ネクタイの結び方を分かりやすく解説!基本~フォーマルまで【高校生・初心者向け】

ネクタイの結び方を分かりやすく解説!基本~フォーマルまで【高校生・初心者向け】

ネクタイデビュー前・したばかりの高校生は、結び方がよく分からない人もいるでしょう。また、いつも同じ結び方なのでおしゃれな結び方に挑戦したいという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、基本のネクタイの結び方はもちろん、男子・女子高校生ともにおすすめのおしゃれで簡単な結び方も紹介します。ネクタイデビューしたばかりの人向けに手入れ方法も解説するので、参考にしてみてくださいね。

ネクタイの結び方を覚える前に…基本の用語

ネクタイの結び方を覚える前に…基本の用語

ネクタイの結び方の前に、まずは以下の用語を押さえておきましょう。

スモールチップ

ネクタイは一方の端が太く、もう一方の端が細くなっています。この細いほうをスモールチップ、もしくは小剣と言います。

ブレイド

ネクタイの太いほうはブレイドと言います。大剣・エプロンと呼ぶ場合もありますよ。

ノット

ノットとは、ネクタイの結び目のことです。結び目の形に応じて、ネクタイの結び方のことを「〇〇ノット」と呼ぶことも多いですよ。

ディンプル

ディンプルとはもともと「えくぼ」という意味で、ネクタイの結び目の下にできるくぼみを指します。

高校生におすすめの簡単なネクタイの結び方

ここからは、簡単なネクタイの結び方を紹介します。男子はもちろん、女子高校生にもおすすめのおしゃれな結び方も登場しましよ。

プレーンノット

プレーンノット

ネクタイの結び方のなかでも簡単で、基本となるのがプレーンノットです。ネクタイやシャツの種類に関わらずできるので、スーツでも制服でも合わせられるでしょう。
プレーンノットの結び方は以下の通りです。

① ネクタイを首にかけ、前で交差させる(ブレイドを上に)
② ブレイドをスモールチップに巻きつける
③ ブレイドを首元から上に出す
④ ブレイドを輪に通して下へ引く
⑤ スモールチップを引きながら結び目が首元に来るように整える

ブレイドとスモールチップの先端が揃うと、きれいに見えますよ。

ダブルノット

ダブルノット
ネクタイに大きい結び目を作りたい人には、ダブルノットがおすすめです。
ダブルノットの結び方は以下の通りです。

① ネクタイを首にかける(ブレイド側がやや長くなるようにする)
② スモールチップにブレイドを2回巻きつける
③ ブレイドを首元から上に出す
④ ブレイドを輪に通して下へ引く
⑤ スモールチップを引きながら結び目が首元に来るように整える

ダブルノットはふっくらとした印象になるので、薄手の記事のネクタイを使うのが良いでしょう。

ウィンザーノット

ウィンザーノット
ウィンザーノットは、三角形の結び目が印象的なネクタイの結び方です。型崩れしにくいので、きちんとした雰囲気を見せたいとき・フォーマルなシーンにおすすめですよ。
ウィンザーノットの結び方は以下の通りです。

① ネクタイを首にかける(ブレイド側がやや長くなるようにする)
② ブレイドが上になるようにネクタイを交差させる
③ ブレイドを首元から上へ通し、巻きつける
④ 結び目の下から反対側にブレイドを通す
⑤ ブレイドを首元に巻きつける
⑥ 結び目の上から反対側にブレイドを持ってくる
⑦ ブレイドを首元にから上へ再度通し、輪に入れる
⑧ スモールチップを引きながら結び目が首元に来るように整える

セミウィンザーノット

セミウィンザーノット
ウィンザーノットを難しいと感じた人は、セミウィンザーノットに挑戦してみましょう。ウィンザーノットよしもやや少ない工程で、小さめの三角形ができるネクタイの結び方ですよ。
セミウィンザーノットの結び方は以下の通りです

① ネクタイを首にかける(ブレイド側がやや長くなるようにする)
② ネクタイを交差させ、ブレイドをスモールチップに巻きつける
③ ブレイドを首元に通し、下に引く
④ 結び目の上から反対側にブレイドを持ってくる
⑤ ブレイドを再度首元に通し、輪に通す
⑥ スモールチップを引きながら結び目が首元に来るように整える

アシンメトリーディンプル

アシンメトリーディンプル
ディンプルは通常、結び目の下・ネクタイの幅の中央付近に作りますが、あえてディンプルをずらすネクタイの結び方がアシンメトリーディンプルです。
アシンメトリーディンプルの結び方は以下の通りです。

① プレーンノットの手順5までネクタイを結ぶ
② ブレイドの片側の縁を少し折る
③ 折り目を手に持ったまま下に引っ張り、結び目をしめる
④ スモールチップを引きながら結び目が首元に来るように整える

ややカジュアルな結び方で、面接や式典・ビジネスシーンには適さない可能性があるので、注意しましょう。

クロスノット

クロスノット
カジュアルなネクタイの結び方としては、クロスノットもおすすめ。
クロスノットの結び方は以下の通りです。

① ネクタイを首にかけ、前で交差させる(スモールチップを上に)
② スモールチップをブレイドに巻きつける
③ スモールチップを首元から輪に通す
④ スモールチップをブレイドの後ろに押し込む

おしゃれなネクタイの結び方に挑戦したい高校生は、ぜひやってみてください。

スモールノット

スモールノット
スモールノットは結び目が小さくなるネクタイの結び方で、生地が厚いネクタイもすっきりと見せられますよ。
スモールノットの結び方は以下の通りです。

① ネクタイを首にかけ、前で交差させる(ブレイドを上に)
② スモールチップを180度捻る
③ スモールチップをブレイドに巻きつける
④ スモールチップを首元から上に出し、ブレイドのすぐ後ろを通るように輪に通す
⑤ スモールチップを引きながら結び目が首元に来るように整える

結び目が小さいので、首周りががっしりしている人もすっきりと見えやすく、男子校高校生にもぴったりなネクタイの結び方でしょう。

ネクタイの手入れの仕方

ネクタイの手入れの仕方
最後に、ネクタイの手入れについて紹介します。シワや汚れがあると、こだわった結び方をしてもきれいに見えないので、しっかりと手入れしましょう。

ハンガーに干す

ネクタイには汗や埃がついてしまうので、首から外したらそのままにせず、ハンガーに干してください。さらに、洋服ブラシで軽くブラッシングすれば、きれいな状態にしやすくなります。


シワができたらアイロン

ハンガーに干しておくだけでも、ネクタイの布の重みにより、ある程度シワをとることができます。しかし、なかなかとれない頑固なシワができたら、スチームアイロンを使って整えましょう。
ネクタイに直接アイロンを当てると布が傷んだり、テカったりする可能性があるので、当て布をしてくださいね。

汚れや汗ジミは布で叩く

ネクタイに汚れや汗ジミができた場合は、布で軽く叩いてください。
ネクタイが濡れた場合は、そのまま収納するとカビが生える可能性があるので、直射日光がなく風通しが良いところでしっかりと乾かしましょう。

水洗いしたいとき

布で叩いてもネクタイの汚れがとれないなら、水洗いしましょう。なかには洗濯機で洗えるネクタイもありますが、型崩れする可能性があるので手洗いするのが安心です。
ネクタイを手洗いする手順は以下の通りです。

① ぬるま湯に中性洗剤を入れる
② 5分ほどネクタイを1に浸ける
③ ネクタイを水中で揺らしながら汚れを落とす
④ お湯を複数回取り換えて洗剤を落とす
⑤ お湯からネクタイを出してタオルで水気をとる
⑥ ハンガーにネクタイをかけて乾かす

ただし、洗濯不可のネクタイもあるので、必ず事前に洗濯表示を確認しましょう。

クリーニングに出す

洗濯不可のネクタイの場合、自分で洗って失敗するのが怖い場合、洗っても汚れが落ちない場合は、クリーニングに出しましょう。

ネクタイをクリーニングに出した場合の料金は、1,000円以下であるところが多いです。なかには300〜500円ほどの場合もありますよ。
ただし、ネクタイの素材や、クリーニング店のスタイル(宅配型か店舗型か)によっても異なるので、きちんと確認しておきましょう。

高校生も、いろいろなネクタイの結び方に挑戦しよう!

今回は、高校生におすすめの簡単なネクタイの結び方を紹介しました。フォーマルシーンに合うものからカジュアルまで、男子・女子を問わずできる結び方を紹介したので、自分に似合う結び方を探してみましょう。