大学の選び方が分からない!失敗・後悔しないためのポイントとは

大学の選び方が分からない!失敗・後悔しないためのポイントとは

高校生の次の進路は、就職か大学進学を選ぶ人が多いでしょう。
しかし、なんとなく進学したいとは思うものの、具体的に行きたい大学・学部が定まらない人もいますよね。

この記事では、大学の選び方について詳しく紹介します。
失敗や後悔をしないため、進路に悩む人は参考にしてみてくださいね。

行きたい大学はいつまでに決めるべき?

行きたい大学はいつまでに決めるべき?

進学する高校生は、 2年生の夏頃には志望大学を決めると良いでしょう。
実際の受験は高校3年生の冬ですが、早めに志望大学が決まっていたほうが準備や勉強にしっかりと時間をかけられます。
また、推薦で大学に行く場合は高校3年生の春過ぎから募集が始まるので、2年生のうちに志望大学を決めておけば慌てなくて済むでしょう。

そのため、現在高校1年生の人は焦らなくても大丈夫ですが、2年生になったら将来について考えてみてくださいね。

しかし、進路相談や本格的な受験勉強が始まる高校3年生になってから、志望大学が確定する人も少なくありません。
現在高校3年生で大学選びに迷っている人は、以下の内容を参考に、本当に行きたい学校はどこかよく考えてみましょう。

大学にはどんな学部がある?

大学にはどんな学部がある?

大学の選び方の前に、まず、大学ではどんなことを勉強できるのかを知りましょう。
ここでは、大学にあるメジャーな学部を一覧にして紹介します。

文系

大学の文系学部には、文学や外国語、心理学、教育学などを学ぶ「人文科学系統」、法律や経済学、社会学などを学ぶ「社会科学系統」があります。
具体的な学部としては、以下のものが挙げられます。

人文科学系統

  • 文学部
  • 外国語学部
  • 心理学部
  • 教育学部
  • 教養学部

など

社会科学系統

  • 社会学部
  • 法学部
  • 経済学部
  • 商学部
  • 国際学部
  • 福祉学部

など

理系

続いて、主要な理系学部を紹介します。

  • 医学部
  • 看護学部
  • 薬学部
  • 歯学部
  • 獣医学部
  • 農学部
  • 畜産学部
  • 理学部
  • 工学部
  • 理工学部など

このように大学の理系学部の種類はさまざまで、理数系の学問を追及できる理学部、建築やIT技術を学べる工学部、医療に関わる学部もあります。

その他

大学の学部は、ここまで紹介してきたような文系・理系学部のほかにもあります。
たとえば、衣食住など生活に関する学問「家政学部」、美術や音楽などを専攻できる「芸術学部」、スポーツによる健康管理や育成を学べる「体育学部」などです。

また、ユニークな学部を設けている大学もあります。
日本大学や千葉科学大学の「危機管理学部」、明海大学の「不動産学部」など、ほかの大学ではなかなか見られない学部もあるので、しっかりと調べてみることが大切です。

参考:
日本大学「日本大学危機管理学部
千葉科学大学「危機管理学部Faculty of Risk and Crisis Management
明海大学「不動産学部不動産学科 | 明海大学 (Meikai University)

大学の選び方が分からないときにまずやること

大学の選び方が分からないときにまずやること

ここからは、大学の選び方が分からないときにやることを紹介します。
高校卒業後、自分かなにを学びたいのか、方向性を決めるのに役立つでしょう。

自分のことをよく見つめる

大学では、数年をかけて特定の分野の学問に触れていくことになります。
しかし、興味のないことにはやる気が出ないでしょう。

そこで大学を選ぶときには、まず、自分の内面に目を向ける必要があります。

  • 自分の得意なことは?
  • やってみたいことは?
  • 熱意を持てそうなことは?
  • それらを将来、どう役立てたいか?

などを明確にしてみましょう。

友達や家族と話す

大学選びに悩んでいるときには、同級生の友達や家族に相談するのもおすすめです。

友達はどのように大学選びをしているのかを聞くことで、参考になるでしょう。
また、自分の得意なことや好きなことは、うまく自覚できないこともあります。
客観的な意見をもらうことで、自分の内面と向き合うこともできるのではないでしょうか。

そして家族、特に親など年上の相手と話すと、自分では思い至らなかった点に気付かされることもあります。
受験にかかる費用や学費の相談も必要になるので、大学選びの際は家族と話す時間もとると良いですよ。

やりたい仕事を先に考える

大学を卒業したあとは、社会人として仕事に就く人が多いでしょう。
そこで大学選びの際は、卒業後の仕事のことを先に考えるのも一つの手です。

大学で学んだことが必ずしも仕事に直結するとは限りません。
しかし、大学での勉強が就職で有利になったり、身につけた技術がそのまま役立ったりすることもあります。
さらに、なかには大学で専門的な勉強をしたり、資格を取得したりしなければ就けない仕事もあるのです。

そのため、先に将来就きたい仕事を考え、それに応じた勉強ができるか、就職サポートなどが充実しているかという点から大学選びをするのもおすすめです。

以下の記事では、将来の夢がない高校生向けにやりたい仕事を考える方法を紹介していますよ。
https://popteen.co.jp/media/3488/

行けそうな大学を探す

どんなに行きたい大学があっても、最終的に合格できなければ入学できません。
また毎日通うには遠く、一人暮らしをする費用やモチベーションがない場合、卒業まで通い上げるのは難しい可能性もあります。

そのため行きたい大学が思い浮かばない場合、まずは学力・立地的に行けそうな大学をリストアップし、そのなかから興味のあるところを選ぶのもありでしょう。

ただし、偏差値や立地だけで大学選びをすると、後悔の原因になります。
特に学力は、これからの勉強次第で上がる可能性もあるでしょう。

そのため、大学の偏差値・立地から考えて行けそうかということはあくまでも参考の一つとして、具体的な大学生活のビジョンを描いて志望大学を選びましょう。

失敗・後悔しないための大学の選び方

失敗・後悔しないための大学の選び方

ある程度行きたい大学の方向性が決まったら、具体的に絞り込んでいきましょう。
ここからは、大学選びの情報取集のためにやるべきこと、失敗・後悔しないために見るべきポイントなどを紹介します。

なにを勉強できるか

最初に紹介した通り、大学にはさまざまな学部が設けられています。
それぞれ学ぶ内容に合わせた名前が付けられていますが、イメージだけで選ぶと失敗の原因になります。

名前だけでは、具体的な学習内容までは把握できないためです。
また同じ名前の学部でも、大学によってカリキュラムが異なる場合もあるでしょう。

大学選びの際は、その学校・学部・学科の公式サイトやOB・OGの話などをチェックして、具体的なカリキュラムや学習内容を確認しましょう。

立地をチェックする

大学選びにあたって、立地も大切なポイントの一つです。
通うのが難しい場所だと、学生生活を楽しめなくなってしまう可能性があるからです。

また遠方の大学に通うために一人暮らしも検討している場合は、周辺の治安や利便性も気になるところでしょう。

口コミや地図をチェックしたり、実際に見に行ってみたりして、大学の立地を確認してみてください。

就職サポートの有無

大学には、企業の説明会や見学、就職ガイダンス、キャリアカウンセリングなど、学生の就職サポートを行っているところがあります。

大学卒業後そのまま就職することを考えている人は、このような就職サポートが充実しているか、どのようなサポートをしてもらえるのかといったポイントも確認しておきましょう。

資格取得できるか

将来を見据えて資格をとりたい人は、行きたい大学でどんな資格を取得できるかも確認しましょう。

なかには、特定の科目を履修することで一部の試験が免除になる、試験対策講座を設けているなどさまざまな形で学生の資格取得を支援してくれる大学もありますよ。

留学制度があるか

大学生活のなかで留学をしてみたいと考えている人は、留学制度の有無もしっかりと確認しておきましょう。
なかには、留学制度がない大学もあるからです。

また、留学の際にサポートをしてもらえるかどうか、留学先で取得した単位が卒業単位になるかどうかなども確認すると安心でしょう。

複数の大学を比較する

行きたい大学がスムーズに決まったとしても、失敗・後悔しないためには複数の大学と比較して、よく検討することが大切です。

大学は、高校卒業後数年間を過ごすところです。
また、学費として決して少なくないお金がかかります。

そのため簡単に「ここだ!」と決めるのではなく、ほかの大学と比べてどんなメリット・デメリットがあるのか、ほかにも自分に合う大学がないかを慎重に調べましょう。

パンフレットを取り寄せる

大学選びのための情報収集に、SNSやインターネットの書き込みを見る人もいるでしょう。
もちろん、いろいろな人の声を聞けるという点でこのような情報の集め方も有効です。
しかし、このような個人の意見は実際の大学の様子と異なっていたり、偏った見方になっていたりする場合もあります。

そのため、大学選びの情報収集は公式サイトをチェックするほか、パンフレットを取り寄せるのがおすすめです。
パンフレットには、大学のさまざまな情報が詳しく載っています。
また、複数の大学の情報を比較する際に、手元で見比べられるのも便利です。

オープンキャンパスに行く

オープンキャンパスとは、実際に大学を見て、先生や先輩の話を聞いたり、説明会に参加したりできるイベントです。

大学そのものや学生の雰囲気を見ることができるので、大学選びには欠かせません。
行きたい大学をある程度調べたら、オープンキャンパスの開催日程を確認し、ぜひ足を運んでみましょう。
https://popteen.co.jp/media/16276/

大学の選び方のポイントを押さえて、素敵なキャンパスライフを送ろう!

行きたい大学が決まらない、大学の選び方が分からない高校生も多いでしょう。
まずは自分のやりたいことや将来の仕事について考え、友達や家族の話を聞いてみてください。
また失敗・後悔しないために、具体的なカリキュラムや立地などを確認したり、複数の大学と比較したりすることも大切です。
今回の記事を参考に、自分の進路をよく考えてみましょう!