塩風呂に入ろう!やり方や効果を高めるポイントを紹介

塩風呂に入ろう!やり方や効果を高めるポイントを紹介

普段の食事にもよく使う「塩」が入浴剤になることを知っていますか?

お風呂に入れる入浴剤にはさまざまな種類があり、疲労回復や保湿などの効果がありますが、塩をお湯に溶かした「塩風呂」にも心身ともにメリットがたくさんあるんです

しかし、ネットでは塩風呂の危険性についての話も出ていて「やって良いの?」と迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。

この記事では、塩風呂の正しいやり方や効果を高めるポイントを紹介します。塩風呂に興味がある人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

塩風呂の効果

塩風呂の効果

いつものお風呂に塩を入れるだけで、さまざまな効果を得られる塩風呂ですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

塩風呂に入ることで得られる効果について紹介します。

基礎代謝を高める

塩風呂に入ると基礎代謝を高める効果が期待できます。

基礎代謝とは、呼吸をしたり体温を維持したり、人が生きていくために必要な最低限のエネルギーのこと。基礎代謝が高いと血流が良くなる、自律神経が整う、痩せやすくなるなど良いことがたくさんあります

お風呂に入って体が温まると、血行が促進され代謝がアップ。さらに塩風呂にすることで保湿効果が高まり、お風呂上がりも体温が下がりにくくなると言われています。

発汗を促す

塩風呂には普通のお風呂に比べて、汗を書きやすいという特徴があります。

お湯に溶けた塩が皮膚をコーティングし、汗の蒸発を抑える効果があると言われているのです。熱が逃げにくくなるため、お風呂を出たあとも汗が出ます。

発汗すると老廃物や余計な水分を体の中から出るため、新陳代謝が上がって美肌効果や免疫力アップが期待できるのです。

体のコリを改善する

塩にはミネラルが豊富に含まれており、そのなかのひとつであるマグネシウムには筋肉の緊張をほぐす作用があり、肩こりや腰痛解消効果が期待できますよ

皮膚から吸収しやすいので、塩風呂に入るだけでもマグネシウムの効果を得られるでしょう。

デトックス効果が期待できる

塩が溶けると通常のお湯より浸透圧が高くなり、その働きによって汗が押し出されます。

汗と一緒に毛穴汚れや体内に蓄積された老廃物を出すこともでき、デトックス効果が期待できるのです。

浄化作用もあり

塩には昔から、邪気を払う・吸収するといった効果があると言われており、日本をはじめ世界中でスピリチュアルなアイテムとして使用されてきました。

塩風呂に入ることで、体についた悪いものを浄化できるという考え方もあります。

「なんか悪いことばかり起こる」「運気を上げたい!」というときにも、塩風呂ってみるのも良いですね。

正しい塩風呂のやり方

正しい塩風呂のやり方

お湯に塩を溶かすだけと準備が簡単な塩風呂ですが、正しいやり方で行うことによって、より効果的な入浴ができるようになります。

塩風呂をする際のポイントをまとめました。

ぬるま湯に塩を溶かす

36~40度のぬるま湯を用意し、塩を加えてよく混ぜ溶かします。

塩の量は30~50gが一般的ですが、肌質によっては刺激が強く感じることもあります。

20~30gから初めて、徐々に量を増やすようにしましょう

入浴時間は10〜20分

塩風呂への長時間の入浴は、肌に負担を与えます。

あまり長い時間浸かっていると肌がダメージを受けて乾燥しやすくなるため、体を洗う前と洗った後にそれぞれ5~10分ほど、合計で10~20分程度に抑えるのがおすすめです。

毎日はNG!週2〜3回がおすすめ

塩風呂は肌への負担が大きいため、毎日入るのはNGです。

塩風呂のメリットを得るには、週2~3回にしておくのがベスト!

長期間続けることでより効果を感じやすくなりますよ。

食塩ではなく天然塩を使用する

塩は「食卓塩」や「アジシオ」など加工された食塩ではなく、ミネラルが豊富な天然塩を使用しましょう。

「伯方の塩」や「あらしお」「瀬戸のほんじお」などは、スーパーでも手に入れることができます。

粒の大きな岩塩でも大丈夫ですよ。

出たらシャワーを浴びる

体に塩がついたままだと、肌荒れの原因になる可能性があります。

お風呂から出たらシャワーを浴びて、しっかり塩を洗い流しましょう。

浴槽についた塩もしっかりと流してくださいね。

塩風呂は危険?入るときの注意点

塩風呂は危険?入るときの注意点

ネットでは「塩風呂は危険」といった噂もあります。安全に塩風呂を楽しめるよう、入るときの注意点をチェックしておきましょう!

敏感肌や乾燥肌の人は肌トラブルに注意

塩は肌へ刺激を与えるため、敏感肌や乾燥肌の人は注意が必要です。

まずは少量の塩を加えるところからスタートしましょう。入浴前に塩を溶いた水を二の腕の内側に塗り、変化が起きないかチェックするパッチテストを行うとより安心ですよ。

アトピー肌の人や体に傷がある人は、塩が沁みてヒリヒリする可能性があります。心配な場合は医師に相談するのがおすすめです。

異常を感じたらすぐやめる

敏感肌や体に傷のない場合でも、塩風呂に入っているときに異変を感じることがあるかもしれません。
肌がピリピリしたり痛みを感じたりしたらすぐにやめましょう。

また、「好転反応」といって、悪いものが浄化され体内環境が変わることにより、一時的な体調不良を感じることがあります。
好転反応は数日で収まりますが、もし長続きすぐ場合は塩風呂が体に合っていないということなので、入浴を控えてください。

水分補給をする

塩には発汗作用があり、通常の入浴に比べて汗をたくさんかきます。体からは多くの水分が失われ、脱水症状を引き起こす可能性も出てきます。

脱水症状を起こさないためにも、入浴前後は水分補給を忘れないようにしてくださいね。常温の水やスポーツドリンクなどがおすすめです。

塩はしっかり溶かしてから入る

塩の塊が残ったまま塩風呂に入ると、粒がこすれて肌トラブルを起こすことがあります。そのため、塩はしっかりお湯に溶かしてから入りましょう。

岩塩を使用した場合は、石などの異物が混ざっていることがあります。

肌や浴槽を傷つけてしまうことがあるため、綿や不織布の袋に入れて溶かすようにしましょう。

追い焚きをしない

塩風呂のお湯を追い炊きしてはいけません。塩分によってサビたり風呂釜の故障の原因になったりすることがあります。

お湯を温めたいときは新たにお湯を追加し、増やしたお湯の分塩も追加してください。

そして入浴後はすぐ栓を抜き、浴槽を洗い流しておきましょう。残り湯を洗濯に使うのも避けてくださいね。

ボディケアをする

塩は肌への刺激となるため、入浴後のケアが非常に重要です。

スキンケアをするように、全身も保湿クリームなどでケアしてあげてくださいね。

塩風呂に入って心も体もリフレッシュしよう!

塩風呂には発汗作用があり、基礎代謝が上がってダイエットや美肌を目指している人にも人気です。

また、塩にはスピリチュアルな作用もあるとされているので、嫌なことが続いたり、気持ちをリフレッシュしたいときにも良いですね。

正しい塩風呂の入り方をすれば、心も体もリフレッシュすること間違いなし!手塩風呂軽にできるので、ぜひ試してみてくださいね。