高校生の握力は平均どれくらい?握力を鍛えるおすすめの方法も解説!
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学校の体力テストで計測する握力。計ったときに数値は分かっても、それが一般的に高いのか低いのかは分かりにくいですよね。
今回の記事では、高校生の握力の平均値を紹介します!成人や小中学生の平均も紹介するので、自分の握力とどれだけ違うか比べてみてくださいね!
さらに握力を鍛えたい高校生のために、おすすめのトレーニング方法も解説していきます。
高校生の握力は平均どれくらい?
性別ごとに、高校生の握力の平均を紹介します。
身体測定で握力を測ったときに、平均以上なのか平均以下なのかをチェックしてみましょう!
【女子】高校生の平均握力
女子高校生の平均握力は以下のとおりです。
年齢 | 平均握力 |
15歳 | 25.27kg |
16歳 | 26.18kg |
17歳 | 26.40kg |
18歳 | 26.16kg |
女子高校生の平均握力は15歳から18歳のあいだで、1kgほどしか増えていません。
高校の3年間では握力はほとんど変わらないということが分かりますね。
【男子】高校生の平均握力
男子高校生の平均握力は以下のとおりです。
年齢 | 平均握力 |
15歳 | 36.54kg |
16歳 | 38.58kg |
17歳 | 40.66kg |
18歳 | 39.52kg |
女子とは違い男子高校生の場合は15歳から17歳までの間に4kgほど増えています。
年齢が増えるにつれ力も強くなっているのですね。
成人の握力は平均どれくらい?
それでは、成人の握力の平均はどれくらいなのでしょうか。平均の握力を男女・年齢別に紹介します。
年齢 | 女性 | 男性 |
20~24歳 | 27.35kg | 44.80kg |
25~29歳 | 28.05kg | 45.84kg |
30~34歳 | 28.05kg | 46.47kg |
35~39歳 | 28.54kg | 46.44kg |
女性の場合、20~24歳から35~39歳にかけて少しずつ増えてはいますが、15年間で1kgほどしか変わりません。
男性の場合は15年間でだいたい2kgほど増え、3年間で4kg増える高校生の頃に比べて増え方が緩やかになります。
小中学生の握力は平均どれくらい?
高校生・成人と握力の平均を見てきましたが、小中学生はどうでしょうか。
年齢 (小学生) |
女子 | 男子 |
6歳 | 8.52kg | 9.13kg |
7歳 | 10.09kg | 10.76kg |
8歳 | 11.76kg | 12.46kg |
9歳 | 13.88kg | 14.31kg |
10歳 | 16.45kg | 16.73kg |
11歳 | 18.66kg | 19.48kg |
小学生の場合、高校生とは違い男女の握力の平均がほぼ同じです。
平均値の伸び率も高く、男女ともに6年間でなんと10kgも増えています。
続いて、中学生の平均握力をみていきましょう!
年齢 (中学生) |
女子 | 男子 |
12歳 | 21.38kg | 24.69kg |
13歳 | 23.99kg | 30.21kg |
14歳 | 25.24kg | 34.53kg |
中学生では高校生と同様に、男女の握力の差が大きくなってきています。
女子は3年間でプラス4kgと、小学生時代より増え方が緩やかに。
男子は3年間でプラス10kgで、中学生ごろは握力が急激に強くなる時期となります。
高校生におすすめの握力を鍛える方法9選
握力が強くてもメリットがあまりないと感じている高校生もいるのではないでしょうか。
握力が強くなると、ビンやペットボトルの固い蓋を開けられたり、重たいものもラクラク持てたりなど何かと便利な面もあります。
握力を鍛えたいなら、肘から手首までの間にある「前腕筋群」という筋肉の集まった部分を鍛えるのが良いでしょう。
前腕筋群を鍛えると、手の関節や指を曲げ伸ばしする力が強くなります。そのため、効率的に握力を鍛えることができますよ。
ここからは高校生のおすすめの、握力を鍛えるトレーニングを紹介していきます!
グーパー運動
グーパー運動はいつでもどこでもできる簡単なもので、道具も必要としないため握力アップさせたい高校生におすすめです。
やり方は簡単で、両手をまっすぐ前に伸ばしたら、手を握ってグーにする・開いてパーにするのを繰り返すだけ。
素早く行うのではなくゆっくりと開閉するのがコツです。
1日100回2セットを目安に、テンポよく行いましょう!
雑巾絞り運動
雑巾を絞る動作も握力アップに効果的です。
やり方は簡単で、乾いたタオルや雑巾の両端を持ちながら腕を前へ伸ばし、絞るようにそれぞれの手を逆方向に回すだけ。
3つ数えたら元に戻し、今度は逆方向に絞ります。
テレビを見ながらでも行えるので、忙しい高校生にもおすすめです!
指ハイタッチ運動
指先を鍛える指ハイタッチ運動は、負荷が少ないので普段運動をしない高校生でも簡単に取り組めます。
やり方は、親指の腹に人差し指・中指・薬指・小指と、順番にそれぞれの指の腹をくっつけて戻すだけ。
人差し指から小指までいったらまた人差し指に戻るよう順番に行い、終わったら逆の手も同じようにやりましょう。
片手ずつやればスマホをいじりながらでもできますし、電車内や歩いてるときなど通学途中にもできちゃいます!
ぶら下がり運動
ぶら下がり運動は鉄棒にぶら下がるだけの簡単なトレーニング。
しかし、長時間続けるのはなかなか大変です。限界までぶら下がり続けるのが効果的ですが、つらい人は膝をついた状態から始めても良いですよ。
握力が鍛えられるうえ、体が伸びるストレッチ効果も得ることができます。
コツはぶら下がっている間も呼吸を続けること。あまり頑張りすぎると肩や肘・手首を痛めてしまう可能性があるので、無理のない範囲で行いましょう。
ブックホールド
ブックホールドは本を使った筋トレです。
本を何冊か重ねて片手で横から掴み、そのまま腕をまっすぐ前に伸ばし、限界までキープしましょう。これを4セットほど繰り返します。
本は厚ければ厚いほど強度アップ!休み時間に友達とバトルしてみても楽しいですね。
家や学校で試してみましょう!
リストカール
筋トレの定番であるリストカールは、通常ダンベルを使用して行うトレーニングです。
「ダンベルなんて家にない!」という人は、中身の入った500mlのペットボトルでも代用できますよ。
まずは片腕を台の上に置いて、手のひらを上に向けます。手首から先は台から出しておいてくださいね。
その状態のままダンベルを持ち、手首をそらしたり曲げたりしてダンベルを上下に動かします。
15~20回繰り返したら逆の手でも行いましょう。
あまり重たいダンベルだと手首を痛めてしまうので、最初は軽いダンベルで行うのがおすすめです。
ハンドグリップ
握力を鍛える有名なトレーニング器具と言えばハンドグリップですよね。昔からある定番アイテムです。
やり方も簡単で、片手でハンドグリップを持ち、握る・開く動作を繰り返すだけ。手を開くときは急に力を緩めるのではなく、ゆっくりと開くようにするのがポイントです。
ハンドグリップは商品によって強度が異なります。あまり強すぎるものだと握りしめられなくなってしまうため、問題なく握りしめられるものを選びましょう。
リストボール
リストボールはパワーボールやスナップボールとも呼ばれ、握力を鍛えるほか、手首や二の腕のトレーニングにも使用されています。
リストボールを片手で握ったら手首をぐるぐると回して、リストボールの内側にあるローラーを回転させます。5分ほど続けたら逆の手に持ち替えましょう。
リストボールにはさまざまな種類があり、紐付きのものやオートスタート、重さ・サイズなどでも多くのタイプに分かれています。
初心者の場合は190gほどの軽いものがおすすめ。手の小さい人は5~6cm、大きめの人は7cm以上のものを選ぶと使いやすいですよ。
フィンガーストレッチャー
ゴム状の道具を指にはめて握力を鍛えるフィンガーストレッチャー。最近では100均で購入することもできますよ。
5つの丸い枠があり、そこに指をそれぞれ通して第一関節まではめたら、指を広げて3秒ほどキープすればOK!
その後ゆっくり力を抜くという動作を繰り返します。
片手につき30回ほど行いましょう。
握力が平均以下の高校生はトレーニングで鍛えよう!
高校生の握力の平均は、女子は年齢や学年を問わず26kgほど、男子は36~40kgで高校3年間で徐々に増えていきます。
もし自分の握力が平均以下だったとしても、ガッカリする必要はありません。握力は特別な器具がなくても、家にあるものだけでも簡単に鍛えることが可能です。
本格的に握力を鍛えたいという人は、専用の器具を購入するのもおすすめ。自分に合った方法で握力を鍛えてみてくださいね!