人間関係リセット症候群とは?なりやすい人の特徴や診断方法・対処法も解説
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人間関係リセット症候群という言葉を聞いたことありますか?
ふとしたときに「もう誰とも連絡をとりたくない」「人間関係をリセットしたい…」と思った経験は誰にでもあるのではないでしょうか。思っただけでなく急にSNSをやめたり、友達に伝えずに連絡先を変えてしまったりといった経験がある人は、人間関係リセット症候群の可能性も。
この記事では人間関係リセット症候群の心理状態やなりやすい人の特徴、診断する方法について紹介します。「私ってもしかして人間関係リセット症候群かも?」と思ったときの対処法も紹介しますので、参考にしてくださいね。
人間関係リセット症候群とは
人間関係リセット症候群とは、今までの人間関係をリセットすることを繰り返してしまう行動を指します。
正式な病名ではなく、SNSを突然やめて連絡を断つ人が増えたことから作られた造語です。
突然、友達や知り合いとの連絡を断って音信不通になるケースが多く、環境が変わるたびに癖のように繰り返すことが多いといわれています。
人間関係リセット症候群診断でチェックしよう!
自分はどうなのか気になる人は、人間関係リセット症候群診断でチェックしてみましょう。
実際にSNSを消して人間関係をリセットしたことがないという人でも「仲良かった友達となんとなく音信不通になりやすい」という人もいるのではないでしょうか。そういった人も人間関係リセット症候群の可能性があります。
人間関係リセット症候群診断で、あてはまる項目があるかチェックしてみましょう。
【人間関係リセット症候群の診断項目】
□友達と遊ぶ予定を入れたのに会うのがめんどくさくなる
□人と一緒にいるより1人でいるときのほうが楽しい
□未読スルーをすることが多い
□友達がSNSにアップした投稿を見て嫌な気持ちになることがある
□仲良くなっても自分の本音を言えない
□気になる発言をされても反論せず受け流してしまう
□言われて嫌だったことはずっと覚えている
□夜寝る前に今日の自分のダメな発言や態度を思い出してしまう
□友達と会ったあとはドッと疲れてしまう
□連絡を取らない期間が長い友達に自分から連絡することはない
□人前でミスをするとずっと引きずってその人に会うたびに思い出す
□自分は友達にとって重要な存在ではなく、必要とされていないと感じる
□人からどう見られているのかが常に気になる
5つ以上当てはまったら、あなたも人間関係リセット症候群予備軍かもしれません!
人間関係リセット症候群の人がとる行動
人間関係リセット症候群診断の人は、SNSやメールなどの連絡手段を断つという方法で人間関係をリセットしようとします。
そのため、人間関係リセット症候群診断の人は以下のような行動をとることが多いです。
・連絡先を頻繁に変えて誰にも連絡しない
・仲良かった人のSNSをなんの前触れもなくブロックする
人間関係リセット症候群になりやすい人の特徴
続いては、人間関係リセット症候群になりやすい人の特徴を紹介します。
まじめで責任感が強い
人間関係リセット症候群になりやすい人の特徴として、まじめで責任感が強いことが挙げられます。
まじめな人は周りの雰囲気や周囲の状態に気を配り、自分がやらねばと感じたことに対して、必ずやり遂げようという責任感が強いです。
また期待に応えたいという気持ちも強く、これがストレスにつながってしまい人間関係をリセットしたくなるのです。
ひとりが好き
ひとりでいるのが好きというのも、人間関係リセット症候群になりやすい人の特徴です。
友達や知り合いのいない新しい環境でも適応しやすいため、リセットすることにためらいがないのです。
また、ひとりが好きなマイペースタイプの人のなかには、集団でのコミュニケーションに苦手意識があり人間関係を築くことに対して煩わしさを感じている場合も多く、これも人間関係リセット症候群になりやすい特徴であるといえます。
ミスを許さない完璧主義
何事も完璧にこなさないと気が済まないというタイプの人も、人間関係リセット症候群になりやすいといわれています。
物事をできるか・できないかで決めてしまいがちな性格のため、人間関係においても必要な付き合いかどうかで考えてしまいます。
また、人から求められている「自分のイメージ」を気にしすぎるため、人前でミスすると異常に恥ずかしく感じてしまいます。
他人にも自分にも完璧を求めてしまい、その結果つながりを断ってしまうこともあるようです。
ストレスをため込みやすい
ストレスをため込みやすいことも、人間関係リセット症候群になりやすい特徴です。
仕事や私生活において些細なことでストレスが溜まりやすいと、それが積み重なりやがて爆発します。
ふといろんなことがどうでもよくなり、人間関係にも影響してしまうのです。
SNSで気軽にブロックする
TwitterやFacebookなどのSNSのアカウントを消すまではしなくても、気軽にブロックするのも人間関係リセット症候群の人の特徴です。
SNSをするうえで、ストレスをためないためにもブロックすることは重要ですが、SNS上でちょっと嫌なことを言われたり、自分など相手にされていないのではないかとネガティブに考えたりした結果、相手が目に入らないようにブロックしてしまいます。
めんどくさがり
めんどくさがりということも、人間関係リセット症候群の人の特徴として挙げられます。
電話番号やメールアドレスなど、連絡先が変わったことを教えないのも、相手に連絡先を伝えることでメッセージのやりとりが増えるのがめんどくさいと感じているのです。
人との連絡や人間関係がめんどくさいと感じる人は、人間関係リセット症候群になりやすいようです。
転職や引っ越しの回数が多い
転職の回数が多い人や、特に理由なくよく引っ越しをするのも人間関係リセット症候群の特徴の1つといえるでしょう。
同じ環境に耐えられなくなり心機一転を図りたいという気持ちから、転職や引っ越しを繰り返すのです。
LINEやメールの返信が遅い
友達や知り合いからの連絡に反応しないのも、人間関係リセット症候群の人の特徴です。
返信どうしようかなと迷っている間に時間がすぎてしまい、さらに返信しにくい状態に。
そのうち「返信していないこと」を気にして自分から連絡しづらくなり、そのまま音信不通になってしまうのです。
日々の疲れで返信する気力がなくなる場合も当てはまるでしょう。
人間関係リセット症候群で「リセットされた側」はどう感じる?
人間関係リセット症候群では、なんの前触れもなくいきなり連絡が取れなくなることが多いです。リセットされた側の人はどう感じているのでしょうか?
・原因がわからず困惑する
・一方的に切られてムカつく
・「めんどくさいやつ」だと思う
・意外と気にしない
リセットされた側の人にとっては唐突なことであるため、「何かあったのか」と心配になる人が多いようです。
一方で「なにが悪かったのかわからない」「感じが悪い」と思われることもあり、「あまり深く付き合わない方がいいのかも」と思われてしまうこともあります。
また、人間関係リセット症候群の人にリセットされた側は、「まあ最近連絡とってなかったしな」と意外と気にしない人も多いです。
人間関係リセット症候群の対処法
最後に、人間関係リセット症候群かもしれないと思ったときの対処法をご紹介します。
頑張り過ぎない
仕事でも人間関係でも、うまくいかないこと、思うような成果や結果が出なかったり、ミスしたりすることは誰にでもあることです。
肩の力を抜き、今まで自分では気になっていた失敗談なども気にしないように、まずは自分の意識的なところから対処してみましょう。
周りの目を気にしない
周囲の評価を気にせず過ごしてみましょう。空気を読みすぎず、たまには自分の思った通りに行動してみることです。
周りに気配りができるあまり、周囲に気を使い過ぎて疲れてしまうことがないようにしましょう。
はっきりしないことに慣れる
曖昧であることに耐性があると、人間関係リセット症候群になりにくいでしょう。
普通の友達なのか、親友なのかなど、相手がどう思っているか分かりにくいことです。
相手の求める自分のイメージなどを気にしたり、相手との関係性を気にしたり、「今の発言は良くなかったかな」と深く考えすぎたりせず、マイペースに過ごせると、人間関係リセット症候群になりにくいでしょう。
リセットが必要なことも
ストレスを抱えてまで維持しなければならない関係性なのかどうか考えましょう。
どうしても合わない人やSNS上でのお互いをよく知らない間柄など、あえて連絡を断つという手段が必要な場合もあります。
「リセットしないように」と無理に考えすぎず、ストレスを溜めないようにリセットすることも大切ですよ。
人間関係リセット症候群診断をチェックして自分に合った人間関係を築こう!
今回紹介した人間関係リセット症候群の人がとる行動や診断項目を見て、自分が人間関係リセット症候群かもしれないと思ったら、リフレッシュして日頃の疲れを癒してみたり、肩の力を抜いて過ごしてみましょう。
自分にも相手にも完璧を求めず、自分のペースで人との付き合いを深めていくことが大切ですよ。
もし苦手な人間、困った人間に遭遇した場合の対処法は、以下の記事を参考にしてみてください。
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