「推し疲れ」の原因とは?チェックリストやおすすめの対策方法を紹介

「推し疲れ」の原因とは?チェックリストやおすすめの対策方法を紹介

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最近は、アイドルやアニメ、キャラクター、俳優、お笑いなどさまざまなジャンルの推し活が流行っています。
しかし、本来は楽しいはずの推し活なのに、「しんどい…」「疲れた…」と感じる場合も少なくありません。もし、思い当たる節があるならば、推し疲れしている可能性が高いです。心の底から推し活を楽しめなくないのには、さまざまな原因が考えられます。
今回は、推し疲れする原因や対策方法を紹介。最近、推し活が疲れたと感じる人は参考にしてください。

推し疲れとは?

推し疲れとは?

「推し疲れ」とは、推し活を楽しめずにしんどいと感じる状態を指します。
それまでは推しが生活の中心だったのに、応援に気合いが入らなかったり、ほかのファンとの交流が嫌になったりするのです。
さまざまな原因により、推し活を心から楽しめなくなります。

7割の人が推し疲れの経験あり!

7割の人が推し疲れの経験あり!

2023年1月、otalabは「推し疲れについての実態調査」を実施。アンケート結果によると、回答者1,088人のうち7割の人が「推し疲れの経験がある」と回答したことが分かりました。
結果からも分かるように、推し活が原因で疲れを感じる人は増えているのです。

また、推し活に割く時間と推し疲れの割合が比例していることも分かりました。
推し活に注ぐ時間が長いほど、推し疲れしやすい傾向にあります。

【参照】推し活女子の7割以上が「推し疲れ」経験あり!最も「推し疲れ」が多かったジャンルは…-otalab

推し疲れ度合いをチェックリストで確認!

推し疲れ度合いをチェックリストで確認!

下記のチェックリストでは、推し疲れをしているかが分かります。
早速、自分が推し疲れの状態に当てはまるのかチェックしていきましょう。

  • 楽しい気持ちより「しんどい気持ち」のほうが強い
  • 以前のように推し活を楽しめなくなった
  • 推し活をする意味が分からなくなってきた
  • ほかのファンと自分を比べて落ち込む
  • 見たくないのにSNSをチェックしてしまう
  • お小遣いやバイト代のほとんどを無理して推しに使う
  • 推し活が義務に感じている
  • 「もっと推しに貢がなきゃ」と思う
  • 推しが同じ人のSNSをずっとチェックしてしまう
  • 公式からの情報を追えなくなってきた
  • 運営のやり方に不満を感じやすくなった
  • 推しの最新情報をすぐに確認しないと気が済まない
  • 自分が推しにとって1番のファンでいたい
  • 推しが生活の全て

    上記の項目が4つ以上当てはまる人は、推し疲れに陥っている可能性が高いです。
    少しでも推し活がしんどいと感じていれば、気持ちを楽にさせるための対処法を考えたほうが良いでしょう。

    推し疲れの原因とは【推し編】

    推し疲れの原因とは【推し編】

    推し疲れは、気が付かないうちに起きていることが多いです。
    上のチェックリストで当てはまった項目が多い人は、一体どうして推し活に疲れたのか原因が気になりますよね。
    ここでは、推し疲れの原因を推しに関わることに焦点をあてて見ていきましょう。

    推しの仕事を追いきれなくなった

    ファンにとって、自分の推しが世間に見つかって活躍の場が増えるのは嬉しいことです。
    ただ、推しの仕事が増えると全ての情報を追うのが時間的にもお金的にも厳しくなります。本当は全ての現場に通ったり、雑誌やグッズを買ったりしたいのに諦めなければいけなくなるのです。
    また、推しの人気者になると公式ファンクラブに入会していてもコンサートや舞台のチケットが取りにくくなり、現場に通えないことも増えます。
    大好きな推しの現場に自分が行けないことで、少しずつストレスが蓄積されて推し疲れするのです。

    仕事が少なすぎる

    上記の逆で、推しの仕事量が少なすぎて推し活に疲れる人もいます。
    インディーズバンドや駆け出しの俳優などの場合、メディアの露出が少ないため応援するモチベーションが下がりやすいです。
    ファンの数が少ないと、推すことへの責任感も芽生えてきます。「自分がたくさんお金を使って支えなきゃ!」と感じ始め、推しの応援を義務に感じやすいです。

    推しの嫌な一面を見てしまった

    基本的に、ファンは推しの全てを愛おしいと思うもの。
    ですが、時には推しの発言が引っかかることもあります。ほかのメンバーへの態度が悪かったり、コンサートやラジオでの発言に違和感を感じたりすると、少しずつ気持ちが冷めるのです。
    違和感が蓄積されていくと、推しに対する気持ちも冷めて「どうしてこの人が好きなんだろう」と思うようになります。

    熱愛報道や脱退が続いた

    推し活を楽しみたいと思っていても、推しの熱愛報道や脱退が原因で気持ちが揺れ動くこともあるでしょう。
    ほかの人と恋愛をすることも、ほかにやりたいことができてグループを脱退するのも仕方がありません。しかし、頭では理解できても、今まで自分が推しに費やした時間やお金を考えると、無気力に感じてしまいます。
    冷静になったときに、全てが馬鹿らしく感じ、推しから離れたいと感じ始めるのです。

    推しの出演作品が自分好みではない

    ファンであれば、推しが出演するドラマや映画は全部観たいですよね。
    しかし、必ずしも推しの出演作品が自分の好みのストーリーとは限りません。
    正直つまらないなと感じても、「推しが出るから観ないわけにはいかない!」と無理をする場面が出てきます。観なければ良いのに、「推しの作品だから」と義務感に駆られるのです。
    本当に観たい作品ではないのに、お金や時間を使うことに段々嫌気が差して、推し疲れしやすくなります。

    運営に不満がある

    推し本人ではなく、運営側に不満が原因で推し疲れする人もいます。
    推しが売れて活躍するには、運営の方針が重要です。しかし、やり方に納得いかないと「このまま応援していて意味があるかな?」と不安な気持ちになります。
    一度運営に向ける目が厳しくなると、不満に感じることが増えるでしょう。
    例えば、「推しの衣装が毎回似合っていない」「一般のチケットのほうがファンクラブの人より席が良い」「特定のメンバーばかり優遇されている」など、運営のやり方に納得できないことが増えて、推し活が疲れるのです。

    推し疲れの原因とは【感情編】

    推し疲れの原因とは【感情編】

    推しや運営に問題はなくても、自分の感情が原因で推し活が疲れることもあります。
    辛い気持ちが強まると、楽しかった推し活が辛いものに変わるのです。
    続いて、自分の感情が原因で推し疲れする原因を紹介します。

    ほかのファンのマウントがうざい

    推し活をしていると、同じ推しのファンができることがあります。仲間が増えると、話題を共有できて楽しいですよね。
    一方、「この間のライブで確定ファンサをもらえた」「次のツアーは全公演入るために〇〇万円使うつもり」「いつもライブ中に私のこと見てくる」など、マウントをとられて嫌な思いをすることもあります。
    高校生であれば、推しに使えるお金や時間に限りがあるのは仕方がありません。しかし、ほかのファンからマウントをとられると、「自分は何もできていない」「少ししか現場に通えていないのにファンと名乗って良いのかな」と、少しずつ心が疲れてしまうことが多いです。

    SNSを見るのが疲れた

    推しの投稿や運営から最新情報を見逃さないために、常にSNSをチェックする人もいるでしょう。
    SNSは情報収集に欠かせないツールですが、気にしすぎるとスマホを手から話せなくなります。
    また、自分は行けなかった現場に行っているファンの投稿や、限定グッズを手に入れたなどのつぶやきを見ると、気持ちが沈んでしまう人もいるのです。
    SNS上のさまざまな情報が原因で、推し疲れが起きる可能性があります。

    ガチ恋すぎてしんどい

    ガチ恋とは、推しに対して恋愛感情を抱くことを指します。「ファンと」と「推し」ではなく、恋人のような関係を望んでしまうのです。
    ガチ恋になると、推しを独り占めしたくなります。ほかの人にファンサをしていたり、交流したりしているだけで気持ちが辛くなるのです。
    推しがほかのファンと交流している姿を見たくなくなり、次第に現場に行くのも嫌になって疲れてしまいます。

    古参ファンが怖い

    昔から応援している「古参ファン」のなかには、最近推しを好きになった「新規ファン」を良く思わない人もいます。
    一部の古参ファンは、新規ファンが昔のグッズを買ったり、SNSで推しについてたくさん投稿したりすることを嫌がる人がいるのです。
    ときには、新規ファンに対して「そんなことも知らないんだ」とマウントをとることも。古参ファンからの圧を感じて、推しの現場に行けなくなる新規ファンも少なくありません。

    お金がなくて推しに貢げていない

    推し活は、お金がかかります。
    複数の公演に入ったり、グッズをたくさん買ったりすると、お小遣いやバイト代はすぐになくなるでしょう。
    高校生にとって、限られたお金でやりくりするのは大変です。ほかのファンと比べて、「自分は全然推しに貢げていない」と、悲しい気持ちになる人もいます。
    お金がなくて推しに貢献できていない自分を惨めに思い、推し活を辞めたくなるのです。

    推し活に疲れたときにおすすめの対策方法

    推し活に疲れたときにおすすめの対策方法

    ここまで、推し疲れする原因を紹介しました。
    「最近、推し疲れしてきたな…」と感じる人でも、まだ推し活を辞めたくない人もいるでしょう。
    心の疲れをキャッチしたら、続いて紹介する対策方法を参考にしてください。

    自分の気持ちを最優先する

    楽しく推し活をするには、自分の気持ちを最優先することが大切です。
    「ほかのファンに負けたくない」「〇〇しないと推しが悲しむ」ではなく、「自分が今どうしたいか」という気持ちを忘れないでください。
    自分の気持ちを後回しにすると、義務感だけで推し活をすることになります。結果、どうして自分が推しに時間やお金を使っているのか目的を見失ってしまうのです。
    自分中心で動くことで、周りに振り回されず自由に推し活ができますよ。

    いったん情報を追うのを辞める

    推し活に疲れたら、いったん推しから離れるのも1つの方法です。
    ストレスの原因から離れることで、気持ちをリセットできますよ。
    今まで日課だった推しの情報を追うのをやめて、自分のために時間を使いましょう。

    SNSを見る時間を減らす

    SNSが主な原因で推し疲れしている人は、まずは見る時間を減らしましょう。
    SNSで情報を追う時間を減らすことで、ストレスの原因をなくせます。

    また、スマホの使用制限を設定するのも1つの方法です。決まった時間はスマホを触れないようにすることで、強制的にSNSから離れる時間を作れます。

    アプリを削除する

    スマホの時間制限をしても効果がない人は、思い切ってSNSのアプリを削除しましょう。
    アプリを削除することで、完全に推しに関する情報が目に入らない環境を作るのです。
    SNS自体を見られなくすることで、推し疲れの解消が期待できますよ。

    お金の使い方を考え直す

    お金の問題で推し疲れしている人は、使い方を考え直すことが大切です。
    お小遣いやバイト代で補えない人は、削れるお金を見つけましょう。
    グッズを買う金額を減らしたり、現場に行く回数を減らしたりなど、自分に見合った範囲で推し活をすることも大切です。

    また、お金に余裕を持って推し活をするには普段から節約を心がけましょう。
    コンビニでお菓子を買うのをやめたり、遠征する際の交通費は学割を活用したりするなど、できることから挑戦してくださいね。

    新しい趣味を見つける

    どうしても推しのことばかり考えてしまう人は、新しい趣味を見つけて気持ちを切り替えるのも良いでしょう。
    新しい趣味ではなくても、家族や友達との時間を増やすのも良い気分転換になるはずです。

    ストレスを感じる人から距離をとる

    同じ人を推していても、必ず気が合うとは限りません。一緒に居るのが辛く感じたら距離をとりましょう。
    距離をとる以外にも、SNSのアカウントをミュートやブロックしたり、連絡する頻度を減らしたりなどして、自分が快適に推し活できる環境を作ることがおすすめです。

    ファンではなく推しのことを考える

    ほかのファンと自分を比べて落ち込んでしまう人は、余計なことを考えるのをやめましょう。
    推し活で大切なのは、推しへの愛です。推しを好きな気持ちがあれば、問題ありません。
    「全然お金を使えていない」「私は新規だから…」と自信を失いかけたら、推しの写真を見るようにしましょう。そうすれば、自分は推しが好きで推し活していることを思い出せますよ。

    推し疲れしたら離れるのもアリ!自分の気持ちを最優先に考えよう

    推し疲れしたと感じたら、いったん休憩するのもアリです。
    推し活は、自分を苦しめてまでも続けるものではありません。「また推しに会いたいな」と思えるようになったら、再開すれば良いのです。
    自分の気持ちを最優先に考えて推し活を楽しみましょう!

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