オープンキャンパスでやってはいけないこと9選!服装や持ち物の注意点も解説
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オープンキャンパスは、進路選択をするうえで、リアルな情報を収集する絶好の機会です。
初めてオープンキャンパスに参加する人は、何ができるイベントなのか、何をやってはいけないのか分からないことたくさんありますよね。
ここでは、オープンキャンパスでやってはいけないことや、参加するうえでの注意点を紹介します。
オープンキャンパスって何するの?
オープンキャンパスとは、主に受験生や保護者を対象に大学や専門学校を自由に見学できるイベントです。
春休みや夏休みなどの長期休暇に開催されることが多く、参加者は、学校パンフレットやウェブサイトの情報だけでは分からないリアルな雰囲気を知ることができます。
オープンキャンパスでやってはいけないこと
オープンキャンパスでやってはいけないことを9個紹介します。
やってはいけないことを事前に把握して、オープンキャンパスに参加しましょう。
予約せずに参加する
オープンキャンパスを予約せずに参加できるかは、学校やイベント内容によって異なります。
例えば、キャンパス内の見学のみの場合は、予約せずに参加できることが多いです。一方、模擬講義や体験プログラムの場合は、学校側が事前に参加人数を把握するために予約が必要なことがあります。
状況によって異なるため、予約が必要かどうかは、申し込む前に必ず学校のウェブサイトや電話で確認しましょう。
また、人気のある学校のオープンキャンパスは、参加人数の定員がすぐに埋まって予約ができない可能性があります。絶対にオープンキャンパスに参加したい学校であれば、事前にウェブサイトで予約開始日も確認してくださいね。
無断欠席
オープンキャンパスを無断欠席するのは、やってはいけないことの1つです。
どうしてもオープンキャンパスに行けなくなったら、必ず学校に欠席か日程変更の連絡をしましょう。無断欠席をすると、悪い印象を与えたり、心配をかけたりしてしまうので避けたほう良いです。
また、オープンキャンパス開催の数日前であれば、ウェブサイトからキャンセルしても大丈夫でしょう。しかし、開催当日は学校の職員も準備に忙しくてすぐに確認ができないため、電話で連絡したほうがスムーズです。
ときには、オープンキャンパスの予約日を勘違いしたり、寝坊したりすることもありえます。ミスをして学校に連絡するのは怖く感じますが、まずはお詫びの連絡を入れることが重要です。無断欠席した理由を長く説明せずに、「体調が悪くなって行けなくなってしまった」「日程を1週間勘違いしていた」など、できるだけ簡潔に伝えましょう。
遅刻
オープンキャンパスに参加するときは、遅刻しないよう時間に余裕を持って行動することが大切です。
当日の状況やプログラム内容によっては、途中からオープンキャンパスに参加するのが難しい場合があります。途中参加できたとしても、重要な説明を聞き逃してしまうかもしれません。
また、遅刻すると周囲に迷惑をかけるだけではなく、学校側に「時間を守れない人」という悪印象を与えることになります。
説明中・案内中はスマホをいじらない
オープンキャンパスの説明中や案内中に、スマホをいじってはいけません。
学校側は、オープンキャンパスの開催に向け時間をかけて準備をしています。せっかく、貴重な時間を割いて説明をしてもらっているのに、真剣に話しを聞かないのは失礼です。
特にスマホをいじっていると、不真面目な印象を与えてしまいます。説明や案内を受けている間は、相手の話を真剣に聞きましょう。
許可をとらずに写真撮影
学校の雰囲気や施設、設備の様子を写真に撮って良いのか、必ず許可をとりましょう。
また、撮影はOKでも、場所によって撮影が禁止されていることがあります。必ず見学が始まる前の説明をしっかりと聞いて、撮影について触れられなかった場合は質問して確認しましょう。
大きな声でおしゃべり
オープンキャンパス参加中は、学校側やほかの参加者の迷惑になるので、大きな声でのおしゃべりには気をつけましょう。説明中や見学中に大きな声でおしゃべりをすると、ほかの人は説明を聞きとりにくくなってしまいます。
オープンキャンパスには、遊びにきたのではなく見学にきているのを忘れてはいけません。声の大きさには気をつけてくださいね。
指定場所以外での飲食
指定された場所以外での飲食は、マナー違反なのでやってはいけません。
一般常識として、説明中や見学中に飲食するのは不適切な行動です。案内してくれる人の説明にしっかりと耳を傾けて、飲食して良い場所なのか確認しましょう。
消極的な態度で参加する
オープンキャンパスでは、積極的に情報を集めにいく姿勢を持ちましょう。
消極的な態度でオープンキャンパスに参加すると、貴重な情報を見逃す可能性があるからです。積極的に説明を聞くことで、学校に対する興味が湧いてきますよ。
ほかの学校と比較した発言をしない
オープンキャンパスに参加したほかの学校と、比較して貶すような発言をしてはいけません。
志望校を絞り込むうえで、複数のオープンキャンパスに参加して比較検討することは重要です。しかし、参加した学校へのリスペクトの気持ちを忘れてはいけません。
オープンキャンパスの化粧&服装の注意点
オープンキャンパスに参加するとき、化粧や服装に悩む高校生も少なくないでしょう。
オープンキャンパスは、制服と私服のどちらで参加しても大丈夫です。そのときの、気温やプログラム内容に合わせて服装を選ぶと良いでしょう。
忘れてはいけないのが、オープンキャンパスは、大学、短期大学や専門学校が開催している学校イベントということ。学生や職員と話をする場面もあるので、肌の露出が高い服装や、派手な髪型やネイルは避けた方が無難です。
メイクをするときは、薄めのファンデーションやアイブロウ、チーク程度にとどめておくのがおすすめ。派手にしすぎずに、少し顔色を明るくするぐらいのメイクを心がけましょう。
より詳しい注意点はこの記事でチェックしてください!
オープンキャンパスの持ち物の注意点
オープンキャンパスでは、学校パンフレットや資料、プレゼントなどさまざまなものが配られます。持ち物が増える可能性があるので、予備のバッグを持っていくと便利です。
また、メモ帳や筆記用具を持っていくと、オープンキャンパスで得た情報を漏らすことなくメモに残せて、あとで他校との比較検討もしやすくなりますよ。
そのほか、この記事を読んでオープンキャンパスに必要な持ち物リストを確認しましょう!
オープンキャンパスでのマナー違反は入試に影響する?
オープンキャンパスでの参加態度は、基本的に入試の結果に影響しません。
しかし、キャンセルを繰り返す、連絡せずにドタキャンする、学校の施設・設備に損害を与えるなどのマナー違反をすると、入試に影響が出る可能性もゼロではないでしょう。
それだけではなく、自分が通う高校の印象を悪くしてしまいます。「〇〇高校(自分が通う高校)=非常識な生徒がいる高校」というイメージを持たれると、ほかの生徒や後輩の入試にも影響を与えるかもしれません。
余程のことでは入試に影響を与えませんが、限度をすぎると多少の影響が出るので注意が必要です。自分が高校の代表者になったつもりで、節度ある振る舞いを心がけましょう。
オープンキャンパスでやるべきこと
オープンキャンパスに何度も参加することは難しいので、できるだけ一度にたくさんの情報を収集したいですよね。
ここでは、オープンキャンパスに参加してやるべきことを紹介します。
参加する学校について事前に調べる
オープンキャンパスに参加する前に、学校について調べましょう。
学びの特徴やプログラム内容、サークルや学校イベントについて調べれば、自分が興味のある学びや経験ができるか把握できます。
どんな学校なのか理解を深めることで、当日に確認すべきポイントを押さえられるでしょう。
チェックポイントを確認する
学校の特色を調べたら、オープンキャンパスで必ず確認したいチェックポイントをまとめましょう。
【チェックポイントの例】
- 自宅からの通いやすさ
- 学校周辺の環境
- 実習に必要な機材の数は十分あるか
- 部活やサークルの活動は活発か
- 学校独自の奨学金制度は充実しているか
- 学費が免除される入試方法はあるか
- 就職率は何%なのか
- 留学制度を活用するのに必要な条件はあるか
- 女子学生用の寮はあるか
「学びの特徴」「学校の雰囲気」「利便性」など、カテゴリー別に確認しておきたいポイントを分けておくと、チェックをするときに便利ですよ。
気になることは質問する
オープンキャンパスは、気になることを大学側や学生に直接質問できる絶好のチャンスです。直接質問して、分からないことや心配なことをクリアにできます。
質問したほうがいいことをリストアップしておきましょう。
【大学側への質問】
- 試験の過去問をオープンキャンパスでもらうことはできますか?
- 就職支援センターは何年生から利用できますか?
- 自分で新しいサークルを作ることは可能ですか?
- 自習先は自分が希望する場所に行けますか?
- 長期留学と短期留学のどちらに参加するか悩んでいます。それぞれのメリットとデメリットを教えてください。
【学生への質問】
- 入学したらひとり暮らしを考えているのですが、1ヶ月の生活費を教えてください。
- 友達はすぐにできましたか?
- テスト前はどれくらい勉強していますか?
- 実習先でのスケジュールを教えてください
- 全てのゼミで合宿がありますか?
大学側と学生では、回答できる質問が異なります。この質問はどちらに聞くのが相応しいか、事前に整理するのがコツです。
上記の例を参考に、気になることを具体的に質問して不安を解消しましょう。
その場でメモをとり参加後に振り返りを行う
オープンキャンパス参加中は、説明を受けたことや感じたことはたくさんメモして記録に残すことがポイントです。
家に帰ったら、まずはオープンキャンパスで感じたことのメモを見て振り返りましょう。
模擬授業や体験プログラムに参加する
普段の授業やプログラム内容を知りたい人は、模擬授業や体験プログラムに参加すると具体的にどんなことを学べるか知ることができます。
学科名だけで判断すると、実は学びたかったことと違うことがあります。実際にオープンキャンパスで、事前に学びの内容に触れておけばミスマッチを防げるでしょう。
また、体験プログラムの内容が週ごとに違うこともあります。気になるものにはたくさん参加すると、比較検討する材料が増えますよ。
個別相談で大学側や学生と交流する
ほかの生徒の前で聞きにくい質問や、人前で発言するのが苦手な人は、個別相談を活用するのがおすすめです。
大学側や学生とマンツーマンで話せるので、学費やプライベートなことが聞きやすいでしょう。さらに、大学側や学生と交流することで、学校の雰囲気も感じられます。
オープンキャンパスはマナーやルールを守り、積極的な姿勢で参加しよう!
オープンキャンパスは、受験生にとって志望校を決めるうえで必要不可欠なイベントです。
学校側やほかの参加者に迷惑をかけないように、マナーやルールを守ることを忘れてはいけません。
また、必要な情報をとりこぼすことなく、全て吸収するくらいの積極的な姿勢で参加しましょう。