをリビングで充電するなど、気になるものは視界に入れないようにするのがポイントです。
特に机の上が散らかっていると、勉強に集中するのは難しくなってしまいます。机の上はスッキリと、勉強に必要なものだけ置くようにしましょう。
過去問を解いて苦手をチェック
受験勉強で問題集を解くのも良いですが、実際に過去問を解くのも合格への近道になります。問題の傾向がわかるため、より対策が取りやすくなりますよ。
また、過去問を解くことで自分の苦手な教科や分野が見えてきます。苦手なところだけを重点的に勉強すれば、短い時間でも効率的に成績をアップすることができますよ。
自校作成問題を導入している高校の場合は、その学校の過去問もやってみましょう。
隙間時間を有効活用
夏休みの遅れを取り戻すには、隙間時間を有効活用するのが効果的です。
登下校のバスや電車の中・学校の休み時間・お風呂など、少しの時間でも勉強するようにすれば、1日あたりの勉強時間を大幅に増やすことができますよ。
単語帳は持ち運ぶ際に邪魔にならず、サッと確認できるので隙間勉強におすすめ。英語のリスニングや授業の解説動画などは、休憩しながら勉強することができ便利です。
塾や家庭教師を検討するのもアリ
「1人で勉強するのは不安」だと思う場合は、今からでも塾や家庭教師を検討してみましょう。
塾の講師や家庭教師は、受験や勉強に対するプロです。効率的な勉強方法やスケジュール管理などを、具体的に教えてもらうことができますよ。受験に対する不安や悩みを聞いてもらうこともでき安心。
勉強する場所や時間が決まっているため、1人ではなかなか勉強を始められないという人にもピッタリです。
夏休み勉強してない人向け!効率の良い勉強法
夏休みに勉強してない人が効率良く勉強するには、科目ごとにポイントを絞ることが大切。受験本番までに残された少ない時間を無駄にせず勉強できますよ。
ここからは、科目別に効率的な勉強方法を紹介します。
国語
国語は漢文・古文や漢字・文法などの、基礎知識を固めることが大切です。漢字や文章が読めないと問題が解けないため、基礎問題を解いて暗記するようにしましょう。
現代文では文章を読んだり、記述式の解答に慣れたりする必要があります。小説だけでなく、論説文を呼んでみるのもおすすめですよ。
数学
受験勉強で1番大変なのが、数学の勉強です。たくさん演習問題をこなし、苦手やつまずきを見つけておきましょう。
苦手な単元は中2や中1の範囲までさかのぼることで、より深く理解することができますよ。
難易度の高い志望校の場合は、基礎問題だけでなく応用問題に対応できるようにしなくてはなりません。公式をしっかり覚え、難しい問題にどんどん挑戦してみましょう。
理科
理科は暗記することで、点数を大幅に伸ばすことができる科目です。
同じ問題集を何度も解いたり、隙間時間を活用したりして、用語をしっかり覚えるようにしましょう。
また、実験の結果や図・グラフから、考察を記述できるようにしておく必要があります。実験は家ではできないため、普段の授業を積極的に取り組むことも大切です。
社会
社会も理科と同じように、暗記がポイントになります。問題集や単語帳で、用語や人名・年号を覚えていきましょう。特に歴史は時代の流れやつながりを意識しながら暗記すると、より理解が深まり記憶が定着しますよ。
地理は図解やイラストを一緒に覚えるのがコツです。過去問を解き、多く出題されている範囲をメインに勉強していきましょう。
英語
英語はリーディング・ライティング・リスニングと、やるべきことがたくさんあります。単語や文法をすべて暗記しようとすると時間が足りないため、英文を読みながら単語や文法を調べるのがおすすめです。
リスニングは、耳をネイティブの発音に慣れさせることが大切。朝の支度時間やお風呂タイムなどに、音源や動画の教材を聴くようにしましょう。声に出して発音してみるのも有効ですよ。
どうしても勉強のモチベが上がらないときの対処法
夏休みに勉強しなかった人の中には、「どう勉強したらいいかわからなかった」という人と「勉強しようという気持ちがわかなかった」という人がいますよね。
続いては、勉強に対するモチベーションが上がらないときに「勉強頑張ろう!」とモチベーションを上げられる方法を紹介します。
未来の自分を想像してみる
将来自分がどうなっていたいか想像してみることで、目的が定まり勉強へのモチベーションを上げることができますよ。
具体的な目標が決まっていると、人は頑張れるものです。将来なりたい職業や入りたい高校、定期テストで取りたい点数など、成功した未来を思い描くことが大切です。
自分へのご褒美を用意する
「勉強が終わったらスイーツを食べる」「テストで〇点以上取ったら欲しい服を買う」など、自分へのご褒美を用意してみましょう。
自分を喜ばせるためのご褒美なら、前向きに勉強に取り組めるようになりますよ。保護者に交渉してみるのもひとつの手ですね。
環境を変えてみる
自分の部屋にいると、勉強のやる気が出ないという人は少なくありません。そんなときは思い切って、勉強する環境を変えてみるのがおすすめです。
図書館や学校・自習室・カフェなど、静かで集中できるような場所で勉強してみましょう。
自分の部屋からリビングに移動するだけでも、気分転換になり新鮮な気持ちで勉強できることでしょう。
成果が目に見えるようにする
自分がどれだけ勉強したのかが目に見えてわかると、より頑張ろうという気持ちになれます。
やることリストを作ったり問題集にふせんを貼ったりして、終わったらどんどん消していきましょう。終わったことを視覚的に体感できると、より一層達成感を感じられますよ。
学校説明会やオープンキャンパスに参加
勉強する目標や目的が決まらない人は、思い切って学校説明会やオープンキャンパスに参加してみるのもひとつの手です。
気になる学校に実際に行ってみることで、「ここに通いたい!」とモチベーションが上がることでしょう。タイミングが合わないときは、学校のパンフレットやホームページをチェックするのがおすすめです。
遅れを取り戻すにはプロの手を借りるのもおすすめ
中3の夏休みに勉強してない人は、勉強していた人に比べて受験対策に遅れが出ています。1人では効率的に勉強できる自信が無いのなら、プロの手を借りるという手もあります。
塾や家庭教師などはそれぞれ異なる特長があるため、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。勉強のプロに任せれば、夏休み分の遅れを取り戻すことができますよ。
塾
塾に通う最大のメリットは、勉強をする環境に身を置くことができることです。教室には勉強の邪魔になるものがないため、集中して勉強に取り組むことができますよ。
無料で使える自習スペースなどもあり、授業時間以外にも塾を利用することが可能です。
また、プロの講師に勉強を教わることで、効率的に学習を進められます。受験の情報や悩みを聞くこともでき、さまざまな方面からサポートを受けることができるでしょう。
家庭教師
自分の家に講師が来て勉強を教わる家庭教師は、塾の行き帰りの時間や手間を減らせます。
また、生徒1人に対して講師が1人つくため、自分に合ったカリキュラムで丁寧に勉強を教えてもらうことが可能になります。マンツーマンなので、苦手な部分やわからないことを気軽に質問できて安心です。
通信教育
通信教育とは、毎月自宅に届く教材を使用し、自分ひとりで勉強を進める学習サービスのことです。
部活やプライベートと両立しやすく、プロの教材を使いながら自分のペースで勉強を進めることができますよ。
タブレットやスマホアプリ・オンライン指導などさまざまな勉強方法があるので、ライフスタイルに合わせてじっくり勉強することが可能です。自分1人で何から始めたら良いのかが分からないという人におすすめですよ。
オンライン塾
インターネット環境を利用して学習を進めるオンライン塾は、塾が近くにない人でもプロの指導を受けることができます。
Web会議ツールを使用すれば、自宅にいながら講師に質問することも可能に。周りの目が気にならないため、自分の勉強に集中して取り組めます。
Web上に講義動画が用意されていることも多く、自分の好きなタイミングで学習を進められますよ。
中3の夏休みに勉強してなくても諦めない!今からできることを始めていこう
中3の夏休みに勉強してなくても、遅すぎるということはありません。今からでも効率的に勉強することで、夏休みまでの遅れを取り戻すことができます。
勉強するやる気が起きないときは、まずモチベーションを上げるところから始めましょう。環境を整えたりプロの手を借りたりと、できることはたくさんあります。
諦めずに今からできることを始めていけば、きっと受験に間に合わせることができることできますよ。