高校生に門限は必要?平均時間や親への説得方法を紹介
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高校生になって気になるのが門限。電車やバスに乗って高校へ通う人も増え、友達も遠くに住んでいるから小中学生のときより遠出するようになったという人もいるでしょう。
行動範囲が広がった分、門限が厳しいとなかなか友達と遊べなかったり、バイトができなかったり困ることも出てきますよね。
今回は高校生の門限について、平均時間や親の意見などを紹介していきます!
門限がある高校生はどのくらいいるのか、高校生に門限は必要なのか、それぞれ見ていきましょう。
門限がある高校生はどれくらいいる?
まずは、門限がある高校生は実際にどのくらいいるのか、見ていきましょう。
住宅情報サイトの「オウチーノ」が2016年に行った「イマドキの門限事情」によると、約半数の家庭が「門限を設定していない」と回答しています。
つまり、高校生の半数は門限がないのです。
ですが、門限がない高校生でも深夜まで遊び歩いているわけではありません。
「夕飯までには帰る」「夜まで出歩かない」など子ども自身が自分で帰る時間をしっかり決めていることが多く、親も子どもの行動を信頼しているため、門限を設定していないというケースもあるようです。
参考:イマドキの門限事情|くふうLive byヨムーノ
高校生の門限、平均的な時間は何時?
高校生の門限の平均時間は、男女で若干の差があります。
男子高校生は、22時〜23時あたりを門限としているケースが多く、なかには「日付が変わるまでに帰って来ればいい」という家庭もあるようです。
女子高校生は、21時〜23時が門限となっているケースが多く、男子よりも若干時間が早いです。
男子高校生よりも女子高校生のほうが、犯罪に巻き込まれるリスクが高いと考えられているためかもしれませんね。
家庭の門限以外に気をつけたいのが、都道府県の条例です。
各都道府県では条例で青少年の外出時間を決めており、その時間を過ぎて出歩いている子どもは補導対象になることも。
一般的に、23時〜午前4時までが補導時間になることが多く、もし捕まった場合は親や学校に連絡がいきます。
親と決めた門限以外に、自分が住んでいる都道府県の条例にも注意して、外出するようにしましょう!
門限について親側と高校生側の意見
門限については、親と高校生で意見が分かれています。
続いては、親と高校生それぞれの意見について紹介します!
親側の意見
親側の意見としては、「事件に巻き込まれる可能性があるから」という理由で門限を設定している家庭が多いようです。
暗くて人通りの少ない夜は、誘拐や性犯罪などの事件が起きやすくなります。
子どもの安全を考え、門限は厳しくなる親もいるようです。
また、遅く帰ってくることで、寝る時間も遅くなり、次の日学校へ行くのに寝坊したり、勉強する時間が取れなかったりと、学業への影響を心配する親もいます。
特に受験生である3年生の親は、勉強への影響を心配するケースが多いようです。
親に厳しい門限を設定されると、「勝手すぎる」「もっと緩くしてほしい」と思う人もいるかもしれませんが、子供の安全と将来を心配しているからこそであると理解してあげましょう。
高校生側の意見
親の心配をよそに、「早く門限なしにしてほしい」と思っている高校生はたくさんいます。
たとえば、「ほかの友達は門限がないから、門限が早いと遊びにくくなる」といった意見もあるようです。また、「門限をなくさなくてもいいから、もう少し遅い時間にしてほしい」と思っている高校生もいます。
確かに、周りの友達より門限が早いと、せっかく遊びに出かけても自分だけ先に帰らなければいけませんし、友達も遊びに誘いにくいかもしれませんよね。
親はいつまでも子ども扱いしてきますが、「もう高校生なんだから少しは信頼してほしい」「子離れしてほしい」という意見もあります。
門限が厳しい!高校生が親を説得する方法
門限が厳しい場合も、諦めずに親を説得することで、門限を遅くしてもらうことができるかもしれません。
続いては、もう少し門限を緩めてほしいと親を説得するときに、説得が成功しやすいポイントについて紹介します。
冷静に話し合う
門限を遅くしてほしいと話し合うときは、冷静さが重要です。
感情的に「門限を遅くしてよ!」と言ってしまうと、親もまだまだ子どもだなと思って取り合ってくれないでしょう。
どうして門限をなくしたいのか、遅くしたいのかを冷静に伝えることを意識するのが大切です!
「周りの友達は門限がないから、いつも自分に合わせてもらって申し訳ない」「予定があるときは今の門限だと厳しい」など、自分の素直な気持ちを伝えることが大切です。
自分を心配する気持ちも理解していると伝える
多くの親は、子どもを心配する気持ちから門限を設定しています。
まずは、その気持ちに寄り添いましょう。
「心配してくれる気持ちは嬉しいけど」という一言を添えるだけでも、親の印象は大きく変わってきます。
曜日や期間によって門限を変える提案をする
毎日ではなく、曜日で門限を変えることを提案してみるのもおすすめです。
「次の日に学校があるときは早く帰る」と約束しておけば、親も安心してくれるでしょう。
また、夏休みなど長期期間中だけ門限を変えるといった交渉をしてみても良いでしょう。
夏休み期間中に門限を変えても問題なければ、2学期の門限についても遅くしてもらえるかもしれません。
事前に予定を伝えて安心してもらう
「友達とディズニーに行きたいから」「彼氏と花火大会に行きたいから」など、事前に予定を伝えて門限を変えてもらうのも効果的な方法です。
そのときは、「誰と、どこで、何時まで」を必ず伝えるように、何時までに帰ると伝えた場合はきちんと守りましょう。
毎日でなくても、予定がある時だけ門限をなくしてもらえば、友達と思い切り遊ぶことができます。
高校生の門限の平均は22時!遅くならないように注意しよう
高校生になっても門限がある家庭は全体の約半数です。
また、門限の時間は性別によっても差があるものの、平均すると22時程度となっています。
ですが、家によっては門限がもっと早い場合もありますよね。日によっては「今日は少し遅く帰りたい」と思う人もいるでしょう。
門限について親と話し合うときは冷静に、親の気持ちも考えながら自分の希望を伝えるようにしましょう。
もし、門限を遅くしてもらっても、あまり夜遅すぎると危険な目に遭う可能性や補導される可能性があります。できるだけ、帰宅が遅くなりすぎないように注意してくださいね。