漢検って何級からすごいの?すごいと言われるレベルと合格目安を紹介!
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せっかく漢検をとるなら、入試や就職に有利なレベルをとりたいですよね。
ですが、何級からすごいのか具体的には知らない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、漢検は何級からすごいのか、小学生・中学生・高校生・社会人と分けて紹介します!
漢検の合格目安まであわせてチェックしてみてくださいね。
漢検ですごいと言われるのは何級?
まずは、漢検で「すごい」と言われるのは何級なのか、みていきましょう。
これから漢検をとる人は、次のレベルを狙ってみてはいかがでしょうか。
小学生 | 5級 |
中学生 | 3級 |
高校生 | 準2級 |
社会人 | 準1級 |
小学生の場合「5級」
小学生の場合、漢検5級をとると「すごい!」と言われるでしょう。
漢検はレベル毎に対象となる漢字が異なります。
たとえば、1番下の10級は小学校1年生終了程度です。
出題される漢字のレベルは、以下を参考にしてください。
5級 | 小学校6年生修了程度(1026字) |
6級 | 小学校5年生修了程度(835字) |
7級 | 小学校4年生修了程度(642字) |
8級 | 小学校3年生修了程度(440字) |
9級 | 小学校2年生修了程度(240字) |
10級 | 小学校1年生修了程度(80字) |
小学生が漢検5級をとれば「すごい」と言われると紹介しましたが、もし小学1年生が漢検8級をとった場合でも「すごい」と言われるでしょう。
5級はどの学年でも「すごい」と言われ、ほかの級は合格する年齢によっては「すごい」と言われると思ってください。
中学生の場合「3級」
中学生の場合、漢検3級をとると「すごい」と言われることが多いでしょう。
漢検3級のレベルは中学校卒業程度で、1623字が対象になります。
漢字に自信がある人は準2級を目指してみてはいかがでしょうか。
高校生の場合「準2級」
高校生で受かってすごいと言われるレベルは、準2級です。
準2級のレベルは高校在学程度で、1951字が対象になります。
ちなみに、高校卒業程度は2級です。
漢検2級は大学・一般程度も含まれ、常用漢字がすべて読み書き活用できるレベルと言われているため、高校生で合格できたらすごいでしょう。
ただし、レベルが高いので、まずは準2級から挑戦してみてください。
社会人の場合「準1級」
社会人が漢検をとる場合、準1級が「すごい」と言われるレベルです。
漢検の準1級のレベルは大学・一般程度で、約3000字が対象になります。
2級も大学・一般程度が含まれていましたが、対象漢字数は2136字で、準1級のほうが約1000文字多くなっています。
準1級より上のレベルを目指す場合は、1級になります。漢検の1番上のレベルで、大学・一般程度で約6000字が対象漢字となっており、準1級の倍です。
自信がない場合は、1級より下のレベルからスタートし、少しずつ勉強していきましょう。
漢検を受験・合格するメリット
漢検を受験、合格すると以下のようなメリットがあります。
- 漢字の勉強になる
- 文章の理解度が高まる
- 入試の加点対象になる
漢検を受験しようと考えている人は、チェックしてみてください。
漢字の勉強になる
漢検合格を目指すには、当然ですが漢字の勉強が必要です。
そのため、さまざまな漢字を学ぶことができるのが、漢検を受験するメリットになります。
漢検のテストでは漢字の読み書きだけでなく、筆順や総画数、四字熟語が出てきます。
準1級以上になると故事成語やことわざ、古典的文章もテストに出るため、漢字に関する知識が幅広くつくでしょう。
文章の理解度が高まる
漢検を受験するメリットとして、文章の理解度が高くなることが挙げられます。
漢検では、漢字を読んで書く以外に、文章のなかで適切に使えるかもチェックされます。
そのため、漢字の意味を理解し、正しく使えるようになるのです。
漢字の理解度が高くなると、文章の意味を正しく読みとれるようになります。
入試で加点対象になることも
漢検に合格すると、高校や大学の入試で加点対象となる可能性があります。
これは、なるべく有利に受験を進めたい受験生にとって大きなメリットでしょう。
何級でも加点対象になるのではなく、多くの場合は高校だと3級以上が評価されるレベルです。
大学では準2級以上が評価の対象となることが多いです。
入試以外に、学費免除の条件になっている大学もあります。
参考:中学生の方へ 漢検受検をオススメする3つの理由-日本漢字能力検定
高校生の方へ 漢検受検をオススメする3つの理由-日本漢字能力検定
履歴書に書くなら2級以上
漢検に合格したことは、漢字に関する一般常識があり、努力する力を持っていることの証にもなります。
入試以外に、就活でもプラスに働くでしょう。
履歴書に漢検合格を書くなら、2級以上が評価されやすいです。
2級以上から大学・一般程度のレベルになるため、合格者は一般的な知識を持っていると思われるでしょう。
【レベル別】漢検の合格目安は?
漢検を受けようと思っても、どのくらい難しいのか気になりますよね。
日本漢字能力検定の公式サイトには、各レベル別に何%以上とると合格になるのか掲載されています。
漢検の合格目安は次のとおりです。
1級 | 80%程度(200点満点) |
準1級 | 80%程度(200点満点) |
2級 | 80%程度(200点満点) |
準2級 | 70%程度(200点満点) |
3級 | 70%程度(200点満点) |
4級 | 70%程度(200点満点) |
5級 | 70%程度(200点満点) |
1級・準1級・2級は200点満点中、約80%正解がとれれば合格とレベルが高くなっています。
初めて漢検を受けるときは、よほど自信がない限り、3級や準2級からスタートすると良いでしょう。
漢検の採点基準
漢検の採点基準は、以下のとおりです。
- 字種・字体
- 読み
- 仮名遣い
- 送り仮名
- 部首
- 筆順
雑な字や崩した字は採点対象外になります。
解答欄には、読みやすいようにきれいに正しく書きましょう。
参考:漢検の概要 採点基準(平成24年4月より適用)-日本漢字能力検定
漢検は2級以上になるとすごい!自分のレベルに合わせて挑戦してみよう
漢検を合格してすごいと言われるレベルは、学年や年齢によって異なります。
一般的に履歴書に書いてすごいと思われるレベルが大学・一般程度の2級以上になるので、漢検を取るときはそのラインを参考にしましょう。
漢検では級ごとに取り扱う漢字を設定しているので、何級を受けるか悩んだときは、そちらもチェックしてみてください。