夢がないのはなぜ?夢がない人の特徴・原因、将来の夢を見つける方法を紹介
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将来の夢がない…、そんな悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。
小さい頃は「魔法使いになりたい」「ケーキ屋さんになる」「お城に住む!」など、自由に夢を見ていた人も、成長するにつれて現実が見えてきて、自由に将来の夢を語るのが難しくなっていきます。
この記事では、夢がない原因や将来の夢を見つける方法を紹介しています。進路を考える時期なのに、将来の夢や職業が決まらないという高校生は、ぜひ参考にしてみてください。
将来の夢がない人って意外と多い?
「将来の夢は?」と聞かれたときに答えられないと、焦りや不安を感じますよね。「目標もなく、ダラダラ過ごしている」と思われるのでは?と心配になる人もいるかもしれません。
しかし、将来の夢がない人は、意外と多くいるんです。
武田塾が行った「大学に行く理由ランキング」によれば、第4位は「やりたいことを見つけるため」、6位は「みんなが行くから」、7位は「なんとなく」。
明確な目標がなく大学に進学している人もたくさんいます。
出典:武田塾「みんなが大学に行く理由ランキング!君にも当てはまるかな?」
高校生で将来の夢がない人は4〜5割ほどいると言われています。「自分だけ将来の目標がない?」と焦る必要はありません。
大学選びや就活で困る…?
将来の夢がない人が多いといっても、夢がないと大学選びや就活で困るのではないかと悩みますよね。
実際、「なにになりたいか?」という夢や目標がなく、進路に迷う人はたくさんいます。周りの人が着々と準備を進めるのを見て、焦りも出てくるでしょう。
しかし、夢がないということは、幅広い選択肢があるということでもあります。
「夢は決まっていない。それならば、さまざまな体験をしてみよう」と、フットワーク軽く、新しい世界に飛び込みやすいです。
これは、将来の夢が決まっている人よりも選択肢が多いといえます。
この記事の最後には、将来の夢や職業を考えるときのヒントも紹介しているので、そちらを参考に、自分の進路を考えてみてくださいね。
将来の夢がない人の特徴・原因
原因
将来の夢を探す前に、まずは将来の夢がない原因を探ってみましょう。
将来の夢がない人の特徴として、以下に紹介する項目のどれかに当てはまっている可能性があります。
自己評価が低い
自分に自信がなく、「私はダメな人間だ」と自己評価が低い人は、将来の夢がないことが多いです。
特に日本の高校生はアメリカや中国など、他国の高校生に比べて自己肯定感が低い傾向にあるとされています。
始める前から失敗を恐れたり、周囲の目を気にしてしまったりしてはいませんか?
自分に自信がないと「なにをやってもうまくいかない」と考えてしまい、行動を起こすことすらできなくなってしいます。
現実的に考えている
夢は夢であり、叶わないものだと思っている人もいるかもしれません。
小さい頃は無邪気に持てた将来の夢も、成長するにつれて「そんなの叶えられるはずないな」と諦めてしまったり、叶うかわからない夢よりも、身近で安定した現実を優先しようと考える人もいるでしょう。
親や学校の先生の「安定した職業に就いてほしい」という思いが、現実主義へと気持ちを向かわせているのかもしれません。
過去に失敗している
夢を追いかけて失敗した経験も、将来の夢をもてない原因となります。
部活や趣味などで挑戦した結果、失敗や挫折したことがトラウマとなり、「もう夢なんて見たくない」と考えてしまうのです。
つらい経験を重ねて夢を諦めたあと、次の目標が持てなくなる人は少なくないでしょう。
「また失敗するかも」「もう夢なんて見たくない」と、新しい夢を持つのにためらう人もいるかもしれません。
興味関心が薄い
そもそもやりたいことがない、熱中できるものがないという人もいます。
趣味や好きなことは特になく、友達と一緒に楽しく過ごしたり、なんとなく部活に参加していると、あっという間に毎日が過ぎていきます。
なんとなく過ごす毎日に疑問を抱えながらも、特別不自由のない現状に満足している人も多いのではないでしょうか。
気づいたら周りは進路の話をしているけれど、「急に言われてもやりたいことなんてない」と悩んでしまう人もいるかもしれません。
部活やバイトで忙しい
高校生は授業以外に、部活やバイトと忙しいですよね。
友達と遊ぶ時間も楽しみたいし、将来の夢について考える暇なんてないというパターンもあります。
日中は学校で勉強、夕方まで部活と忙しい毎日のなかで、将来の夢について考えようと思っても「今はいいや」と後回しにしてしまったり、1日忙しく過ごして疲れ切っていると「私は将来なにになりたいんだろう」とゆっくり考える時間は持てないかもしれません。
自分の意見がない
これまで、親や学校の先生の言うことを聞いて育ってきた人は、自分の意見を持つことに慣れていないため、「将来なにになりたいか?」を考えることができない可能性もあります。
自分の意見よりも周りはどう思っているかを考えて行動する傾向にある人や、これまで親が決める進路に従って進んできたという人に多い原因です。
誰かが決めた道をまっすぐに進むというのは、悪いことではありません。
しかし、自分の希望ではなく親の希望を叶えるための道を進む場合、「本当にあなたはそうしたいの?」と聞かれたら困ってしまうでしょう。
夢や目標は人それぞれ。周囲の意見を気にするよりも、自分のやりたいことを考えてみましょう。ささいなことでも大きな夢になるかもしれませんよ。
将来の夢がないときはどうやって見つける?
将来の夢がなくても悪いことはありませんが、夢が決まらず困っている人もいるかもしれません。
ここからは、将来の夢を見つけるための方法を紹介していきます。
幸せになる瞬間を見つける
ファッション、漫画、スポーツ、ゲームなど、自分が好きなこと、幸せを感じることに注目してみましょう。
ここで大事なのが、「なぜそれが好きなのか」を深堀りすることです。
見るのが好きなのか、作るのが好きなのか、人におすすめするのが好きなのか。それがわかると、今度は好きなことをするためにはどうしたらいいのかが見えてきます。
自分のやりたいことがわかると、それが将来の夢になるかもしれません。
周りと関わりを持つ
今まで特定の友達としか関わってこなかった人は、体験型教室やボランティア、習い事などにチャレンジし、もっとたくさんの人に関わってみましょう。
交友関係が広がると新しい世界が開けるため、興味を持つことが出てくるかもしれません。
また、先輩や先生、親など、自分より年上の人の話を聞くのもおすすめです。
将来の夢がないと悩んだことがあるのは自分だけではありません。周りはどんなふうに将来について考えていたのか聞いてみると、新しい発見があるかもしれませんよ。
やりたいことを書き出す
自分がやりたいこと、興味のあるもの、気になる話と、どんな小さなことでもいいので、ノートに書きだしてみましょう。
50個や100個、それ以上でも構いません。
ポイントは、やりたいけどきっとできない、興味があるけどそこまでじゃないなど、ネガティブな気持ちにならないこと!
思いついたものをすべて書いたあとは、そのノートに夢のヒントがあるはずです。自分が好きなものの傾向や、どんなことに興味があるのかを視覚化して、将来はなにをしたいか考えてみましょう。
成功者の本を読む
社会に出て成功している人の話は、参考になります。
話を聞いて、やってみたい、ためになると思ったら積極的に真似しましょう。特に成功談は自分のモチベーションも上がるのでおすすめです。
成功者の本といってもいろいろあるので、好きなYouTuberや好きなスポーツ選手など、自分が知っている人の本から探してみるのもいいですね。
嫌なことは何か考える
これまでやりたいことやなりたい姿をピックアップする方法を挙げてきましたが、好きなものがうまく思い浮かばない人は、「自分にとってなにが嫌なのか」を考えるのも一つの方法です。
やりたくないことやなりたくない自分を考えることで、「では、どういう人になりたいのか?」という理想の姿が見えてきます。
将来の夢が決まらない!高校生が職業を考えるポイント
将来について、具体的に考え始め出すのが高校生。特に卒業後の進路は、その後の生き方を決める大きな分岐点の1つです。
そんなとき、将来の夢がないとなにからとりかかればいいか、迷いますよね。
ここからは、将来の夢や職業を考えるために、大切なことを紹介します。進路に悩んでいる人はぜひ、参考にしてみてください。
自分を掘り下げる
まずは、自分にとって大事なこと、好きなこと、興味のあることを考えていきましょう。
やりたくないことや嫌いなことでも構いません。これまでの人生を振り返り、自分を掘り下げてみましょう。
好きなことと嫌いなことがわかると、自分が選ぶべき道と選ぶべきでない道がわかります。
長所や短所、価値観、性格を把握することは、将来の夢を決めるだけでなく、実際の入試や就職活動で面談があるときにも役に立つため、あとで読み返せるようにノートに書きながら振り返るのもおすすめです。
どんな仕事があるか調べる
高校生で将来の夢がない人の場合、世の中にどんな仕事があるのかよく知らないせいで、将来が想像できないのかも。
また仕事の名前だけ知っていても、実際にどんなことをしているのか分からないこともあります。
たとえば、高校生の将来なりたい職業には教師や公務員、看護師、保育士、薬剤師などが挙げられます。
まずはこのような人気のある職業から、これらに就いている人がどんな仕事をしているのか調べてみてはいかがでしょうか。
進路を考える
やりたいことや興味のあることがわかったら、その道に進むためにはどうしたらいいのかを調べましょう。
大学や専門学校に進学するのか、就職するのか、職業によって求められる資格やスキルも異なるため、しっかり調べたり、進路相談の先生に相談したりすることが大切です。
たとえば、「おしゃれが好き」という場合、作る側なのか売る側なのか、はたまた着る側なのかで進路は大きく変わります。
「自分のやりたいこと」を具体的にイメージしながら考えてみましょう。
将来の夢が見つからないときの進路
どうしても将来の夢が見つからない高校生は、ひとまず大学に進学することをおすすめします。
大学に通っている数年間で、自分の本当にやりたいことが見つかるかも。
また、大学を卒業しておくと就職の際に有利なことが多く、職業選択の幅も広がりやすいとされています。
将来の夢が見つからない高校生が大学選びをする際は、知っている大学や通いやすい大学の資料を取り寄せ、読み比べてみると良いでしょう。
将来の夢がなくても焦らないで!夢を見つけることを楽しもう
自由で生き方が多様化した現代でも、将来の夢がない人はいます。
夢がないと悩む人も多いですが、今、将来の夢がないということは、これから新しい夢を見つけられるということです。
まずは自分を見つめ直して、なにが好きか、なにに興味があるかを考え、将来について考えてみましょう。
将来の夢が決まってきたら、勉強も頑張ってくださいね。