爪がボロボロになってしまった!原因と対策・ケア方法を解説

爪がボロボロになってしまった!原因と対策・ケア方法を解説

ネイルや指輪など、指先のオシャレを楽しむときに気になるのは、爪の状態。

爪が割れたり筋が入ったり、爪がボロボロになってしまうとオシャレが楽しめないうえ、服に引っかかったり痛みがあったりと、日常生活にも影響が出てしまいます。

今回は、爪がボロボロになってしまう原因や、ボロボロになってしまった場合のケアの方法について解説していきます!

爪がボロボロになる原因は?

爪がボロボロになる原因は?

爪がボロボロになる原因は一つではありません。

  • ネイルや除光液でのダメージ
  • 爪の乾燥
  • 生活習慣の影響

ここでは爪がボロボロになってしまう代表的な原因と、爪の状態を解説していきます。

ネイルオフのダメージ

マニキュアやジェルネイルをオフするときに誤った方法で行うと、爪がダメージを受けます。ネイルオフでのダメージが原因の場合、爪が縦に割れるという特徴があります。

マニキュアをオフするときに使う除光液の多くには、アセトンという成分が含まれていますが、このアセトンが爪にダメージを与えるんです。

アセトン入りの除光液は爪の水分を奪ってしまうため、頻繁にマニキュアを落としていると爪が乾燥し、ボロボロになる原因となることも。

また、ジェルネイルをオフするときに自爪を削ってしまうのも、爪がボロボロになる原因です。

短期間で付け替えたり、反対に長期間放置したりしても、爪に悪いため、ジェルネイルをするときは適切な期間で正しい方法でオフしましょう。

乾燥によるひび割れ

爪がボロボロになる原因は?-2

乾燥によって爪がボロボロになるケースも。乾燥した爪は縦に割れたり、欠けたりします。

「爪って乾燥するの?」と思う人もいるかもしれませんが、そもそも爪は、皮膚の角質が層となり、硬くなったもの。

皮膚と同じケラチンというタンパク質で構成されていて、水分や油分のバランスが崩れると乾燥してダメージを受けるのです。

乾燥が気になる冬や、紫外線がきつい夏などは特に、爪が乾燥しやすくボロボロになることも。
手洗いを頻繁にする人や、家事やアルバイトなどで水仕事をよくする人も、爪が乾燥しやすいため注意が必要です。

栄養不足が原因かも

前述のとおり、爪は皮膚の一部なので、食生活の偏りなどによる栄養不足が原因で、ボロボロになることもあります。

実は、爪は3つの層で構成されているのですが、栄養不足になるとその層が剥がれやすくなって爪が薄くなったり、二枚爪になったりするのです。

足の爪は「爪白癬」の可能性

爪がボロボロになる原因は?-3

足の爪の色が白色や黄色に濁ったり、厚みが増したりした場合は、「爪白癬」という病気の可能性があります。

爪白癬は爪水虫とも呼ばれ、爪の中に白癬菌という菌が入って起こる感染症の一種です。

爪白癬は足の爪に症状が現れることが多く、手の爪だけが爪白癬になるということはほとんどありません。

もし足の爪の色や形に違和感がある、少し痛みを感じるという場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。

ボロボロになった爪をケアしよう!

ボロボロになった爪をケアしよう!

ここからは、実際に爪がボロボロになってしまった場合のケア方法を紹介します!

ボロボロにならないための予防にもなるので、爪の健康状態が気になっている人も、ぜひチェックしてみてくださいね。

保湿する

爪をこまめに保湿して、乾燥させないようにしましょう!
手を保湿するためにハンドクリームを塗る人は多いですが、手と一緒に爪の表面や指と爪の間にもクリームを塗り込むと良いですよ。

アルバイトや家事などで水に触れる機会が多く、爪の乾燥が特に気になるという人は、爪専用の保湿クリームやネイルオイルで爪の保湿ケアをすることもおすすめ。

特にネイルオイルのなかには乾燥を防ぐだけではなく、爪に浸透して爪を補修や保護してくれる商品もあるので、爪の乾燥トラブルに悩んでいる人は一度試してみては?

「ネイルハードナー」ってなに?傷んだ爪をケアするおすすめアイテムを紹介

爪に良い栄養素を意識する

ボロボロになった爪をケアしよう!-2

健康的な爪を保つためには、バランス良く栄養を摂ることが大切です。

爪はケラチンというタンパク質からできているため、強くて丈夫な爪を手に入れるためには、タンパク質の摂取が欠かせません。
ですが、タンパク質以外の栄養素をとるのも大切です!

ここからは、健康的な爪を手に入れるために摂取したい栄養素を紹介します。

タンパク質

爪の主成分となる栄養素、タンパク質は必須!
タンパク質には動物性タンパク質と植物性タンパク質があり、それぞれ役割が違います。

  • 動物性タンパク質(卵・肉・魚・乳製品など)…爪にハリや弾力性を与える
  • 植物性タンパク質(納豆や豆腐、そら豆など)…爪を割れにくく丈夫にする

どちらのタンパク質も摂取していきましょう。

ビタミン

爪の健康には、ビタミンも重要です。
緑黄色野菜や鶏レバーなどに含まれるビタミンA、イワシやバナナ、ピーナッツなどに含まれるビオチン、りんごや納豆、うなぎなどに含まれるビタミンB2、卵やカボチャなどに含まれるビタミンEなどを摂取するのがおすすめ。

  • ビタミンA…ケラチンの生成をサポートする
  • ビオチン…タンパク質の代謝促進、爪を作る材料とさせる
  • ビタミンB2…新陳代謝を促し、健康的な爪を作る
  • ビタミンE…血行を良くし、爪の血色を良くする

亜鉛

牡蠣やレバー、海藻類などに多く含まれる亜鉛は、爪を強くするために必要な栄養素です。

タンパク質の合成に使われる栄養素でもあるため、亜鉛不足になると爪がボロボロになってしまうことも。

爪に白い斑点がある場合は亜鉛不足が疑われるため、意識してとっていきましょう!

爪切りは優しく

ボロボロになった爪をケアしよう!-3

爪は優しく切ることで、ダメージを軽減できます。爪切りをするときは、1度で全部を切るのではなく、少しずつ切っていき、最後はやすりを使って好みの長さに調整しましょう。

爪を切るタイミングは、お風呂上がりがおすすめ!お風呂に入ると爪も柔らかくなるので、爪切りのダメージも減らせますよ。

足を清潔に保つ

ボロボロになった爪をケアしよう!-4

足を清潔に保つことは、爪白癬の予防につながります。

前述のとおり、爪白癬は白癬菌という菌に感染することで起きる病気ですが、基本的に24時間以内に洗い流せば感染を防げるといわれています。
足を洗うときは石鹸をよく泡立てて、優しく洗いましょう!

ただし、毎日足を洗っていても、白癬菌に感染している人と同じ爪切りや足拭きマットを使用している場合は爪白癬になる可能性も。

足周りのアイテムはなるべく共有しないのも、予防策の一つです!

爪がボロボロになったときの対処法・対策Q&A

爪がボロボロになったときの対処法・対策Q&A

最後に爪がボロボロになってしまったときの対策や対処法について、Q&A方式で解説します!

爪を噛んじゃう癖をやめたい!どうすれば良い?

爪を噛む癖があると、どうしても爪が短くボロボロになってしまいますよね。爪を噛むのをやめたいときは、以下の方法を試してみましょう。

  • 噛めないように爪をこまめに短く切る
  • ネイルしてかわいくしておく
  • 手袋をしたりシールを貼ったりする
  • 爪に苦い薬・ネイルなどを塗っておく
  • 爪を噛んでしまう「原因」を見つける
  • 皮膚科・精神科などを受診する

物理的に噛めなくするように、爪をこまめに短く切ったり、ネイルをしておいたり、苦い薬やネイルを塗っておくのも効果的です。

また、根本的に爪を噛むのを防ぐためには、「いつ」「どんなきっかけで」爪を噛んでしまうのかを意識することも大切です。ストレス・不安感などが原因なので、自分が爪を噛んでしまう状況を知れば、対策を考えることができます。

爪がボロボロになった場合、何科を受診すべき?

爪がボロボロになった場合、まずは皮膚科を受診しましょう。

爪を噛んでしまうことで悩んでいる場合は、精神的な原因も考えられるので、精神科や心療内科を受診するのがおすすめです。

毎日のお手入れでボロボロの爪とサヨナラしよう!

爪はネイルや乾燥によるダメージを受けるとボロボロになってしまうこともあり、日頃のお手入れが大切です!

ハンドクリームやオイルで保湿したり、栄養バランスの良い食事をとったり、毎日爪をケアしていきましょう。

もし、爪が白色や黄色く濁って厚くなっている場合は、医療機関を受診することも検討してみてくださいね。