勉強に集中できないときはどうしたら良い?集中力を高める対処法を紹介
目次【開く】
テスト勉強や受験勉強を頑張りたい気持ちがあるのに、思うように集中できないとイライラするもの。どうにか集中力を高めて、勉強に取り組みたいと思うでしょう。
今回は、勉強に集中できない原因と対処法を解説します。集中力を高めたい人は、ぜひ参考にしてください。
まず勉強に集中できない原因を理解しよう
まずは、自分が勉強に集中できない原因を探ることが重要です。
ここでは、どのような環境や状態だと集中力が続きにくいのか見ていきましょう。
周りの音が気になり気が散る
勉強に集中するためには、静かな環境を作ることが大切です。
周りの話し声が大きかったり生活音がうるさかったりすると、騒音に気をとられます。
例え小さな音であっても、気になりすぎるとイライラして勉強どころではなくなるのです。
すぐ手が届く場所にスマホがある
勉強中の高校生にとって、スマホは天敵です。
スマホが近くにあると、「友達からLINEが届いていないかな」と、つい手に取ってしまいます。
また、少し休憩をとるつもりがスマホに夢中になることも。動画やゲームに夢中だと、勉強する手が止まってしまうのです。
生活リズムが整っていない
寝る時間が遅いと、昼間に集中して勉強に取り組めません。
勉強習慣を身につけるには、規則正しい生活を送ることが大切です。
睡眠時間が不十分だと、眠気に襲われます。せっかく勉強しても、内容が頭に入りにくいでしょう。
モチベーションが低い
勉強のモチベーションが低いと、やる気が出ません。
ダラダラと勉強してしまい、次第に集中力も切れます。
勉強する目的を持てていないと、モチベーションも下がるでしょう。
勉強に集中できなくてイライラしている
そもそも、勉強すること自体がストレスに感じている場合が多いです。
「面倒くさい」「勉強より遊びたい」という気持ちが強いと、気持ちが落ち着かず勉強に集中できません。
加えて、勉強しない自分にもイライラし始めます。イライラや焦りの感情に左右されると、勉強に手がつかなくなるのです。
お腹がいっぱいで眠い
勉強に集中できない原因に、眠気があります。
特に、お腹がいっぱいになると、眠気を感じやすいです。頭の回転が遅くなり、つい目を閉じてしまいます。
食事のあとは眠くなりやすく、勉強に集中できないです。
生理前だから
女子高校生のなかには、生理前のPMS(月経前症候群)の症状が酷くて勉強に集中できない人もいます。
PMSには、腹痛や腰痛、集中力低下などの症状があるのです。
体調が万全でない場合は、勉強に集中できなくても仕方がありません。
元気がないときは、勉強しても内容が頭に入ってこないでしょう。
長時間勉強しすぎている
集中力が続かない人のなかには、自分が集中できる限界を超えている可能性があります。
人間が集中できる時間は、最長で90分程度です。
それ以上続けていると、頭がボーッとするのも仕方がありません。
長時間勉強しても、内容を理解できなければ意味がないでしょう。自分が集中して勉強できる範囲で頑張ることが大切です。
基礎ができていないのに応用問題を解く
集中力が続かない人のなかには、いきなり応用問題に挑戦する人もいます。
応用問題は、基礎が固まっていないと解けません。難しい問題に挑戦する意欲は大事ですが、レベルにあっていないとイライラしてやる気を失う可能性もあるのです。
解けない問題が続くと、イライラして集中できなくなります。
苦手教科から勉強を始める
成績を上げるためには、苦手教科の強化は大切です。
しかし、どうしても苦手教科の勉強は集中力が続きません。モチベーションが低く、「勉強しよう」という気持ちになりにくいからです。
苦手教科から勉強を始めて集中力が切れると、ほかの教科にも力が入らなくなります。
無計画で勉強する
計画を立てずに勉強すると、ついサボってしまいます。
人間が集中できる時間は限られているので、「今日は何をしようかな」と考えているうちに集中力が切れてしまうのです。
勉強中にダラダラしている人は、計画を立てずに勉強しているのが原因に考えられるでしょう。
勉強に集中できないときの対処法【環境編】
勉強に集中できない原因がはっきりしたら、解決するための対処法を見つけることが大切です。
まずは、勉強する環境が原因で集中できない時の対処法を紹介します。
一回休憩を挟む
集中力を高めて勉強するには、休憩を挟みましょう。
長時間勉強を続けていると、脳が疲れます。
脳が疲れた状態では、効率良く勉強ができないので1時間に1回は休憩を挟むのが理想です。
ただし、休憩の挟み過ぎにも注意してください。ダラダラする時間が長いと、勉強へのやる気がなくります。休憩時間は、1回10〜15分程度がおすすめです。
勉強机を整理する
勉強する前に勉強机を整理することで、集中力が高まります。
机の上が散らかっていると、余計なことに気をとられてしまうのです。
スマホを触りすぎて時間を無駄にしないためには、机以外の場所に置いたり電源を切ったりして通知が表示されないようにしましょう。
耳栓を使って防音対策をする
周りの音が気になり集中できない人には、耳栓がおすすめです。
余計な音をシャットダウンすることで、勉強に集中しやすくなるでしょう。
耳栓以外にも、ノイズキャンセリング機能がついたイヤホンもあります。
ただし、音楽やラジオは逆に集中を妨げる可能性も。おすすめなのは、クラシック音楽やBGMなど歌詞のない音楽です。
自分の部屋以外で勉強する
どうしても自分の部屋だと、漫画やゲームの誘惑に負けてしまいがちです。
自分の部屋だと集中できない人は、勉強場所を変えましょう。
また、図書館や学校の自習室、カフェ、ファミレスなどの周りに人がいる環境のほうが集中できる場合もあります。
図書館や学校の自習室は、利用時間が決められていることが多いです。そのため、決まった時間内に集中して勉強する習慣が身につくでしょう。
部屋の温度を適温にする
意外に感じるかもしれませんが、集中力は部屋の温度に左右されやすいです。
勉強に集中するためには、部屋の温度を適温にしてください。夏場は25〜28度、冬場は20〜24度が理想です。
特に、冬場は部屋を暖めすぎると眠気を感じやすくなります。眠くなると集中力が低下するので、窓やドアを開けて部屋の空気を換気しましょう。
友達と一緒に勉強する
勉強のモチベーションが上がらず集中できない人は、友達と一緒に勉強するのがおすすめです。
誰かと一緒に勉強することで、強制的に勉強する環境に身を置けます。
また、頑張っている友達の姿を見ることで刺激を受けて「自分も頑張ろう」という気持ちになるでしょう。集中力が続かない日でも、友達と励ましあうことでモチベーションが上がりやすいですよ。
しかし、友達と一緒だと話に夢中になって集中できない場合も。
「勉強中は無駄話しない」「1時間経ったら休憩する」など、集中するためのルールを決めておきましょう。
勉強に集中できないときの対処法【状態・気持ち編】
続いて、状態や気持ちが原因で勉強に集中できないときにどうすべきか見ていきましょう。
生活リズムを整える
集中力をキープするためには、生活リズムを整えて心身共に健康な状態を保つことも大切です。
体調を崩しやすかったり、日中眠くなったりするのは、生活リズムの乱れが原因に考えられます。また、脳が疲れた状態だとイライラしやすくなるのです。
早寝早起きをして規則正しい生活を送ることで、脳をリフレッシュできます。結果、集中力を高めることにつながるのです。
食後すぐは勉強しない
人間の体は、食事すると体内の血糖値が上がったり、食べ物を消化するために大量のエネルギーを消費したりします。
そのため、満腹状態になると眠気を感じやすいです。
食事したあとは、少し時間を空けてから勉強しましょう。
もしも、眠気を感じて集中できなくなったら、早めに仮眠をとったり、目を瞑ってリラックスしたりするのがおすすめです。
仮眠をとる際は、15分程度にしましょう。長く仮眠をとりすぎると、逆に怠さを感じてしまいますよ。
ご褒美を用意する
「次のテストで〇点とったら欲しかったものを買う」「問題集を一周したら次の休みは出かける」などと、勉強を頑張った自分にご褒美を用意するのもアリです。
ご褒美を用意してモチベーションが上げることが、集中力を高める良いきっかけになるでしょう。
自分を褒める
イライラして勉強に集中できない人は、劣等感を抱いていることが多いです。
勉強できない自分に対して、苛立ちを覚えるのです。
気持ちを鎮めるためには、まず自分を褒めてあげましょう。
切羽詰まると、自分が頑張ってきたことを忘れてしまいます。どれだけ頑張ってきたか振り返えれば、自信を持てるでしょう。
軽くストレッチする
長時間勉強して体がダルくなってきたら、軽くストレッチして体を動かしましょう。
勉強中は脳がフル回転しているので、疲労が溜まりやすいです。
ストレッチなどして気持ちをリフレッシュすることで、良い気分転換になりますよ。
勉強に集中できないときの対処法【勉強方法編】
最後に、集中力を高めやすい勉強方法を紹介します。
勉強する時間を決める
気が向いたら勉強しようと思っても、なかなかやる気が起きません。
「休みの日は〇時から始める」「お風呂に入るまえに英単語を〇個覚える」などと、時間を決めて勉強することで集中力が高まります。
ダラダラすると時間だけが過ぎるので、頑張る時間を決めることで気持ちを切り替えやすいです。
目標に向けてスケジュールを組む
勉強のスケジュールを組まずに取り組んでいると、何のために頑張るのか目標を見失いがちです。
「絶対に〇〇大学に行きたい!」「来週までにはこの範囲を終わらせるぞ!」と、明確な目標を持つことで、達成に向けて集中して取り組めますよ。
また、スケジュールは無理のない範囲で組むことがポイントです。
基礎問題から始める
問題を解くときは、まず基礎問題から始めましょう。
少しずつできることを増やせば、イライラする回数も減ります。
落ち着いた気持ちで勉強に取り組めば、集中力も続きやすいですよ。
得意科目を先にやる
勉強するときは、得意科目から取り組むのがおすすめです。
最初からモチベーションが低いのに、苦手科目から始めるとさらにやる気がなくなります。
得意科目から取り組むことで、勉強モードに切り替えやすくなるでしょう。
また、最初の1時間は得意科目、次は苦手科目と時間を区切ることで、メリハリがつきますよ。
どうしても勉強に集中できない日はやめるのもアリ!
勉強の合間にリフレッシュ時間を挟んでも、集中できないときはできません。
全くやる気が出ないのに、無理に勉強を続けても何も身につかないでしょう。
どうしても集中できない日は、思い切って勉強をやめるのもOK。
勉強をやめて、気分転換することに時間を使いましょう。
思う存分リフレッシュして、気持ちを切り替えることが大切です。
長時間勉強に集中できないのはおかしくない!自分に合ったやり方を見つけよう
今回は、勉強に集中できないときの原因や対処法を紹介しました。
1日中勉強に集中することは、基本的に難しいです。人間が集中できる時間は決まっているので、できる範囲で頑張るしかありません。
決められた時間内で集中するために、まず自分にあった勉強法やリフレッシュ方法を見つけましょう。