バイトを辞めたいけどシフトが残ってる…今すぐ辞められる?辞めるときの対処法は?
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「バイトを始めたけど、もう辞めたい」と思ったとき、気になるのがシフトです。もし、バイトを今すぐ辞めたいのに、シフトが残っていたらどうなるか、気になりますよね。
そこで今回は、バイトを辞めたいけどシフトが残っていたらどうなるのか、紹介します!
バイトを辞めるときの対処法や理由の伝え方など、参考にしてみてくださいね。
シフトが残っていてもバイトは辞められる?
「バイトを辞めたい!」と思っても、シフトが残っている状態で辞められるのか、気になりますよね。
結論から言うと、シフトが残っていもバイトを辞めることは可能です。
1ヶ月先までのシフトが決まっているという場合でも、辞めることができます。
ただし、なるべく円満にバイトを辞めるには、「できるだけ早く退職の意思を伝える」「ほかのバイト仲間に迷惑をかけないようにする」などの点に気をつけましょう。
シフトが残っている状態でバイトを辞めたいときの対処法は、次の項で詳しく解説します!
シフトが残ってる状態でバイトを辞めたいときの対処法
ここからは、シフトがまだ残ってるけどバイトを辞めたいというときの対処法を紹介します。
なるべく円満にバイトを辞めたい人は参考にしてみてください。
早めに辞める意思を伝える
バイトを辞めたいと思ったら、先延ばしにせず、早めに責任者に相談するようにしましょう。
退職の意思を伝えずにいると、どんどん辞める日が遅くなります。
バイトを管理する責任者も欠員が出る場合は新しく人を募集したり、シフトの調整をしたりしなければなりません。
直前に「辞めたい」と伝えられるよりも、なるべく時間に余裕があるほうがすんなりと話も通るでしょう。
時間に余裕がないと引き留めにあう可能性もあるため、できるだけ早めに辞めたいと伝えると良いですよ。
有給を消化する
バイトでも、条件をクリアすれば、有給休暇がもらえます。シフトが残っている状態でバイトを辞めるとき、もう職場には行きたくないと思ったら有給を利用することも検討してみましょう。
(年次有給休暇)
第三十九条 使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した十労働日の有給休暇を与えなければならない。
上記のとおり、勤務開始から半年以上経過し、労働日の8割以上出勤していれば、有給の取得は可能です。
残っているシフト期間で、有給を使うのも良いでしょう。
ただし、有給を取得する場合はほかのバイト仲間に迷惑がかからないか、注意してください。
円満にバイトを辞めたいときは、周囲への気遣いも重要です。
シフトの交代をお願いする
シフトが残っているけれど、もう出勤せずにバイトを辞めたいというときは、バイト仲間に相談してみましょう。
シフトの調整ができれば、同じシフトに入っているバイト仲間やバイトを管理する責任者も助かります。
シフトの交代をお願いするときは、嘘をつかないようにしましょう。
嘘をつくとこじれる可能性があるため、理由を正直に話して代わってもらえないか聞いてみてくださいね。
自分で最後まで働く
バイトを辞めることを決めたとしても、残っているシフトは最後まで自分で責任を持って働くことが大切です。
バイトを辞めると伝えたあとは気まずさもあるかもしれませんが、周りに迷惑をかけず、一生懸命に働いていればバイト仲間も嫌な気持ちにはなりません。快く、送り出してくれるでしょう。
同じシフトに入る人には、きちんと退職日を伝えて、伝達事項があれば早めに伝えるようにすると良いですよ。
これまで一緒に働いてきたバイト仲間に、しっかり挨拶もしましょう。
今日、今すぐにバイトを辞めることはできる?
バイトを始めたけれど、予想と違っていたから今すぐに辞めたいというときもありますよね。
ここでは、今日、今すぐにでもバイトを辞めることができるのか解説します。
無断でバイトに行かないのはNG
今すぐにバイトを辞めたいと思っても、連絡もせず了承もとらずに無断で欠勤することはNGです。
バイトは原則、辞めたいと思ったときにその場ですぐに辞められるものではありません。
もし、無断でバイトを休んだ場合、なにかあったのかと連絡がきます。
まず、無断欠勤がNGですが、どうしてもバイト先に行けず、もう辞める場合でも給与支払いの手続きや支給された制服の返却などが必要なため、連絡を無視するのはやめましょう。
無断欠勤は民法709条「不法行為」に当たる可能性があるほか、貸与物の返却をしないことによる実費請求をされることも。
円満に辞めるためにも、きちんと連絡を入れて退職したいことを伝えるようにしましょう。
辞めるときは2週間前には伝える
バイトを辞めるときは、2週間前には伝えるようにしましょう。
民法第627条には、雇用期間の定めがない場合、退職の意思を伝えてから2週間が経過すると、雇用関係が終了すると書かれています。
雇用の期間に定めがないときは、解約(=退職)の申入れから2週間が経過すると雇用契約が終了する(民法第627条第1項)。
バイトを始めるときに雇用契約を結びますが、そのときに契約期間が決められていたかどうか、確認してみましょう。
決められていない場合は上記のとおり、2週間前までに伝えれば大丈夫です。
契約期間が決められていた場合は、原則、契約期間終了まで働く必要があります。
しかし、やむを得ない理由で退職する場合は職場に相談し、認められた場合は契約期間終了前に辞めることも可能です。
始めてすぐに辞めたいときは早急に相談する
どうしても今すぐバイトを辞めたいというときは、早急に店長などバイトを管理する責任者に相談してください。
先に紹介したとおり、バイトを管理する責任者は辞める人が出た場合、シフトの調整や新しいバイトの募集などを行う必要があります。
雇用後、新しい人を頭数に入れたシフトを組んでいる可能性があり、急に辞めたいと言われても困る可能性もあるでしょう。
辞めたい理由を説明し、相手側が合意すればバイトをすぐに辞めることもできます。
「怪我をして働けない」「バイト仲間からの嫌がらせに耐えられない」など、バイトを続けることが難しいのはなぜか、理由を伝えるようにしましょう。
バイトを辞めるときの理由と伝え方
ここでは、一般的にバイトを辞めるときの理由と伝え方を紹介します。
シフトが残っているけれどバイトを辞めたいときの参考にしてみてくださいね。
【高校生がバイトを辞める理由の例】
- 受験(勉強)に集中したい
- 部活との両立が難しい
- 成績が落ちて親から辞めるように言われた
- 進学(就職)するため
- 仕事内容が合わなかった
など
バイトを辞めたいと伝えるときは、店長など責任者に直接話すと良いでしょう。
いきなり話すのはきっかけが掴めないという人は、LINEやメールなど普段使っている連絡手段から「バイトを辞めたいので今度相談したい」と事前に伝えておくと、相手が時間を作ってくれるかもしれません。
バイトを辞めるときのポイントは以下の記事でも紹介しているので、あわせて読んでみてくださいね。
シフトが残っているのにバイトを辞めるのは気まずい!でも早めに相談しよう
シフトが残っているのにバイトを辞めるのは気まずいかもしれませんが、ずるずると先延ばしにして直前になって「退職したい」と相談されるとバイト先側も困ります。
バイトを辞めたいと思ったときは、早めに相談するようにしましょう。
今すぐに辞めたいと思っても、無断欠勤は基本的にNGです。
どうしても働き続けられないときは、バイトを管理する責任者に相談してみてください。納得する理由であれば、即日辞めることもできます。
シフトが残っている期間は働く場合も、すぐに辞めたい場合も、まずは相談が重要です。
今回紹介した内容を参考に、バイト先に辞めたいことを相談してみてくださいね。