高校生で友達がいないのは変?原因や1人で過ごすときの対処法を紹介

高校生で友達がいないのは変?原因や1人で過ごすときの対処法を紹介

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高校生になって友達がいない状態。「大丈夫かな…」と不安になることもありますよね。
友達がいない人はどのようにして高校生活を過ごしているのでしょうか。
この記事では、高校で友達がいない原因や実際に困ったこと、友達を作る方法などを紹介します。
今、高校で友達がいなくて困っている人は、参考にしてみてくださいね。

高校生で友達がいないのはヤバい?

高校生で友達がいないのはヤバい?

「高校生で友達がいないのってヤバい?」と心配になる人、結構いるんじゃないでしょうか。
周りは友達と一緒に楽しそうに過ごしているのを見ると、なおさら焦りが出てくると思います。

ですが、高校生で友達がいないのは絶対にだめということはありません。
友達がいなくても人によっては楽しく過ごせ、うまく対策を取れば大きな不便もなく高校生活を楽しめるでしょう。

ただ、友達がいない1人の状態が寂しい、友達が欲しいと思う人は、まず友達がいない原因はなにか、どうすれば友達ができるのかを考えてみると良いですよ。

高校生で友達がいない人の割合

実際に、友達がない人の割合はどのくらいなのか気になりますよね。
2009年にベネッセが行った調査によると、高校で日常的によく話す、一緒に遊ぶ人がいないと答えた人の割合は男子で3.4%、女子で0.5%です。また、悩み事を相談できる友達がいないと答えた人が男子で11.5%、女子で5.7%となります。
日常的な会話はできるけれど、悩み事を相談できない人が若干多い傾向です。

参考:第2回子ども生活実態基本調査-ベネッセ教育総合研究所

友達がいない原因はどこにある?共通する特徴10選

友達がいない原因はどこにある?共通する特徴10選

ここからは、友達がいない人にはどんな特徴があるのか紹介していきます。
友達がいない高校生は、自分に当てはまるところがないか、チェックしていきましょう。

自分から声をかけられない

自分からなかなか声をかけられないタイプは、友達を作るきっかけができにくいです。
人とコミュニケーションをとるのが苦手だったり、急に話しかけても大丈夫かなと遠慮してしまったりしていませんか?
声をかけたあと、何を話したらいいかわからないし、話が続くかもわからないから一歩を踏み出せないこともあるでしょう。
結果として、話しかけることができずに1人になってしまいがちです。

1人の時間を楽しんでいる

1人の時間を楽しんでいる

休み時間に音楽を聴いていたり、読書に耽っていたり、自分の時間を満喫していませんか?
1人の時間を楽しんでいると、周りの人から「今声をかけても大丈夫かな?」「1人で楽しんでいるし、そっとしておこう」と距離を置かれがち。
周りを気にせず1人で楽しんでいる様子は、話しかけてこないでオーラを感じますよ。

部活に入っていない

部活に入っていないと、友達ができにくい傾向があります。
部活は、同じ目的の仲間と一緒に行動するため、自然と仲良くなりやすい場です。クラスに友達がいなくても、部活で友達ができて、そこから輪が広がることもあるでしょう。
ですが、帰宅部だと部活仲間から友達の輪が広がることはないので、クラスで話せる人がいないと自然と孤立してしまうのです。

人の欠点ばかり目がつく

つい、人のネガティブな面ばかりを見ていると、「こんな人と仲良くなりたくない」と思ってしまいますよね。
人の欠点ばかり目につくと、良いところを見逃してしまいがち。相手に対して好印象も持てないので、仲良くなって友達になる前に自分から離れていってしまうでしょう。

あまり登校していない

あまり登校していない

そもそも投稿日数が少ないと、友達を作るチャンスも減ります。
病気で休みがちだったり、不登校だったり、保健室登校だったりすると、クラスの人と接する機会は少ないですよね。
友達とはいきなりなるものではなく、少しずつ仲良くなる過程が必要です。あまり登校していなければ、仲良くなる時間も足りないでしょう。

人の悪口を言う

人の悪口を言う人の周りには、誰も寄ってきません。
「○○さんって性格が悪いよね」「あの人の顔、嫌い」など、人の悪口を言っていると、聞いている相手は嫌な気持ちになり、「この人とあまり関わりたくない」と避けるようになるのです。

人の発言の否定ばかりしている

人の発言の否定ばかりしている

会話をしているときに「でも」「それはどうだろう?」と否定ばかりされると、会話が弾みません。
それどころか、自分が否定されている気持ちになり、あまり話したくないなと思われてしまうでしょう。
相手を理解しようとしない、人の気持ちを考えられない人と思われている可能性もあります。

声が小さい

学校は賑やかな場所なので、声が小さいと相手が聞き取りづらく、何度も聞き返すことになります。そうすると会話のテンポが悪くなり、「あの人と話していてもつまらない」と思われてしまうのです。
結果、話す友達がいない状態になることも。

趣味がない

趣味がない

趣味や流行に興味がないと、話していても会話が続きにくく話が弾みづらいです。
「このゲーム知ってる?」「この芸能人かっこいいよね!」と話を振っても、リアクションが薄い相手には「私と話してもつまらないかな」と思って話しかけなくなるのです。
最終的に、クラスの連絡事項など必要なこと以外、クラスメイトとは話さないなんてこともあるでしょう。

清潔感がない

いつお風呂に入ったのかわからない、汚れた制服を平気で着ているなど、清潔感がないと人は話しかけにくいと感じます。
人は外見で判断してはいけないといっても、見た目はその人の印象に大きな影響を与えます。
特に、髪にフケがついていたり、体臭がきつかったりすると、自然と避けられてしまうでしょう。

友達がいない高校生が困るシーン

友達がいない高校生が困るシーン

友達がいないと高校生活で困ることがあります。
ここからは、特に困ってしまうシーンと対策を紹介です。

班やペアを作るとき

高校生活では班やペアを作って作業するシーンが多いですよね。そんなとき、友達がいないとすぐに相手を見つけることができず、1人になってしまいがちです。

余った人同士でペアになったり、強制的にグループに入れられたりすることもありますが、気まずい思いをすることもあるでしょう。
気まずい思いをせず、スムーズに班やペアを作るためには、自分から「一緒にやってもいい?」と声をかけていきましょう!相手に聞こえるように大きめの声で、笑顔で誘うと良いですよ。

修学旅行などの行事

修学旅行などの行事では、泊まりやバスでの移動、自由行動とグループで動くシーンがあります。
友達がいない場合、部屋決めやバスの席順で「どうする?」と聞かれて、ちょっと困ってしまうこともあるでしょう。そのときは、「人数が空いているところでいいよ」と柔軟に対応していきましょう。

修学旅行の自由行動もなにかあったら大変なので、グループ行動になることが多いです。もし、どこかのグループに入った場合はグループ全体の意見を尊重しつつ、自分の意見を聞かれたら答えていきましょう。

学校行事は友達を作るきっかけが生まれやすいです。ですが、「友達がいないのに行きたくない」と思うこともあるでしょう。
どうしても行きたくないときは無理して参加せず、休むことも検討してください。

休んだ日の授業や連絡がわからない

友達がいないと、休んだ日の授業内容や連絡事項がわからないこともあります。
授業担当の先生や担任の先生に質問しに行くこともできますが、板書した内容を書き写したノートなど、学生同士でないと共有できないこともあって困りますよね。

授業がわからないと、勉強が遅れてしまう可能性も。積極的に隣の人に声をかけたり、授業を真面目に受けているタイプで、頼まれ事も快く引き受けてくれるようなクラスメイトにお願いしたりして、情報収集していきましょう。

昼休み・お弁当を食べる時間

昼休みになると、友達と一緒にご飯を食べる人が多いです。そんななかで、1人で食べるのは恥ずかしいという高校生は少なくありません。

友達がいないと周りの目が気になるかもしれませんが、実はグループで食べている人が多いだけで、友達がいても1人で食べている人もいるんですよ。
本を読んでいたり、勉強していたりと、思い思いに過ごしているので、やりたいことができる時間とポジティブにとらえて、好きなことをしながらご飯を食べましょう。

それでも人目が気になるときは、中庭など場所を移してご飯を食べるのも良いでしょう。

高校生が友達を作る方法

高校生が友達を作る方法

高校生活、友達がいないままでは嫌だと思ったら、行動を起こしていきましょう!
ここからは、友達を作る方法を紹介していきます。

挨拶から始める

友達を作るなら、まずは挨拶から。いきなり話しかけるのは難しくても「おはよう」「またね」など、挨拶は一言で終わるため、チャレンジしやすいですよね。
挨拶でも、毎日話していることにカウントされます。相手からも話しかけやすい存在になるでしょう。

挨拶するときは、笑顔で、はっきりと声を出していくのを意識して。より親しみやすい印象になります。

同じ趣味の人と話してみる

相手の好きなものを聞いたり、自分が好きなものを話したりすることで、徐々に仲良くなっていくことも。
同じ趣味の人とは仲良くなりやすく、そこから友達の輪が広がる可能性もあります。

今は趣味がないという人は、興味が持てるものを探してみましょう。クラスメイトの持ち物や話から気になるものを見つけたら、「ずっと気になってたんだけど…」と興味を持って話しかけてみましょう。

部活に入る

部活に入る

友達を作るなら、部活に入るのはおすすめです!
先に紹介したとおり、部活に入ると一緒に過ごす時間が長くなり、同じ目標に向かってがんばることになるので、自然と仲良くなりやすいです。
部活の連絡事項や相談などで話すきっかけも多いため、今帰宅部で友達が欲しいという人は、部活に入ってみましょう。興味がある部活を見つけたら、その部に入っているクラスメイトに話しかけてみるのも良いですよ。

グループ行動から逃げない

友達がほしいときは、修学旅行やグループ活動などイベントには積極的に参加するようにしましょう。
グループ行動は交流が活発になるため、話しやすく気の合う人が見つかるかもしれません。
イベントのときは積極的に話しかけたり、相手から話しかけられたときは明るい表情でハキハキと喋ったりと、自分から輪のなかに入っていってみてくださいね。

否定的に考えない

話しているとき、「それってどうなの?」「ありえない」「だめじゃん」と否定的に受け答えする人は好かれません。友達をつくるときは、まず、相手の話を否定的に受け取るのをやめましょう。

「同じ考えじゃないんだよなぁ」と思っても、それを否定する必要はありません。相手の考えを受け入れるだけでいいので、「そうなんだ」と聞き役になりましょう。

「あなたはどう思う?」と言われたときに、「私はこう思うよ」と答えるのが良いのです。そのときも「あなたの考えはありえない。私はこう思う」と否定から入らないようにしましょう。
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外見を変える

外見を変える

外見を変えるのも、友達がほしいときは効果的。
たとえば、清潔さが感じられない見た目は人が近寄りにくいので、髪を綺麗に整えたり、毎日きちんと顔を洗ったり、ガサガサの唇にはリップクリームを塗ったりするのも、外見を変えることにつながります。

目が見えないと、どんな表情かわからなくて話しにくいという人もいるので、前髪が目にかかっている、横髪で顔が隠れやすいという人はヘアスタイルを変えてみるのもおすすめ。

また、服装もシワだらけにならないように、清潔さを意識してみましょう。

ポジティブ発言を心がける

友達がいないと自分に自信がなくなって「私なんて」とネガティブな発言が出てしまうかもしれません。
ですが、人が寄ってきやすいのはポジティブ発言をする人です。

人の悪口を言わないのはもちろん、必要以上に自分を下げる発言もやめましょう。自虐ネタは笑ってもいいのかわからず、相手を困らせてしまうことも。

ポジティブ発言が難しい人は、周りにいるポジティブだな、話を聞いていて嫌な気持ちにならないなという人を参考にしてみてくださいね。

友達がいないまま高校生活を乗り切るコツ

友達がいないまま高校生活を乗り切るコツ

友達を作るのは難しい、友達がいないままで良いという高校生もいるでしょう。
ここからは、友達がいないまま高校生活を乗り切るコツを紹介します。

意外と周りは人を見ていない

1人でいると「自分は目立っていないだろうか」と不安になりますよね。
ですが、人は意外と周りのことを見ていません。「宿題忘れた」「バイトの面接どうしよう」「友達にLINE返してないや」と自分のことで頭がいっぱいなのです。
なので、周りの目を必要以上に気にせず、自分らしく伸び伸びと本を読んだり、昼寝をとったり、好きに過ごしましょう!

話しかける人を作る

集団行動や情報共有が必要なときに話しかけることができる人を見つけておくと、友達がいなくても高校生活を乗り切れます。
誰とも一切話さない、交流しないだと、いざというときに困ることも。なにかあったら話しかけられて、そのときだけ楽しく話せる人がいるとグループ行動や学校を休んだ日も安心です。

休むことも考える

学校は休んではいけないという考えがあるかもしれませんが、無理して通って心身ともに疲れ切ってしまってはいけません。
修学旅行など、どうしても嫌だなとおもうときは休むことも考えましょう。
学校を休みすぎると進級できなかったり、勉強についていけなくなったりするので、頻度はきちんと考えて休んでくださいね。

ぼっち「キャラ」になる

友達がいないのは、言い換えると「キャラ」にもなります。
グループで遊ばない、1人で楽しんでいるなど、協力的ではあるけど必要以上につるまないという、陽のぼっちキャラと周りから見られれば、「あの人はそういう人だから」と1人でいることも気にされないでしょう。
ただし、クラスメイトから話しかけられたときは笑顔で明るく対応するのが好印象です!ぶすっとした態度だと、「愛想が悪いからぼっち」という悪印象を持たれてしまいますよ。

友達がいなくても高校生活は楽しめる!自分はどうしたいか考えよう

高校生で友達がいないと、焦ってしまうこともありますよね。ですが、高校生活に友達は必ずいなければいけないわけではありません。
自分は友達がほしいのか、友達がいなくても楽しく過ごせているのか、考えてみてください。
友達がほしいときは友達を作るための行動を、友達がいなくていいときは無理なく高校生活を乗り切る方法を試してみてくださいね!