【制服のリサイクル】着なくなった学生服のリユース方法を紹介
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制服をリサイクルしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、着なくなった制服のリサイクル方法について解説します!
おすすめのリサイクル以外に、処分するときの注意点も紹介するので、制服をどうしようか迷っている人は参考にしてくださいね。
使わなくなった制服はリサイクルがおすすめ
高校を卒業したあと、制服をそのまま家に置いているという人も多いですよね。
「思い出のものだから」と大事にとっている場合もありますが、「どう処分したら良いかわからない」「ひとまず保管してあとで考えよう」という理由でそのまま放置している場合もあるのではないでしょうか。
使い終わった制服は使い道もなく、クローゼットを占領するだけになってしまいます。
思い出の品なので捨てにくい場合は、リサイクルするのがおすすめです!
制服をリサイクルするメリット・デメリット
制服のリサイクルは、自分のためでなく、他の人を助けることにもつながります。
ですが、注意しないと悪用されるケースもあるので、しっかりとデメリットも確認しましょう。
ここからは、制服をリサイクルするメリットとデメリットを紹介します。
メリット
着なくなった制服をリサイクルすることで、さまざまなメリットがあります。
- 地球にやさしい
- 困っている人のためになる
- 思い出を捨てずにすむ
- 断捨離になる
- お金になる
どんな方法でもゴミとして捨てなければ、制服が生まれ変わり新しい別の製品になったり、ほかの人に譲って再利用(リユース)されたりなど、次の世代へとつながります。
環境のためにもなりますし、経済的な理由などで制服を買えない人の役にも立ちますよ。
「環境や困っている人の役に立つ」と思うと、思い出の制服をゴミとして捨てると心苦しさもなくなります。
さらにはクローゼットやタンスを整理でき、リサイクルショップに売れば少額でもお金になる場合も。
ずっと家で大事にしまっておいても、卒業後に制服を着る機会はほとんどありません。リサイクルすることで環境にも優しく、困っている人の役に立ち、さらには自分のためにもなりますよ。
デメリット
制服をリサイクルすることはメリットもありますが、場合によってはデメリットもあります。
- 思い出の品を手放さなくてはいけない
- 場合によってはお金がかかる
- 引き取り先を慎重に選ばないといけない
制服は高校3年間の思い出が詰まったものですよね。リサイクルして生まれ変わったり、誰かに使ってもらえたとしても、自分の手元からは離れてしまいます。
また、寄付したり他人に譲ったりした場合に、クリーニングに出したり郵送したりなどでお金がかかってしまうことも。
さらにリサイクルショップに売ったり、他人に譲るときは相手を慎重に選ばないといけません。高校生の使用済み制服は「ブルセラショップ」というアダルト目的で売買されるショップで取り扱われることもあるほか、学校指定の制服を悪用されてしまう可能性もあります。
売る・譲る相手は慎重に選ばないと、自分の思い出が詰まった大切な制服が良くないことに使用されてしまうのです。
制服のリサイクル方法4選
使い終わった制服をどうしたら良いか迷ったときにおすすめのリサイクル方法について解説します。
知り合いに譲る
入れ違いで高校に入学する新1年生の知り合いに、直接譲るのもひとつの手です。
着てくれる人が分かっているので、変なことに使われる心配もありません。また、新品の制服は一式揃えるととても高額になるので、もらう側もお古でも譲ってもらえると助かりますよね。
渡すときはクリーニングに出すほか、自宅で洗える制服なら洗って「ホームクリーニングしかしてないけど」と伝えて渡すのも良いですね。
ただしクリーニング代もかかるので、そのまま渡す場合は「クリーニングしてないけどそれでも良い?」と確認してから渡すのが良いでしょう。
学校や自治体などに寄付する
学校や自治体、NPO法人などに使わなくなった制服を寄付するというのもおすすめのリサイクル方法です。
経済的な理由などで制服を買えずに困っている人に無料で譲られたり、格安で販売されたりするため、本当に必要としている人の元に届きます。
送料やクリーニング代などは負担しなくてはいけない場合もあるので、寄付先の要件を確認しておきましょう。
制服専門のリサイクルショップに売る
近年、SDGsの観点から制服専門のリサイクルショップが増えています。
こういったリサイクルショップの場合、クリーニングに出して持っていく必要はないため費用がかからずお金が手に入ります!
制服やカバンなど一式セットで売ったほうが買取額が上がり、学校や持ち込んだものの点数などによって変わりますが1万円以上で買い取ってもらえる場合が多いようです。
リサイクルショップは家計が苦しい家庭を支えるために立ち上げられた「学生服リユースショップ さくらや」や丁寧に直してから販売する「リユース学生服リボン」などがあります。
東京、大阪、京都、埼玉、沖縄、北海道と各地に制服のリサイクルショップがあるため、自宅最寄りのお店を探してみてください。
専門店ではなくさまざまなアイテムを取り扱っているリサイクルショップや誰でも気軽に出品できるフリマアプリなどは、使用済み制服の売買を禁止している場合があります。
リメイクして思い出を残す
高校3年間着た大事な制服なので、リメイクして思い出を残すのもひとつの手です。
裁縫が得意なら自分でポーチやペンケースに作り変えるのも良いですね。
自分では難しい場合は、業者やハンドメイドアプリで個人に依頼してリメイクしてもらうことも可能です。
形はそのままで手のひらサイズにリメイクしてくれて、ぬいぐるみの衣装にしたり、フレームに入れて飾ったりできます。
制服をフリマアプリなどで売るのはNG
制服をリサイクルしたい考えたときに、一番身近な方法が「フリマアプリ」での出品ですよね。
手軽に出品できて欲しい人に直接買ってもらえるので、高値で売れるイメージがありますが、実は青少年保護条例などの観点から使用済みの制服はフリマアプリに出品できません。
個人で使い終わった制服を売るときはさまざまな危険があります。
【個人で制服を出品する危険性】
- 個人情報を特定されてしまう(制服で学校を特定される・名前の消し忘れなど)
- 取引をキャンセル・出品を削除されたり、利用制限をかけられたりする
- アダルト目的で使用・悪用される可能性がある
以下では、人気のフリマアプリ・オークションサイトのルールを紹介しています。制服だけでなく体操着や水着なども禁止されているため、こういったところでの売らないように注意しましょう。
フリマアプリ | 禁止内容 | URL |
メルカリ | 使用済み・クリーニング済みのスクール水着・体操着、学用ブルマ・学生服類等 | 使用済みのスクール水着、体操着、学生服類など (禁止されている出品物) – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ |
楽天ラクマ | 使用済み※の水着・ブルマ・学生用品(学校指定のジャージ、制服、靴下等)
※クリーニングや水通し、試着も含む |
ラクマのルール – フリマアプリ ラクマ |
PayPayフリマ | 使用済みの体操服、スクール水着、学生服 | ガイドライン細則 – PayPayフリマ |
ヤフオク! | 使用済みの体操服、スクール水着、学生服 | ヤフオク!ガイドライン細則 |
制服を買取業者に売るときの注意点
制服はフリマアプリなどでの出品が禁止されているため、制服専門のリサイクルショップに売るのがおすすめです。
しかし、普通の制服リサイクルショップかと思いきや、悪質な「ブルセラショップ」という可能性も。安心して利用できないお店に売らないよう、以下の点に注意してみましょう!
古物商許可の有無
事業として古物を取り扱い、売買・交換・レンタルを行う場合、都道府県公安委員会による許可が必要になります。
そのため、制服リサイクルショップを選ぶときは、まずこの古物商許可を受けているかをチェックしましょう。
「古物商プレート」という古物商許可番号が書かれた青色のプレートをお店で確認するほか、お店のサイトをチェックしてみるのも良いでしょう。どちらも掲示することが義務となっているので、必ずどこかに書いてあるはずです。
提示されている古物商許可番号をチェックして、各都道府県の公安委員会サイトで検索することもできますよ。
サイトの会社情報を確認
住所や電話番号、代表の名前など一般的な会社情報が載っているかをチェックしましょう。
怪しい業者の場合は、情報を隠したり嘘をついたりしている可能性が高いです。
実在する住所なのかをGoogleMapで調べたり、電話問い合わせしてつながるかを確認しておくことも大切ですよ。
個人情報の取り扱いについて書かれている
古物営業法では買取金額が1万円以上を超える場合など、売却の際に本人確認が必要となります。
「個人情報の取り扱いについて」や「プライバシーポリシー」などがサイト内に記載されているかも、必ずチェックしましょう。
そういった記載がない業者に個人情報を渡すのは不安ですし、怪しい業者の可能性も高くなります。
販売対象が明確になっているか
「誰にでも制服を販売している」というショップだと、アダルト・悪用目的で購入されてしまう可能性もあります。
そのため、「その学校に通っている生徒もしくはその親のみにしか販売しない」と明確に書かれているリサイクルショップがおすすめです。
制服を購入するためには、学校に通う生徒本人の生徒手帳や保険証を提示しないといけないというシステムのリサイクルショップもあります。
誰に購入される可能性があるのか、悪用されないことを意識して選ぶのも大切です。
男子制服も買取しているか確認
ブルセラショップだと女子高生の制服のみ取り扱い、男子の制服は「買取不可」としている場合があります。
悪質サイトの可能性もあるので、こういったところで制服を売らないほうが良いでしょう。
制服を処分するときに気をつけること
「やっぱり制服をリサイクルせずにゴミとして処分しよう」と決めたときは、まず自治体のゴミ区分を調べてみましょう。
自治体によっては古布として資源ゴミに出せることもあります。
ゴミとして処分するときは、以下のポイントに気をつけてください。
- そのまま着られないように切る
- 名前が書いてあるものは消す・名前刺繍の部分を切り取って持ち主がわからないようにする
- 中身が見えない袋に入れる
制服を透明な袋に入れてそのまま捨てたり、綺麗な状態で捨てたりすると、誰かに拾われて悪用される可能性もあります。
つらいかもしれませんが、制服を捨てるときは細かく切り、中身が見えない袋に入れてください。また、個人を特定できないように名前が書いてあるところもきちんと処理しましょう。
使い終わった制服はリサイクルして次の世代につなごう!
思い出が詰まった制服は、クローゼットに眠らせておくとカビてしまったり、幅をとって邪魔になったりして、処分に困ってしまいます。
リサイクルすることで、環境にも優しく困っている人のためにもなり、巡り巡って自分のためにもなりますよ。寄付するほか、買取金額は安くなりますが「学生服リユースショップ さくらや」のようなショップに持っていくのもおすすめですよ。
リサイクルショップで高額買取してもらえたら嬉しいものですが、悪質な買取業者もあるため慎重に選んでくださいね!