「しごでき」の意味は?使い方やしごできな人の特徴を解説
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「しごでき」という言葉を耳にしたことはありますか?
2019年ごろからネットで散見するようになり、今ではネットだけでなく日常会話でも使用されています。
この記事では、「しごでき」の意味や使い方、しごできな人の特徴などについてくわしく紹介します。
「しごでき」とはどういう意味か知りたい人や、しごできな人になりたい人は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!
「しごでき」の意味
「しごでき」とは「仕事ができる人」を略した言葉です。
業務をこなせる人に対してだけでなく、効率的に良い結果を生み出せる人や、高い能力を持つ人に対して使用されます。
そのため、仕事におけるシーンだけでなく、何かの作業をするとき全般で力を発揮した人に対して広く使われる言葉です。
「しごでき」の類義語
「しごでき」と似た意味の言葉には以下のようなものがあります。
- 有能…才能のあること。
- 敏腕…物事を正確に素早く処理する手腕のあること。
- 辣腕…物事を躊躇することなく的確に処理する能力のあること。
- 優秀…非常に優れていること。
- 達者…学問・技芸などの道に熟達している人。
- 腕利き…技能が優れていること。
いずれも優れた能力を発揮できる人に対して使用される言葉です。
「しごでき」で表現するのも良いですが、何がどう優れているのかを的確に表現するために、上記のような言葉を知っておのも良いでしょう。
「しごでき」の対義語
「しごでき」の意味と対になる言葉は以下の通りです。
- 無能…能力や才能がないこと。役に立たないこと。
- 鈍腕…物事を処理する能力が劣ること。腕前のにぶいこと。
- 非力…権力や勢力の弱いこと。
- 不能…できないこと。能力・才能のないこと。
いずれも能力が劣る状態のことを指す言葉です。
「しごでき」英語でなんて言う?
「しごでき」と似たニュアンスの英語表現は以下の通りです。
- ace…エース。一流の。素晴らしい。腕利きの。
- whiz…達人。
「ace(エース)」は日本でも「エース」として使われているので知っている人も多いかもしれませんね。「Ace at〜」と使用することで「〜に関してできる人」という意味を持ちます。
「whiz」も同様に「Whiz at〜」で「〜に関してできる人」という意味になります。
「しごでき」の使い方
ここでは「しごでき」の使い方を紹介します。
「仕事ができる」の略の「しごでき」は、仕事をするシーンでのみ使用されると思われがちですが、実際の仕事以外に人への気遣いや気配りができる人に対しても使用されます。
「しごでき」を使用した例文は、以下の通りです。
- 彼はこんなに短時間で業務をこなせて、本当にしごできだな
- 頼まれたこと以上にやってくる彼女は、なんてしごできな女性なんだ
- しごできな彼は、忙しいのに嫌な顔一つ見せない
- ノートを借りたら、テストに出そうなところも教えてくれた彼女は、しごできな人だ
仕事を素早く正確にこなせた人に対してや、相手の期待以上に成果を出した人、態度や表情に出さずに涼しい顔でこなす人などに「しごでき」がぴったり当てはまります。
「しごでき」な人の7つの特徴
ここからは、しごできな人の特徴について紹介します。
しごできな人だと思われたい人は、ぜひ参考にしてみましょう。
指示されたこと以外もやる
しごできな人は、言われたことだけをただこなしているわけではなく、そのほかに必要そうなこともやるのが特徴です。
例えば、バイト先で店長にトイレの掃除を頼まれた場合、一般的にはトイレの掃除をして終わりますが、しごできな人はトイレットペーパーやアメニティが不足していないかも確認し報告するかもしれません。
常に「今必要な行動は何か」を考えながら行動するため、支持されていないけど必要なことも行うことができるでしょう。
今やるべきことが明確
今やるべきことが明確になっているのも、しごできな人の特徴です。
目標や目指すべきところを設定したら、そこから逆算して今何をしたほうが良いかを考えているでしょう。
テスト前の行動を見ると分かりやすいかもしれません。
しごできな人は今がテストの何日前かを把握して、今どんな勉強をすべきか明確にして行動できる人が多いです。
ノートをまとめるときなのか、テストに出そうなところをピックアップするときなのか、問題をひたすら解くときなのか、状況に応じて自分のすべきことをきちんと把握している人が多いです。
報告・連絡・相談ができる
報連相(ホウレンソウ)という言葉を聞いたことはありますか?
報告・連絡・相談を略した言葉で、この3つがしっかりできることは仕事をするにあたって非常に重要なスキルと言えます。
何かあったときにすぐに上の人に報告できる、然るべきところにスムーズに連絡ができる、そして壁にぶつかったり悩んだりしたときに相談ができる人はしごできと言って良いでしょう。
より良い方法を考える
しごできな人は、何かの作業をするときにより良い方法を考えようとします。
作業をする際に、どうやって行えば効率が良いかや、ミスなくできるか、相手が満足するかなどを考えようとする人が多いでしょう。
考えながら作業をより良くしていくため、しごできな人とそうでない人が同じ作業をしても、結果的にしごできの人のほうが早く終わったり、間違いが少なかったり、汎用性がある方法で行っていたりします。
前向きに考える
前向きな性格も、しごできな人の特徴の一つです。
同じ事柄が起きても、前向きにな人とそうでない人とでは周囲に与える印象が異なります。
例えば、バイト先で非常に忙しい時間帯のとき、忙しいからといって態度が悪くなったり表情に出てしまったりする人は、しごできには見えません。
しかし、忙しくてもきちんと業務を遂行できていたり、明るい表情で接客ができていたりすると、周囲に伝わる印象も大きく変わるでしょう。
人の力もうまく借りられる
しごできな人は、なんでも自分でこなせそうだと思いがちですが、実はそうではありません。
自分の能力を的確に把握しているため、自分にできないことがあったときは、誰かに頼ることもできます。
周りの人との関係性も良好なため、力を借りやすいということもあります。
視野が広い
しごできな人は視野が広い人が多いです。
自分のやっている業務だけに集中するのではなく、周りの様子を見て、ほかの人が今どんなことをしているのか、どんなことに困っているのかを把握しています。
そのため、自分が今何をすべきか分かっていたり、スムーズに周りの手助けができたりするでしょう。
視野の広さは自身の余裕と関係しています。
自分の仕事にいっぱいいっぱいな場合は余裕がない状態になってしまいますが、自分の仕事をしながらも余裕がある人はしごできと言われやすいでしょう。
「しごでき」に関連する略語
「しごでき」に関連する略語には以下があります。
- しごおわ…「仕事が終わった」の略。
- バおわ…「バイトが終わった」の略。
- がこおわ…「学校終わった」の略。
- おつあり…「お疲れ様と言ってくれてありがとう」の略。
- バ先…「アルバイト先」の略。
さまざまなシーンに応じて、適した略語を使いこなしましょう!
「しごでき」は仕事ができる人の略!しごできな人になろう
「しごでき」は「仕事ができる人」の略語です。
単純に仕事ができるという意味のほかに、気遣いや気配りができる人に対しても用いられます。
しごできな人は、指示されたこと以外もやったり、今やることを明確にしたりといった特徴があります。
しごできな人だと思われたい人は、ぜひ真似してみてくださいね!