全然頑張っていないのにしんどい理由は?疲れてしまう原因と解決方法を紹介
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「部活や勉強に対するやる気が出ない」「友達と遊びに行くのも億劫」など、全然頑張っていないのにしんどいと感じる人もいるでしょう。
自分のなかでは特に努力しているつもりはないのに、気持ちがしんどく感じるのは辛いですよね。
今回の記事では、全然頑張っていないのにしんどいと感じる原因を紹介します。
気持ちを楽にする方法も解説するので、今辛いと感じている人は参考にしてくださいね。
全然頑張っていないのにしんどい原因
普段の生活のなかで、「全然頑張っていないのにしんどい…」と感じてしまうのには、いくつかの原因があります。
まずは、どうしてしんどいと感じるのか原因を見ていきましょう。
頑張っていることに気づけていない
自分では「全然頑張っていないのに……」と思っていても、実はすでにかなり頑張っていることが多いです。
十分努力ができているのに、「こんなの全然頑張ってない」と思い込んでしまい、頑張っていることに気づけていません。
「自分はもっとできる」「もっと頑張らなきゃ」という気持ちが強いと、今の自分の頑張りを素直に認められません。
すでに頑張っているのにまだ努力を続けることで、疲労が蓄積されてさらにしんどく感じます。
メンタルが疲弊している
疲れを感じるのは、身体的な原因だけではありません。
メンタルが疲れていると、いろいろなことへの意欲が失われやすいです。
体は元気でも心が疲れていると、勉強や部活だけではなく、趣味や遊びに行くことでさえ意欲がなくなります。
頑張る理由が分からない
頑張る理由が明確になっていないと、なかなかやる気が起きません。
目標達成に向けてやりがいを感じられないので、頑張る意欲も起きにくいのです。
頭では頑張らないといけないと理解していても、途中で「どうして自分がやらなきゃいけないんだろう」と感じ、少しずつモチベーションが下がります。
誰からも褒められないから
人は頑張っているとき、その頑張りを「誰かに評価してもらいたい」「褒めてもらいたい」と思います。
しかし、誰からも褒めてもらえなかったり、感謝をしてもらえなかったりすると、「頑張っても無意味だな」「自分は役立たずなんだ」という気持ちが強まるのです。
誰からも褒められない状態が続くと、頑張りたい気持ちが湧きにくくなります。
やりたくないことをやらされている
強制的に自分の気持ちが乗り気ではないことを押しつけられると、「無理やりやらされている」と感じます。
少しずつネガティブな感情が膨らみ、最終的には「全然頑張っていないのにしんどい」と感じる原因につながるのです。
「本当はやりたくないのに…」という気持ちを抱えたまま取り組んでいると、「全然頑張れてないのにしんどい」と感じやすくなります。
環境が合わず疲れている
今自分が置かれている環境が自分にあっていないのが原因で、疲れやすく感じている場合もあります。
人には向き不向きがあるものです。どうしても自分に合わない環境で過ごしていると、思うように頑張れません。
疲ればかりが蓄積して、しんどさだけが残るのです。
単純に体が疲れている
単純に体の疲れが残っていて、思うように頑張れない場合もあります。
何かを頑張るためには、心身共に元気であることが重要です。
体に疲れが溜まっている状態であれば、「全然頑張れていない…」と感じるのもおかしくないでしょう。
人と比較している
周囲に自分よりも部活を頑張っている人や、自分よりも勉強ができる人がいると、つい比較して落ち込むことがありますよね。
人と比較しすると「自分はこんなこともできないのか」「私も同じように頑張れるだろうか」などと考えて落ち込んだり、プレッシャーを感じたりします。
マイナス思考に陥るとストレスを感じやすくなり、上手く頑張れないまましんどさばかり感じやすくなるのです。
全然頑張ってないのにしんどいのは甘えているの?
全然頑張っていないのにしんどい時、「自分の甘えが原因かも」と感じる人もいるでしょう。また、家族や友達に「自分に甘いんじゃない?」と言われた経験がある人もいると思います。
しかし、全然頑張ってないのにしんどいと感じてしまうのは、必ずしも甘えが原因ではありません。
頑張れていないのではなく、今「どうしても頑張れない状態」なのかもしれません。
どうしても頑張れなくてしんどいのは、身体や心が「ちょっと休もう」とSOSを出しているからです。
まずは、なぜ全然頑張っていないのにしんどいと感じるのか原因を見極めましょう。
全然頑張ってないのにしんどいときの解決策
全然頑張っていないのにしんどいときに、試したい解決策を紹介します。
自分がしんどいと感じる原因にあわせた解決策を選んで、実践してくださいね。
しっかり休息をとる
全然頑張ってないのにしんどいと感じているときは、すでに頑張りすぎて心身共に疲れている状態が多いです。
まずはしっかり休息をとり、体の疲れをとることに集中しましょう。
睡眠時間を十分確保することは、メンタルの回復にも効果的です。いつもより長めの睡眠時間を確保して、ゆっくり体を休ませるところから始めましょう。
頑張る基準を下げる
どうしても自分が頑張れていないと強く感じる人は、目標や頑張れる基準を高く設定している可能性が高いです。
いきなり大きな目標を立ててゴールを目指すのではなく、まずは小さな目標を達成して成功体験を重ねることが大事。
最初からテストで100点を目指すのではなく、まずは小テストで80点取ることを目標にしたり、部屋を完璧に綺麗にするのではなく机の上の整理整頓から始めたりなど、できることから挑戦してください。
周りと自分を比べない
まずは、周りの人たちとの比較をやめましょう。
「全然頑張ってないのにしんどい」と感じている人の多くは、「〇〇ちゃんと比べて私は…」と周りの人と自分を比べて落ち込む癖があります。
他人と比較するのではなく、自分の頑張りに目を向けることが大切です。
自分がやったことをメモする
自分の頑張りに目を向けるためには、まずその日に頑張ったことを目に見える形で残すのが前向きになれるポイントです。
例えば「今日は部屋の掃除をした」「友達の相談に乗った」など、小さなことでも良いので自分が頑張れたことを記録してください。
取り組んだことを形にして残せば、自分がさまざまな場面で頑張れていたことに気がつけますよ。
リラックスタイムを作る
メンタルが疲れているときは、自分の好きなことをするリラックスタイムを作るのがおすすめです。
音楽を聴いたり、好きなものを食べたりなど、何も考えずボーッとするなど、自分がリラックスできる時間を作って心を休ませましょう。
心と身体は密接に関係しているので、心がリラックスできれば、身体も癒されるはずです。
「休み」も頑張ったことの一つ
全然頑張れていないのに休む時間を作ってしまうと、逆にプレッシャーを感じる人も少なくありません。
ですが、「自分を休ませる」という作業も頑張った1つと考えれば、休むことへの罪悪感を減らせますよ。
リラックスタイムを作ったことやスキンケアをしっかりしたこと、いつもより長く寝たことなども「頑張ったこと」にカウントしてみましょう。
どうして頑張るのか考えてみる
心身共に少し元気を取り戻したら、「どうして自分は頑張るのか」「自分が頑張る・頑張りたい理由は何か」について改めて考えてみましょう。
頑張りたい理由が明確になれば、人に褒められるためではなく、自分が達成感を味わうために頑張ろうと思えますよ。
人と話してみる
誰かと話すことが、気分転換につながるでしょう。
心を許せる友達などと話してみることも、心のモヤモヤを軽くするためには大切です。
また、人と話すことは、自分の頑張りを客観的に認識することにも役立ちます。
信頼できる友達なら、自分が頑張っているところを見てくれているはず。
「あなたはいつも頑張っているよ」とフィードバックをもらえれば、自分では気づけなかった頑張りを知ることができるでしょう。
やる気がまったく出ないときは病気?
上記で紹介した解決策を試してみても「元気が出てこない」「解決策を試してみる元気すらない」という場合は、病気が疑われる可能性もあります。
毎日何もしたくない無気力状態が続く場合、以下の病気が原因かもしれません。
- 「うつ病」
- 「適応障害」
- 「自律神経失調症」
など
うつ病の場合は、やる気が出ない意外にも不眠や過眠、体がだるくなるなどの身体的な症状が出ることがあります。
また、適応障害にも憂鬱な気分になるといった症状のほか、頭痛や不眠などの症状も。自律神経失調症は、疲れやすい、だるいといった身体的な症状が伴う場合が多いです。
いろいろ試してもやる気が全く出ないときは、まずは病院の受診を検討しましょう。
全然頑張ってないのにしんどいと思っている自分も受け入れよう
どれだけ頑張っているかは、意外と自分で分からないものです。
「全然頑張ってないのにしんどい…」と感じるときは、頑張りすぎているのかもしれません。
まずは、自分の心と体が発信しているSOSに向きあってください。
全然頑張ってないのにしんどいと感じている自分のことも受け入れたら、少しずつ原因を探っていきましょう。