周りに相談できる人がいない…!相談相手が欲しいときの対処法を紹介

周りに相談できる人がいない…!相談相手が欲しいときの対処法を紹介

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「親と喧嘩してしまった」「クラスの人間関係がうまくいっていない」など、学校や家庭での悩みは尽きません。
悩み事があるときは誰かに相談できれば良いのですが、なかには相談できる人がいないという高校生もいるのではないでしょうか。

この記事では、周りに相談できる人がいない高校生向けに、相談相手がいない理由や対処法を紹介します。
1人で悩んでどうすればいいかわからない人は、ぜひ参考にしてみてください!

相談できる人がいない割合は?

相談できる人がいない割合は?

厚生労働省が行った調査で平成21年の結果によると、相談できる相手がいないと答えた子どもの割合は1割以下です。
(対象:小学5年生〜18歳未満の子ども)

「自分の勉強や進路について」は3.1%、「ボーイフレンドまたはガールフレンドについて」は3.8%、「自分の顔や体形について」は8.8%の人が、相談相手はいないと答えています。

相談できる人がいない割合は決して多くありませんが、ゼロでもありません。
「自分だけ誰にも相談できない…」と悩まずに、なぜ相談できないのか、そうすれば人に相談できるのかを考えてみてくださいね。

参照:結果の概要-厚生労働省

相談できる人がいない理由

相談できる人がいない理由

ここからは、相談できる人がいない理由を紹介します。
なぜ、自分は周りに相談できないんだろうと悩んでいる人がいたら、参考にしてみてくださいね。

悩みを知られるのが恥ずかしい

人に自分の悩み事を知られるのが恥ずかしいと感じると、誰にも相談できなくなります。

人に話しにくい悩み事だと、相談相手も選びますよね。
「この人になら話しても恥ずかしくない」と思える人がいない場合、相談できる人がいない状態になってしまうのです。

また、人に相談するということは、自分の内面を見せることに近いです。
いつもと違った自分を見せるのは恥ずかしいと、誰にも相談できない人もいるでしょう。

相手を信用できない

相談できる人がいない理由は、人を信用できないからとも考えられます。

相談するには、自分の弱っている一面や弱点を教えることになります。
そのため、「相談相手以外に知られたくない」と思う人も多いでしょう。

信頼できる人がいれば、「誰にも言わないでね」と口止めをして相談できますが、人を信用できない場合は「約束してもらっても、周りに広めるかもしれない」と恐れて話せなくなります。

周りの人間関係で悩んでいる

悩み事は、周りの人間関係に関することの場合、誰にも相談できないかもしれません。

信頼できる人がいても、悩んでいる人間関係に関わっていたら話しにくいですよね。
結果、周りに相談できる人がいない状況に陥ります。

クラスや部活、家庭、習い事など、コミュニティごとに相談できる人がいる場合は関わりがない人に話すことができますが、高校生だと狭いコミュニティで過ごしている人も少なくないでしょう。
その場合、相談できる人も限られてしまい、いざ人間関係でいざこざが起きると相談相手がいない状態になるのです。

心配をかけたくない

悩み事を相談すると、周りが心配したり、常に気にかけたりしてくれて申し訳ないと思う人もいますよね。
自分のことで余計な心配をかけたくないと思うと、人に相談しにくくなります。

悩みを相談されて放っておくという人は多くないので、たびたび心配をかけた結果、最終的に「心配をかけるくらいなら誰にも相談しないようにしよう」となる人も。
結果、周りに気兼ねなく相談できる人がいないということになります。

どうせ理解されないと思っている

どうせ自分の悩みなんて理解されない、適当なことを言われるだけだと思って、誰にも相談しない人もいます。

真に自分を理解してくれる人に相談したいと思っても、周りに理解者がいないため、相談できる人がいないのです。

理解を示してくれる人がいても、「本当に自分の悩みをわかってくれているのか?」と疑ってしまうこともあるでしょう。

相談内容がまとまらない

誰にも相談できないのは、実は話すのが苦手だからという理由もあります。

悩みを人に相談するのは難しいです。
何に悩んでいるか、どうしたいのか、相手に伝わるように話す必要があります。
しかし、悩んでいるときに理論整然と話すのは簡単なことではありません。

どう話せばいいかわからない人が相談するには、辛抱強く話を聞いて、うまくまとめてくれる人が必要です。
周りに話を聞くのがうまい人がいないと、相談できる人がいないことになるでしょう。

悩みなんかないと思われている

ムードメーカー的なキャラでいる人は、周りから「悩みなんかなさそう」と思われていることが多いです。
周りの声に押されて、悩みなんかないキャラを自分で作ってしまうと、悩み事ができても相談しにくいでしょう。

いざ、相談できても、真剣に受け取られず、茶化されてきちんと聞いてもらえないかもしれません。

普段のキャラに引っ張られすぎると、真面目に相談できる人が周りにいないなんて状態になってしまうのです。

相談できる人がいない場合のデメリット

相談できる人がいない場合のデメリット

相談できる人がいない場合、悩み事があっても自分でどうにかしなくてはいけません。

誰にも相談せずに解決することは可能ですが、悩んでいるときは思考が偏りがちです。
いくら考えても解決策が思い浮かばず、辛い思いをずっと持ち続ける可能性があります。

そのほかに、相談できる人がいない場合のデメリットは、以下のようなものがあります。

  • 辛いことや苦しいことがあっても打ち明けられない
  • 長く気持ちが塞ぎ込みがち
  • どんどんマイナス思考になっていく
  • うつ病などの病期になる可能性もある

など

特に気持ちの塞ぎ込みが長期に続く場合は、病院などで専門の先生に相談することも考えてみてくださいね。

相談できる人がいないときの対処法

相談できる人がいないときの対処法

周りに相談できる人がいないときは、次のような対処法を試してみてください。

信用できる人を1人見つける

相談できる人が誰もいないときは、1人だけでも良いので、信頼できる人を見つけてみましょう

周りからの評判が良い人や、これまでの付き合いで人を裏切るタイプではないと思った人、約束を守る人などが相談相手として良いでしょう。
加えて、話しやすいかどうかも重要です。

仲の良い友達のなかで、この人なら信用できるという人も見つけたら、「恥ずかしい」や「自分のキャラじゃないから」というためらいは捨てて、思い切って相談してみてください。

公共の相談窓口を利用する

周りに相談できる人がいない場合は、公共の相談窓口を利用するのも1つの手です。
知り合いには話しづらくても、顔も知らない第三者になら話しやすいというケースもあります。

高校生などの子ども向けの相談窓口は、以下のとおりです。

  • 子どものSOSの相談窓口
  • チャイルドライン
  • 各都道府県の相談窓口

など

内閣府では、質問に答えることで無料相談所が探せるチャットボットを提供しているので、こちらもチェックしてみてください!

SNSやネットで相談する

第三者に相談するなら、SNSやYahoo!知恵袋のようなインターネットのサービスでも可能です。
さまざまな人がいるので、幅広い意見を聞くことができます。

ただし、SNSやインターネットで相談するときは、以下の点に注意しましょう。

  • 個人情報は載せない(家族・友達など、周りの人の個人情報もNG)
  • 自分の写真を送らない(家族・友達など、周りの人の写真、一部分もNG)
  • 仲の良い人ができても直接会わない、連絡先の交換をしない
  • もらった意見を鵜呑みにしない
  • 必ずしもきちんとしたアドバイスが返ってくるとは限らない

など

SNSやインターネットにはさまざまなひとがいて、親切に見えて、悪い人である可能性もあります。
犯罪に巻き込まれないように、個人が特定できる情報は渡さないようにしましょう。
(関東在住、女子校出身など、曖昧な情報もできれば控えましょう)

また、悪意ある意見やわざと傷つけようとする意見が送られてくるときもあります。
悩んでいるときはそういった意見に傷つきやすいですが、あくまでも1意見であり、確定事項ではありません。鵜呑みにしないようにしましょう。

人の意見で感情が揺さぶられやすい人・思い込みやすい人は、SNSやインターネットで相談するのはやめておくと良いですよ。

自力で悩みを解決する

相談できる人がいないときは、自力で悩みを解決するという方法もあります。

悩んでいるときに自分で問題解決まで導くのには、大きな努力と強い精神力が必要ですが、自己解決力を身につけることができます。
「自分で解決しよう!」と思ったときは、以下の方法を試してみてください。

  • ノートに書いて悩みを整理、原因をつきとめる
  • ネガティブに考えすぎていないか、ポジティブに変換する
  • 自分ができることは何かを考える
  • 自分の悩みにあった本を読む

など

自力で解決するときに気をつけるポイントは、「人の行動・考えは変えられない」ということを忘れないことです。
人をコントロールするのは無理なので、自分ができることに取り組んでいきましょう

人に相談するときのポイント

人に相談するときのポイント

ここでは、人に相談するときのポイントを紹介します。
相談相手を選ぶときのポイントや、相談するときの心構えなどをチェックしていきましょう。

何を相談するか先に決めておく

相談するときに、何を言えばいいか分からなくなるという人は、事前に何を話すか決めて、メモしておきましょう

メモに書くポイントは、次のとおりです。

  • 何に悩んでいるか
  • 何が原因と思うか
  • どう解決したいか

たとえば、友達と喧嘩してしまった場合は「友達と喧嘩して何日も話していない。話しかける勇気が出ない。また仲良くしたいけど仲直りの方法が分からない」といったようにまとめます。
なぜ喧嘩したのか、どうして話せないのかなど、理由がわかると相談相手も答えやすいですよ。

ネガティブ思考の人は避ける

相談できる人を探すときは、ネガティブ思考の人は避けることをおすすめします。

ネガティブ思考の人でも、人の話をよく聞いて、アドバイスをくれる人はたくさんいます。
ですが、どうしてもマイナス意見になってしまうので、相談しながらどんどん落ち込んでいってしまう可能性があるのです。

誰かに相談したいときは、解決の糸口を見つけたいときですよね。
どうにかしたいと思っているのに「そんな大変なことがあったんだ。もうどうしようもないよ。諦めよう」と諭されたら、困ってしまうのではないでしょうか。

また、悩んでいるときは落ち込みやすいので、ネガティブ思考に影響を受けてどんどんダメな方向に考え込んでしまうことも。
どれだけ良い人でも、相談相手はネガティブな人よりも、なるべくポジティブな答えを導き出せる人が良いです。

アドバイスを100%受け取らなくて良い

人に相談したら、ほとんどの場合「こうしたらどうかな?」とアドバイスを受けるでしょう。
悩み事に対して、第三者のアドバイスはとても助かりますよね。

ですが、なかには受け入れられないアドバイスもあると思います。

「せっかくアドバイスしてくれたのに無視するなんてできない…」と悩んでしまうかもしれませんが、アドバイスは絶対にそのとおりにしなければいけないものではありません
あくまでも、問題解決のための選択肢が1つ増えるだけです。

どうするかは自分が決めることなので、「相談してアドバイスされたからそのとおりにしなければ」と思い込まないようにしましょう。

解決するとは限らないと心に留めておく

人に相談するときに注意するポイントは、「相談しても必ず解決するとは限らない」ということです。

悩みを打ち明けたとき、なにかしら解決の道が開けるのではないかと期待しますよね。
ですが、必ずしも相談したからといって、希望の展開が待っているわけではありません。

ただ相談しただけで、何も解決せずに終わることもあります。

期待外れに思うかもしれませんが、悩み事を知っている相手がいることを心強く思いましょう。
何かあったときは再び相談できたり、相談相手が良い解決策を思いついたときは連絡をくれたりするかもしれません。

また、悩みを話すだけでも、少しは心が晴れるでしょう

相談できる人がいないときは相談相手を見つけるか自己解決能力を身につけよう!

相談できる人がいない場合、「悩みを打ち明けるのが恥ずかしい」「信頼できる人がいない」といった理由が考えられます。

1人で悩みを抱えるのはつらいことです。
もし、周りに相談できる人がいないなら、信頼できる相談相手を探してみましょう。

また、自力で悩みを解決する方法もあります。
自分はどのタイプが良いか考えて、悩みを解決していってくださいね。

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