部活を辞めると逃げグセがつくって本当?辞めたいときの判断ポイントを紹介

部活を辞めると逃げグセがつくって本当?辞めたいときの判断ポイントを紹介

部活を辞めたいと思う高校生は、少なくありません。どうしても辛いなら、辞めるのも1つの選択肢です。しかし、「辞めると逃げグセがつく」と感じて、退部するのを躊躇する人もいるでしょう。

今回の記事では、「部活を辞めると逃げグセがつくのか?」という疑問に答え、辞めたいときの判断ポイントを紹介します。
部活が辛くて悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

部活を辞めると逃げグセがつくのか

部活を辞めると逃げグセがつくのか

「部活が辛い」「辞めたい」と相談すると、「すぐに辞めたら逃げグセがつくから良くない」と心配されることがあるでしょう。

しかし、部活を辞めることで、必ずしも逃げグセがつくわけではありません。逃げグセがつくかどうかは、その人の性格や辞めたい理由によって違います。
部活を辞めることは、嫌なことからの逃げではありません。精神的に辛いときは、環境を変えることが重要なのです。

部活を辞めたいときの判断ポイント

部活を辞めたいときの判断ポイント

部活を辞めるときは、なぜ辞めたいのか理由を分析しましょう。
続いて、部活を辞めるときの判断ポイントを紹介します。

辞めたい理由を考える

部活を辞めるときは、明確な理由を考えることがポイントです。

ただ単に、「朝練のために早起きするのがしんどい」「休みの日は遊びたい」などの理由だけでは、逃げグセがつく可能性があります。
「意地悪な先輩がいるから」「部活に行くとメンタルがすり減る」など、なぜ部活を辞めたいと思ったのか、具体的な理由を考えましょう。

自分が何をしたいか考える

部活を辞めるか悩んだときは、まず今の自分がしたいことは何か考えてみましょう。

場合によっては、まだ部活でやり残したことがあるかもしれません。「レギュラーに選ばれたい」「もっと楽器の演奏がうまくなりたい」など、部活に対して前向きな気持ちが残っているなら、部活を続ける選択肢もあります。

一方、「部活はやり切った」「部活以外をやめてスッキリしたい」という気持ちが強いなら、部活を辞めて新しいことに挑戦するのも良いでしょう。

環境が辛いなら離れる

今の環境が辛いかどうかで、部活を辞めるか判断するのも1つのポイントです。

部活に対して楽しい気持ちや明確な目標を持っていても、部員との人間関係や顧問の指導方針などがあわなくて続けることが難しい場合もあります。
周りとのトラブルが原因で辛いとき、環境を変えてその場から離れるのは甘えではありません
心身共に健康な状態を維持するためには、自分の心を守る行動を忘れないでくださいね。

部活を辞めるときの理由

部活を辞めるときの理由

部活を辞めたいと思う理由は、人によってさまざまです。
ここでは、部活を辞める理由としてよく挙げられる例を見ていきましょう。

人間関係がうまくいっていない

人間関係が原因で、部活を辞めたいと考える人は多いです。

部活には、同期や先輩・後輩、顧問など、複数の人間関係が存在します。そのため、人間関係のトラブルが発生することも珍しくありません。
先輩と後輩の板挟みになったり、ときには同期と揉めて普段の学校生活まで人間関係がギクシャクしてしまったりすることもあります。
複雑な人間関係にストレスを感じることで、部活を辞めたいと思ってしまうのです。

体力的についていけない

学校生活を送りながら、部活のハードな練習をこなすのは、大変なことです。

特に、運動部や吹奏楽部では、体力的に練習についていけず、精神的に追い込まれる人もいます。体力的についていけなくなった結果、部活を辞めたいと思ってしまうのです。

もちろん、部活の目標を達成するために、厳しい練習を乗り越える必要もあります。
しかし、自分のキャパシティを超えると、部活への楽しい気持ちが消えて、「しんどい」「辛い」というネガティブな感情が増えてしまうのです。

活躍できずに辛い

部活をするうえで、レギュラーメンバーになって活躍したいと思うのは当然のことです。
しかし、全員が部活で活躍できるわけではありません。活躍できない時期が続くと、自分には価値がないと考えるようになってしまいます。

また、高校になると、さまざまな中学から強い選手が集まることも多いです。
その結果、周りの上手い人と自分を比較して、余計に自信を失ってしまいます。
入部前の想像より活躍できないことで、部活を辞める選択肢を選ぶ場合があるのです。

怪我や病気になった

怪我や病気になると、部活へのモチベーションが下がってしまいます。練習に参加できなかったり、思うように結果を残せなかったりすると、部活を続ける理由を見失ってしまうからです。

また、怪我や病気の状態によっては、部活に長期間参加できないこともあります。部活に参加できない時間が長くなるほど、ほかの部員との差が開き、復帰するのが不安に感じてしまうのです。結果、部活を辞めたいと考えるようになります。

部活を辞めたあとは何をする?

部活を辞めたあとは何をする?

部活に全力を注いでいた場合、辞めたあとに何をすれば良いか分からないですよね。
せっかく自由な時間ができたなら、無駄にせず有効活用したいもの。
続いて、部活を辞めたあとの過ごし方を紹介します。

やりたいことに全力を注ぐ

部活を辞めたら、自分のやりたいことのために、たくさんの時間を作ることができます。
せっかく自由な時間ができたなら、趣味や興味のあることに費やしましょう。
新しいスキルを身につけたり、人間関係を築いたりすることで、部活以外の場所でも自分自身が成長できますよ。

やりたいことがない人は新しいことを始めてみる

特にやりたい内容が見つからない人は、自分のペースで新しく始めたいことを探しましょう。
習い事や新しい趣味を見つけるなど、興味のあることから探すとやりたい内容が見つかりやすいですよ。

また、人間関係が原因で部活を辞めた人は、部活自体が嫌ではない人もいます。
その場合は、違う部活に転部して、環境を変えるのも良いでしょう。

高校生ならバイトを始める

部活を辞めて時間に余裕ができたら、バイトを始めるのもおすすめです。
部活をしていると、土日も練習があるので、バイトができなかった人も多いでしょう。
バイトはお金を稼げるだけではなく、学校以外の人との人間関係を築いたり、社会経験を積むことができたりしますよ。

勉強に集中する

部活を辞めると時間に余裕ができるので、勉強にあてられる時間も増えます。
また、部活で感じていたストレスや疲労感がなくなるので、辞める前より勉強に集中できるでしょう。
大学受験をする人は、部活をやっている人よりも早く、本格的に受験勉強を始められますよ。

部活を辞めても逃げグセがつくとは限らない!よく考えて行動しよう

部活を辞めたからといって、逃げグセがつくとは限りません。
部活を辞めることで、自分のプラスになることに時間を使えるなら、間違った決断ではないはずです。
勢いで辞めて後悔しないためにも、冷静に考えて行動しましょう!

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