居酒屋のバイトは高校生でもできる?何時まで働けるか、どんな業務をするか紹介
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居酒屋のバイトと聞くと、明るくて楽しい店内でワイワイと働いているイメージがありますよね。
そんな居酒屋バイトに憧れを持つ高校生も多いと思います。
ただし、飲食店のバイトのなかでも、居酒屋のバイトは夜遅くまで営業していることや、アルコール類を提供することから、高校生でもバイトができるのか疑問に思う人もいるでしょう。
今回は居酒屋で働きたいと考えている高校生に向けて、居酒屋バイトの特徴や、メリット・デメリットを紹介していきます。
居酒屋のバイトは高校生でもできる!
結論からいうと、高校生でも居酒屋でバイトはできます。
キャバクラやクラブなどの接待を伴うバイトは、18歳未満は法律で働くことを禁止されていますが、同じようにアルコール類の提供がある居酒屋でのバイトは接客業務であって接待ではないため働けます。
実は「高校生可」と募集をかけている居酒屋のチェーン店も多いです。
高校生の場合は保護者の同意書が必要なこともある
居酒屋に限ったことではありませんが、18歳未満がアルバイトを行うためには保護者からの同意書が必要な場合も。
口頭での約束ではなく、実際に書面にサインが必要なこともあります。
いざ採用されて保護者の同意書を求められたときに、親が居酒屋のアルバイトを了承してくれないというケースもあるため、事前に両親にはしっかりと了承を得ておくとスムーズですよ。
高校によっては禁止しているケースも
高校生の本分はもちろん学校生活です。
通っている学校によっては、アルバイト自体を禁止している場合や、特別な許可が必要な場合があります。
自分の高校のアルバイトに関する校則を必ず確認し、ルール違反をしないように気をつけましょう。
禁止されているにもかかわらず、アルバイトをしていることが学校側にバレてしまった場合、最悪高校を停学処分なども考えられます。
成績に影響が出てしまい、将来の進路に関わる問題になりかねないので、校則はきちんと守りましょう。
高校生は居酒屋バイトで何時まで働ける?
居酒屋は深夜の時間も営業しているところが多いですが、18歳未満の人が働ける時間は朝5時から22時までと法律で定まっています。
18歳を超えていれば22時以降働いても法律上は問題ありませんが、一律で「高校生は22時まで」としている居酒屋もあるので、勤務が始まる前に一度お店に確認しましょう。
また、学校側でアルバイトをOKしている場合でも、22時以降の就業は認めていないケースもあるので、学校の規則も再度確認すると安心です。
高校生がバイトをできる時間やシフトについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
居酒屋バイトの業務とは?
居酒屋の仕事内容は「ホール」と「キッチン」の2つに大きく分けることができます。ここではそれぞれの業務の特徴と業務内容を簡単にみていきましょう。
接客メインのホール業務
ホールは主に居酒屋のフロアでの接客業務を指します。
以下はホールの主な業務内容です。
- お客さんを席へ案内する
- 注文をとる
- 食器を片付ける
- お会計をする
など
ホールはお客さんを席に案内して注文をとるなど、お客さんと直接やり取りする仕事です。
そのため、ホール業務の人がお店の印象を大きく左右すると言っても良いでしょう。
調理メインのキッチン業務
キッチンは、お客さんから注文されたドリンクを作ったり、料理を作ったりする仕事になります。
キッチンの主な業務内容は以下の通りです。
- お皿を洗う
- 食材を洗う
- 食材を切る
- ドリンクを作る
など
キッチン業務はメイン料理の調理なども含まれることがあるため、難易度の高さから高校生は募集していない場合もあります。
また、募集がある際も皿洗いやドリンク作りなど、火を使わない簡単な調理補助業務を任されることが多いです。
【きつい?】居酒屋バイトで大変なこと
ここからは、高校生が居酒屋でバイトをする際に大変なことをみていきます。
注文数が多くてミスしやすい
たくさんお酒を飲むお客さんや団体のお客さんなどが来店するため、注文数が多いのは居酒屋の特徴です。
忙しい時間帯などは、注文されたものを忘れてしまうったり、注文されたもの違うメニューを運んでしまったりとミスをすることもあるでしょう。
仕事に慣れていくことで、冷静に順序立てて行動する力が身につきますね。
週末や繁忙期は休む間もないほど忙しい
週末やゴールデンウィーク、年末年始などの繁忙期は世の中の多くの人が休みになるので、居酒屋も忙しいことが多いです。
なかには休憩の時間を取れない日があったという人も。
また、忙しく疲れている状態で長時間働いていると、いつもはしないようなミスをしてしまうこともあります。
メニュー数が多くて覚えるのに苦労する
働く店舗にもよりますが居酒屋のメニューはレストランなどの飲食店と違い、フードのメニューはもちろんドリンクメニューの数がとても多いので、覚えるのが大変という人は少なくありません。
特に高校生は飲まないアルコール類などは、似たような名前のメニューが多く、味なども想像がつかないため最初は覚えるのに苦労する人もいるでしょう。
酔客の相手をする
基本的に居酒屋はお酒を飲む人が集まるお店のため、酔っているお客さんと接する機会が多いです。
ときには面倒な絡み方をしてくる人や、理不尽に説教をしてくる人などと遭遇することもあります。
【楽しい?】居酒屋バイトのメリット
大変なこともある居酒屋バイトですが、働いていて良いこともあります。
ここからは、高校生が居酒屋でバイトすることのメリットをみていきましょう。
社会経験を積める
高校では同年代の友達としか接することがないですが、バイトを始めることで社会人や大学生などさまざまな年代の人と一緒に働くことになります。
本格的に社会に出るまえに、年の離れた人たちと同じ場所で働くことで気付けることも多く、自分の将来の糧となることでしょう。
またホール業務はお客さんと直接やりとりをするため、丁寧な言葉遣いや基本的な礼儀作法などを覚えることもできます。
コミュニケーション能力が上がる
年の離れた先輩や、友達にはいないタイプの人とコミュニケーションをとることで、自然といろんなタイプの人との関わり方を学ぶことができます。
一緒に働いている従業員の人はもちろん、来店するお客さんなどと会話をし、普段関わらない人とどのような話をすれば盛り上がるかなどもわかってくるでしょう。
接客スキル・料理スキルのアップ
ホールなら接客スキル、キッチンなら料理のスキルアップにつながります。
将来接客や料理の道に進まなくとも、料理であれば普段の生活、接客であれば他業種の仕事においても確実に活かせる力となるので、高校生のうちから学んでおいて損はないです。
仲間がたくさんできる
居酒屋のバイトは比較的多くの従業員が同じ時間帯に働く機会が多いため、気の合う仲間も見つかりやすいです。
高校生の間に出会ってバイトを辞めたあとも関係性が続き、大人になっても当時働いていたメンバーで集まったりすることも少なくありません。
なかには居酒屋バイトで出会った人と結婚するというケースも。
まかないが食べられる可能性がある
店舗や働く時間帯などにもよりますが、従業員のために用意される食事である「まかない」を出してくれるバイト先もあります。
そのお店で実際に出てくる料理や、余っている食材でキッチンの人がオリジナルで作ってくれるまかないなど、何が出てくるかはお楽しみ。
ただ、まかないは必ずあるものではないので期待しすぎは厳禁です。
高校生が居酒屋バイトを選ぶときのポイント
ここからは、高校生が居酒屋バイトを選ぶ際に確認しておきたいポイントについてみていきましょう。
未経験でもできるか
高校生可と謳っているバイトの募集も、未経験者は不可としている場合があります。
なにも書いていない場合は、面接や電話の際に確認しておくと良いでしょう。
しっかり研修してもらえるか
初めての居酒屋バイトや、バイト自体が初めてという場合、しっかりと業務について研修時間をとってもらえるバイト先なのかも高校生にとっては重要です。
右も左も分からない状態でもきちんと1から指導してくれるバイト先を選んだほうが安心ですよ。
シフトの調整がきくか
高校生は学校行事やテストなどが入ってくるので、固定の曜日や時間帯でシフトに入ることは難しいです。
テスト期間に1週間ほど全く入らない期間があっても大丈夫なのかなど、最初に自分の学校の予定を伝えて、それでも受け入れてくれるバイト先にすることをおすすめします。
アルバイトが忙しく、高校生活が疎かになっては本末転倒なので気をつけましょう。
居酒屋のバイトは高校生もできる!学業と両立しながら楽しく働こう
今回紹介したように高校生でも居酒屋のバイトはできます。
ただし、学生の本分は学業です。
居酒屋バイトのメリット・デメリットをふまえて、しっかりと自分の学校のスケジュールとバランスをとりながら、楽しく無理のないアルバイトをしましょう。
居酒屋以外にも高校生におすすめのバイトが知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてくださいね!