Z世代の年齢は何歳から何歳まで?定義や特徴、X世代・Y世代についても解説

Z世代の年齢は何歳から何歳まで?定義や特徴、X世代・Y世代についても解説

近年「Z世代」という言葉をよく耳にしませんか。

2021年新語・流行語大賞のトップ10にも選出されているため、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

しかし、

この記事では、Z世代とは何歳から何歳までのことを指すかはもちろん、Z世代の由来やZ世代の特徴、そのほかの〇〇世代についても紹介します。

気になる人は、ぜひ最後まで見てみてくださいね。

Z世代とは?何歳から何歳まで?

Z世代とは?何歳から何歳まで?

Z世代(ゼット世代)とは、1990年半ばから2010年代生まれの世代のことを指します。

2023年現在なら、20代前半〜10歳前後の年齢の人が当てはまるでしょう。

ちょうど社会人になるところという人から中高生くらいまでです。

Z世代はこれからの社会や経済、文化の中心となっていく世代のため、企業側はZ世代に向けたマーケティングをしてあらゆるサービスや商品開発に取り組んでいます。

Z世代の由来

ではZ世代とは、どういった由来でつけられた名称なのでしょうか。

Z世代の語源は、日本ではなくアメリカの「ジェネレーションZ」から来ているのだそう。

ジェネレーションZを和訳したZ世代という言葉で日本国内で広がたと考えられています

Z世代の特徴

Z世代の特徴

これからの社会を担う存在であるZ世代には、どんな特徴があるのか気になりますよね。

ここでは、Z世代の特徴について見ていきましょう。

個性を尊重する

Z世代は、多様性を当然のこととして受け入れている世代といえます。

学校教育でSDGsの授業を受けたり、インターネットの情報から多様性などの価値観が身についたりしているのです。

「周りの人と同じでないと」「自分だけ浮かないようにしないと」と考えるのではなく、自分らしさを大切にしています。

また、性別や年齢、国籍、価値観、生活スタイルなど枠組みに囚われないため、自分の個性も他人の個性も尊重する世代と言っても良いかもしれません。

情報収集はインターネットから

Z世代は「デジタルネイティブ」と言われ、幼い頃からインターネットに慣れ親しんでいます。

インターネットといっても主なツールはスマホです。

Z世代は幼い頃にスマホが普及し始めた世代のため、スマホは欠かせない存在と言えます。

テレビをはじめとするマスメディアからは離れている世代ですが、そのぶんスマホでの情報収集に長けているのです。

例えば、買い物をするにもスマホで購入する人が多い世代です。

実際に店舗に行くよりも、簡単に手早く、そして場合によっては安く手に入るネット通販はZ世代の強い味方でしょう。

また、SNSはZ世代のマストツール。

話題の出来事はテレビではなくSNSから得ていると言っても良いかもしれません。

そのため人気になる商品は、SNS発信のものが数多く存在します。

ブランドにこだわらない

前述したように、Z世代は自分らしさを大切にし、個性を尊重しています。

そのため、何かを買うときに有名なブランドであることはあまり関係がないと思う人が多いです。

Z世代はその商品やサービスに目を向け、コンセプトやストーリーに共感できるかどうかで選びます。

また、自分が支持しているインフルエンサーがおすすめする商品は共感しやすいため購入したいと思う場合もあるようですよ。

周りの目を気にする

幼い頃からスマホに慣れ親しんだZ世代は、SNSがコミュニケーションツールとして当たり前の存在になっており、SNSネイティブでもあります。

「自分が心動かされたできごとを共有すること」や「自分の考えを発信して広く受け入れてもらうこと」を望んでおり、他者からの評価に敏感で承認欲求が強い傾向にあります。

SNSによって自分の居場所を見つけやすいことはメリットといえますが、その一方で、他者からの評価を気にしすぎしまったり、指摘をされて落ち込みやすかったりすることもあります。

効率を重視する

スマホだけでなく、さまざまなツールや電子機器がめざましく発展した最中にいたZ世代は、それらのツールを使って効率的に物事をこなすのが上手な傾向があります。

そのため、効率的でない方法で物事を進めたりするのには抵抗があり、時短したり手数を減らしたりすることに力を注ぎます。

「この方法よりもこのツールを使ったほうが早い」や「手作業でやるよりもこの機器を使ったほうが効率的」といった発想で、これからも世の中の便利を追求していくのでしょう。

さまざまなタイプの人とつながりを持つ

SNSを通じたやりとりが常識となったZ世代は、国籍や年齢、職種問わずあらゆるタイプの人とのつながりを持つ人が多いです。

インターネットが普及する前は、住んでいるところや同じ職業など、自分の近くの人間と関わるのが一般的だったのですが、Z世代は違います。

遠く離れた人、国籍の異なる人ともつながることができるようになったことで、自分と同じ考えや趣味、嗜好を持つ人とコミュニケーションをとる傾向が強まりました。

安定を重視する

Z世代は、生まれてから今日まで、ITバブルの崩壊やリーマンショック、東日本大震災など社会を揺るがすような状況を数多く経験しています。

不安定な社会で生きているため、夢や野望を持って破天荒に生きることを避ける人が多いです。

大きなリスクをとることは避けて安定したいと思う、現実主義のような考え方をする人が散見されます。

X世代やY世代もある?

X世代やY世代もある?

「Z世代があるのなら、X世代やY世代もあるはず」と思いますよね。

ここからは、Z世代と同様、〇〇世代と称されるものについて紹介します。

X世代(エックス世代)とは

X世代とは、1960年代から1980年代前半までに生まれた人を指す言葉です。

第二次世界大戦後のベビーブームの後の世代で、不安定な時代を生きたため安定志向が強い傾向があります。

また、個人主義的な考え方も強く、技術の発展についていった世代のため、適応力も高いでしょう。

ミレニアル世代とは

ミレニアル世代とは、1981年から1990年代半ばまでに生まれ、2000年代前半に社会人になった人を指します。

日本の景気が良かったミレニアル世代は、理想主義で夢や理想を追い求めることが特徴です。

また、X世代では安定を求めて仕事に打ち込む人が多かったのに対して、仕事とプライベートを切り分けて私生活も楽しもうと奮闘した世代とも言えます。

Y世代(ワイ世代)とは

Y世代とは、1980年代から2000年代前半に生まれた人を指す言葉です。

前述のミレニアル世代と時期が重なっているためほとんど同じ特徴を持っています。

日本では就職氷河期を経験したことから「氷河期世代」とも呼ばれています。

また、一人ひとりの個性を尊重し始めたのもこの世代からで、自分らしさや自己表現が豊かになりつつあります。

ゆとり世代とは

ゆとり世代とは、2002年〜2011年に義務教育を受けた(1987年4月2日生まれ〜2004年4月1日生まれの)世代を指しています。

週休2日制を採用し、ゆとりのある教育で考える力や自ら学ぶ力の育成に努めました。

そんなゆとり世代は、ストレス耐性が低く指示待ちが多い一方で、合理的で効率的な考えを持ち、ITスキルが高い傾向があります。

α世代(アルファ世代)とは

α世代はZ世代のあと、2010年代から2020年以降に生まれた人を指します。

アルファベットでZの次がないため、ギリシャ文字の1番目の「α(アルファ)」が用いられました。

α世代は、生まれたときからスマホはもちろん、iPadやYoutubeが当たり前のようにあり、動画や画像のコンテンツが充実した世代です。

α世代の人は、Z世代同様デジタルネイティブで、多様性を重視すると予想されています。

Z世代とは1990年半ばから2010年代生まれの世代。高校生はZ世代!

Z世代とは、1990年半ばから2010年代生まれの世代のことを指します。

物心ついた頃からインターネットに親しんでいることから、インターネットでの情報収集に長けており、SNSで広い交友関係を築くことができる世代です。

また、多様性を受け入れ自分らしく生きることを重視し、安定を求める傾向もあります。

2023年現在の高校生は、Z世代に当てはまります。

これからの社会を担っていく重要な存在ですから、さまざまなモノやコトに触れて自分の可能性を広げていきましょう。