胃を小さくする方法はある?満腹中枢を刺激して食欲をコントロールするコツを紹介
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胃が大きくなると食欲が増してしまい、ダイエットもうまくいかなくなりますよね。
そのため、「胃を小さくする方法があるなら知りたい」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、胃を小さくする方法はあるのか、食欲をコントロールするコツについて紹介します。
胃を小さくするってどういうこと?
よく「胃が大きくなる」とか、「胃を小さくしたい」など言いますが、通常の胃の大きさは握りこぶし2個分くらいです、
伸縮性があるので伸びたり縮んだりします。胃の本来の大きさは小さく、食べ物が入ることで伸びて大きく膨らむのです。
胃の中が空になったら元のサイズに戻るため、胃のサイズを小さくする方法は手術しかありません。
物理的に胃のサイズを小さくすれば、胃の中に入る量が少なくなるので食べる量も必然的に減るでしょう。
しかし、手術をしてまで胃を小さくしたいという方はいないですよね。
ダイエット目的で胃を小さくしたいと考えていた方は、満腹中枢を刺激する方法や食欲をコントロールする方法を身につけることで、食べ過ぎを防ぐことにつながります。
満腹中枢を刺激して食欲をコントロールする方法
胃を小さくすることはできませんが、満腹中枢を刺激して食欲をコントロールすることで、感覚的に胃が小さくなったと感じられるようになります。
ここからは、食欲をコントロールするために身につけておきたい食事の仕方を紹介します。
汁物・サラダを最初に食べる
食事をするときは、まずは汁物やサラダなどから食べるようにしましょう。
いきなりメインの料理などから食べてしまうと血糖値が急上昇してしまい、食欲を抑えにくくなるため、ついつい食べ過ぎてしまう可能性がありまう。
食物繊維が豊富な汁物やサラダなどから食べることで、血糖値の急上昇を防止できるだけではなく、お腹も膨れるので、食べ過ぎを防ぐことができるでしょう。
よく嚙んで食べる
次に、食事中はよく噛んで食べることを心掛けましょう。
よく噛むことで満腹中枢を刺激することができるので、適量でお腹がいっぱいになってきます。
胃が大きくなったと感じたら、まずは一口あたり30回を目安に咀嚼することを意識してみてください。
咀嚼をよくすると、内蔵脂肪の分解を促進する脳内物質が働いたり、消化を助ける唾液の分泌が増加したりもします。
胃が小さくなったかもと感じる人もいるようです。
ゆっくりと時間をかけて食べる
私たちの体は満腹中枢を刺激して「満腹」と感じるようになるまで、20分以上かかると言われています。
早食いをすると、満腹感を感じる前にたくさんの量を口にしてしまうため、ついつい食べ過ぎてしまうのです。
ダイエット中の食事は、よく噛んでゆっくりと時間をかけて食べることを心掛けましょう。
背筋を伸ばして食べる
食事をするときは、背筋を伸ばして食べることも忘れてはいけません。
背中が曲がった状態では、お腹が丸まってしまうため、正しい胃の状態を把握することが難しくなります。もちろん、消化にもよくありません。
姿勢を正して食べると、視覚的にも正しい満腹感を確認できるので、ダイエット中は特に真っすぐ背中を正して食事をとりましょう。
胃を小さくするツボを押す
ダイエット目的で胃を小さくしたいと考えているのであれば、ツボを押すというのも一つの手です。
頭頂部から3寸分(小指~人差し指分)後ろにある『強間』というツボは、脳に栄養を通して満腹中枢を満たし、食欲を抑制してくれると言われています。
胃を小さくするマッサージをする
食事をする前に、食欲を抑えるためのマッサージをするのもおすすめです。
耳には過剰な食欲を抑制してくれる『飢点』というツボがあるので、食前に耳を指でマッサージする習慣を身につけることで、過食を防止してくれるでしょう。
また、食べ物をつまむ前に親指付け根のふくらみ部分をマッサージするのもおすすめ。
少し赤くなるくらいまで繰り返し刺激することで、食欲を抑えることができると言われています。
コルセットでウエストを締める
お腹がゆるい服装をしているとつい食べ過ぎてしまいますが、コルセットでウエストを締めることで、食事量を減らすことができます。
ただし、食欲がなくなるくらいコルセットを締めすぎるのは、体によくありません。
10代は体の成長が著しい時期で、コルセットを締めることは骨や筋肉、臓器などに大きな負担をかけてしまいかねないです。
また、血行不良になって冷え性や便秘になることもあります。
コルセットでウエストを締めるときは、自然と食事量が減らせるくらいの強さにしたり、短時間だけの使用にしたり工夫するようにしましょう。
胃が大きくなるのはなぜ?食欲を暴走させない生活習慣
胃が大きくなったと感じるのは、満腹中枢が麻痺して食欲が暴走することが原因だと言われています。
ここからは食欲を暴走させない生活習慣を紹介します。
質の良い睡眠をとる
睡眠時間が不足していたり、睡眠の質がよくなかったりすると、食欲を抑制する「レプチン」というホルモンの分泌量が低下し、食欲が増進する「グレリン」というホルモンの分泌量が増加してしまいます。
食欲を暴走させないためにも、しっかりと質の良い睡眠をとることを心掛けましょう。
高校生の1日の睡眠時間について知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
ストレスを溜めない
頻繁に何かを口にしたくなったり、いつもの食事量では満足できなかったりと食欲が暴走してしまう方のなかには、ストレスを食で発散している可能性もあります。
溜まっているストレスを発散したら、食べる量が減るかもしれませんよ。
食欲が止まらず、胃が大きくなったと感じるときは、一旦、ストレスを抱えていないかを考えてみましょう。
ストレス解消法を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
食事は抜かない
食欲を暴走させないためにも、1日3食食べて、食事は抜かないようにしましょう。
特に朝食を抜いてしまうと、昼食や夕食で食べる量が増えてしまい、結果として太ってしまう可能性があります。
1日3食、少しずつでも良いので食事を食べておくと食欲の暴走を防ぐことができるでしょう。
食事の量は腹八分目
食事の量は常に腹八分目を意識することを忘れないようにしましょう。
食事は満腹まで食べる必要はありません。満腹まで食べる癖をつけてしまうと、たくさん食べることに慣れてしまい、食事量が多くなってしまいかねません。
食べ過ぎず、適正な食事量を心掛けるためにも、日常だけではなく、旅行時や外食時などでも食事は腹八分目を意識して食べましょう。
水を飲む
食欲が暴走しないようにするためにも、食事の前に水を飲んでおきましょう。
水分をとることでお腹が膨らむので、空腹感を抑えてくれて食欲も落ち着きます。
特に炭酸水にするとより満腹感を刺激してくれるでしょう。
また、水分を積極的にとることは、代謝が上がったり、血流が良くなったりと太りにくい体を作る効果も期待できます。
胃を小さくする方法はないけど食欲はコントロールできる!
胃は伸縮性のある臓器であるため、物理的に胃を小さくする方法は手術しかありません。
しかし、胃が大きくなったと感じるときは、食欲をコントロールすることで食べる量を減らすことができます。
ぜひ今回紹介した食欲をコントロールする方法や、食欲を暴走させない生活習慣を身につけて、健康的に食事を楽しみましょう。