「漫画を描きたい!」と思っても、描き方がわからないという人が多いのではないでしょうか?何を準備してどのように描いていったらいいか、ピンとこないですよね。
そんな人へ、初心者で漫画を描くときに、描き方の参考になる本や、アナログ、デジタルそれぞれの漫画の描き方をご紹介していきます。漫画の描き方だけでなく、初心者だとつまずきがちなストーリー作りやコマ割りのコツについてもお教えします。
漫画の描き方で参考になるおすすめの本
漫画の描き方の参考にできる本は電子書籍で見るのが便利です。実際の漫画家による本なので、リアルで、高度なテクニックも学べますよ。
おすすめの本をご紹介していきます。
「マンガ家入門」石ノ森章太郎
こちらは人気漫画家も参考にしたというレベルの高いテクニックまで教えてくれる本です。
描き方やストーリーをわかりやすく解説し、漫画家を目指す人が疑問に思っていることを質疑応答の形で答えてくれています。
「まんが研究会」石ノ森章太郎
こちらも同じ著者のもので、漫画家を目指す子供から読める、漫画の描き方の基礎知識から書かれている本です。人気漫画家の漫画で読みやすいのでおすすめです。
「マンガの描き方」小林まこと
こちらは人気漫画家がデビューするところから、実際の漫画家がどのようなことをしているのか、漫画家の真実がわかる本です。
漫画家になることの苦労や厳しさもわかるので、本当に目指している人は読むべき本でしょう。
「マンガでわかる本気で売れるためのヒロユキ流マンガ術」ヒロユキ
漫画家のヒロユキ自身が漫画を描く時にしていることや、新人の時に悩んでいたことなどが書かれている本です。実際の漫画家のテクニックも学べるでしょう。
漫画の描き方を電子書籍サイトで購入する
漫画の描き方の本を家にたくさん並べておくのは嫌だ、こっそり練習したいという人もいるでしょう。こっそり本を集めるなら、電子書籍サイトから購入しておくと、他の人に見られません。電子書籍アプリだと「何を買ってるのか見せて」と言われる可能性があるので、サイトまでいかないと読んでる本を確認できないのが安心ですね。今回紹介した漫画の描き方の本は電子書籍サイトのモビぶっくで販売されているので、チェックしてみてください。
モビぶっく(Mobi book)
モビぶっくは電子書籍の総合書店です。スマートフォン、タブレット、パソコンなどあらゆる端末で電子書籍がお楽しみいただけます。人気&話題のマンガ・コミックを毎週更新します。
アナログの漫画の描き方
アナログで漫画を描く時は、まず道具を用意しましょう。原稿用紙やペン、インク、スクリーントーン、定規、消しゴムなどが必要です。ペンは丸ペン、Gペンなど太さや線の感じが違うものがいろいろあります。使いやすいものを選びましょう。
道具がそろったら、ネームを描いていきます。ネームはストーリーを実際にコマ割りし、絵のラフを描き、セリフを入れたものです。
鉛筆でラフに描いたものでいいです。そのネームをもとに、下書きを描いていきます。
アナログの漫画は原稿用紙に鉛筆でコマ割りから描いていきましょう。
下書きしたものに丁寧にペン入れしていきます。アナログだと線一本でもはじめは失敗が多くなってくると思うので、練習が必要です。
ペン入れが終わったら、べた塗りやスクリーントーンを張って仕上げていきます。
アナログで描いた時は下書きの鉛筆の線があるので、最後に消しゴムで下書きの線を消していきます。もしくは印刷時に印刷されない色の鉛筆やシャープペンで下書きをしておくと、消しゴムをかける作業が短縮されます。
デジタル漫画の描き方~クリスタを使った方法~
CLIP STUDIO PAINT(略してクリスタ)というデジタル漫画を描くソフトがあり、このクリスタを使ってデジタル漫画を描いている人が多いです。クリスタのソフトを使うと、コマ割りやベタ塗り、効果線を入れるのも使い方に慣れれば簡単にできます。アナログのように道具をいろいろ準備する必要もなく、失敗してもすぐ描き直せます。
まずはネームを描きます。そしてネームをもとにして原稿用紙に下書きを作ります。
そして、コマ割りをしていきます。クリスタならコマの線の太さ、間隔や大きさも自由に変更できるので便利です。
そうしたら、デジタル漫画にペン入れをしていきます。実際に読める状態にしっかり丁寧に描いていきます。べた塗りや効果線をいれ、吹き出しにセリフを入れていきます。最後にスクリーントーンを張っていきます。デジタル漫画だと、スクリーントーンもダウンロードできたり、アナログの漫画の描き方より楽です。
たとえば、自分の作品を電子書籍に載せたいという人は、デジタル漫画のソフトをしっかり使いこなせるようになると楽かもしれませんね。
漫画の描き方~コマ割りのコツ~
漫画の描き方で大事な手順の一つがコマ割りです。
コマ割りとは、漫画を四角い枠で区切っていくことです。コマ割りの効果によってストーリーが読みやすくなったり、迫力が出るなどの効果があります。漫画のコマ割りのコツは1ページに6コマくらいにすることです。コマ割りは多くても少なくても読みにくい漫画になってしまうので気をつけましょう。6コマは基本の形と言われているので、まずは6コマで構成を立てられるようになるといいですね。
コマ割りのコツは、大事な内容の部分は大きいコマ割りにしたり、目立つようにすることです。
また、1コマの中に登場させるキャラクターの数やセリフの数も重要です。
キャラクターを一コマに大きく載せれば細かい表情が表現でき、遠目にキャラクターを描いてセリフを載せると、よりセリフの内容が際立ってきます。
コマ割りのコツとしては他にも、斜めに区切ったり、横、縦に大きく斜めに区切ったりすると、戦いのシーンや危機迫る状況のシーンではより迫力が出てきます。
コマ割りに慣れたら、シーンによって割り方を変えて、斜めにしたり、コマを飛び出して人物を書いたりと工夫するといいでしょう。コマ割りを工夫するとシーンに迫力が出たり、登場人物の心情が表せたりするので、漫画の描き方でとても重要です。コツをつかんで読者に内容がうまく伝わる漫画にしましょう。
漫画の描き方~ストーリーの作り方~
漫画を描くときにまず初めはストーリーを考えることが多いと思います。ストーリーは自分がどのようなことを伝えたいかを考え、起承転結を考えるなど先が気になるような内容にしていきます。
ストーリーに欠かせないキャラクターの特徴もわかりやすく設定していきましょう。漫画のジャンルによって変わってきますが、キャラクターはその漫画の世界観を崩さず、ストーリーの中になじんでいくようなキャラクターにしていきましょう。特に、主人公は何を目標にして最後にどのようになるのかを明確にしましょう。
ストーリーを作る時には、読者が感情移入できるような内容にしたいので、実際の体験をもとにしたりするのもいいでしょう。映画や小説からヒントを得るのもいいです。
漫画の描き方でストーリーを考えるのが一番悩むと思いますが、日々の生活からもヒントを探せるよう、アンテナを張ることも必要でしょう。
初心者の漫画の描き方、心得ることは?
漫画の描き方で、初心者がまずつまずくのはストーリー作りでしょう。
本当に漫画家を目指すなら、自分目線だけでなく、読者も楽しめるものか、客観的にも見なくてはいけません。描きたい漫画のジャンルや内容を明確にできるとよいでしょう。
また、初心者だとテクニックがないので、実際表現したいことが伝わりづらい、という事もあります。
アナログで描くにしてもデジタルで描くにしても、ペン入れの練習やコマ割りやスクリーントーンの張り方も練習や勉強が必要です。絵には自信があっても、登場人物の細かい表情などは初心者にはなかなか難しいですので、こちらもかなり練習して経験を積んでいかなければなりません。
すぐにはうまくならなくてもたくさん練習していくことがとても大切です。
まとめ
漫画を描こうと思ったら、自分の描きたい漫画のジャンルや方向性を明確にしていきましょう。そして技術面に関しては、練習を重ねて上達していきましょう。
思った以上に工程があったり、道具を揃えなければいけないと驚くかもしれませんが、徐々に描くことに慣れていくと自分が思ったようなシーンが描けるようになるはずです。今回紹介した漫画の描き方や本などで紹介されている漫画の描き方を参考に、たくさん練習していきましょう。
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