身分証明書に学生証は使える?高校生におすすめの顔写真付き身分証明書一覧

身分証明書に学生証は使える?高校生におすすめの顔写真付き身分証明書一覧

高校生でも会員登録や本人確認、口座開設など、身分証明書の提示が必要になることがあります。その際に、高校生にとって身近な「学生証」や「生徒手帳」が使用できたら便利ですよね。

学生証や生徒手帳は、身分証明書として使用できる場合もありますが、公的な申請や手続きなどシーンによっては使用できません。

この記事では、高校生の身分証明書として学生証や生徒手帳が使えるのか、1枚持っておくと便利な公的身分証明書一覧などを紹介します!

高校生の身分証明書に学生証や生徒手帳は使える?

高校生の身分証明書に学生証や生徒手帳は使える?

高校生が持つ身分証といえば、学生証や生徒手帳がありますよね。これは身分証明書として使用できるのでしょうか。
学生証や生徒手帳と言っても、顔写真の有無や発行元によって身分証明書として使えるケースが変わってきます。

顔写真付きのもの

一般的に顔写真が付いていない学生証や生徒手帳は、1枚で身分証明書と使えるケースは少ないです。健康保険証などと合わせて「何点か」で身分を確認する際のサブ的な役割で使えることが多くなります。

顔写真が付いていないもの

顔写真が付いた学生証や生徒手帳は、公的な申請や手続きには使用できない場合もありますが、カラオケ店の会員登録やイベント参加での本人確認などで身分証明書として使えるケースもあります。

また、官公庁から発行されている学生証であれば、銀行の口座開設の際に使用可能です。発行元が違う国公立大学付属の高校や私立高校の学生証は使用できないことが多いため、事前に確認しておきましょう。

高校生が取得できる身分証明書一覧

高校生が取得できる身分証明書一覧

学生証や生徒手帳以外にも、高校生が使える身分証明書はたくさんあります。
顔写真付きの公的な身分証明書が1枚あれば、申請や手続きがとても楽になりますよ。

続いては、高校生が持っておくと便利な身分証明書を紹介します。

マイナンバーカード

マイナンバーカードは、マイナンバーの提示と本人確認が同時にできる、唯一のカードです。さまざまなシーンで身分証明ができるほか、健康保険証としても使用できます。

発行は無料で、郵送やオンライン、街中にある証明写真機で申請することが可能です。審査があるため、取得するまでに1ヶ月ほどかかります。

参考:マイナンバーカード総合サイト|J-LIS 地方公共団体情報システム機構

パスポート

海外旅行をする際に必要になるパスポート。住民登録をしている都道府県にある、パスポート申請窓口で申し込むことができます。

発行されるまでに1週間ほどかかるほか、手数料として11,000円~16,000円ほどかかります。また、高校生が申請する場合は、保護者の署名が必要になるため、事前に相談しておきましょう。

参考:パスポートの申請から受領まで(初めてパスポートを申請するとき等の例)|外務省

小型特殊免許

小型特殊免許とは、農業用のトラクターなどを運転する際に必要になる免許です。各都道府県の運転免許試験場で学科試験を受け、合格すればその場で免許を取得することができます。

受験料と免許証交付料で3,550円かかります。費用も安くすぐに取得できるため、急に顔写真付きの身分証明書が必要になったときに便利ですよ。

参考:小型特殊免許試験|警視庁

原付免許

原付(原動機付自転車)を運転するために必要になるのが原付免許。16歳から試験を受けることができます。

学科試験に合格し、原付講習を受ければ免許を交付してもらえます。早ければ1日で免許を取得できますが、別日に講習がある場合は2日以上かかります。
受験料・講習料・交付手数料で8,050円必要です。

参考:原付免許試験|警視庁

普通免許

車を運転するために必要な普通免許は、18歳から取得可能です。校則で問題なければ、高校在学中に免許取得できるケースもあります。

試験を受けるためにはまず教習所に2~6ヶ月ほど通い、卒業試験に合格しなくてはなりません。その後、運転免許試験場にて本試験を受け、合格すれば免許交付です。

教習所に25~35万円ほど、本試験受験料と免許証交付料に3,800円かかります。費用が高く取得までの期間も長いですが、持っておくと何かと便利です。
身分証明書としてだけでなく、就職にも役立つ場合もあり、時間のある高校生のうちに取得するのがおすすめです。

参考:普通免許試験|警視庁

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住民基本台帳カード

住民票の交付や、インターネットで行政手続きができるようになるICカードです。マイナンバーカードの発行により、現在は新規発行していません。

すでに住民基本台帳カードを持っている人は、発行から10年間は使用することができます。ですが、2025年までにはすべての住民基本台帳カードが使えなくなるので、注意しましょう。

これに代わる身分証明書が欲しい場合は、マイナンバーカードを申請してください。

その他

その他、人によっては持っている・取得できる身分証明書もあります。

誰でも取得できるものではないため、当てはまるものがあれば身分証明書として使用することが可能です。

在留カード 外国人が日本で暮らす際、在留資格や期限を証明するために発行されるカード
3ヶ月以上日本に滞在する場合に発行され、空港や出入国在留管理局で申請することが可能
16歳以上だと顔写真も表示される
特別永住者証明書 入管特例法によって規定されている「特別永住者」であることを証明するカード
住居地のある市区町村の窓口で交付される
身体障がい者手帳 身体に一定以上の障がいがある人に交付される手帳
申請には医師の診断書や意見書が必要
支障の程度や症状によって7つの障害等級に区分され、6級以上で手帳が交付される
療育手帳 身体の障がいではなく、知的障がいがある人に交付される手帳
自治体によって「愛の手帳」や「愛護手帳」と呼ばれている場合もあり

高校生が身分証を必要とするシーン

高校生が身分証を必要とするシーン

身分証明書はどんなときに必要になるのでしょうか。特に高校生が使うシーンをまとめました。

銀行口座の開設

銀行口座を開設する際は、顔写真付きなら1枚、顔写真のないものなら2枚の身分証明書が必要な場合が多いです。

多くの銀行では、官公庁から発行されている公立学校の学生証(顔写真付き)なら使用可能です。その場合、銀行の口座開設で有効な学生証の条件についての例を紹介します。

  • 現在の氏名・住所・生年月日の記載があるもの
  • 有効期限内のもの
  • 官公庁から発行されている公立学校の学生証

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バイトの採用時

バイトに採用されたとき、身分証明書が必要になることがあります。
本人であるかの確認はもちろん、バイトでは「高校生かそれ以外か」であることも大切になります。

同じ18歳でも学生でなかったり、通信性・定時制の学校に通っていたりする場合は、雇用形態が異なるからです。
高校生であることが一目でわかる、学生証や生徒手帳が良いでしょう。

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未成年者だけでホテルに宿泊するとき

未成年者だけでホテルに宿泊するときに、身分証明書の提示を求められることがあります。

身元確認のほか、学割など年齢に応じた割引をするために必要になるパターンも。
健康保険証やマイナンバーカードなら、旅先で病院に行くことになったときにも役に立ちますよ。

また、高校生だけでホテルに宿泊する場合、基本的に親の同意書を提出しなくてはなりません。ホテルによっては親権者の身分証明書が必要になるところもあります。コピーをとっていくのを忘れないようにしましょう。

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ライブやイベントの本人確認

ライブやイベントの本人確認では、氏名・住所・生年月日の記載がある身分証明書が必要になります。顔写真付きのものなら1枚でOKというパターンが多いです。

顔写真付きのものが用意できない場合は、顔写真なしの学生証と保険証や、ファンクラブの会員証などを組み合わせればOKな場合も。

イベントごとに使用できる身分証明書は決められています。事前にしっかり確認して準備しておきましょう!

学割の適用時

カラオケや映画館、新幹線に乗るときなど、高校生は学割を使用することでお得に利用することができます。学割は学生を対象とした割引サービスなので、学生であることを証明する学生証や生徒手帳を持っていきましょう。

生年月日の書いてある健康保険証やマイナンバーカードで代用できる可能性もありますが、「学生」の証明としては不十分です。使用できるかどうかはサービス・施設によって異なるので、1度確認してみてくださいね。

高校生も顔写真付きの身分証を用意しておこう!

高校生の学生証や生徒手帳は、学割の適用や会員登録、バイト採用時の身分証明などに使用できますが、基本的に1枚で身分証明書と使えるシーンは少ないです。

公的な申請や手続きなどに使う場合は、官公庁が発行した顔写真付きの身分証明書が1枚あると便利ですよ。

イベントでの本人確認時にも使えるため、高校生でもあらかじめどれか1枚作っておくのがおすすめです!